未来・チョイス編
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メローネ基地から地下アジトに帰ってきて早1日。
ラルも朝陽もしばらく絶対安静だが、
命に別状はないとのことで一緒にアジトに帰ってきた秋悟は大いに喜んだ。
メローネ基地での戦いで疲弊しきった綱吉達は
白蘭達との戦いの為の修行に入る前に2日間だけ休むことになった。
「朝陽さん、調子はどうかしら」
「だいぶよくなりました、
それより女の子達の方はいいんですか?」
朝陽は病室で寝かされ、時雨と秋悟に甲斐甲斐しく世話をされた。
時雨は“あちらにはビアンキさんがいるから大丈夫ですよ〜”と微笑むと朝陽の額に濡れタオルを乗せる。
「母さん、何か飲む?」
「ありがとう、今は大丈夫だ。
にしてもしっかりしてるなぁ…まだ10歳にも満たないだろう?」
「ふふ、いつも忙しそうに動いている雲雀君や朝陽さんのことを見ているからでしょうね〜」
“まだ幼い弟さんもいるのだから余計に”
時雨の言葉を聞いて朝陽は固まる。
秋悟も“あ…”と固まるが何も知らない時雨は?を浮かべ首を傾げた。
「私…2人産んだの…?」
「あなや、もしかして知らなかった…?」
「あ、はは………僕の5つ下に……弟がいるよ」
「5つ…!!
やはり委員長君とは話をつけねば…………」
「と!父さんの所には僕が行くから!
母さんはここで安静にしてて!ね!?」
“だが…”と朝陽は不安気に秋悟を見るも
彼はニッと笑って母の手を握った。
「僕も匣持ってるし、武器も持ってる。
父さんの所には風紀財団の人と一緒に行くから大丈夫だよ!母さんは僕の心配より自分の心配してて!」
『姉ちゃんは俺の心配より自分の心配をしてくれ』
「………ぇ………あ、あぁ……そう、だな…」
「母さん?」
朝陽は少し言葉を詰まらせるが
すぐに優しく微笑んで秋悟の頬を撫でた。
秋悟もその温かく大きな手に擦り寄って気持ち良さそうに笑う。
「気を付けて行ってくるんだぞ」
「!うん!!」
満面の笑みで力強く頷き、外へと出ていった秋悟。
時雨はにこやかに“いってらっしゃ〜い”もと声をかけると、手の甲を額に当てている朝陽へと目を向けた。
「あなたが動揺するなんて、珍しいですね〜」
「はぁぁぁ、未来の息子が男前すぎてツライ」
「あなや〜」
少し寝ると朝陽は時雨に背を向けて目を瞑る……が、それによって秋悟の言葉が脳内で反響して、やがて別の男の声と言葉が重なる。
『姉ちゃん』
「………(ほんと、未練しかないな…私…)」
ーーーーーーーーーー
「…………(よし、大丈夫そうだな)」
アジトから出た秋悟は1人である場所に向かった。
今も尚、父が愛している学校。
何度も連れて行かれ、数年後には君もここに通うんだよとという父の声を思い出しながらそこへ向かった。
〜並盛中〜
「父さーん!哲さーん!」
並盛中の屋上、勢いよく扉を開ければ
草壁は驚いた様子で秋悟を見ていて
ヒバードが“シューゴ♪シューゴ♪”とご機嫌に秋悟の周りを飛ぶ。
「坊っちゃん!?
