日常・黒曜・ヴァリアー編
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「あ、兄貴分!?
お前、女じゃねぇのか!?」
ディーノは今一度朝陽を見る。
確かに身長は高いし、メガネのせいでわかりにくいが、よく見れば中性的な整った顔立ちをしている。
髪も長く、後ろで緩く三つ編みにしている。
厚着のせいで体型まではわからないけれど
着ているのは女物のそれ。
いや確かに男でも身に着ける人はいるが…
と思考を巡らせていると
また顔の横に何かが通り抜け、頬に掠った。
「ね、姉さん!!」
「私から離れるなよ綱吉、この不届き者は私が片付けてやるからな」
朝陽の手にはいつの間に作ったのか綺麗な雪玉があって、頬を掠めたのはあれかと顔を青褪める。
「姉さん!?やっぱりお前女じゃねぇか!!」
「何を言っている、
愛さえあれば人間、男にも女にも
兄貴分にも姉貴分にも、父親にも母親にもなれるんだよ!!」
「いい顔で何言ってんだこの嬢ちゃん!?」
綱吉の兄貴分と姉貴分の座は私が守る!!と
何故か殺る気の朝陽に綱吉はオロオロと彼女の腕を引いた。
「ね、姉さん、オレなら大丈夫だから…!
落ち着いて、ね?」
「綱吉……
……命拾いしたな自称兄貴分」
「自称!?」
「年下の子供達の前で大人気なかったね…
あ、ランボ、イーピン、フゥ太、走ると危ないからこっちおいで」
「年下って…お前中学生じゃねぇの?」
「……
はっはっはーっ!!
守沢朝陽!17歳!!現役女子高校生だ!!!この野郎!!!!」
「すんません!!」
ブォン!!と凄い音を立てて投げられた雪玉は
見事にディーノの顔面にぶつかった。
「おお!朝陽さんいい球投げますね!
野球とかやってたんすか?」
「撮影とかでやったきりだなぁ、
あ、でも投げ方のコツとかは教わったぞ!
おかげで投球速度上がった!」
「マジっすか!?それオレにも教えてください!」
「その前に手加減癖を付けろ野球馬鹿!!」
コツって大事!とわいわい騒いでいるみんなを他所に、ディーノは顔についた雪を払うとニヤニヤとしているリボーンへと顔を向けた。
「強烈な嬢ちゃんだな……」
「ツナには甘々だがな。
そういや、おめーは日本 のアイドルは知ってるか?」
「アイドル?
日本のはあんまりだが……え、まさか…」
「守沢朝陽。
テレビをつければすぐに出てくる国民的高校生アイドル兼名女優、あいつの歌には惚れ惚れするが…何より注目なのは子役時代から鍛え抜かれた演技力だ。」
「あいつが…!?はー…そりゃすげぇわ…
……って、やけに詳しいなリボーン…」
“まさか…”と視線を向ければ、どこから出したのか、彼女のサインであろうものが書かれた色紙を持っており、“I ♡ アサヒ”と書かれた鉢巻を巻いたリボーンがそこにいた。
「思いっきりファンになってんじゃねぇか!!」
「最高だぞ」
ーーーーーーーーーー
獄寺や山本の発案で雪合戦をする事になり、
リボーンの計らい(?)でチーム対抗雪合戦が開催された。
「人数の関係上、朝陽はオレと審判だゾ」
「ディーノ以外頑張れよ!」
「オレの扱い酷くねぇか!?」
東軍 綱吉・山本・イーピン・フゥ太
西軍 ディーノ・獄寺・笹川・ランボ
綱吉を10代目と呼び慕う獄寺は文句を言っていたが上手く躱されてしまっている。
「ルールはこの日のための特別ルール。
レオン争奪戦だ!!!
両チームは30分間、
この光るレオンボールを奪いあうんだ。
そして30分後にレオンを持っているチームが勝ちだぞ」
リボーンの相棒であるカメレオンのレオンが変化し光を放つボールになる。
興味本位で撫でれば気持ち良さそうに目を細めていた。
「面白そーじゃん」
「ああ、それでいいぜ」
「何だろうが勝ぁつ!!」
「雪玉はいくつ作ってもいいが
無理せず怪我が無いようにな!
