未来編
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アヤメへの説教を試みた朝陽だが当の本人は全くと言っていい程聞いておらず無駄に終わった。
雲雀は泣きついてきた朝陽を抱き締め、ジャケットを脱いで下着姿となった彼女へ自身のスーツを羽織らせた。
「それで、何があったんだ」
「骸が倒されたかもしれねぇ」
「「「!!」」」
「どういうこと!?」
先程まで顔を真っ赤にしていた綱吉が立ち上がってアヤメに詰め寄ると、アヤメは綱吉を見つめ、クロームの事を話した。
「今は私の幻術とボンゴレリングで生成した内臓で行動しているから問題はねぇ。
今日は絶対安静だが明日からは普通に動けるだろうさ」
「そ、そうなんだ…よかった…」
「だがなぜ六道が…」
「第一に私がここに来たのは骸からの情報があったからで、私でも今奴がどこで、何をしてるかなんてわかったもんじゃねぇ」
「夫婦じゃねーのか」
「私達の間にアイ、とやらはねぇよ。
まぁ少なくとも骸は私の事を想ってるらしいがな」
「なんで結婚したのよ?」
「利害の一致ってだけだ。
奴は私に惚れたから、私は奴の目とクロームの身体に興味を持ったから結婚したまで。」
「そ、それだけで結婚…?」
「アヤメのそういう所本当に変わってないな…服を着るっていうことに関しては変わって欲しかった」
「面倒、邪魔、暑苦しい」
「本っっっ当に変わってない!!」
「そんな私が好きじゃねぇのか」
「大好きだよ!!!」
「漫才しないでくれる?」
こちらを睨みつけてくる雲雀を鼻で笑い、
アヤメは話を続けると口を開いた。
「クロームに関しては問題はねぇよ。
骸 に関しても適当にやるだろーし、最悪見捨てりゃいいから気にすんな」
「見捨てるって…あなたの夫でしょう!?」
「書類上のな。」
「はぁ……ビアンキ、アヤメに愛を語っても無駄だ、大人しく退け」
「っわかったわ…」
朝陽に止められ大人しく座るビアンキだが、ゴーグル越しの目はアヤメを鋭く睨みつけていた。
「さて、沢田綱吉の見解を聞こう。
答えは出たんだな」
「…うん。
その作戦に、乗るよ」
「………へぇ」
「敵のアジトに行けば過去に戻ることだけじゃなくって、骸の手がかりも何かつかめると思う」
「あのバカは放っておけばいいっつっただろーが」
「放っておけないよ…!
ゆっくりしてたら手遅れになっちゃうかもしれないだろ…!少なくとも………アヤメさんにとって骸は…そんな軽いものじゃないと思うから……」
「………
(なるほど…この時から甘い男だったわけか)」
真っ直ぐアヤメを見つめる綱吉の目には
少しばかりの怯えが見えていたが、芯のある覚悟が前面に見えていてアヤメは目を瞑った。
「それにやっぱりオレ…
こんな状況 一秒でも長くいて欲しくないんだ。
並盛の仲間はもちろんだし、
姉さんやクローム、ラル・ミルチだって……………こんな状況 全然似合わないよ!!」
「………」
綱吉ははっとなり恥ずかしそうに言い訳を始めたが、その頭を朝陽に抱きしめられたことで顔を上げた。
「私の弟分が尊すぎるー!!
