日常・黒曜・ヴァリアー編
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いきなり現れた美女はビアンキと言うらしく
沢田家に居候しているリボーンの愛人であり
獄寺の異母姉らしい。
遊びに誘ってもらえなかった…という理由で
ランボとイーピンを恐喝して雪合戦に乱入してきた。
「それでリボーン…その女は誰…?」
「はじめまして、お姉さん。
私は守沢朝陽、綱吉の姉貴分なんだ。
綱吉から話は聞いてる、リボーンの愛人なんだろ?リボーンも隅に置けないな、こんな美人を侍らせてるなんて、ちゃんと愛してやれよ。」
「!!あなた、私のチームに来ない?
一緒に組んで、あいつらを懲らしめましょう?」
「何シレッと勧誘してんのー!?」
「悪いな、今の私は審判だからチームには入れないんだ」
「あら、残念」
「でもディーノっていう男は私の分までギッタンギッタンにしてくれ、綱吉の兄貴分の座を守るためなんだ。」
「まだ引き摺ってるよこの嬢ちゃん!!」
「兄貴分?あなた、女じゃ…」
「愛さえあれば人間は何にでもなれる」
「最高だわ、やっぱり愛は世界を救うのね」
「なんか気が合ってるよこの2人ー!!」
ガシッ!!と手を握り合う女2人に綱吉とディーノは顔を青褪め、横で見ていたリボーンは密かに笑う。
「3チームになったことだし
雪合戦のルールを変えねーとな」
「……なんか時代が古くなった…?」
「ファッションだぞ☆」
いつの間にか服装が変わったリボーンは
?を飛ばす朝陽にウィンクしながら
レオンを掲げる。
「レオンをうばい合うのは今までどーりだが
今回はつかまえた時点で勝ちだからな。
ただし今度のレオンは逃げるぞ、
レオンTURBOだ!!」
ムニョニョ〜ンと何故か車のような姿に変化したレオンはエンジンを蒸して、猛スピードで発進する。
そしてリボーンの合図で
第二ラウンドが開始された…のだが…
「……なぁ、リボーン」
「ん?なんだ?」
「本当にこれ…撮影じゃないの…?」
「現実だぞ」
毒入り雪玉や実弾入り雪玉…
さらにはダイナマイトや巨大化したカメ…
最早雪合戦とは言い難い何かに、朝陽は呆然としていた。
次々とリタイアしていく中、残ったのは綱吉であり、レオンを捕まえようと走っていくが途中で転けてしまう。
「!!綱吉!!大丈夫か!?
ケガは?痛い所は無い?あぁ、こんな雪まみれにしちゃって…」
様子を見ていた朝陽だが、綱吉の点とにはいち早く反応して、弟分の元へと駆け寄って起き上がらせる。
すると一匹で走っていたレオンが
雲雀の手によって捕まっており、起き上がった綱吉と朝陽は目を見開いた。
「何これ?あとそこのデカいカメ」
「ヒバリさん!!」
「委員長君!?」
「やぁ、久しぶりだね守沢朝陽」
「あ、あぁ、久しぶり…じゃなくて、
なんで学ランだけなんだ、寒くないのか?
また風邪を拗らせてしまうぞ」
“マフラーだけでも巻きなさい”と自分のマフラーを雲雀の首に巻けば、ジッと朝陽を見つめて来た。
「君、強いんだよね?」
「え?」
「君が出ているドラマをいくつか拝見してね、
どうやら僕が思っているよりずっとやり手みたいだ」
「……綱吉、下がって」
「ね、姉さん…!」
好戦的な笑みを浮かべる雲雀に何かを感じたのか、朝陽は綱吉を背中に隠して、かけていたメガネを取る。
「君が…何を思って私の演技を見ていたのかはわからないけど……せっかくの雪なんだ、雪合戦でもどうかな?」
「へぇ、いいね」
雲雀からレオンを受け取って綱吉に渡す。
その際にリボーンと目配せすれば、静かに頷かれ、朝陽も頷いた。
「委員長君は忙しい身だろうし、
制限時間は10分、雪玉に一回でも当たったら勝負有りにしようか」
「……まぁ、いいよ」
「それじゃあ綱吉、リボーン、審判よろしく」
急遽始まってしまった朝陽VS雲雀の雪合戦。
リボーンの合図で試合が始まると
早速雲雀が朝陽に向けて雪玉を投げてきた。
「お、いい動きいい動き!
