未来編
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激しい銃撃戦を繰り広げる朝陽とリボーン。
リボーンによる激しい攻撃を部屋を素早く駆け回る事で避け、隙を見ては小さなリボーンを確実に狙う。
「(やっぱりうめぇな、銃撃戦ならではの弾補充 )時を的確に狙って撃ってきやがる)」
しかも…と部屋中を駆け回る朝陽は
徐々にこちらに近づいて来ており、リボーンは人知れず口角を上げる。
「さすがだぞ、朝陽」
パァン
朝陽の撃った弾丸がリボーンのボルサリーノを弾くと、リボーンは銃を降ろした。
「わざと外したな」
「そこは弁えるさ。
君もわかってて動かなかっただろ?」
「フッ、やはり侮れねーな」
「褒め言葉として受け取っておくよ」
ニッと歯を見せながら笑うと
大きな音が鳴り響き、床が揺れる。
天井が崩れそうなほど大きなそれに思わず上を見上げた。
「なんだ?」
「上の階からみてーだな。
数時間ぶっつづけでやったし、
休憩がてら他見に行くぞ」
「だな」
リボーンを抱き上げて綱吉の元へ行けば
壁に人がぶつかったような大きな凹みがあり
朝陽は大きく目を見開いた。
「綱吉ーーー!!?」
「いっつ〜」
「お」
「ぎゃー!!綱吉ー!?大丈夫か!!?」
その凹みの下には綱吉が頭を抱えながら蹲っていて、朝陽は顔を青褪め、駆け寄った。
「姉さんっ、リボーン
ハハッ…新技を試してみたんだけど…」
「新技!?
それであれか!?身を削る新技はやめてくれよ!?姉さん心配で夜も寝れなくなってしまうぞ!!」
「おい、ツナ、モノにできそーなのか?その技は」
「うーん、どーだろ………むにゃ」
「ぎゃー!!綱吉が倒れたーーー!!」
「バテて寝ちまっただけだぞ」
その場で倒れ寝てしまった綱吉を心配そうに見つめ、朝陽はその場に座って綱吉の頭を自身の膝に乗せる。
「他の奴見なくていいのか?」
「あぁ、私は綱吉の心配しかしてないから」
「………
前から思っちゃいたが、やけにツナに執着するんだな」
「執着?それは違うよ。
私はただ、綱吉が大好きなだけ。
この子は私のヒーローだから」
頬の汚れを拭い、触り心地の良い茶髪を撫でる。
リボーンは“山本と獄寺の様子を見てくる”と踵を返すが、部屋を出る直前にその足を止める。
「朝陽、
ツナはヒーローから程遠い存在だぞ。」
「…………」
朝陽の言葉も聞かず部屋を出ていったリボーン。
残された朝陽は綱吉の頭を撫でながら
もう片方の手を手袋に包まれた綱吉のそれに重ねた。
「…誰が何と言おうと、君は私のヒーローだよ。
初めて会った時からずっと………」
ーーーーーーーーーー
『つーくん』
「(君は…誰………?)」
『ツナヨシ』
座り込んだ自分の前に立っている金の髪を靡かせる女性…顔をよく見ようと目を細めるが逆光のせいで上手く判別ができない。
『大丈夫、君ならできるよ』
女性は明るく優しい声でそう言い綱吉の手を握る。
手袋越しだと言うのに温かく感じた。
もう一度問おうと口を開いた時、女性の背後に円盤のような大きな機械のようなものが現れた。
『そこまでだよ』
「!!」
『………』
その機械の前に立つ1人の少年、少年はリングを掲げると1人の青年となって、その女性と綱吉を引き剥がした。
「(あ…!!)」
『ツナヨシ、力になれなくてごめんね』
不意に見えた女性の瞳は
とても綺麗な大空のような澄んだ青色だった。
ーーーーーーーーーー
「!!」
「あ、起きた?」
目を開けるとあの女性とは真逆の赤と目が合い
綱吉はハッと息を詰め、やがて落ち着かせるように吐き出した。
「姉さん………」
「…嫌な夢でも見たの?少し魘されていたよ」
「………(今の…入江正一…?あの女の人は…)
!!っ姉さん、オレの未来の恋人って…!
金髪で、昔、姉さんが連れてきたあの子なの!?」
だがそれも束の間、綱吉はガバッと起き上がり
膝枕をしていた朝陽に詰め寄った。
普段とは違う弟分に驚く朝陽だが、やがて目を細め、落ち着くように綱吉の肩に手を置いた。
「………何か、見たんだな」
「っ……その人、ごめんねって…!
力になれなくてごめんねって…!
オレの名前を呼んで、そう言ってたんだ…!」
「………綱吉…」
「どうしてだろ…小さい頃にしか会ったことのない………しかもオレ、覚えてなかったのに…」
「………」
「姉さん…姉さんは知ってるんだよね…?
