未来編
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「………委員長君、今だけ私に合わせてくれ」
「いつから命令できる立場になったの?」
「命令じゃない、お願いだ。
その威力の炎を匣に注入すれば中にいるハリネズミが炎の圧に耐えきれない可能性がある」
「ハリネズミ…?」
雲の炎が一瞬弱くなった。
その隙をついて雲雀の右手を包み、炎を抑える。
「っ何してるの…!」
「落ち着け、
幻騎士を黙らせてる今しかないんだ。
私に呼吸を合わせて、炎を落ち着かせてくれ」
紫に混ざるように白い炎がそのフロアに広がる。
そよ風のようなそれは雲を誘 うように優しく包んで、強く燃え上がる炎を抑えていく。
「よしっ、こんなもんだろう!」
「……早く離してくれるかい」
朝陽の手がゆっくりと離れ
小さくなった炎を匣の窪みに嵌め込む。
すると匣が開いて中からハリネズミが飛び出した。
「キュッ」
「ハリネズミ君、私の立てた作戦を共有するからその通りに動いてくれるかい?」
ハリネズミの鼻先に触れると、
先ほど見た白い炎がハリネズミの針に灯る。
だがそれは一瞬にして消え、ハリネズミは朝陽を見上げた後、主人である雲雀を見上げた。その目には戸惑いが宿っていて雲雀は目を吊り上げた。
「守沢朝陽、何をしたんだい」
「作戦の共有だ。
どうやらこの先に私達が探していたものがあるらしくてな、そこへ行くための道を開通及びできるだけ広範囲のフロアの破壊を、ハリネズミ君にお願いしたいんだ」
「なっ、姐さんそれは…!」
「笹川も獄寺も山本もラルもボロボロ。
委員長君は幼くなって、私の可愛い綱吉は別行動………戦える人数が少ないならもう強行突破でいいだろう。
あわよくばそこで無様に蹲ってる幻騎士もやれれば一石二鳥だ。………というわけで…やれるか、ハリネズミ君」
“君の主の役に立てるよ”とハリネズミを見つめると、ハリネズミは円な瞳を鋭くさせて朝陽を見つめ、静かに頷いた。
「よしっ
草壁さん、クローム、みんなを連れて下がっててくれ、委員長君も」
「あ、姐さん…」
「ケガしたくないなら退け。
作戦 も、大詰めなんださっさと終わらせるぞ」
「ぐっ、なに、を…!!」
苦しみながらもこちらを睨みつけてくる幻騎士を冷ややかな目で見下ろし、朝陽はリングが嵌められている右手を力強く握りしめる。
「この部屋全体に風の炎を張り巡らせてある、それを吸収すれば、君は大きくなり、増え続けられるだろう。
行っておいで」
「キュアアアア」
その言葉と同時に小さかったハリネズミはどんどん大きくなり、多くの球針態を作っていく。
「キュー!!」
巨大化しながら増殖を繰り返す球針態はありとあらゆる壁を破壊していき、隣の…さらに奥にある部屋すらも破壊していく。
「姐さん!!」
「………幻騎士は退けられた。
恭弥 には悪いがハリネズミ君はそのまま置いておくとして…私達は先を急ごう」
暴れ回るハリネズミに背を向け、
ランボとイーピンを抱える。
草壁は終始何か言いたげであったが朝陽は既に先に行っていて、開きかけた口を閉ざした。
「朝陽ーどこに行くんだじょー?」
「この先の部屋だよ。
危ないから私に抱っこされたままでいてくれ」
朝陽を先頭に、
傷ついた4人を気遣いながら進んでいく。
するとズズ…と大きなものが動いているような音が響き、朝陽はハッと顔を上げる。
「壁が迫ってくる!!」
「罠…いや入江正一か…!!」
「朝陽様っ」
ミルフィオーレの基地は可動式であり、
入江正一の意志によって動く仕組みになっていると獄寺から情報を得た草壁が説明する。
「姐さん!!匣兵器は…!!」
「ノワールもブランも専門外!!
