未来・チョイス編
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翌日、みんなは修行のために部屋へと集まった。
そこで全体の家庭教師をすることとなったディーノから詳しい説明をされる…その前に、ディーノはクロームへと視線を向けた。
「その前にクローム、意思確認だ。
お前はボンゴレ守護者であると同時に骸の一味でもある。ミルフィオーレとの戦いには味方として数えていいのか?」
「……………
私、もっとちゃんとして…強い人になりたい…
それが…過去に帰ることにつながると思うから…」
クロームはそう言って三叉槍を握り締めた。
それを見たディーノは頷いてランボにも本格的な修行をつけると言い、説明に入った。
「オレはこの時代のツナに聞いて、
お前達のボンゴレ匣のことを多少は知ってる。
そこから考えてそれぞれに違う修行をしてもらうつもりだ。ちなみに雲雀恭弥はオレとの修行をもう開始させている」
「えっ!?ヒバリさんと!?
っていうかヒバリさん!!見つかったんですね!!」
「昨日の内に見つけたから大丈夫だよ綱吉兄ちゃん、もしまた見失っても僕の炎で追跡できるから安心して」
風のリングを見せながらニコニコ笑う秋悟に
綱吉は若干恐怖を覚えるも、雲雀の居場所がわかってよかった…と胸を撫で下ろした。
「じゃあ沢田綱吉!
お前から修行内容を言っていくぞ」
「あ…はい!」
「お前は正しく開匣できるまで朝陽と秋悟と一緒だ」
「え、姉さんたちと…?」
「詳しいことは朝陽に聞いてくれ、
朝陽もいいな」
「あぁ、よろしく頼むぞ、綱吉」
「うん!秋悟君も、よろしくね」
「精一杯サポートするね、兄ちゃん!」
和気藹々と話をしている3人を他所にディーノは次々と指示を飛ばしていく。
獄寺は笹川とランボに匣兵器の使い方を伝授。
最初こそ断ろうとしていた獄寺だが綱吉がすごいね…と声をかけた事でやる気を出した。
「次にクローム髑髏。
お前は匣兵器強化のためにも半分の時間を
アルコバレーノ・マーモンの残した幻覚強化プログラムで修行し、残りの時間を戦闘能力アップに使うんだ…アヤメが合流するまであそこの2人に手伝ってもらいな」
ディーノの視線の先にはビアンキとイーピンがおり、クロームは顔を緩ませる。この数日間でかなり打ち解けたらしい。
「そして山本武」
「うす!待ってたぜ!!ディーノさん!何やんだ?」
「お前はパスだ、時雨と待機」
「へっ?」
「パ…パス!?」
「時雨、説明頼めるか?」
「は〜い」
後ろで控えていた時雨が前に出てきて
山本と向き合う。刀は持っているものの斬り掛かってくる様子もなく山本は首を傾げた。
「あなたには別の人が家庭教師になってくれるらしいわ〜、だから私と一緒に待機してましょうね〜」
「別の人?」
「そうよ〜
この時代では私と同じくらいあなたのことをよく知ってる方よ〜、厳しい修行になると思うから覚悟しておいてね」
ーーーーーーーーーー
こうして始まった新たな修行。
朝陽と秋悟は綱吉の前に立ち彼の手の中で動く匣を見た。
「前よりも激しく動いてる…
こんな奴とどう接すればいいんだろ?」
「匣兵器は持ち主に似る傾向があるから何とも言えないが…」
朝陽はリングに炎を灯し匣の窪みに差し込む。すると匣が開き、中から3つの影が出てくる。
それはやがて小さなものとなり兎、猫、鼠へと変化した。
「母さんの新しい匣兵器?」
「風兎のブランに風猫のノワールは変わらず
新しく仲間入りした風鼠 のシエルだ、仲良くしてやってくれ」
「チュ」
水色の小さな鼠は片手を挙げて挨拶をすると
綱吉の体を伝って、匣を持つ手に移動した。
「チューチュー」
「………綱吉」
「?なに、姉さん」
朝陽は真剣な顔つきで綱吉に歩み寄り
ガタガタと揺れる匣を押さえるように手を重ねた。
「匣兵器とその持ち主は共鳴しやすいんだ」
「共鳴…?」
「似たもの同士になるってことだよね?」
「そうだ。
自分が持つ感情が匣兵器に伝導して、匣兵器の性格になることが多い」
「??つ、つまり…?」
「綱吉の匣兵器は綱吉の“恐怖”が伝導して、
“怯えている”んだと、私は思うよ」
そこで全体の家庭教師をすることとなったディーノから詳しい説明をされる…その前に、ディーノはクロームへと視線を向けた。
「その前にクローム、意思確認だ。
お前はボンゴレ守護者であると同時に骸の一味でもある。ミルフィオーレとの戦いには味方として数えていいのか?」
「……………
私、もっとちゃんとして…強い人になりたい…
それが…過去に帰ることにつながると思うから…」
クロームはそう言って三叉槍を握り締めた。
それを見たディーノは頷いてランボにも本格的な修行をつけると言い、説明に入った。
「オレはこの時代のツナに聞いて、
お前達のボンゴレ匣のことを多少は知ってる。
そこから考えてそれぞれに違う修行をしてもらうつもりだ。ちなみに雲雀恭弥はオレとの修行をもう開始させている」
「えっ!?ヒバリさんと!?
