尸魂界篇
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
右肩が熱い、左脇腹が熱い、左胸が熱い…
呼吸ができない、視界が霞む、足に力が入らない…
「はっ…はっ…っ…」
ドクドク…と大量の血が流れる。
前で藍染が、後ろで市丸が笑っている。
歯を食いしばって立ち続けようとするもダメだった。
だが意地でも倒れまいと片膝をつき、刀を床に突き刺して持ち堪える。
「強情な子やねぇ」
「に、が…さな…い…!
縛道の六十三っ…鎖条鎖縛…!!」
逃がしてたまるものかと鎖状の鬼道を放つ。
自分を中心に、部屋中に鎖を放ち、藍染達の逃げ道を無くす。
「悪足掻きはやめたまえ、天寧君」
「逃さない…って、言った…!!
縛道の六十三っ…改 …!」
「「!」」
キィン!!
左腕に絡まった鎖を思いっきり引くと
張り巡らされた鎖が火花を散らし…
「(私の霊圧を燃料に…ここを爆発させる…!!)」
この狭い場所で大きな爆発を起こせば、
自分だってどうなるか解らない。
だが、ここで藍染達を逃がせば…どうなるかなんて言うまでもないだろう。だからこそ、止めければならない。
「(私諸共…!ここで…!)
鎖条鎖縛…爆絡牢 !!」
バチン!!と大きな音を立てて鎖が弾け、
大きな爆発が起こる。
………と、そう、思っていたのに…
「………な、んで…」
爆発など一向に起こらなかった。
それどころか、部屋中に張り巡らせた鎖は全て床に落ちていて…天寧の腹部には刀が刺さっていた。
「がふっ…」
その刀は市丸のものであり、
気付いた時には口から血を吐いていた。
「やれやれ、まさか鬼道を改造し使ってくるとは…
だけどそれも、僕には届かないのなら無意味だ」
そして藍染が刀を納めた途端、
天寧の左肩から血が噴き出す。
同時に市丸の斬魄刀も腹から抜かれ、腹からも血が溢れ出して、天寧はその場に倒れた。
「君の丈夫な体もここまでしなければ倒れないとはね。それは想定外だったよ。
だが、ここまでだ。
この空間は既に霊圧を遮断する結界が張ってある。
さっきの戦いで上がった霊圧も、今から消えていく霊圧も誰にも察知されず、感知されず、君は死んでいくんだ。
さようなら、志波天寧君。
愉しい戦いだったよ」
“戦い…とは名ばかりかもしれないけどね”
そう吐き捨てられ、ガシャン…と虚しく閉まる扉。
動きたいのに動けない身体に嫌気が差す。
暗転していく視界に嫌気が差す。
上手く呼吸ができない…傷付いた肺に嫌気が差す。
「はっ……と…し、ろ…
(やっぱり私は…ダメな女だ…)」
狭まっていく視界の端で橙色の炎が見えた気がしたが…それに手を伸ばす事もままならず、天寧は意識を手放した。
「…大丈夫…きょうだいを死なせたりしないよ」
だから、今はゆっくり休んで。
金色の長い髪を揺らしたその男は優しい声で囁き
橙色の炎を纏って、天寧を包み込んだ。
朽木ルキアの処刑まで…あと24時間____
ーーーーーーーーーーー
朽木ルキアの処刑まで1日を切った。
…のにも関わらず未だに戻らず…霊圧の追えない天寧を海燕を始め、十三番隊全員が心配していた。
「浮竹隊長…俺に天寧を探しに行かせてください」
「…朽木の処刑までまだ時間はある。
海燕、天寧を頼んだぞ」
「ありがとうございます…!!」
海燕は浮竹に頭を下げると自身の斬魄刀を持って
十三番隊の隊舎から出ていった。
その顔には焦りと心配が浮かんでいた。
「(天寧…!無事でいてくれよ…!)」
空は憎たらしいほど晴れている。
あの時とは真逆の………
『兄さんまで私を置いていくの!?』
「今度は兄ちゃんが助けてやっからな…!!」
だから無事でいてくれと祈りながら走る。
全ては…可愛い従妹の為に…
あの雨の日の夜___
悪夢のような出来事を終わらせてくれた
優しい従妹 の為に。
呼吸ができない、視界が霞む、足に力が入らない…
「はっ…はっ…っ…」
ドクドク…と大量の血が流れる。
前で藍染が、後ろで市丸が笑っている。
歯を食いしばって立ち続けようとするもダメだった。
だが意地でも倒れまいと片膝をつき、刀を床に突き刺して持ち堪える。
「強情な子やねぇ」
「に、が…さな…い…!
