未来・チョイス編
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朝陽の言葉の意図を読み取ることができず
修行終了時間となった。
激しい修行をしたらしい獄寺たちはボロボロの姿で現れ、山本もまた時雨にやられたのかかなりボロボロの状態で現れた。
「幻騎士とか言うフザケたやろ…んん…
大変お巫山戯が過ぎる御人にやられたそうなので少々厳しくしてしまいました〜」
「なはは、めちゃくちゃにやられちまった〜」
「(時雨さん怖すぎるーーー!!)」
「(武兄ちゃんボロボロ…)」
「またハデにやったなぁ…みんな程々にしろよ」
“体壊したら元も子もないんだから”と続け、
朝陽はみんなの頭を小突いていく。
するとそこへ真剣な顔をした笹川と三浦がやって来た。後ろにはビアンキとクローム、イーピンもいてみんなはどうかしたのかと首を傾げる。
「単刀直入にいいます。
ハル達にもミルフィオーレやビャクランやボックスのこと…今、起きてることをもっと詳しく教えてください!!」
「「「!」」」
三浦の申し出にみんなは驚いた。
誤魔化そうとしても、三浦も笹川も話を聞いていたかのような口振りで事情を聞いてきた。
「ハル達もみなさんと一緒に生活をしている以上、真実を知る権利はあります!!」
ビアンキ曰く、2人は2人の意志と力で真実を突き止めたらしく、自分からは何も話していないらしい。
私達も一緒に戦いたいと言う笹川に対して、
綱吉は眉を顰める。
大事な人達をこれ以上関わらせるわけには行かない…危険な目に遭わせるわけには…と考え、黙っていることにした。
だが、それで引き下がる2人ではなく
真実を話してくれるまで、家事や共同生活をボイコットすると宣言した。ビアンキとクローム、イーピンも彼女たちの味方をするらしくみんなに謝った。
「え!!えーーー!!?」
驚く綱吉たちに対し、これまで黙っていた朝陽と秋悟は顔を見合わせ、女性陣たちへと目を向けた。
「ボイコットしたいなら勝手にすればいいだろ」
「「「え!?」」」
「家事なら私がやるし風紀財団の奴らもいる。
だからボイコットしたいなら勝手にすればいいさ、わざわざ共同生活なんかしなくていいだろう?」
「なっ、なんでそんなことを!!」
あっけからんと言う朝陽にみんなはまた驚いた、今度は三浦たちも驚いた表情で朝陽を見ている。
すると今度は秋悟も口を開き、三浦達を見上げて言った。
「ハル姉ちゃん達はさ、どうして一緒に戦いたいの?それほどの力もないのにどうやって戦うの?死ににでも行くの?」
あまりにも純粋な声音だった。
それを発した秋悟は純粋な眼差しで三浦達を見上げている。その眼差しにみんなは息を詰まらせた。
「秋悟…!あんたなんてことを…!」
「ビアンキ、悪いけど私も秋悟に賛成。
力が無い者は土俵に上がらせない方がいい、
無駄死にするだけだ」
「ね、姉さん…!何もそこまで…!」
冷たい言い方をする2人を止めようとするも
綱吉は2人の表情に違和感を感じ、黙った。
「(何で、だろ…姉さんも秋悟君も…ツラそう…?)」
2人の表情は何も変わらない。
だがなぜか、綱吉には辛そうな表情に見えたのだ。口を噤んだ綱吉を他所に朝陽は続ける。
「お前達の言い分もわからなくはない。
だがお前達が戦いの場に立って何ができる。
傷ついて、綱吉を悲しませる気か」
綱吉のことを第一に考える朝陽は真っ直ぐな目で三浦と笹川を見つめる。
その目線や言葉に耐えきれず2人は目に涙を貯めるも朝陽は気にも留めなかった。
「朝陽、そこまでに…!」
「話を聞きたいなら命を捨てる覚悟を決めるんだ。
でなければ私達は何も話さない、いいね綱吉」
「姉さん…命なんて、そんな…」
「命を懸けられない半端者は却って足手まといだ、
せめてその覚悟くらい見せてみろ、仲間として戦いたいのなら」
朝陽はそう言うと若干呆然としている綱吉達の背中を押してその場を去った。
秋悟もまた呆然としている女性陣達を一瞥し、朝陽の後を追いかけていく。
そしてにこにことその場を見ていた時雨は三浦達に大丈夫?と声を掛ける。
「時雨、アンタはどっちの味方なの?」
「私はどっちの味方にもなりませんよ〜
元々部外者ですしね〜」
“私も詳しい事は何も知らないの”と続け
時雨は踵を返そうとするも、笹川に止められた。
「な、何も知らないのに…ツナ君達に稽古を…?」
「沢田君達…と言うより武君だけよ〜?
だって私自身、この戦いの事ほとんどどうでもいいって思っているもの」
「「「!?」」」
「?どうしてそんなに驚くんですか?」
「だってアンタ、山本の…!」
「妻ですよ?
でも、それとこれとは関係ありませんよね?
