未来・チョイス編
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翌日、笹川や三浦と話をしたらしく
綱吉は清々しい表情で修行場所へとやって来た。
「姉さん、話したよ」
「よかったの?姉ちゃん達を巻き込むことになっちゃうのに」
「うん、京子ちゃんもハルもそれを覚悟の上でオレの所に来たんだ、だからオレも話した」
「………お前達が決めたのなら私からはもう何も言わないさ…何か掴んできたみたいだし」
きっと色んな葛藤があったはずだ。
もしかしたら寝ていないのかもしれない、
だが昨日よりも清々しい顔をしている綱吉と
彼の手に収まる匣を見て朝陽は微笑んだ。
「早速開匣と行こう、」
「あ、その前にみんなに2人に全部話したことを伝えにいきたいんだ、いいかな?」
「あぁ、いいぞ。
私と秋悟はここで待っているからな」
走っていく綱吉を見送り、朝陽は天を仰いだ。
その様子を見て秋悟も眉を顰めて母の手を握った。
「母さん…」
「………はぁ…難儀なものだなぁ…
だがこれもまた人の性というもの…覚えておくんだぞ秋悟」
「………うん……」
秋悟が小さく頷いたその時、ラン♪ラン♪と歌うような声が放送で流れてくる。
突然のことに驚き、固まっていると“ビャクラン♪”という声が聞こえ2人は顔を合わせてモニタールームへと走った。
その間にも聞こえてくる白蘭による業務連絡。
“6日後、お昼の12時に並盛神社に集合。
過去から来たお友達含め、仲間は全員集合、
みんな来ないと失格、じゃあ修行がんばってね〜♪”
朝陽は奥歯を噛み締めてモニタールームへと急いだ。
ーーーーーーーーーー
「ずいぶんとザルなセキュリティだな」
「「「!!」」」
白蘭による業務連絡を受けた綱吉達の前に現れたアヤメとスクアーロ。スクアーロは持っていたマグロをディーノに渡すと山本の元へ歩いていく。
そして大きく振りかぶった剣は自分よりも小さな影に受け止められた。
「時雨!?」
「どけぇ゙…」
「あなや、穏やかじゃないわね〜
武君は殺させませんよ、スクアーロさん」
「チィッ!!
おら行くぞ山本ぉ゙!!時雨も来い!!
一緒に鍛え直してやらぁ゙!!」
「うるさいわ〜、首落としますよ〜」
スクアーロは山本と時雨の首根っこを掴みどこかへと消える。その入れ違いで朝陽と秋悟がやって来た。
「アヤメ、来てたのか」
「クロームの修行の為に呼ばれたんだ……
って秋悟もいんのかよ、大丈夫かテメェ」
「む!平気だよ!僕だってボンゴレの一員なんだから!」
「へーがんばれよ」
「棒読みムカつく!」
アヤメは頬を膨らませてそっぽを向いてしまった秋悟の頬を片手で掴みくつくつと笑う。“ザーコ”、“ザコじゃないし!!”と言い合う2人を他所に朝陽は綱吉とディーノの所へ向かった。
「放送は聞いてた、どうやら遅かれ早かれ話すことになってたみたいだな」
「うん」
タイミング的には良かったのかもしれない。
そんな事を思っていると笹川が綱吉を呼び、拳を振り上げる。それを見た朝陽は綱吉の前に立ち、笹川の手首を掴んだ。
「離せ朝陽!オレは沢田に…」
「殴るなら私を殴れ、
笹川と三浦に覚悟を決めろと言ったのは私だ」
「!姉さん…!」
「お前の妹を危険な目に合わせたくない気持ちはよくわかる、綱吉だって笹川達を巻き込みたくはなかった…そんなことくらいお前でも理解できるだろう」
「ぐ…っ」
「その拳は敵にぶつけるんだ。
笹川達を本格的に巻き込もうとしているミルフィオーレにな。だがそれでも憂さ晴らしをしたいと言うのなら私が代わりに受ける。
姉として弟を守るのは当然だからな」
「………」
笹川は拳を握ったまま俯くが、
やがて勢いよく顔を上げ打倒ミルフィオーレを宣言した。
「オレの拳は京子達を守るために使う!」
「お兄さん…」
「風向きが変わったならそれでいい。
さっ、私達も修行に戻るぞ、綱吉の匣兵器も確認したいしな」
朝陽は大きく手を叩くとみんなに修行へ戻るように言い、綱吉と秋悟を連れて部屋を出る。
アヤメもクロームの元へ行き、
獄寺と笹川もトレーニングルームへと戻った。