縛道の六十三っ…鎖条鎖縛…!!」
逃がしてたまるものかと鎖状の鬼道を放つ。
自分を中心に、部屋中に鎖を放ち、藍染達の逃げ道を無くす。
「悪足掻きはやめたまえ、天寧君」
「逃さない…って、言った…!!
縛道の六十三っ…
「「!」」
キィン!!
左腕に絡まった鎖を思いっきり引くと
張り巡らされた鎖が火花を散らし…
「(私の霊圧を燃料に…ここを爆発させる…!!)」
この狭い場所で大きな爆発を起こせば、
自分だってどうなるか解らない。
だが、ここで藍染達を逃がせば…どうなるかなんて言うまでもないだろう。だからこそ、止めければならない。
「(私諸共…!ここで…!)
鎖条鎖縛…
バチン!!と大きな音を立てて鎖が弾け、
大きな爆発が起こる。
………と、そう、思っていたのに…
「………な、んで…」
爆発など一向に起こらなかった。
それどころか、部屋中に張り巡らせた鎖は全て床に落ちていて…天寧の腹部には刀が刺さっていた。
「がふっ…」
その刀は市丸のものであり、
気付いた時には口から血を吐いていた。
「やれやれ、まさか鬼道を改造し使ってくるとは…
だけどそれも、僕には届かないのなら無意味だ」
そして藍染が刀を納めた途端、
天寧の左肩から血が噴き出す。
同時に市丸の斬魄刀も腹から抜かれ、腹からも血が溢れ出して、天寧はその場に倒れた。
「君の丈夫な体もここまでしなければ倒れないとはね。それは想定外だったよ。
だが、ここまでだ。
この空間は既に霊圧を遮断する結界が張ってある。
さっきの戦いで上がった霊圧も、今から消えていく霊圧も誰にも察知されず、感知されず、君は死んでいくんだ。
さようなら、志波天寧君。
愉しい戦いだったよ」
“戦い…とは名ばかりかもしれないけどね”
そう吐き捨てられ、ガシャン…と虚しく閉まる扉。
動きたいのに動けない身体に嫌気が差す。
暗転していく視界に嫌気が差す。
上手く呼吸ができない…傷付いた肺に嫌気が差す。
「はっ……と…し、ろ…
(やっぱり私は…ダメな女だ…)」
狭まっていく視界の端で橙色の炎が見えた気がしたが…それに手を伸ばす事もままならず、天寧は意識を手放した。
「…大丈夫…きょうだいを死なせたりしないよ」
だから、今はゆっくり休んで。
金色の長い髪を揺らしたその男は優しい声で囁き
橙色の炎を纏って、天寧を包み込んだ。
朽木ルキアの処刑まで…あと24時間____
ーーーーーーーーーーー
朽木ルキアの処刑まで1日を切った。
…のにも関わらず未だに戻らず…霊圧の追えない天寧を海燕を始め、十三番隊全員が心配していた。
「浮竹隊長…俺に天寧を探しに行かせてください」
「…朽木の処刑までまだ時間はある。
海燕、天寧を頼んだぞ」
「ありがとうございます…!!」
海燕は浮竹に頭を下げると自身の斬魄刀を持って
十三番隊の隊舎から出ていった。
その顔には焦りと心配が浮かんでいた。
「(天寧…!無事でいてくれよ…!)」
空は憎たらしいほど晴れている。
あの時とは真逆の………
『兄さんまで私を置いていくの!?』
「今度は兄ちゃんが助けてやっからな…!!」
だから無事でいてくれと祈りながら走る。
全ては…可愛い従妹の為に…
あの雨の日の夜___
悪夢のような出来事を終わらせてくれた
優しい
