日常・黒曜・ヴァリアー編
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『せっかくのお誘いだけど、
綱吉からの勧誘じゃないとその話は受けられない』
『ツナから勧誘させればいいのか?』
『綱吉からの心からの勧誘を、ね。
君達に言われて仕方なく…なんて私は嫌だし
あの子もやらない。
……現にあの子は反発してるんだろう?
マフィアなんてものはならないって』
『よく知ってるな、ツナから聞いたのか?』
『いーや、
あの子の性格を考えれば一発でわかるよ。
だからね、1つ言っておく。
もし、綱吉が何もかも嫌になって逃げ出したいって言った時…私は迷いなくあの子を連れて逃げるから』
『フッ、肝に銘じておくぞ。』
ーーーーーーーーーー
リボーンとの会談から約2ヶ月。
特にリボーンからのコンタクトは無く
平凡な日々を送っていた。
そんなある日、
朝陽の元に一通の手紙が届いた。
「結婚式招待状?
誰かいたかなー…?」
知り合いに結婚発表をした人はおらず
?を飛ばしながら中身を確認する。
そこにはリボーンとビアンキと書かれていて
思わず二度見した。
「は?」
その時、携帯の着信音が鳴り響き
戸惑いながらもそれに出る。
『姉さん!!いいい、今!
リボーンとビアンキの結婚招待状が…!!』
「あー…うん……把握…」
ーーーーーーーーーー
〜結婚式場〜
パーティー用のドレスに身を包んだ朝陽は少し不機嫌顔で廊下に佇んでいた。
そこへ招待されたディーノが駆け寄ってくる。
「朝陽!」
「何でこんな事になっているんだか…」
急遽組まれた結婚式に疑念が晴れなかった朝陽だがその予感は当たり、この結婚式はビアンキの勘違いから始まったものだった。
「オレだってビックリしてるし…
リボーンも逃げちまったし…やるしかねぇよ…」
新郎控室にいるリボーン…によく似た人形。
面倒事を避けるためだろうか…あの赤ん坊は自分によく似た囮人形(しかもボンゴレの最新技術を取り入れたもの)を用意したらしく、
朝陽はやれやれ…と頭 を振った。
「ね、姉さん…」
「綱吉!
話は聞いたよ、変な事に巻き込まれてしまったな」
「本当に…大丈夫かな…」
「……もう流れに任すしかない…
本物のリボーンはどうなっているんだ?」
「オレの部下に捜索させてる。
とりあえず今はこの人形に頼るしかねーんだ…」
そろそろ準備を…とスタッフに声をかけられ
3人で目配せしつつ会場に向かう。
案内された机には獄寺と山本、笹川がおり
その横には見慣れない女の子が2人おり綱吉が紹介してくれた。
「あ、姉さんははじめてだよね、
こっちは笹川京子ちゃん、笹川センパイの妹さん…(でオレの憧れ…)でその横にいるのが三浦ハル、オレ達と同い年なんだ」
「そうなんだ!はじめまして、弟分が世話になってるね、幼馴染兼姉貴分の守沢朝陽だ、よろしく」
「ハヒー!もしかして、アイドルの守沢朝陽さんですか!?ハル、ファンなんですー!握手してください!」
「私も!朝陽さんが出てたドラマ見てます!まさかツナ君の幼馴染だったなんて…スゴイね!」
可愛らしい笑顔で握手を求める2人に
朝陽もニコッと笑うとその手を握った。
「君達も綱吉と仲良くしてくれてありがとう、
こんな可愛い子達と仲良しなんて、綱吉も隅に置けないなぁ?」
「か、からかわないでよ…」
朗らかな様子で話をしていると司会によって音頭が取られ、みんなはグラスを持って乾杯する。
その際にチラッとリボーン人形の様子を確認すると、何ら違和感もなく正常に動いていた。
「今んとこ人形だって誰も気付いちゃいねーな」
「色々と複雑だが…今はその方がいいな、
何事も無ければそれで良し…」
内心緊張しながら様子を見守っていると、
ビアンキが突然シャンパンをリボーン人形に飲ませた。
「あ!」
「いかん!」
「ウソだろ…」
壊れてしまったのか人間とは思えない奇声を上げるリボーン人形…するとビアンキはどこから出したのか銃を取り出した。
「リボーンはどこ!!?誰が隠したの!!!」
「ビアンキストップ!!
結婚式っていう一世一代の晴舞台なんだ、
リボーンだって緊張するだろう?なぁ?」
「そ、そうそう!」
「緊張…!!
そうね私…リボーンの気持ちを無視してたわ、
愛が足りなかった、許してリボーン♡」
何とかその場を乗り切り、
お色直し(という名の小休憩)の為控室に向かう綱吉とディーノを見送って朝陽は人知れず溜息を吐いた。
(途中、獄寺も席を外しているのが見えたが、
彼なら大丈夫だろう…と見逃す。)
「……複雑…」
「朝陽さん?大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、大丈夫。
にしてもいいよなぁ、結婚式」
「やっぱり朝陽さんも結婚式に憧れてるんですか?」
「もちろん!
女の子のほとんどは憧れるものじゃないかな?