気絶したら即刻リタイア!安全第一!」
「んじゃ、雪玉と塹壕を作って30分後に開始だぞ」
〜30分後〜
「んじゃ、始めっぞ」
レオンを中央に作った雪の台に置いて、
何故か武将姿のリボーンが開始の合図である法螺貝を鳴らす。
「……まぁ、様子見、だよね」
最初は動けば大きな的になると両チーム動かずにいたが、やがて痺れを切らした笹川が前に出た。
「極限まで攻めずして勝利はつかめん!!」
雪玉を持たずに出てきた事で山本も動き出し
野球で鍛えた剛速球を放つが、笹川の拳にて砕けた。
「そんななまくら玉、
この“極限ストレート”の前ではマシュマロ同然!!」
「ヒューさすがボクシング部、中々に手強い」
「お前ならどう攻める?
ちなみにツナの敵だった場合な」
「綱吉の敵か…手厳しい事を言う。
……最初に綱吉を叩くかな」
「ほう?」
「あの子とは幼馴染だからお互いに手の内がわかってる……が、山本の剛速球は怖いなぁ」
山本の雪玉剛速球も笹川の極限連射 により砕かれ、綱吉とフゥ太の追撃も無意味と化していた。
だがその隙を見てイーピンが飛び出し、
部下がいないと運動音痴なディーノはともかく
獄寺が投げた雪玉を餃子拳なるもので撃ち落とした。
「お見事!」
これで綱吉達が優勢になるかと思いきや、
餃子拳のエキスによって動きが悪くなって
笹川がレオンに手を伸ばした、その時
ドガァンッ
「うおっ、無念!!」
なぜか爆発が起きて、笹川がダウンする。
よく見れば獄寺が綱吉側に寝返り
雪の中から黒服の男性が2人(ディーノの部下)が現れたりして、色々と荒れていた。
それを呆然と見つめていると
“よくも私抜きで遊んでくれたわね”と
チャイナ服を来た美女が現れ
遊び疲れていたランボと、ディーノの鞭により倒れたイーピンが立ち上がった。
「勝つのは私達、毒牛中華飯!!!」
「第三勢力だと!!」
「……撮影か、何か?」
「現実だぞ」
お前、女じゃねぇのか!?」
ディーノは今一度朝陽を見る。
確かに身長は高いし、メガネのせいでわかりにくいが、よく見れば中性的な整った顔立ちをしている。
髪も長く、後ろで緩く三つ編みにしている。
厚着のせいで体型まではわからないけれど
着ているのは女物のそれ。
いや確かに男でも身に着ける人はいるが…
と思考を巡らせていると
また顔の横に何かが通り抜け、頬に掠った。
「ね、姉さん!!」
「私から離れるなよ綱吉、この不届き者は私が片付けてやるからな」
朝陽の手にはいつの間に作ったのか綺麗な雪玉があって、頬を掠めたのはあれかと顔を青褪める。
「姉さん!?やっぱりお前女じゃねぇか!!」
「何を言っている、
愛さえあれば人間、男にも女にも
兄貴分にも姉貴分にも、父親にも母親にもなれるんだよ!!」
「いい顔で何言ってんだこの嬢ちゃん!?」
綱吉の兄貴分と姉貴分の座は私が守る!!と
何故か殺る気の朝陽に綱吉はオロオロと彼女の腕を引いた。
「ね、姉さん、オレなら大丈夫だから…!
落ち着いて、ね?」
「綱吉……
……命拾いしたな自称兄貴分」
「自称!?」
「年下の子供達の前で大人気なかったね…
あ、ランボ、イーピン、フゥ太、走ると危ないからこっちおいで」
「年下って…お前中学生じゃねぇの?」
「……
はっはっはーっ!!
守沢朝陽!17歳!!現役女子高校生だ!!!この野郎!!!!」
「すんません!!」
ブォン!!と凄い音を立てて投げられた雪玉は
見事にディーノの顔面にぶつかった。
「おお!朝陽さんいい球投げますね!
野球とかやってたんすか?」
「撮影とかでやったきりだなぁ、
あ、でも投げ方のコツとかは教わったぞ!