それを見ていたディーノは“やっぱ朝陽ってすげーわ”と呟いた。
「朝陽はツナの風だからな、当然の働きだ」
綱吉は清々しい表情で修行場所へとやって来た。
「姉さん、話したよ」
「よかったの?姉ちゃん達を巻き込むことになっちゃうのに」
「うん、京子ちゃんもハルもそれを覚悟の上でオレの所に来たんだ、だからオレも話した」
「………お前達が決めたのなら私からはもう何も言わないさ…何か掴んできたみたいだし」
きっと色んな葛藤があったはずだ。
もしかしたら寝ていないのかもしれない、
だが昨日よりも清々しい顔をしている綱吉と
彼の手に収まる匣を見て朝陽は微笑んだ。
「早速開匣と行こう、」
「あ、その前にみんなに2人に全部話したことを伝えにいきたいんだ、いいかな?」
「あぁ、いいぞ。
私と秋悟はここで待っているからな」
走っていく綱吉を見送り、朝陽は天を仰いだ。
その様子を見て秋悟も眉を顰めて母の手を握った。
「母さん…」
「………はぁ…難儀なものだなぁ…
だがこれもまた人の性というもの…覚えておくんだぞ秋悟」
「………うん……」
秋悟が小さく頷いたその時、ラン♪ラン♪と歌うような声が放送で流れてくる。
突然のことに驚き、固まっていると“ビャクラン♪”という声が聞こえ2人は顔を合わせてモニタールームへと走った。
その間にも聞こえてくる白蘭による業務連絡。
“6日後、お昼の12時に並盛神社に集合。
過去から来たお友達含め、仲間は全員集合、
みんな来ないと失格、じゃあ修行がんばってね〜♪”
朝陽は奥歯を噛み締めてモニタールームへと急いだ。
ーーーーーーーーーー
「ずいぶんとザルなセキュリティだな」
「「「!!」」」
白蘭による業務連絡を受けた綱吉達の前に現れたアヤメとスクアーロ。スクアーロは持っていたマグロをディーノに渡すと山本の元へ歩いていく。
そして大きく振りかぶった剣は自分よりも小さな影に受け止められた。
「時雨!?」
「どけぇ゙…」
「あなや、穏やかじゃないわね〜
武君は殺させませんよ、スクアーロさん」
「チィッ!!
おら行くぞ山本ぉ゙!!時雨も来い!!
一緒に鍛え直してやらぁ゙!!」
「うるさいわ〜、首落としますよ〜」
スクアーロは山本と時雨の首根っこを掴みどこかへと消える。その入れ違いで朝陽と秋悟がやって来た。
「アヤメ、来てたのか」
「クロームの修行の為に呼ばれたんだ……
って秋悟もいんのかよ、大丈夫かテメェ」
「む!平気だよ!僕だってボンゴレの一員なんだから!」
「へーがんばれよ」
「棒読みムカつく!」
アヤメは頬を膨らませてそっぽを向いてしまった秋悟の頬を片手で掴みくつくつと笑う。“ザーコ”、“ザコじゃないし!!”と言い合う2人を他所に朝陽は綱吉とディーノの所へ向かった。
「放送は聞いてた、どうやら遅かれ早かれ話すことになってたみたいだな」
「うん」
タイミング的には良かったのかもしれない。
そんな事を思っていると笹川が綱吉を呼び、拳を振り上げる。それを見た朝陽は綱吉の前に立ち、笹川の手首を掴んだ。
「離せ朝陽!オレは沢田に…」
「殴るなら私を殴れ、
笹川と三浦に覚悟を決めろと言ったのは私だ」
「!姉さん…!」
「お前の妹を危険な目に合わせたくない気持ちはよくわかる、綱吉だって笹川達を巻き込みたくはなかった…そんなことくらいお前でも理解できるだろう」
「ぐ…っ」
「その拳は敵にぶつけるんだ。
笹川達を本格的に巻き込もうとしているミルフィオーレにな。だがそれでも憂さ晴らしをしたいと言うのなら私が代わりに受ける。
姉として弟を守るのは当然だからな」
「………」
笹川は拳を握ったまま俯くが、
やがて勢いよく顔を上げ打倒ミルフィオーレを宣言した。
「オレの拳は京子達を守るために使う!」
「お兄さん…」
「風向きが変わったならそれでいい。
さっ、私達も修行に戻るぞ、綱吉の匣兵器も確認したいしな」
朝陽は大きく手を叩くとみんなに修行へ戻るように言い、綱吉と秋悟を連れて部屋を出る。
アヤメもクロームの元へ行き、
獄寺と笹川もトレーニングルームへと戻った。
それを見ていたディーノは“やっぱ朝陽ってすげーわ”と呟いた。
「朝陽はツナの風だからな、当然の働きだ」