噂の風紀委員長君は流石だなぁ!」
わはは!と笑いながら、次々と投げられる雪玉を軽やかに回避すれば、あからさまに苛立った表情をしている雲雀に睨みつけられた。
「君も投げてきなよ、僕だけじゃつまらない」
「わはは!それもそう!ならこれでどうだ!」
朝陽は雪を少し持つと雲雀に向けて投げた。
すると雲雀の動きが鈍り、その隙をついて朝陽は駆け出す。
「目眩ましか、朝陽もズルをするんだな」
「これ位、どうってことないよ」
「知ってる」
「!!」
雲雀はすぐに立て直してまた雪玉を投げようと構えるが、朝陽はすぐ目の前まで迫っており、その手には綺麗な雪玉。
「勝負有りだぞ」
ピトッと雲雀の頬に雪玉が当てられると、
リボーンの声が響く。
「はい、私の勝ち」
「……本気じゃなかった、もう一回」
「あっはっは!
委員長君は負けず嫌いな上に戦闘好きか!!
だが約束は約束、勝ちは勝ち、負けは負け!
だから今日はここまで!
綱吉!みんなを救出しつつ帰るぞ!」
「ぅええ!?いいの!?」
「守沢朝陽」
「久々の雪合戦楽しかったからいいの!
委員長君、ありがとう!!」
「っちょっと…」
朝陽はニッと笑うとメガネをかけ直し
雲雀の背中をポンッと押す。
納得がいかないと雲雀は食いつくが、上手いこと躱されてしまう。
「風邪ひくなよ、委員長君!またなー!」
雪に埋まったみんなを助け、
ぞろぞろと学校を後にする。
雲雀はただ一人、
首に巻かれた白いマフラーに手を当て
ポツリと呟いた。
「……ムカつく」
ーーーーーーーーーー
「いやぁ、年甲斐もなく楽しんじゃった!」
「姉さんヒヤヒヤさせないでよー!
ヒバリさんって怒ると超怖いんだからな!?」
「わはは!ごめんごめん!」
怒る綱吉の頭を撫でながら
朝陽は今日のことを振り返る。
赤ん坊なのによく喋りよく動くリボーン
毒を操るビアンキや実弾を扱えるディーノ
ダイナマイトを躊躇なく投げる獄寺。
ランボやイーピン、フゥ太も…
下手をすれば人が死ぬかもしれない力を持っている。
朝陽はそっと目を瞑り、綱吉を抱き締めた。
「綱吉」
「ん?」
「姉さんはいつでもお前の味方だからな」
「!…うん、ありがとう、姉さん…」
綱吉が気にしないのならそれでいい、
綱吉が何も言わないのなら、何も聞かない、
綱吉が話してくれるのなら、いつでも聞こう。
「逃げたくなったら、言ってくれ」
沢田家に居候しているリボーンの愛人であり
獄寺の異母姉らしい。
遊びに誘ってもらえなかった…という理由で
ランボとイーピンを恐喝して雪合戦に乱入してきた。
「それでリボーン…その女は誰…?」
「はじめまして、お姉さん。
私は守沢朝陽、綱吉の姉貴分なんだ。
綱吉から話は聞いてる、リボーンの愛人なんだろ?リボーンも隅に置けないな、こんな美人を侍らせてるなんて、ちゃんと愛してやれよ。」
「!!あなた、私のチームに来ない?
一緒に組んで、あいつらを懲らしめましょう?」
「何シレッと勧誘してんのー!?」
「悪いな、今の私は審判だからチームには入れないんだ」
「あら、残念」
「でもディーノっていう男は私の分までギッタンギッタンにしてくれ、綱吉の兄貴分の座を守るためなんだ。」
「まだ引き摺ってるよこの嬢ちゃん!!」
「兄貴分?あなた、女じゃ…」
「愛さえあれば人間は何にでもなれる」
「最高だわ、やっぱり愛は世界を救うのね」
「なんか気が合ってるよこの2人ー!!」
ガシッ!!と手を握り合う女2人に綱吉とディーノは顔を青褪め、横で見ていたリボーンは密かに笑う。
「3チームになったことだし
雪合戦のルールを変えねーとな」
「……なんか時代が古くなった…?」
「ファッションだぞ☆」
いつの間にか服装が変わったリボーンは
?を飛ばす朝陽にウィンクしながら
レオンを掲げる。
「レオンをうばい合うのは今までどーりだが
今回はつかまえた時点で勝ちだからな。
ただし今度のレオンは逃げるぞ、
レオンTURBOだ!!」
ムニョニョ〜ンと何故か車のような姿に変化したレオンはエンジンを蒸して、猛スピードで発進する。
そしてリボーンの合図で
第二ラウンドが開始された…のだが…
「……なぁ、リボーン」
「ん?なんだ?」
「本当にこれ…撮影じゃないの…?」
「現実だぞ」
毒入り雪玉や実弾入り雪玉…
さらにはダイナマイトや巨大化したカメ…
最早雪合戦とは言い難い何かに、朝陽は呆然としていた。
次々とリタイアしていく中、残ったのは綱吉であり、レオンを捕まえようと走っていくが途中で転けてしまう。
「!!綱吉!!大丈夫か!?
