未来編
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「ミルフィオーレのアジトの図面ですか!?」
モニターには図面が映し出されており、
笹川曰く、敵の情報ファイルのいくつかが雲雀のサーバーに流れていたらしい。
「この図面が本物ならたいしたもんだな。
だが一体誰がこんなことしたんだ?」
「もしかしてだけど…
骸ってことは考えられませんか?」
「確かに、こういうやり方は直接マフィアに手を貸さぬあの男らしいとも思える…だが、ファイルの送信は2時頃途絶えたそうだ…」
何か知ってるかもしれないアヤメはラルの治療で忙しいらしく、この場にはいない。
「笹川、この黒塗りになってる場所はなんだ?」
「詳細は不明だ。
ファイルには他にも用途不明ながら
今作戦のターゲットになりうる特殊な敵施設のデータがあった。」
パッと画面が切り替わり、
円型の大きな装置のようなものが写る。
「ん…?あっ」
その装置を見た瞬間、声を上げたのは綱吉であり
隣に座る朝陽はそれに気付くと“何か知ってるのか”と声をかけた。
「これ、見たことある…」
「「「!」」」
「これの前に…入江正一がいた…」
「入江が?」
「ツナ兄どこで見たの!?」
「資料室か何かスか!?」
「いやっそれがあの………
ゆ…夢なんだけど…未来のオレの恋人と、一緒に」
「「「!!」」」
「ツナの恋人も?」
朝陽は先程の写真を机の上に置いて
金髪の女性を指さし、“この人”と何も知らない山本とリボーンに説明した。
「へー美人さんだな、こっちの人は?」
「獄寺のお嫁さんだ」
「じゃあこいつらが風属性の炎の使用者か」
時雨と共に写る2人の女性。
にこやかに笑っているその写真を見たリボーンは円な瞳を綱吉へと向けた。
「で、他には何を見たんだ?」
「えっと…かすかにしか覚えてないんだけど………中にすごく大事なものが入ってるみたいで…」
「大事な、ものか…
案外この白くて丸い装置が入江正一と全ての謎を解く鍵を握っているのかもな」
リボーンの言葉に一同は驚くが、朝陽は静かに頷いて“それもそうだ”と呟いた。
「どっちにしろ重要そうなものではあるんだ、狙っても損はないと思うぞ」
「ふむ、それはそーだな」
「夢で見たならなおのこと、狙うべきだと私は思う」
「夢なのに?」
「夢だからこそ…だ、あの子ならそれができる。」
どーいうことだ、リボーンがそう言う前に、
朝陽は立ち上がってアヤメの所へ行ってくると部屋を出ていってしまった。
「姉さん…?」
ーーーーーーーーーー
「アヤメ」
「何かあったのか」
医務室の扉を叩くと中から相変わらず何も着ていないアヤメが出てきて朝陽を中へ入れる。
「ラルは」
「治療は終わって今は寝てる。
こいつ、すげぇ執念してるぜ…
身体はボロボロ、立ってるのも座ってるのも…息をしているのもつれぇだろーによ」
「ミルフィオーレのアジトの図面が送られてきた、恐らく六道から、2時頃に連絡が途切れている。」
「へぇ…」
“あいつちゃんとやってんだ”と呟いて、
近くに置いてあった椅子に座る。
すると話はまだ終わってないと朝陽は続けた。
「綱吉の夢に、あの子が干渉してきた」
「!……わかりきってたことだろ
あいつらは最後まで戦う気満々だったんだ、
干渉してくんのは当然なんじゃねぇのか」
「………」
「不服そーだな、私はともかく、
あいつらがマフィアに入るのは嫌だったか」
「そういうわけじゃない…
アヤメだってわかるはずだおまえ達は………」
「あぁ、“異端者”の話か。
安心しろ、それについては数年前に終わらせてんだ、あいつらも問題ねぇよ」
「…白蘭に狙われてるんだろ」
「テメェ含めてな。
白蘭からすりゃ私達は興味を唆るもんなんだろ」
「白蘭が渡る“平行世界”と
私達が渡る“異世界”は全く違うものだからな。
きっとパラレルワールドには私達の存在自体、無いんだろう。」
「ハッ、そりゃそーだ!