素敵な男性と出会って、プロポーズされて
綺麗でキラキラドレスを着て、誓いのキスを交わすなんて…」
朝陽が夢を見るように目を瞑ると
横で聞いていた京子とハルはわかる…と言うように頷いた。
「(だからこそ複雑なんだよなぁ…
こんな一方通行な愛でできた結婚式に何の意味があるんだろ)」
綱吉からの勧誘じゃないとその話は受けられない』
『ツナから勧誘させればいいのか?』
『綱吉からの心からの勧誘を、ね。
君達に言われて仕方なく…なんて私は嫌だし
あの子もやらない。
……現にあの子は反発してるんだろう?
マフィアなんてものはならないって』
『よく知ってるな、ツナから聞いたのか?』
『いーや、
あの子の性格を考えれば一発でわかるよ。
だからね、1つ言っておく。
もし、綱吉が何もかも嫌になって逃げ出したいって言った時…私は迷いなくあの子を連れて逃げるから』
『フッ、肝に銘じておくぞ。』
ーーーーーーーーーー
リボーンとの会談から約2ヶ月。
特にリボーンからのコンタクトは無く
平凡な日々を送っていた。
そんなある日、
朝陽の元に一通の手紙が届いた。
「結婚式招待状?
誰かいたかなー…?」
知り合いに結婚発表をした人はおらず
?を飛ばしながら中身を確認する。
そこにはリボーンとビアンキと書かれていて
思わず二度見した。
「は?」
その時、携帯の着信音が鳴り響き
戸惑いながらもそれに出る。
『姉さん!!いいい、今!
リボーンとビアンキの結婚招待状が…!!』
「あー…うん……把握…」
ーーーーーーーーーー
〜結婚式場〜
パーティー用のドレスに身を包んだ朝陽は少し不機嫌顔で廊下に佇んでいた。
そこへ招待されたディーノが駆け寄ってくる。
「朝陽!」
「何でこんな事になっているんだか…」
急遽組まれた結婚式に疑念が晴れなかった朝陽だがその予感は当たり、この結婚式はビアンキの勘違いから始まったものだった。
「オレだってビックリしてるし…
リボーンも逃げちまったし…やるしかねぇよ…」
新郎控室にいるリボーン…によく似た人形。
面倒事を避けるためだろうか…あの赤ん坊は自分によく似た囮人形(しかもボンゴレの最新技術を取り入れたもの)を用意したらしく、
朝陽はやれやれ…と
「ね、姉さん…」
「綱吉!
話は聞いたよ、変な事に巻き込まれてしまったな」
「本当に…大丈夫かな…」
「……もう流れに任すしかない…
本物のリボーンはどうなっているんだ?」
「オレの部下に捜索させてる。
とりあえず今はこの人形に頼るしかねーんだ…」
そろそろ準備を…とスタッフに声をかけられ
3人で目配せしつつ会場に向かう。
案内された机には獄寺と山本、笹川がおり
その横には見慣れない女の子が2人おり綱吉が紹介してくれた。
「あ、姉さんははじめてだよね、
こっちは笹川京子ちゃん、笹川センパイの妹さん…(でオレの憧れ…)でその横にいるのが三浦ハル、オレ達と同い年なんだ」
「そうなんだ!はじめまして、弟分が世話になってるね、幼馴染兼姉貴分の守沢朝陽だ、よろしく」
「ハヒー!もしかして、アイドルの守沢朝陽さんですか!?ハル、ファンなんですー!握手してください!」
「私も!朝陽さんが出てたドラマ見てます!まさかツナ君の幼馴染だったなんて…スゴイね!」
可愛らしい笑顔で握手を求める2人に
朝陽もニコッと笑うとその手を握った。
「君達も綱吉と仲良くしてくれてありがとう、
こんな可愛い子達と仲良しなんて、綱吉も隅に置けないなぁ?」
「か、からかわないでよ…」
朗らかな様子で話をしていると司会によって音頭が取られ、みんなはグラスを持って乾杯する。
その際にチラッとリボーン人形の様子を確認すると、何ら違和感もなく正常に動いていた。
「今んとこ人形だって誰も気付いちゃいねーな」
「色々と複雑だが…今はその方がいいな、
何事も無ければそれで良し…」
内心緊張しながら様子を見守っていると、
ビアンキが突然シャンパンをリボーン人形に飲ませた。
「あ!」
「いかん!」
「ウソだろ…」
壊れてしまったのか人間とは思えない奇声を上げるリボーン人形…するとビアンキはどこから出したのか銃を取り出した。
「リボーンはどこ!!?誰が隠したの!!!」
「ビアンキストップ!!
結婚式っていう一世一代の晴舞台なんだ、
リボーンだって緊張するだろう?なぁ?」
「そ、そうそう!」
「緊張…!!
そうね私…リボーンの気持ちを無視してたわ、
愛が足りなかった、許してリボーン♡」
何とかその場を乗り切り、
お色直し(という名の小休憩)の為控室に向かう綱吉とディーノを見送って朝陽は人知れず溜息を吐いた。
(途中、獄寺も席を外しているのが見えたが、
彼なら大丈夫だろう…と見逃す。)
「……複雑…」
「朝陽さん?大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、大丈夫。
にしてもいいよなぁ、結婚式」
「やっぱり朝陽さんも結婚式に憧れてるんですか?」
「もちろん!
女の子のほとんどは憧れるものじゃないかな?
素敵な男性と出会って、プロポーズされて
綺麗でキラキラドレスを着て、誓いのキスを交わすなんて…」
朝陽が夢を見るように目を瞑ると
横で聞いていた京子とハルはわかる…と言うように頷いた。
「(だからこそ複雑なんだよなぁ…
こんな一方通行な愛でできた結婚式に何の意味があるんだろ)」