委員長君は!?」
「君が勝手に置いていったんでしょ」
「度し難い!!」
ランボとイーピンを片手で抱え、
空いた片手で三叉の槍を構えると炎を灯した。
「ディバインピース!!」
その槍を迫りくる壁に向かって勢いよく突き立てるが、壁は壊れることも止まることもなく迫ってくる。
「!!」
「耐炎性のナノコンポジットアーマーの壁!!」
「ほんと、度し難い…!!」
「いつから命令できる立場になったの?」
「命令じゃない、お願いだ。
その威力の炎を匣に注入すれば中にいるハリネズミが炎の圧に耐えきれない可能性がある」
「ハリネズミ…?」
雲の炎が一瞬弱くなった。
その隙をついて雲雀の右手を包み、炎を抑える。
「っ何してるの…!」
「落ち着け、
幻騎士を黙らせてる今しかないんだ。
私に呼吸を合わせて、炎を落ち着かせてくれ」
紫に混ざるように白い炎がそのフロアに広がる。
そよ風のようなそれは雲を
「よしっ、こんなもんだろう!」
「……早く離してくれるかい」
朝陽の手がゆっくりと離れ
小さくなった炎を匣の窪みに嵌め込む。
すると匣が開いて中からハリネズミが飛び出した。
「キュッ」
「ハリネズミ君、私の立てた作戦を共有するからその通りに動いてくれるかい?」
ハリネズミの鼻先に触れると、
先ほど見た白い炎がハリネズミの針に灯る。
だがそれは一瞬にして消え、ハリネズミは朝陽を見上げた後、主人である雲雀を見上げた。その目には戸惑いが宿っていて雲雀は目を吊り上げた。
「守沢朝陽、何をしたんだい」
「作戦の共有だ。
どうやらこの先に私達が探していたものがあるらしくてな、そこへ行くための道を開通及びできるだけ広範囲のフロアの破壊を、ハリネズミ君にお願いしたいんだ」
「なっ、姐さんそれは…!」
「笹川も獄寺も山本もラルもボロボロ。
委員長君は幼くなって、私の可愛い綱吉は別行動………戦える人数が少ないならもう強行突破でいいだろう。
あわよくばそこで無様に蹲ってる幻騎士もやれれば一石二鳥だ。………というわけで…やれるか、ハリネズミ君」
“君の主の役に立てるよ”とハリネズミを見つめると、ハリネズミは円な瞳を鋭くさせて朝陽を見つめ、静かに頷いた。
「よしっ
草壁さん、クローム、みんなを連れて下がっててくれ、委員長君も」
「あ、姐さん…」
「ケガしたくないなら退け。
「ぐっ、なに、を…!!」
苦しみながらもこちらを睨みつけてくる幻騎士を冷ややかな目で見下ろし、朝陽はリングが嵌められている右手を力強く握りしめる。
「この部屋全体に風の炎を張り巡らせてある、それを吸収すれば、君は大きくなり、増え続けられるだろう。
行っておいで」
「キュアアアア」
その言葉と同時に小さかったハリネズミはどんどん大きくなり、多くの球針態を作っていく。
「キュー!!」
巨大化しながら増殖を繰り返す球針態はありとあらゆる壁を破壊していき、隣の…さらに奥にある部屋すらも破壊していく。
「姐さん!!」
「………幻騎士は退けられた。
暴れ回るハリネズミに背を向け、
ランボとイーピンを抱える。
草壁は終始何か言いたげであったが朝陽は既に先に行っていて、開きかけた口を閉ざした。
「朝陽ーどこに行くんだじょー?」
「この先の部屋だよ。
危ないから私に抱っこされたままでいてくれ」
朝陽を先頭に、
傷ついた4人を気遣いながら進んでいく。
するとズズ…と大きなものが動いているような音が響き、朝陽はハッと顔を上げる。
「壁が迫ってくる!!」
「罠…いや入江正一か…!!」
「朝陽様っ」
ミルフィオーレの基地は可動式であり、
入江正一の意志によって動く仕組みになっていると獄寺から情報を得た草壁が説明する。
「姐さん!!匣兵器は…!!」
「ノワールもブランも専門外!!
委員長君は!?」
「君が勝手に置いていったんでしょ」
「度し難い!!」
ランボとイーピンを片手で抱え、
空いた片手で三叉の槍を構えると炎を灯した。
「ディバインピース!!」
その槍を迫りくる壁に向かって勢いよく突き立てるが、壁は壊れることも止まることもなく迫ってくる。
「!!」
「耐炎性のナノコンポジットアーマーの壁!!」
「ほんと、度し難い…!!」