未来編
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ラルから守護者の様子を見に行けと言われ、
綱吉は休憩がてら朝陽の所へと向かった。
「お!綱吉じゃないか!どうした!」
「姉さん、修行の様子を見に来たんだけど…どう?」
綱吉の言葉に頷いた朝陽は
“あれ”とある方向を指差す。
そこには射撃用の的があり、至るところに穴が空いていた。
「朝陽の方は問題ねーぞ。
元々の身体能力も相まって、文句無しだ。
さすがだぞ、朝陽」
「ありがとリボーン」
2人は拳をぶつけ合い笑い合う。
綱吉も安心したように肩の力を抜くが、
朝陽はだが…と続けた。
「他の奴らはわからん。
あいつらの実践経験は実質ヴァリアーとの戦闘のみ、心してかからないとすぐに死ぬぞ」
「っ……
そ、そう…だよね…
オレ、他の人も見てくるよ」
「……あまり気に病むなよ。
戦場に立てば必ず傷つき倒れる奴は出てくる。
私達はそうならないために、守るために強くなるんだ。」
「うん、ありがとう。姉さん。」
綱吉は朝陽に笑いかけると
クロームの所へ行くと、エレベーターに乗り込んだ。
「その程度かよ!!」
「っ!まだ…!」
クロームとアヤメがいる階へ行けば
凄まじい攻防戦が行われていて
その部屋のあちこちに火の粉や切り傷、亀裂が走っていてボロボロだった。
「!そこまでだ。」
「!あ、ボス」
綱吉に気付いたアヤメはクロームを止めると、歩み寄ってきた綱吉と向き合った。
「様子、見に来たんだけど…」
「…そうか。
とりあえず体の使い方と
幻術の応用を教えているとこだ。
動きは悪かねぇがチビでほっせーこともあって骸と比べちまうと頼りねぇことこの上ねぇ」
「っ」
「だが、術士としては中々のもんだ。
今日1日でそれを叩き込めればあとは特訓あるのみってとこだ。」
「ボス、私、がんばる」
ギュッ…と槍を握ったクロームは覚悟の決まった目で綱吉を見上げ、綱吉も一瞬俯くが、彼女の意思を汲み取って頷いた。
「…沢田綱吉」
「は、はい!」
「人の心配よりテメェの心配をしろ。
各々が何とかするなら各々で何とかしろ、
テメェはこいつらのボスなんだろ?
ボスはボスらしくドッシリ構えときゃいい、
テメェに惚れてついてきた奴らの気持ちを無碍にすんじゃねぇ、信じてみろ、それが仲間ってやつじゃねぇのか。」
アヤメに見下され、その威圧感に怯む綱吉だが、彼女の言葉を聞きハッとすると、アヤメに頭を下げた。
「アヤメさん…
作戦についてなんですけど、山本と獄寺の様子を見に行ってからでいいですか」
「気持ち悪ぃから敬語はいらねぇ。
あと期限は今日中って言ったぜ、今日中であればいい。」
「ありがとうござ……」
「敬語」
「ありがとう!!」
綱吉はそう言うとまたエレベーターに乗り込み
今度は山本の所へと向かった。
「山本〜…うわ!?」
他の階とは打って変わり、和風なフロアとなっているそこで山本と時雨を探す。
ここかな…の襖を開けると炎を纏った燕と何かに吹き飛ばされたであろう山本と激突した。
「ツナっ」
「いつつつつ」
「大丈夫かツナ!?わりいっ」
「だ…大丈夫…」
「あなや〜沢田君来てたのね〜」
慌てる山本とは違い、ほけほけと笑いながら歩み寄ってくる時雨の手には炎を灯す短刀があった。
「今の時雨さんが…?」
「ああ…時雨さん、マジで強くてな…
動きが全然読めねーんだ」
「あなや〜、武君もまだまだね〜
それで?沢田君はどうしたのかしら〜」
「あ、様子を見に……どうかなって」
「そうね〜
贔屓目無しでもこのままだと確実に死んでしまうわ〜最高でも2日、2日で私に一太刀浴びせてくれないと困る。」
「2日…!?」
「大丈夫だって、オレはやるぜ。
時雨さんには色々聞きたいこともあるしな」
そう言って立ち上がった山本はいつものように笑っていて、時雨に時雨金時を向けた。
「あなや、やる気ね〜
我が夫…の過去の姿とは言え、惚れ惚れしちゃうわ〜」
「へへ、行くぜ…!」
突っ込んで行った山本の刃を短刀で笑顔で容易く受け止めた時雨。その姿に驚くが修行が再開してしまった今、ここに用はないと今度は獄寺の所へ行く……が
「バックレたわ」
