尸魂界篇
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拘禁牢から出た天寧は藍染の私室へと戻った。
Sono tornato. と声をかけると、心配そうな顔をした日番谷が駆け寄って来た。
「雛森と、話をしたのか」
「あら、可愛い幼馴染が心配?」
「雛森もだが…天寧は、大丈夫なのか。
嫌な予感がするって聞いたぞ」
「ちょっと兄さん、まだ不確定なんだからペラペラ喋らないでよ」
「こいつらならいいだろーがよ」
「Ovviamente non va bene !
Scemo di fratello !」
「おーい、俺外国語わかんねーんだけどー」
Non lo so !!と頬を膨らませる天寧に海燕はケラケラと笑い、膨らんだ頬を突く。
「あのなぁ、天寧。
重てぇ荷物はみんなで分け合うって約束したろ?
兄ちゃんとの約束、忘れんな」
「…」
膨らんだ頬が元に戻ったのを確認して
頬を突いていた手を頭へと移動させる。
ニッと歯を見せて笑うと天寧も眉尻を下げて笑った。
「その荷物は俺にも持たせてくれるんだよな」
「!冬獅郎…」
「持たせねえなんて言わせねえぞ、天寧」
天寧は少し目を彷徨わせた後、困ったように笑って“うん、ありがとう…”と呟くように言った。
ハッキリしない物言いが気に入らない。
日番谷の眉間に寄った皺を見て、天寧はまた困ったように笑った。
「天寧…あんた…」
後ろで見ていた松本が何かを言おうとしたが、
天寧が首を振って止めた。
「いいのよ、乱菊。
冬獅郎にはもう十分過ぎる程、持たせてるから」
「本当だな?」
「うん。
だから、私の事は気にしないで…
ううん…きっと…気にする暇なんてないくらい…
大変な事になる予感がするの」
ーーーーーーーーーーー
戦いによって大きく揺れる霊圧を感知しながら
海燕と天寧は藍染の私室から出ていく。
二人が向かう先は十三番隊の隊首室で、到着すると同時に、浮竹が出て来た。
「隊長!?」
「海燕!天寧!藍染が殺されたって本当か!?」
「浮竹さん、そんなに大声を出さなくても…!
身体に障りますよ!」
「そんな事を言ってる場合か!
それで、今はどうなっているんだ!」
二人は顔を見合わせて、浮竹に事のあらましを説明すると、浮竹は頭を抱え、ルキアの様子を見に行くと言って歩き出した。
「…なら、急いだ方がいいかと」
「「え?」」
「………びゃっくん、来てますよ」
ルキアを助けに来た、旅禍を排除しに___
ーーーーーーーーーー
三人は急いで懴罪宮へと向かった。
そこでは白哉と、血塗れの岩鷲がおり
天寧と海燕の顔が歪む。
白哉が斬魄刀を解放し花太郎へと刃を向ける前に
浮竹が白哉を押さえ、花太郎とルキアの前に天寧と海燕が立った。
「ふうっ!
…やれやれ物騒だな。
それくらいにしといたらどうだい、朽木隊長」
「…う…浮竹隊長!!海燕殿に姉様も…!!」
「はぁ…岩鷲は兎も角、
花ちゃんがやられる前に来れて良かったわ」
「おいコラぁ!!
うちの弟に何してんだ朽木隊長!!!」
白哉に向けて怒鳴っている海燕を横目に、
天寧はルキアの前に立ち、彼女を強く抱きしめた。
「姉様…っ」
「…痩せたわね…ルキア…」
もう大丈夫よ、と髪を撫でる。
すると強力な霊圧が上から降ってくるのを感知し
そこにいたみんなはハッと上を見上げる。
橙色の髪に身の丈程ある大きな斬魄刀を背負ったその男を視界に捉えた時、ルキアの瞳に光が宿った。
「…い…一____…」
ルキアが声をかける前に、
一護は花太郎の元へと向かった。
そして花太郎に声をかけ…そして…
「…ルキア、助けに来たぜ」
余裕そうな顔をしても隠しきれていない冷や汗
身体に巻かれた包帯には血が滲んでおり、
一目見て、一護の身体はボロボロだということが解る。
「なんだその顔!?
助けに来てやってんだからもうちょっと嬉しそうにしろよ」
「…莫迦者……!
来てはならぬと言った筈だ…
あれほど……追ってきたら許さぬと…!