なぜここに…というかお一人ですか!?」
ヒバードと戯れる秋悟を他所に草壁は護衛を1人もつけずここに来た事実を知り頭を抱える。
雲雀は1人、床に寝そべって眠っていた。
「父さん」
「咬み殺されたいの?」
「あなたが僕を息子だと思わなくても
僕はあなたを父さんと呼び続けるよ、
僕の父は雲雀恭弥、ただ1人なんだから」
「チッ」
ヒバードを頭に乗せて寝転がっている雲雀の横に座る。雲雀の視線は痛いが秋悟はにこにこ笑ってヒバードを撫でた。
「ぼ、坊っちゃん、姐さんにはちゃんとここに来ることは伝えてあるんですよね…?」
「もちろん!時雨姉ちゃんにも伝えてあるよ!(ちょっとだけ嘘ついちゃったけど)」
「はぁ…なるべく1人行動はよしてくださいよ…
坊っちゃんに何かあればオレ達はもちろん、
ご両親も悲しまれますからね」
「わかってる、僕は母さん達を悲しませたりなんかしないよ」
“ね、ヒバード”とヒバードに声を掛けるが
ヒバードは気持ち良さそうに並盛中の校歌を歌っていた。
「………」
ラルも朝陽もしばらく絶対安静だが、
命に別状はないとのことで一緒にアジトに帰ってきた秋悟は大いに喜んだ。
メローネ基地での戦いで疲弊しきった綱吉達は
白蘭達との戦いの為の修行に入る前に2日間だけ休むことになった。
「朝陽さん、調子はどうかしら」
「だいぶよくなりました、
それより女の子達の方はいいんですか?」
朝陽は病室で寝かされ、時雨と秋悟に甲斐甲斐しく世話をされた。
時雨は“あちらにはビアンキさんがいるから大丈夫ですよ〜”と微笑むと朝陽の額に濡れタオルを乗せる。
「母さん、何か飲む?」
「ありがとう、今は大丈夫だ。
にしてもしっかりしてるなぁ…まだ10歳にも満たないだろう?」
「ふふ、いつも忙しそうに動いている雲雀君や朝陽さんのことを見ているからでしょうね〜」
“まだ幼い弟さんもいるのだから余計に”
時雨の言葉を聞いて朝陽は固まる。
秋悟も“あ…”と固まるが何も知らない時雨は?を浮かべ首を傾げた。
「私…2人産んだの…?」
「あなや、もしかして知らなかった…?」
「あ、はは………僕の5つ下に……弟がいるよ」
「5つ…!!
やはり委員長君とは話をつけねば…………」
「と!父さんの所には僕が行くから!
母さんはここで安静にしてて!ね!?」
“だが…”と朝陽は不安気に秋悟を見るも
彼はニッと笑って母の手を握った。
「僕も匣持ってるし、武器も持ってる。
父さんの所には風紀財団の人と一緒に行くから大丈夫だよ!母さんは僕の心配より自分の心配してて!」
『姉ちゃんは俺の心配より自分の心配をしてくれ』
「………ぇ………あ、あぁ……そう、だな…」
「母さん?」
朝陽は少し言葉を詰まらせるが
すぐに優しく微笑んで秋悟の頬を撫でた。
秋悟もその温かく大きな手に擦り寄って気持ち良さそうに笑う。
「気を付けて行ってくるんだぞ」
「!うん!!」
満面の笑みで力強く頷き、外へと出ていった秋悟。
時雨はにこやかに“いってらっしゃ〜い”もと声をかけると、手の甲を額に当てている朝陽へと目を向けた。
「あなたが動揺するなんて、珍しいですね〜」
「はぁぁぁ、未来の息子が男前すぎてツライ」
「あなや〜」
少し寝ると朝陽は時雨に背を向けて目を瞑る……が、それによって秋悟の言葉が脳内で反響して、やがて別の男の声と言葉が重なる。
『姉ちゃん』
「………(ほんと、未練しかないな…私…)」
ーーーーーーーーーー
「…………(よし、大丈夫そうだな)」
アジトから出た秋悟は1人である場所に向かった。
今も尚、父が愛している学校。
何度も連れて行かれ、数年後には君もここに通うんだよとという父の声を思い出しながらそこへ向かった。
〜並盛中〜
「父さーん!哲さーん!」
並盛中の屋上、勢いよく扉を開ければ
草壁は驚いた様子で秋悟を見ていて
ヒバードが“シューゴ♪シューゴ♪”とご機嫌に秋悟の周りを飛ぶ。
「坊っちゃん!?
なぜここに…というかお一人ですか!?」
ヒバードと戯れる秋悟を他所に草壁は護衛を1人もつけずここに来た事実を知り頭を抱える。
雲雀は1人、床に寝そべって眠っていた。
「父さん」
「咬み殺されたいの?」
「あなたが僕を息子だと思わなくても
僕はあなたを父さんと呼び続けるよ、
僕の父は雲雀恭弥、ただ1人なんだから」
「チッ」
ヒバードを頭に乗せて寝転がっている雲雀の横に座る。雲雀の視線は痛いが秋悟はにこにこ笑ってヒバードを撫でた。
「ぼ、坊っちゃん、姐さんにはちゃんとここに来ることは伝えてあるんですよね…?」
「もちろん!時雨姉ちゃんにも伝えてあるよ!(ちょっとだけ嘘ついちゃったけど)」
「はぁ…なるべく1人行動はよしてくださいよ…
坊っちゃんに何かあればオレ達はもちろん、
ご両親も悲しまれますからね」
「わかってる、僕は母さん達を悲しませたりなんかしないよ」
“ね、ヒバード”とヒバードに声を掛けるが
ヒバードは気持ち良さそうに並盛中の校歌を歌っていた。
「………」