アヤメ聞いた!?私の弟分最高じゃない!?」
「うむ、よく言ったぞ!男だ沢田!!」
「うるせぇな」
綱吉は“とにかく”と手袋を着けて、死ぬ気丸を飲むと炎を灯して出入り口に立った。
「5日しか時間がない、
一刻も無駄にはできないぞ」
「はい!!」
「だな!!」
「……テメェの覚悟は上に伝えておく。
それとラル・ミルチ、テメェは今から医務室に来い」
「!」
「私が直々にその腐った体を治してやる。」
「何!?」
アヤメはニヤリと笑うと、ジャケットやタオルを投げ捨ててラルを小脇に抱えた。
「「「ぶっ!!!」」」
「なっ!?何をする!離せ!!」
「思春期男子の前って言った!!」
「うっせぇぞ。
私だって明日には戻んだ、時間がねぇんだよ」
“行くぞ”とラルを連れて出ていったアヤメを呆然と見送り、朝陽は“本当度し難い!!”と投げ捨てられたジャケットとタオルを拾った。
「全く変わってないんだから!!」
「………アヤメはラル・ミルチを治せるのか」
「………治すだろうな。
あいつはどんな病気も、どんな怪我も絶対に治す…そんな医者だ。」
雲雀は泣きついてきた朝陽を抱き締め、ジャケットを脱いで下着姿となった彼女へ自身のスーツを羽織らせた。
「それで、何があったんだ」
「骸が倒されたかもしれねぇ」
「「「!!」」」
「どういうこと!?」
先程まで顔を真っ赤にしていた綱吉が立ち上がってアヤメに詰め寄ると、アヤメは綱吉を見つめ、クロームの事を話した。
「今は私の幻術とボンゴレリングで生成した内臓で行動しているから問題はねぇ。
今日は絶対安静だが明日からは普通に動けるだろうさ」
「そ、そうなんだ…よかった…」
「だがなぜ六道が…」
「第一に私がここに来たのは骸からの情報があったからで、私でも今奴がどこで、何をしてるかなんてわかったもんじゃねぇ」
「夫婦じゃねーのか」
「私達の間にアイ、とやらはねぇよ。
まぁ少なくとも骸は私の事を想ってるらしいがな」
「なんで結婚したのよ?」
「利害の一致ってだけだ。
奴は私に惚れたから、私は奴の目とクロームの身体に興味を持ったから結婚したまで。」
「そ、それだけで結婚…?」
「アヤメのそういう所本当に変わってないな…服を着るっていうことに関しては変わって欲しかった」
「面倒、邪魔、暑苦しい」
「本っっっ当に変わってない!!」
「そんな私が好きじゃねぇのか」
「大好きだよ!!!」
「漫才しないでくれる?」
こちらを睨みつけてくる雲雀を鼻で笑い、
アヤメは話を続けると口を開いた。
「クロームに関しては問題はねぇよ。
「見捨てるって…あなたの夫でしょう!?」
「書類上のな。」
「はぁ……ビアンキ、アヤメに愛を語っても無駄だ、大人しく退け」
「っわかったわ…」
朝陽に止められ大人しく座るビアンキだが、ゴーグル越しの目はアヤメを鋭く睨みつけていた。
「さて、沢田綱吉の見解を聞こう。
答えは出たんだな」
「…うん。
その作戦に、乗るよ」
「………へぇ」
「敵のアジトに行けば過去に戻ることだけじゃなくって、骸の手がかりも何かつかめると思う」
「あのバカは放っておけばいいっつっただろーが」
「放っておけないよ…!
ゆっくりしてたら手遅れになっちゃうかもしれないだろ…!少なくとも………アヤメさんにとって骸は…そんな軽いものじゃないと思うから……」
「………
(なるほど…この時から甘い男だったわけか)」
真っ直ぐアヤメを見つめる綱吉の目には
少しばかりの怯えが見えていたが、芯のある覚悟が前面に見えていてアヤメは目を瞑った。
「それにやっぱりオレ…
こんな
並盛の仲間はもちろんだし、
姉さんやクローム、ラル・ミルチだって……………こんな
「………」
綱吉ははっとなり恥ずかしそうに言い訳を始めたが、その頭を朝陽に抱きしめられたことで顔を上げた。
「私の弟分が尊すぎるー!!
アヤメ聞いた!?私の弟分最高じゃない!?」
「うむ、よく言ったぞ!男だ沢田!!」
「うるせぇな」
綱吉は“とにかく”と手袋を着けて、死ぬ気丸を飲むと炎を灯して出入り口に立った。
「5日しか時間がない、
一刻も無駄にはできないぞ」
「はい!!」
「だな!!」
「……テメェの覚悟は上に伝えておく。
それとラル・ミルチ、テメェは今から医務室に来い」
「!」
「私が直々にその腐った体を治してやる。」
「何!?」
アヤメはニヤリと笑うと、ジャケットやタオルを投げ捨ててラルを小脇に抱えた。
「「「ぶっ!!!」」」
「なっ!?何をする!離せ!!」
「思春期男子の前って言った!!」
「うっせぇぞ。
私だって明日には戻んだ、時間がねぇんだよ」
“行くぞ”とラルを連れて出ていったアヤメを呆然と見送り、朝陽は“本当度し難い!!”と投げ捨てられたジャケットとタオルを拾った。
「全く変わってないんだから!!」
「………アヤメはラル・ミルチを治せるのか」
「………治すだろうな。
あいつはどんな病気も、どんな怪我も絶対に治す…そんな医者だ。」