私は夫の危機に駆けつけただけの部外者なんですから、ボンゴレもミルフィオーレも興味なんて微塵もありませんよ〜」
それでは私は夕餉の準備をしてきますね、
時雨はそう言って去っていく。
呆然とし固まったままの女性陣達を置いて。
修行終了時間となった。
激しい修行をしたらしい獄寺たちはボロボロの姿で現れ、山本もまた時雨にやられたのかかなりボロボロの状態で現れた。
「幻騎士とか言うフザケたやろ…んん…
大変お巫山戯が過ぎる御人にやられたそうなので少々厳しくしてしまいました〜」
「なはは、めちゃくちゃにやられちまった〜」
「(時雨さん怖すぎるーーー!!)」
「(武兄ちゃんボロボロ…)」
「またハデにやったなぁ…みんな程々にしろよ」
“体壊したら元も子もないんだから”と続け、
朝陽はみんなの頭を小突いていく。
するとそこへ真剣な顔をした笹川と三浦がやって来た。後ろにはビアンキとクローム、イーピンもいてみんなはどうかしたのかと首を傾げる。
「単刀直入にいいます。
ハル達にもミルフィオーレやビャクランやボックスのこと…今、起きてることをもっと詳しく教えてください!!」
「「「!」」」
三浦の申し出にみんなは驚いた。
誤魔化そうとしても、三浦も笹川も話を聞いていたかのような口振りで事情を聞いてきた。
「ハル達もみなさんと一緒に生活をしている以上、真実を知る権利はあります!!」
ビアンキ曰く、2人は2人の意志と力で真実を突き止めたらしく、自分からは何も話していないらしい。
私達も一緒に戦いたいと言う笹川に対して、
綱吉は眉を顰める。
大事な人達をこれ以上関わらせるわけには行かない…危険な目に遭わせるわけには…と考え、黙っていることにした。
だが、それで引き下がる2人ではなく
真実を話してくれるまで、家事や共同生活をボイコットすると宣言した。ビアンキとクローム、イーピンも彼女たちの味方をするらしくみんなに謝った。
「え!!えーーー!!?」
驚く綱吉たちに対し、これまで黙っていた朝陽と秋悟は顔を見合わせ、女性陣たちへと目を向けた。
「ボイコットしたいなら勝手にすればいいだろ」
「「「え!?」」」
「家事なら私がやるし風紀財団の奴らもいる。
だからボイコットしたいなら勝手にすればいいさ、わざわざ共同生活なんかしなくていいだろう?」
「なっ、なんでそんなことを!!」
あっけからんと言う朝陽にみんなはまた驚いた、今度は三浦たちも驚いた表情で朝陽を見ている。
すると今度は秋悟も口を開き、三浦達を見上げて言った。
「ハル姉ちゃん達はさ、どうして一緒に戦いたいの?それほどの力もないのにどうやって戦うの?死ににでも行くの?」
あまりにも純粋な声音だった。
それを発した秋悟は純粋な眼差しで三浦達を見上げている。その眼差しにみんなは息を詰まらせた。
「秋悟…!あんたなんてことを…!」
「ビアンキ、悪いけど私も秋悟に賛成。
力が無い者は土俵に上がらせない方がいい、
無駄死にするだけだ」
「ね、姉さん…!何もそこまで…!」
冷たい言い方をする2人を止めようとするも
綱吉は2人の表情に違和感を感じ、黙った。
「(何で、だろ…姉さんも秋悟君も…ツラそう…?)」
2人の表情は何も変わらない。
だがなぜか、綱吉には辛そうな表情に見えたのだ。口を噤んだ綱吉を他所に朝陽は続ける。
「お前達の言い分もわからなくはない。
だがお前達が戦いの場に立って何ができる。
傷ついて、綱吉を悲しませる気か」
綱吉のことを第一に考える朝陽は真っ直ぐな目で三浦と笹川を見つめる。
その目線や言葉に耐えきれず2人は目に涙を貯めるも朝陽は気にも留めなかった。
「朝陽、そこまでに…!」
「話を聞きたいなら命を捨てる覚悟を決めるんだ。
でなければ私達は何も話さない、いいね綱吉」
「姉さん…命なんて、そんな…」
「命を懸けられない半端者は却って足手まといだ、
せめてその覚悟くらい見せてみろ、仲間として戦いたいのなら」
朝陽はそう言うと若干呆然としている綱吉達の背中を押してその場を去った。
秋悟もまた呆然としている女性陣達を一瞥し、朝陽の後を追いかけていく。
そしてにこにことその場を見ていた時雨は三浦達に大丈夫?と声を掛ける。
「時雨、アンタはどっちの味方なの?」
「私はどっちの味方にもなりませんよ〜
元々部外者ですしね〜」
“私も詳しい事は何も知らないの”と続け
時雨は踵を返そうとするも、笹川に止められた。
「な、何も知らないのに…ツナ君達に稽古を…?」
「沢田君達…と言うより武君だけよ〜?
だって私自身、この戦いの事ほとんどどうでもいいって思っているもの」
「「「!?」」」
「?どうしてそんなに驚くんですか?」
「だってアンタ、山本の…!」
「妻ですよ?
でも、それとこれとは関係ありませんよね?
私は夫の危機に駆けつけただけの部外者なんですから、ボンゴレもミルフィオーレも興味なんて微塵もありませんよ〜」
それでは私は夕餉の準備をしてきますね、
時雨はそう言って去っていく。
呆然とし固まったままの女性陣達を置いて。