っていうかヒバリさん!!見つかったんですね!!」
「昨日の内に見つけたから大丈夫だよ綱吉兄ちゃん、もしまた見失っても僕の炎で追跡できるから安心して」
風のリングを見せながらニコニコ笑う秋悟に
綱吉は若干恐怖を覚えるも、雲雀の居場所がわかってよかった…と胸を撫で下ろした。
「じゃあ沢田綱吉!
お前から修行内容を言っていくぞ」
「あ…はい!」
「お前は正しく開匣できるまで朝陽と秋悟と一緒だ」
「え、姉さんたちと…?」
「詳しいことは朝陽に聞いてくれ、
朝陽もいいな」
「あぁ、よろしく頼むぞ、綱吉」
「うん!秋悟君も、よろしくね」
「精一杯サポートするね、兄ちゃん!」
和気藹々と話をしている3人を他所にディーノは次々と指示を飛ばしていく。
獄寺は笹川とランボに匣兵器の使い方を伝授。
最初こそ断ろうとしていた獄寺だが綱吉がすごいね…と声をかけた事でやる気を出した。
「次にクローム髑髏。
お前は匣兵器強化のためにも半分の時間を
アルコバレーノ・マーモンの残した幻覚強化プログラムで修行し、残りの時間を戦闘能力アップに使うんだ…アヤメが合流するまであそこの2人に手伝ってもらいな」
ディーノの視線の先にはビアンキとイーピンがおり、クロームは顔を緩ませる。この数日間でかなり打ち解けたらしい。
「そして山本武」
「うす!待ってたぜ!!ディーノさん!何やんだ?」
「お前はパスだ、時雨と待機」
「へっ?」
「パ…パス!?」
「時雨、説明頼めるか?」
「は〜い」
後ろで控えていた時雨が前に出てきて
山本と向き合う。刀は持っているものの斬り掛かってくる様子もなく山本は首を傾げた。
「あなたには別の人が家庭教師になってくれるらしいわ〜、だから私と一緒に待機してましょうね〜」
「別の人?」
「そうよ〜
この時代では私と同じくらいあなたのことをよく知ってる方よ〜、厳しい修行になると思うから覚悟しておいてね」
ーーーーーーーーーー
こうして始まった新たな修行。
朝陽と秋悟は綱吉の前に立ち彼の手の中で動く匣を見た。
「前よりも激しく動いてる…
こんな奴とどう接すればいいんだろ?」
「匣兵器は持ち主に似る傾向があるから何とも言えないが…」
朝陽はリングに炎を灯し匣の窪みに差し込む。すると匣が開き、中から3つの影が出てくる。
それはやがて小さなものとなり兎、猫、鼠へと変化した。
「母さんの新しい匣兵器?」
「風兎のブランに風猫のノワールは変わらず
新しく仲間入りした
「チュ」
水色の小さな鼠は片手を挙げて挨拶をすると
綱吉の体を伝って、匣を持つ手に移動した。
「チューチュー」
「………綱吉」
「?なに、姉さん」
朝陽は真剣な顔つきで綱吉に歩み寄り
ガタガタと揺れる匣を押さえるように手を重ねた。
「匣兵器とその持ち主は共鳴しやすいんだ」
「共鳴…?」
「似たもの同士になるってことだよね?」
「そうだ。
自分が持つ感情が匣兵器に伝導して、匣兵器の性格になることが多い」
「??つ、つまり…?」
「綱吉の匣兵器は綱吉の“恐怖”が伝導して、
“怯えている”んだと、私は思うよ」