山本時雨を含め、所詮私達はただの“異端者”でしかねぇんだからよ」
モニターには図面が映し出されており、
笹川曰く、敵の情報ファイルのいくつかが雲雀のサーバーに流れていたらしい。
「この図面が本物ならたいしたもんだな。
だが一体誰がこんなことしたんだ?」
「もしかしてだけど…
骸ってことは考えられませんか?」
「確かに、こういうやり方は直接マフィアに手を貸さぬあの男らしいとも思える…だが、ファイルの送信は2時頃途絶えたそうだ…」
何か知ってるかもしれないアヤメはラルの治療で忙しいらしく、この場にはいない。
「笹川、この黒塗りになってる場所はなんだ?」
「詳細は不明だ。
ファイルには他にも用途不明ながら
今作戦のターゲットになりうる特殊な敵施設のデータがあった。」
パッと画面が切り替わり、
円型の大きな装置のようなものが写る。
「ん…?あっ」
その装置を見た瞬間、声を上げたのは綱吉であり
隣に座る朝陽はそれに気付くと“何か知ってるのか”と声をかけた。
「これ、見たことある…」
「「「!」」」
「これの前に…入江正一がいた…」
「入江が?」
「ツナ兄どこで見たの!?」
「資料室か何かスか!?」
「いやっそれがあの………
ゆ…夢なんだけど…未来のオレの恋人と、一緒に」
「「「!!」」」
「ツナの恋人も?」
朝陽は先程の写真を机の上に置いて
金髪の女性を指さし、“この人”と何も知らない山本とリボーンに説明した。
「へー美人さんだな、こっちの人は?」
「獄寺のお嫁さんだ」
「じゃあこいつらが風属性の炎の使用者か」
時雨と共に写る2人の女性。
にこやかに笑っているその写真を見たリボーンは円な瞳を綱吉へと向けた。
「で、他には何を見たんだ?」
「えっと…かすかにしか覚えてないんだけど………中にすごく大事なものが入ってるみたいで…」
「大事な、ものか…
案外この白くて丸い装置が入江正一と全ての謎を解く鍵を握っているのかもな」
リボーンの言葉に一同は驚くが、朝陽は静かに頷いて“それもそうだ”と呟いた。
「どっちにしろ重要そうなものではあるんだ、狙っても損はないと思うぞ」
「ふむ、それはそーだな」
「夢で見たならなおのこと、狙うべきだと私は思う」
「夢なのに?」
「夢だからこそ…だ、あの子ならそれができる。」
どーいうことだ、リボーンがそう言う前に、
朝陽は立ち上がってアヤメの所へ行ってくると部屋を出ていってしまった。
「姉さん…?」
ーーーーーーーーーー
「アヤメ」
「何かあったのか」
医務室の扉を叩くと中から相変わらず何も着ていないアヤメが出てきて朝陽を中へ入れる。
「ラルは」
「治療は終わって今は寝てる。
こいつ、すげぇ執念してるぜ…
身体はボロボロ、立ってるのも座ってるのも…息をしているのもつれぇだろーによ」
「ミルフィオーレのアジトの図面が送られてきた、恐らく六道から、2時頃に連絡が途切れている。」
「へぇ…」
“あいつちゃんとやってんだ”と呟いて、
近くに置いてあった椅子に座る。
すると話はまだ終わってないと朝陽は続けた。
「綱吉の夢に、あの子が干渉してきた」
「!……わかりきってたことだろ
あいつらは最後まで戦う気満々だったんだ、
干渉してくんのは当然なんじゃねぇのか」
「………」
「不服そーだな、私はともかく、
あいつらがマフィアに入るのは嫌だったか」
「そういうわけじゃない…
アヤメだってわかるはずだおまえ達は………」
「あぁ、“異端者”の話か。
安心しろ、それについては数年前に終わらせてんだ、あいつらも問題ねぇよ」
「…白蘭に狙われてるんだろ」
「テメェ含めてな。
白蘭からすりゃ私達は興味を唆るもんなんだろ」
「白蘭が渡る“平行世界”と
私達が渡る“異世界”は全く違うものだからな。
きっとパラレルワールドには私達の存在自体、無いんだろう。」
「ハッ、そりゃそーだ!
山本時雨を含め、所詮私達はただの“異端者”でしかねぇんだからよ」