その人のこと…」
「………あぁ、知ってるよ」
「聞かせてほしいんだ、その人のこと……
中途半端な気持ちじゃない…本気で思ってる。
………教えて、姉さん」
リボーンによる激しい攻撃を部屋を素早く駆け回る事で避け、隙を見ては小さなリボーンを確実に狙う。
「(やっぱりうめぇな、銃撃戦ならではの
しかも…と部屋中を駆け回る朝陽は
徐々にこちらに近づいて来ており、リボーンは人知れず口角を上げる。
「さすがだぞ、朝陽」
パァン
朝陽の撃った弾丸がリボーンのボルサリーノを弾くと、リボーンは銃を降ろした。
「わざと外したな」
「そこは弁えるさ。
君もわかってて動かなかっただろ?」
「フッ、やはり侮れねーな」
「褒め言葉として受け取っておくよ」
ニッと歯を見せながら笑うと
大きな音が鳴り響き、床が揺れる。
天井が崩れそうなほど大きなそれに思わず上を見上げた。
「なんだ?」
「上の階からみてーだな。
数時間ぶっつづけでやったし、
休憩がてら他見に行くぞ」
「だな」
リボーンを抱き上げて綱吉の元へ行けば
壁に人がぶつかったような大きな凹みがあり
朝陽は大きく目を見開いた。
「綱吉ーーー!!?」
「いっつ〜」
「お」
「ぎゃー!!綱吉ー!?大丈夫か!!?」
その凹みの下には綱吉が頭を抱えながら蹲っていて、朝陽は顔を青褪め、駆け寄った。
「姉さんっ、リボーン
ハハッ…新技を試してみたんだけど…」
「新技!?
それであれか!?身を削る新技はやめてくれよ!?姉さん心配で夜も寝れなくなってしまうぞ!!」
「おい、ツナ、モノにできそーなのか?その技は」
「うーん、どーだろ………むにゃ」
「ぎゃー!!綱吉が倒れたーーー!!」
「バテて寝ちまっただけだぞ」
その場で倒れ寝てしまった綱吉を心配そうに見つめ、朝陽はその場に座って綱吉の頭を自身の膝に乗せる。
「他の奴見なくていいのか?」
「あぁ、私は綱吉の心配しかしてないから」
「………
前から思っちゃいたが、やけにツナに執着するんだな」
「執着?それは違うよ。
私はただ、綱吉が大好きなだけ。
この子は私のヒーローだから」
頬の汚れを拭い、触り心地の良い茶髪を撫でる。
リボーンは“山本と獄寺の様子を見てくる”と踵を返すが、部屋を出る直前にその足を止める。
「朝陽、
ツナはヒーローから程遠い存在だぞ。」
「…………」
朝陽の言葉も聞かず部屋を出ていったリボーン。
残された朝陽は綱吉の頭を撫でながら
もう片方の手を手袋に包まれた綱吉のそれに重ねた。
「…誰が何と言おうと、君は私のヒーローだよ。
初めて会った時からずっと………」
ーーーーーーーーーー
『つーくん』
「(君は…誰………?)」
『ツナヨシ』
座り込んだ自分の前に立っている金の髪を靡かせる女性…顔をよく見ようと目を細めるが逆光のせいで上手く判別ができない。
『大丈夫、君ならできるよ』
女性は明るく優しい声でそう言い綱吉の手を握る。
手袋越しだと言うのに温かく感じた。
もう一度問おうと口を開いた時、女性の背後に円盤のような大きな機械のようなものが現れた。
『そこまでだよ』
「!!」
『………』
その機械の前に立つ1人の少年、少年はリングを掲げると1人の青年となって、その女性と綱吉を引き剥がした。
「(あ…!!)」
『ツナヨシ、力になれなくてごめんね』
不意に見えた女性の瞳は
とても綺麗な大空のような澄んだ青色だった。
ーーーーーーーーーー
「!!」
「あ、起きた?」
目を開けるとあの女性とは真逆の赤と目が合い
綱吉はハッと息を詰め、やがて落ち着かせるように吐き出した。
「姉さん………」
「…嫌な夢でも見たの?少し魘されていたよ」
「………(今の…入江正一…?あの女の人は…)
!!っ姉さん、オレの未来の恋人って…!
金髪で、昔、姉さんが連れてきたあの子なの!?」
だがそれも束の間、綱吉はガバッと起き上がり
膝枕をしていた朝陽に詰め寄った。
普段とは違う弟分に驚く朝陽だが、やがて目を細め、落ち着くように綱吉の肩に手を置いた。
「………何か、見たんだな」
「っ……その人、ごめんねって…!
力になれなくてごめんねって…!
オレの名前を呼んで、そう言ってたんだ…!」
「………綱吉…」
「どうしてだろ…小さい頃にしか会ったことのない………しかもオレ、覚えてなかったのに…」
「………」
「姉さん…姉さんは知ってるんだよね…?
その人のこと…」
「………あぁ、知ってるよ」
「聞かせてほしいんだ、その人のこと……
中途半端な気持ちじゃない…本気で思ってる。
………教えて、姉さん」