おかげで投球速度上がった!」
「マジっすか!?それオレにも教えてください!」
「その前に手加減癖を付けろ野球馬鹿!!」
コツって大事!とわいわい騒いでいるみんなを他所に、ディーノは顔についた雪を払うとニヤニヤとしているリボーンへと顔を向けた。
「強烈な嬢ちゃんだな……」
「ツナには甘々だがな。
そういや、おめーは
「アイドル?
日本のはあんまりだが……え、まさか…」
「守沢朝陽。
テレビをつければすぐに出てくる国民的高校生アイドル兼名女優、あいつの歌には惚れ惚れするが…何より注目なのは子役時代から鍛え抜かれた演技力だ。」
「あいつが…!?はー…そりゃすげぇわ…
……って、やけに詳しいなリボーン…」
“まさか…”と視線を向ければ、どこから出したのか、彼女のサインであろうものが書かれた色紙を持っており、“I ♡ アサヒ”と書かれた鉢巻を巻いたリボーンがそこにいた。
「思いっきりファンになってんじゃねぇか!!」
「最高だぞ」
ーーーーーーーーーー
獄寺や山本の発案で雪合戦をする事になり、
リボーンの計らい(?)でチーム対抗雪合戦が開催された。
「人数の関係上、朝陽はオレと審判だゾ」
「ディーノ以外頑張れよ!」
「オレの扱い酷くねぇか!?」
東軍 綱吉・山本・イーピン・フゥ太
西軍 ディーノ・獄寺・笹川・ランボ
綱吉を10代目と呼び慕う獄寺は文句を言っていたが上手く躱されてしまっている。
「ルールはこの日のための特別ルール。
レオン争奪戦だ!!!
両チームは30分間、
この光るレオンボールを奪いあうんだ。
そして30分後にレオンを持っているチームが勝ちだぞ」
リボーンの相棒であるカメレオンのレオンが変化し光を放つボールになる。
興味本位で撫でれば気持ち良さそうに目を細めていた。
「面白そーじゃん」
「ああ、それでいいぜ」
「何だろうが勝ぁつ!!」
「雪玉はいくつ作ってもいいが
無理せず怪我が無いようにな!
気絶したら即刻リタイア!安全第一!」
「んじゃ、雪玉と塹壕を作って30分後に開始だぞ」
〜30分後〜
「んじゃ、始めっぞ」
レオンを中央に作った雪の台に置いて、
何故か武将姿のリボーンが開始の合図である法螺貝を鳴らす。
「……まぁ、様子見、だよね」
最初は動けば大きな的になると両チーム動かずにいたが、やがて痺れを切らした笹川が前に出た。
「極限まで攻めずして勝利はつかめん!!」
雪玉を持たずに出てきた事で山本も動き出し
野球で鍛えた剛速球を放つが、笹川の拳にて砕けた。
「そんななまくら玉、
この“極限ストレート”の前ではマシュマロ同然!!」
「ヒューさすがボクシング部、中々に手強い」
「お前ならどう攻める?
ちなみにツナの敵だった場合な」
「綱吉の敵か…手厳しい事を言う。
……最初に綱吉を叩くかな」
「ほう?」
「あの子とは幼馴染だからお互いに手の内がわかってる……が、山本の剛速球は怖いなぁ」
山本の雪玉剛速球も笹川の極限
だがその隙を見てイーピンが飛び出し、
部下がいないと運動音痴なディーノはともかく
獄寺が投げた雪玉を餃子拳なるもので撃ち落とした。
「お見事!」
これで綱吉達が優勢になるかと思いきや、
餃子拳のエキスによって動きが悪くなって
笹川がレオンに手を伸ばした、その時
ドガァンッ
「うおっ、無念!!」
なぜか爆発が起きて、笹川がダウンする。
よく見れば獄寺が綱吉側に寝返り
雪の中から黒服の男性が2人(ディーノの部下)が現れたりして、色々と荒れていた。
それを呆然と見つめていると
“よくも私抜きで遊んでくれたわね”と
チャイナ服を来た美女が現れ
遊び疲れていたランボと、ディーノの鞭により倒れたイーピンが立ち上がった。
「勝つのは私達、毒牛中華飯!!!」
「第三勢力だと!!」
「……撮影か、何か?」
「現実だぞ」