未来編
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「そーか…雲属性の匣の特徴は……
増殖……だったな、だがこんな量の有機物を増殖させられるなんて、うちの雲の奴からは聞いてない…ナンセンスな匣だぜ…」
「すばらしい力さ、ゆえに興味深い。
さあ、終わるよ」
雲雀が駆け出すと同時に茂みがガサガサと動き
見慣れた茶髪が見えた。
「!姉さん!!」
「!!」
「遅すぎるよ君達。」
朝陽は綱吉に駆け寄ると、
γの目から隠すようにその体を抱き締める。
その間に雲雀がγを殴り飛ばし、気絶させた。
「姉さんっ無事だった…!!」
「綱吉も!ケガはない?大丈夫?怖かったよな」
体を離して綱吉の頬を撫でる。
よく見れば左腕を固定しており朝陽の顔が見るからに青褪めていった。
「あ、そうだ獄寺君と山本…時雨さんは…!」
「先にアジトに帰らせたから安心してくれ。
お姉さん…時雨さんがかなり無理をしたようだが…」
「だ、大丈夫なの…?」
「目立った外傷はなかったから大丈夫だ。
まずはアジトに戻って綱吉の治療をしよう。
…本当に、無事でよかった……」
また力強く、だが患部を気遣った優しいハグをされ、綱吉は涙ぐむ。すると後ろから大きくて太い腕が朝陽の腹に周り、綱吉から引き離された。
「僕以外の奴とイチャつかないでくれる?」
「ひっ!ヒバリさん!?」
「弟分とイチャついて何が悪いんだ!
ほら、早く戻ろう、そこのお姉さんも一緒に」
「オレは笹川京子を迎えに行く、
戻るならおまえ達だけで行け。」
「…わかった。行こう、綱吉」
「う、うん…!」
ラルと別れ、向かったのは並盛神社。
雲雀を先頭に歩いていると、建物の一部から物が動く音がした。
「姉さん、ここって…」
「そのまま進むぞ」
その物音がした方へ歩みを進めると
壁にぶつかる事無く、風景が和柄の通路へと変わった。
「ボンゴレのアジトみたいな感じ…?」
「霧属性のリングを使ったカモフラージュだ。
一応こことボンゴレアジトへの通路もあるから合流はいつでも可能だ」
「!じゃあ姉さんはずっとここに!?」
「本当であれば綱吉と早めに合流したかったんだが、恭弥に止められてしまってな。
やっと会えたと思ったらこのザマで…すぐに駆けつけられなくてごめんな」
「う、ううん、姉さんと合流できただけでも嬉しいからいいんだよ」
「そう言ってくれると助かるよ。
ほらあそこの通路、あそこからアジトに行ける。」
不可侵規約によりずっと開かずの扉だったらしい扉を開いてアジト内へと入る。
渋々だが雲雀も一緒に入って奥へと進むと山本と獄寺、リボーンと合流した。
「ツナ!朝陽さん!」
「ご無事でしたか!」
「会いたかったぞ雲雀、朝陽」
「僕もだ赤ん坊」
「何だか久しいね。時雨さんは?
綱吉の治療と一緒に診ようと思うんだが…」
「!…それが……」
「……案内してくれ」
山本に案内され医務室へと入る。
そこには時雨が寝かされていて、
朝陽達を見るとゆっくりと起き上がった。
「……綱吉、そこ座ってな」
「う、うん…」
「ここでは、はじめまして。守沢朝陽です。」
「………」
時雨は黙ったまま微笑み、小さく頭を下げる。
朝陽も微笑み、ポケットからメモ帳とペンを取り出すと時雨に差し出した。
それを受け取るとサラサラと紙にペンを走らせ、朝陽に渡す。
「………
“ご丁寧にありがとうございます。
山本時雨といいます。
声が出ず、紙での挨拶になってしまい申し訳ありません”」
「すぐに治るものなのか?」
「“はい。数時間経てば、声は出るようになると思います”」
“心配かけてごめんね”と
山本と獄寺に紙を渡すと2人は頭を振った。
「時雨さんのおかげでオレ達無傷で済んだんで大丈夫っス!」
「問題ねぇよ……その、サンキューな…」
「“ありがとう”」
「………
綱吉、布とか外すから痛かったら言うんだぞ。」
腕を固定していた布と包帯を外し、
新しいものへと変えていく。
すると外からジャンニーニが顔を出した。
「グッドニュースですよ!
情報収集に出ていたビアンキさんとフゥ太さんが帰ってきましたよ」
「フゥ太!?」
「アネキが!?」
「なら2人も交えて話をしようか。
綱吉、キツくないか?」
「うん、大丈夫。ありがとう、姉さん」
綱吉の頭を撫でていると
ビアンキと大人になり身長が伸びたフゥ太がやってきた。
「リボーン!!
あぁッもう放さない!!愛しい人!!!」
「ふげ!!」
「獄寺!?」
「ツナ兄!朝陽姉!」
「フゥ太!大きくなったなぁ!」
「へへっ、やった!!ツナ兄より高い!
朝陽姉も……んー…同じ位かぁ…」
「あっはっは!大丈夫大丈夫!
おまえ位の年齢ならまた伸びるって!