ケガは?痛い所は無い?あぁ、こんな雪まみれにしちゃって…」
様子を見ていた朝陽だが、綱吉の点とにはいち早く反応して、弟分の元へと駆け寄って起き上がらせる。
すると一匹で走っていたレオンが
雲雀の手によって捕まっており、起き上がった綱吉と朝陽は目を見開いた。
「何これ?あとそこのデカいカメ」
「ヒバリさん!!」
「委員長君!?」
「やぁ、久しぶりだね守沢朝陽」
「あ、あぁ、久しぶり…じゃなくて、
なんで学ランだけなんだ、寒くないのか?
また風邪を拗らせてしまうぞ」
“マフラーだけでも巻きなさい”と自分のマフラーを雲雀の首に巻けば、ジッと朝陽を見つめて来た。
「君、強いんだよね?」
「え?」
「君が出ているドラマをいくつか拝見してね、
どうやら僕が思っているよりずっとやり手みたいだ」
「……綱吉、下がって」
「ね、姉さん…!」
好戦的な笑みを浮かべる雲雀に何かを感じたのか、朝陽は綱吉を背中に隠して、かけていたメガネを取る。
「君が…何を思って私の演技を見ていたのかはわからないけど……せっかくの雪なんだ、雪合戦でもどうかな?」
「へぇ、いいね」
雲雀からレオンを受け取って綱吉に渡す。
その際にリボーンと目配せすれば、静かに頷かれ、朝陽も頷いた。
「委員長君は忙しい身だろうし、
制限時間は10分、雪玉に一回でも当たったら勝負有りにしようか」
「……まぁ、いいよ」
「それじゃあ綱吉、リボーン、審判よろしく」
急遽始まってしまった朝陽VS雲雀の雪合戦。
リボーンの合図で試合が始まると
早速雲雀が朝陽に向けて雪玉を投げてきた。
「お、いい動きいい動き!
噂の風紀委員長君は流石だなぁ!」
わはは!と笑いながら、次々と投げられる雪玉を軽やかに回避すれば、あからさまに苛立った表情をしている雲雀に睨みつけられた。
「君も投げてきなよ、僕だけじゃつまらない」
「わはは!それもそう!ならこれでどうだ!」
朝陽は雪を少し持つと雲雀に向けて投げた。
すると雲雀の動きが鈍り、その隙をついて朝陽は駆け出す。
「目眩ましか、朝陽もズルをするんだな」
「これ位、どうってことないよ」
「知ってる」
「!!」
雲雀はすぐに立て直してまた雪玉を投げようと構えるが、朝陽はすぐ目の前まで迫っており、その手には綺麗な雪玉。
「勝負有りだぞ」
ピトッと雲雀の頬に雪玉が当てられると、
リボーンの声が響く。
「はい、私の勝ち」
「……本気じゃなかった、もう一回」
「あっはっは!
委員長君は負けず嫌いな上に戦闘好きか!!
だが約束は約束、勝ちは勝ち、負けは負け!
だから今日はここまで!
綱吉!みんなを救出しつつ帰るぞ!」
「ぅええ!?いいの!?」
「守沢朝陽」
「久々の雪合戦楽しかったからいいの!
委員長君、ありがとう!!」
「っちょっと…」
朝陽はニッと笑うとメガネをかけ直し
雲雀の背中をポンッと押す。
納得がいかないと雲雀は食いつくが、上手いこと躱されてしまう。
「風邪ひくなよ、委員長君!またなー!」
雪に埋まったみんなを助け、
ぞろぞろと学校を後にする。
雲雀はただ一人、
首に巻かれた白いマフラーに手を当て
ポツリと呟いた。
「……ムカつく」
ーーーーーーーーーー
「いやぁ、年甲斐もなく楽しんじゃった!」
「姉さんヒヤヒヤさせないでよー!
ヒバリさんって怒ると超怖いんだからな!?」
「わはは!ごめんごめん!」
怒る綱吉の頭を撫でながら
朝陽は今日のことを振り返る。
赤ん坊なのによく喋りよく動くリボーン
毒を操るビアンキや実弾を扱えるディーノ
ダイナマイトを躊躇なく投げる獄寺。
ランボやイーピン、フゥ太も…
下手をすれば人が死ぬかもしれない力を持っている。
朝陽はそっと目を瞑り、綱吉を抱き締めた。
「綱吉」
「ん?」
「姉さんはいつでもお前の味方だからな」
「!…うん、ありがとう、姉さん…」
綱吉が気にしないのならそれでいい、
綱吉が何も言わないのなら、何も聞かない、
綱吉が話してくれるのなら、いつでも聞こう。
「逃げたくなったら、言ってくれ」