ぼろぼろではないか…莫迦者…!」
そう言って天寧の胸に顔を埋めたルキアを、天寧は抱きしめて、一護を見上げた。
「…まったくだ。
だから…後でいくらでも怒鳴られてやるよ」
一護は倒れた岩鷲に目を向け…
そして向かいに立っている白哉へと目を向けた。
「あいつを___…倒した後でな!」
「雛森と、話をしたのか」
「あら、可愛い幼馴染が心配?」
「雛森もだが…天寧は、大丈夫なのか。
嫌な予感がするって聞いたぞ」
「ちょっと兄さん、まだ不確定なんだからペラペラ喋らないでよ」
「こいつらならいいだろーがよ」
「
「おーい、俺外国語わかんねーんだけどー」
「あのなぁ、天寧。
重てぇ荷物はみんなで分け合うって約束したろ?
兄ちゃんとの約束、忘れんな」
「…」
膨らんだ頬が元に戻ったのを確認して
頬を突いていた手を頭へと移動させる。
ニッと歯を見せて笑うと天寧も眉尻を下げて笑った。
「その荷物は俺にも持たせてくれるんだよな」
「!冬獅郎…」
「持たせねえなんて言わせねえぞ、天寧」
天寧は少し目を彷徨わせた後、困ったように笑って“うん、ありがとう…”と呟くように言った。
ハッキリしない物言いが気に入らない。
日番谷の眉間に寄った皺を見て、天寧はまた困ったように笑った。
「天寧…あんた…」
後ろで見ていた松本が何かを言おうとしたが、
天寧が首を振って止めた。
「いいのよ、乱菊。
冬獅郎にはもう十分過ぎる程、持たせてるから」
「本当だな?」
「うん。
だから、私の事は気にしないで…
ううん…きっと…気にする暇なんてないくらい…
大変な事になる予感がするの」
ーーーーーーーーーーー
戦いによって大きく揺れる霊圧を感知しながら
海燕と天寧は藍染の私室から出ていく。
二人が向かう先は十三番隊の隊首室で、到着すると同時に、浮竹が出て来た。
「隊長!?」
「海燕!天寧!藍染が殺されたって本当か!?」
「浮竹さん、そんなに大声を出さなくても…!
身体に障りますよ!」
「そんな事を言ってる場合か!
それで、今はどうなっているんだ!」
二人は顔を見合わせて、浮竹に事のあらましを説明すると、浮竹は頭を抱え、ルキアの様子を見に行くと言って歩き出した。
「…なら、急いだ方がいいかと」
「「え?」」
「………びゃっくん、来てますよ」
ルキアを助けに来た、旅禍を排除しに___
ーーーーーーーーーー
三人は急いで懴罪宮へと向かった。
そこでは白哉と、血塗れの岩鷲がおり
天寧と海燕の顔が歪む。
白哉が斬魄刀を解放し花太郎へと刃を向ける前に
浮竹が白哉を押さえ、花太郎とルキアの前に天寧と海燕が立った。
「ふうっ!
…やれやれ物騒だな。
それくらいにしといたらどうだい、朽木隊長」
「…う…浮竹隊長!!海燕殿に姉様も…!!」
「はぁ…岩鷲は兎も角、
花ちゃんがやられる前に来れて良かったわ」
「おいコラぁ!!
うちの弟に何してんだ朽木隊長!!!」
白哉に向けて怒鳴っている海燕を横目に、
天寧はルキアの前に立ち、彼女を強く抱きしめた。
「姉様…っ」
「…痩せたわね…ルキア…」
もう大丈夫よ、と髪を撫でる。
すると強力な霊圧が上から降ってくるのを感知し
そこにいたみんなはハッと上を見上げる。
橙色の髪に身の丈程ある大きな斬魄刀を背負ったその男を視界に捉えた時、ルキアの瞳に光が宿った。
「…い…一____…」
ルキアが声をかける前に、
一護は花太郎の元へと向かった。
そして花太郎に声をかけ…そして…
「…ルキア、助けに来たぜ」
余裕そうな顔をしても隠しきれていない冷や汗
身体に巻かれた包帯には血が滲んでおり、
一目見て、一護の身体はボロボロだということが解る。
「なんだその顔!?
助けに来てやってんだからもうちょっと嬉しそうにしろよ」
「…莫迦者……!
来てはならぬと言った筈だ…
あれほど……追ってきたら許さぬと…!
ぼろぼろではないか…莫迦者…!」
そう言って天寧の胸に顔を埋めたルキアを、天寧は抱きしめて、一護を見上げた。
「…まったくだ。
だから…後でいくらでも怒鳴られてやるよ」
一護は倒れた岩鷲に目を向け…
そして向かいに立っている白哉へと目を向けた。
「あいつを___…倒した後でな!」
