未来編
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〜翌日・トレーニングルーム〜
朝食を食べ終えた綱吉達はトレーニングルームへと入ると、そこには既に朝陽がおり、銀に輝く銃を構えていた。
「姉さん!」
「お!おはよう!朝飯ちゃんと食べたか?」
「おはようございます姉君!その銃は?」
「匣に入ってた武器だよ。
しばらくはこれとブランが保管してくれている槍が主要武器 になりそうだから、今のうちに使い方をマスターしないといけないんだ。」
朝陽の両手に収まる二丁の銃。
銃を見ると思い出すのはXANXUSだが、
なぜかあのような邪悪さや恐ろしさは感じず
むしろカッコいいと思った。
「朝陽はどんな戦い方ができんだ?」
「前線に立てって言うなら前線に立つし
援護と言われれば援護に回れるよ。」
「銃の使い方も申し分ねぇように思えるが」
「女優経験がここで活きるとは思わなんだ。
…だが実戦となると難しい所もあるし恭弥にでも稽古をつけてもらうよ」
銃を匣にしまって、グッと伸びをすると
綱吉達の後ろにいたラルが“風の匣は初めて見た…”と呟き、朝陽を見つめた。
「風の属性の使い手は元々少ないみたいだしな。
白蘭も目をつけていると恭弥から聞いた。」
「あぁ、使えるのは風の守護者である朝陽とヴァリアー幹部の六道アヤメ。
あと2人、ボンゴレ所属の女も使えるらしいな」
「え…2人?」
「あぁ、未来の私がその2人を逃し、
アヤメは自分の意志で残ったんだと。
あの子達も十分強いし残っても問題は無かったと思うんだがなぁ…」
「知り合いなんスか?」
「うん、可愛い妹分だよ。
こっちに来てるとは思ってなかったけど…」
「「「?」」」
「何でもない。
もし詳しい事を聞きたければ時雨やビアンキに聞くといい、この時代のあの子達についてはあの2人がよく知っているはずだ」
「?どうしてアネキが出てくるんスか?」
「その内の1人がビアンキの義妹に当たるんだ」
「ビアンキの義妹…
……ってことは…ええ!?」
みんなの視線は獄寺へと向かい、
獄寺も戸惑いながら自分を指差していた。
それを見た朝陽はニヤリと笑い口を開く。
「めでたい話、どうやら結婚しているらしいぞ」
「マジカヨ…!!」
なぜかその場で崩れ落ちた獄寺を横目に
リボーンは“もう1人の方はどうなんだ”と朝陽を見上げる。すると朝陽は綱吉の方へと目を向けた。
「綱吉」
「え?」
「綱吉と繋がりがあるんだ。
まぁ、あの様子から付き合ってたんだと思うよ」
「オレとぉ!!?」
「だが、ボンゴレのボスだからとか、
ミルフィオーレの事もあって、その事は公にはせずこっそりと付き合ってたみたいだけど」
「へー、ツナと獄寺の奥さんか!どんな人だろーな!」
「呑気なこと言ってんじゃねーぞ野球バカ!
オレと10代目がそんな…そんな……!!」
「いやオレとヒバリだって結婚してたわけだしおかしいことはなくね?」
「あるだろーが!!」
「あっはっは!まぁ戸惑うだろうなぁ!
まぁ、この時代では写真でしか認知できなさそうだから頭の隅にでも追いやってくれ」
「写真…?おい朝陽、そいつらはどこにいやがんだ」
「さぁね。
それは私にもわかりかねる。
何せ、ミルフィオーレに見つからないようかなり厳重に、そして慎重に動いていて、隠蔽したみたいだからな。」
“今の私じゃ手に負えない”と首を振った朝陽にリボーンもそうか…とボルサリーノを被り直す。
「ねえ、姉さん、その人達ってオレ達が知ってる人?」
「綱吉は知ってる、獄寺と山本は知らない。
あ、でももう1人は綱吉でも知らないか。」
「オレが、知ってる…」
綱吉の脳裏には以前思い出した金髪の少女。
もし彼女がそうなのであれば、また会えるかもしれない…そう考えて朝陽を見るが…彼女は真剣な面持ちで綱吉と獄寺を見ていた。
「昨日、山本にも言ったが、決して中途半端に惚れてやるなよ。惚れるなら本気で惚れろ。
でなければその子達に失礼だからね」
「本気でって…」
「未来で結婚してるから付き合ってるからっていうのを建前に好きになるのはダメってことだ。
本気で好きになるなら相手の全部を好きになれ、短所も受け入れられる位惚れ込んでからにしろ。
もし軽率な行動をとってその子達を傷つけることになれば私はおまえ達を許せなくなってしまうからな。」
朝陽の鋭い指摘に息を呑む。
既に時雨という未来の妻に会っている山本はもう一度思考を巡らせ、拳を握った。
「今は深く考えず
頭の隅にでも追いやってくれて構わないよ。
もし、現代に帰って何かしらの縁があった時に思い出してくれればいいからさ」
「朝陽はどうなんだ?