………さて、話を進めよう。時間がない。」
増殖……だったな、だがこんな量の有機物を増殖させられるなんて、うちの雲の奴からは聞いてない…ナンセンスな匣だぜ…」
「すばらしい力さ、ゆえに興味深い。
さあ、終わるよ」
雲雀が駆け出すと同時に茂みがガサガサと動き
見慣れた茶髪が見えた。
「!姉さん!!」
「!!」
「遅すぎるよ君達。」
朝陽は綱吉に駆け寄ると、
γの目から隠すようにその体を抱き締める。
その間に雲雀がγを殴り飛ばし、気絶させた。
「姉さんっ無事だった…!!」
「綱吉も!ケガはない?大丈夫?怖かったよな」
体を離して綱吉の頬を撫でる。
よく見れば左腕を固定しており朝陽の顔が見るからに青褪めていった。
「あ、そうだ獄寺君と山本…時雨さんは…!」
「先にアジトに帰らせたから安心してくれ。
お姉さん…時雨さんがかなり無理をしたようだが…」
「だ、大丈夫なの…?」
「目立った外傷はなかったから大丈夫だ。
まずはアジトに戻って綱吉の治療をしよう。
…本当に、無事でよかった……」
また力強く、だが患部を気遣った優しいハグをされ、綱吉は涙ぐむ。すると後ろから大きくて太い腕が朝陽の腹に周り、綱吉から引き離された。
「僕以外の奴とイチャつかないでくれる?」
「ひっ!ヒバリさん!?」
「弟分とイチャついて何が悪いんだ!
ほら、早く戻ろう、そこのお姉さんも一緒に」
「オレは笹川京子を迎えに行く、
戻るならおまえ達だけで行け。」
「…わかった。行こう、綱吉」
「う、うん…!」
ラルと別れ、向かったのは並盛神社。
雲雀を先頭に歩いていると、建物の一部から物が動く音がした。
「姉さん、ここって…」
「そのまま進むぞ」
その物音がした方へ歩みを進めると
壁にぶつかる事無く、風景が和柄の通路へと変わった。
「ボンゴレのアジトみたいな感じ…?」
「霧属性のリングを使ったカモフラージュだ。
一応こことボンゴレアジトへの通路もあるから合流はいつでも可能だ」
「!じゃあ姉さんはずっとここに!?」
「本当であれば綱吉と早めに合流したかったんだが、恭弥に止められてしまってな。
やっと会えたと思ったらこのザマで…すぐに駆けつけられなくてごめんな」
「う、ううん、姉さんと合流できただけでも嬉しいからいいんだよ」
「そう言ってくれると助かるよ。
ほらあそこの通路、あそこからアジトに行ける。」
不可侵規約によりずっと開かずの扉だったらしい扉を開いてアジト内へと入る。
渋々だが雲雀も一緒に入って奥へと進むと山本と獄寺、リボーンと合流した。
「ツナ!朝陽さん!」
「ご無事でしたか!」
「会いたかったぞ雲雀、朝陽」
「僕もだ赤ん坊」
「何だか久しいね。時雨さんは?
綱吉の治療と一緒に診ようと思うんだが…」
「!…それが……」
「……案内してくれ」
山本に案内され医務室へと入る。
そこには時雨が寝かされていて、
朝陽達を見るとゆっくりと起き上がった。
「……綱吉、そこ座ってな」
「う、うん…」
「ここでは、はじめまして。守沢朝陽です。」
「………」
時雨は黙ったまま微笑み、小さく頭を下げる。
朝陽も微笑み、ポケットからメモ帳とペンを取り出すと時雨に差し出した。
それを受け取るとサラサラと紙にペンを走らせ、朝陽に渡す。
「………
“ご丁寧にありがとうございます。
山本時雨といいます。
声が出ず、紙での挨拶になってしまい申し訳ありません”」
「すぐに治るものなのか?」
「“はい。数時間経てば、声は出るようになると思います”」
“心配かけてごめんね”と
山本と獄寺に紙を渡すと2人は頭を振った。
「時雨さんのおかげでオレ達無傷で済んだんで大丈夫っス!」
「問題ねぇよ……その、サンキューな…」
「“ありがとう”」
「………
綱吉、布とか外すから痛かったら言うんだぞ。」
腕を固定していた布と包帯を外し、
新しいものへと変えていく。
すると外からジャンニーニが顔を出した。
「グッドニュースですよ!
情報収集に出ていたビアンキさんとフゥ太さんが帰ってきましたよ」
「フゥ太!?」
「アネキが!?」
「なら2人も交えて話をしようか。
綱吉、キツくないか?」
「うん、大丈夫。ありがとう、姉さん」
綱吉の頭を撫でていると
ビアンキと大人になり身長が伸びたフゥ太がやってきた。
「リボーン!!
あぁッもう放さない!!愛しい人!!!」
「ふげ!!」
「獄寺!?」
「ツナ兄!朝陽姉!」
「フゥ太!大きくなったなぁ!」
「へへっ、やった!!ツナ兄より高い!
朝陽姉も……んー…同じ位かぁ…」
「あっはっは!大丈夫大丈夫!
おまえ位の年齢ならまた伸びるって!
………さて、話を進めよう。時間がない。」