「………え?」
「修行から逃げたっていってるの!!」
「んなー!!?」
綱吉は休憩がてら朝陽の所へと向かった。
「お!綱吉じゃないか!どうした!」
「姉さん、修行の様子を見に来たんだけど…どう?」
綱吉の言葉に頷いた朝陽は
“あれ”とある方向を指差す。
そこには射撃用の的があり、至るところに穴が空いていた。
「朝陽の方は問題ねーぞ。
元々の身体能力も相まって、文句無しだ。
さすがだぞ、朝陽」
「ありがとリボーン」
2人は拳をぶつけ合い笑い合う。
綱吉も安心したように肩の力を抜くが、
朝陽はだが…と続けた。
「他の奴らはわからん。
あいつらの実践経験は実質ヴァリアーとの戦闘のみ、心してかからないとすぐに死ぬぞ」
「っ……
そ、そう…だよね…
オレ、他の人も見てくるよ」
「……あまり気に病むなよ。
戦場に立てば必ず傷つき倒れる奴は出てくる。
私達はそうならないために、守るために強くなるんだ。」
「うん、ありがとう。姉さん。」
綱吉は朝陽に笑いかけると
クロームの所へ行くと、エレベーターに乗り込んだ。
「その程度かよ!!」
「っ!まだ…!」
クロームとアヤメがいる階へ行けば
凄まじい攻防戦が行われていて
その部屋のあちこちに火の粉や切り傷、亀裂が走っていてボロボロだった。
「!そこまでだ。」
「!あ、ボス」
綱吉に気付いたアヤメはクロームを止めると、歩み寄ってきた綱吉と向き合った。
「様子、見に来たんだけど…」
「…そうか。
とりあえず体の使い方と
幻術の応用を教えているとこだ。
動きは悪かねぇがチビでほっせーこともあって骸と比べちまうと頼りねぇことこの上ねぇ」
「っ」
「だが、術士としては中々のもんだ。
今日1日でそれを叩き込めればあとは特訓あるのみってとこだ。」
「ボス、私、がんばる」
ギュッ…と槍を握ったクロームは覚悟の決まった目で綱吉を見上げ、綱吉も一瞬俯くが、彼女の意思を汲み取って頷いた。
「…沢田綱吉」
「は、はい!」
「人の心配よりテメェの心配をしろ。
各々が何とかするなら各々で何とかしろ、
テメェはこいつらのボスなんだろ?
ボスはボスらしくドッシリ構えときゃいい、
テメェに惚れてついてきた奴らの気持ちを無碍にすんじゃねぇ、信じてみろ、それが仲間ってやつじゃねぇのか。」
アヤメに見下され、その威圧感に怯む綱吉だが、彼女の言葉を聞きハッとすると、アヤメに頭を下げた。
「アヤメさん…
作戦についてなんですけど、山本と獄寺の様子を見に行ってからでいいですか」
「気持ち悪ぃから敬語はいらねぇ。
あと期限は今日中って言ったぜ、今日中であればいい。」
「ありがとうござ……」
「敬語」
「ありがとう!!」
綱吉はそう言うとまたエレベーターに乗り込み
今度は山本の所へと向かった。
「山本〜…うわ!?」
他の階とは打って変わり、和風なフロアとなっているそこで山本と時雨を探す。
ここかな…の襖を開けると炎を纏った燕と何かに吹き飛ばされたであろう山本と激突した。
「ツナっ」
「いつつつつ」
「大丈夫かツナ!?わりいっ」
「だ…大丈夫…」
「あなや〜沢田君来てたのね〜」
慌てる山本とは違い、ほけほけと笑いながら歩み寄ってくる時雨の手には炎を灯す短刀があった。
「今の時雨さんが…?」
「ああ…時雨さん、マジで強くてな…
動きが全然読めねーんだ」
「あなや〜、武君もまだまだね〜
それで?沢田君はどうしたのかしら〜」
「あ、様子を見に……どうかなって」
「そうね〜
贔屓目無しでもこのままだと確実に死んでしまうわ〜最高でも2日、2日で私に一太刀浴びせてくれないと困る。」
「2日…!?」
「大丈夫だって、オレはやるぜ。
時雨さんには色々聞きたいこともあるしな」
そう言って立ち上がった山本はいつものように笑っていて、時雨に時雨金時を向けた。
「あなや、やる気ね〜
我が夫…の過去の姿とは言え、惚れ惚れしちゃうわ〜」
「へへ、行くぜ…!」
突っ込んで行った山本の刃を短刀で笑顔で容易く受け止めた時雨。その姿に驚くが修行が再開してしまった今、ここに用はないと今度は獄寺の所へ行く……が
「バックレたわ」
「………え?」
「修行から逃げたっていってるの!!」
「んなー!!?」