ヒバリと結婚してるんだろ」
「戸惑いしかないよ。
私と委員長君の付き合いはおまえ達より浅いわけだし…どうして、どうやって結婚に至ったのかすら疑問しかないさ…度し難い話だよ、本当に」
「どう思ってるんだ」
「嫌いでもなけりゃ好きでもない。
でも、恭弥のあの目は信じていいって思ったよ。
あいつ、結構優しい目をしているんだ。」
朝食を食べ終えた綱吉達はトレーニングルームへと入ると、そこには既に朝陽がおり、銀に輝く銃を構えていた。
「姉さん!」
「お!おはよう!朝飯ちゃんと食べたか?」
「おはようございます姉君!その銃は?」
「匣に入ってた武器だよ。
しばらくはこれとブランが保管してくれている槍が
朝陽の両手に収まる二丁の銃。
銃を見ると思い出すのはXANXUSだが、
なぜかあのような邪悪さや恐ろしさは感じず
むしろカッコいいと思った。
「朝陽はどんな戦い方ができんだ?」
「前線に立てって言うなら前線に立つし
援護と言われれば援護に回れるよ。」
「銃の使い方も申し分ねぇように思えるが」
「女優経験がここで活きるとは思わなんだ。
…だが実戦となると難しい所もあるし恭弥にでも稽古をつけてもらうよ」
銃を匣にしまって、グッと伸びをすると
綱吉達の後ろにいたラルが“風の匣は初めて見た…”と呟き、朝陽を見つめた。
「風の属性の使い手は元々少ないみたいだしな。
白蘭も目をつけていると恭弥から聞いた。」
「あぁ、使えるのは風の守護者である朝陽とヴァリアー幹部の六道アヤメ。
あと2人、ボンゴレ所属の女も使えるらしいな」
「え…2人?」
「あぁ、未来の私がその2人を逃し、
アヤメは自分の意志で残ったんだと。
あの子達も十分強いし残っても問題は無かったと思うんだがなぁ…」
「知り合いなんスか?」
「うん、可愛い妹分だよ。
こっちに来てるとは思ってなかったけど…」
「「「?」」」
「何でもない。
もし詳しい事を聞きたければ時雨やビアンキに聞くといい、この時代のあの子達についてはあの2人がよく知っているはずだ」
「?どうしてアネキが出てくるんスか?」
「その内の1人がビアンキの義妹に当たるんだ」
「ビアンキの義妹…
……ってことは…ええ!?」
みんなの視線は獄寺へと向かい、
獄寺も戸惑いながら自分を指差していた。
それを見た朝陽はニヤリと笑い口を開く。
「めでたい話、どうやら結婚しているらしいぞ」
「マジカヨ…!!」
なぜかその場で崩れ落ちた獄寺を横目に
リボーンは“もう1人の方はどうなんだ”と朝陽を見上げる。すると朝陽は綱吉の方へと目を向けた。
「綱吉」
「え?」
「綱吉と繋がりがあるんだ。
まぁ、あの様子から付き合ってたんだと思うよ」
「オレとぉ!!?」
「だが、ボンゴレのボスだからとか、
ミルフィオーレの事もあって、その事は公にはせずこっそりと付き合ってたみたいだけど」
「へー、ツナと獄寺の奥さんか!どんな人だろーな!」
「呑気なこと言ってんじゃねーぞ野球バカ!
オレと10代目がそんな…そんな……!!」
「いやオレとヒバリだって結婚してたわけだしおかしいことはなくね?」
「あるだろーが!!」
「あっはっは!まぁ戸惑うだろうなぁ!
まぁ、この時代では写真でしか認知できなさそうだから頭の隅にでも追いやってくれ」
「写真…?おい朝陽、そいつらはどこにいやがんだ」
「さぁね。
それは私にもわかりかねる。
何せ、ミルフィオーレに見つからないようかなり厳重に、そして慎重に動いていて、隠蔽したみたいだからな。」
“今の私じゃ手に負えない”と首を振った朝陽にリボーンもそうか…とボルサリーノを被り直す。
「ねえ、姉さん、その人達ってオレ達が知ってる人?」
「綱吉は知ってる、獄寺と山本は知らない。
あ、でももう1人は綱吉でも知らないか。」
「オレが、知ってる…」
綱吉の脳裏には以前思い出した金髪の少女。
もし彼女がそうなのであれば、また会えるかもしれない…そう考えて朝陽を見るが…彼女は真剣な面持ちで綱吉と獄寺を見ていた。
「昨日、山本にも言ったが、決して中途半端に惚れてやるなよ。惚れるなら本気で惚れろ。
でなければその子達に失礼だからね」
「本気でって…」
「未来で結婚してるから付き合ってるからっていうのを建前に好きになるのはダメってことだ。
本気で好きになるなら相手の全部を好きになれ、短所も受け入れられる位惚れ込んでからにしろ。
もし軽率な行動をとってその子達を傷つけることになれば私はおまえ達を許せなくなってしまうからな。」
朝陽の鋭い指摘に息を呑む。
既に時雨という未来の妻に会っている山本はもう一度思考を巡らせ、拳を握った。
「今は深く考えず
頭の隅にでも追いやってくれて構わないよ。
もし、現代に帰って何かしらの縁があった時に思い出してくれればいいからさ」
「朝陽はどうなんだ?
ヒバリと結婚してるんだろ」
「戸惑いしかないよ。
私と委員長君の付き合いはおまえ達より浅いわけだし…どうして、どうやって結婚に至ったのかすら疑問しかないさ…度し難い話だよ、本当に」
「どう思ってるんだ」
「嫌いでもなけりゃ好きでもない。
でも、恭弥のあの目は信じていいって思ったよ。
あいつ、結構優しい目をしているんだ。」