未来編
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リングが発する炎は8種類。
ボンゴレリングと同じ
大空・嵐・晴・雲・霧・雷・雨・風に分類される。
匣もそれに合わせて8種類の属性に分類され
リングと匣の属性が合わなければ開匣できない。
「なんか鍵みてーだな」
「おい、ちょっとまてよ、
10年後の山本はそんなこと言ってなかったぜ。
奴は波動がどうこうって…」
「人の体に流れる波動とは、
リングが炎を出すために必要はエネルギーだ。
波動もリングや匣と同じ8種類に分類され、
人に流れる波動の大きさとバランスは
生まれながらに潜在的に決まっている。
大抵の人間には複数の波動が流れているが
1つのリングが炎にできるのは1種類だけだ。」
ラルの説明に?を飛ばす綱吉と山本だが、
波動とリングと匣の3つの属性を揃えればいいと説明されれば何となく理解した。
「ってことはその匣は
嵐の属性でも雨の属性でもないってこと?」
「オレの霧の属性のリングでも開かなかった」
「え!?」
「結局あてずっぽじゃねーか!」
「それにその匣が大空の属性でもなかったら?」
「8種の属性の中で大空は唯一、
風以外の匣を開匣できる。
それが大空の長所だ。
大空の波動を有する者はごく僅かしかいない。」
「風以外って…」
「風は大空より希少だ。
現状、風の属性の波動を持つ者は
ボンゴレファミリーの風の守護者・守沢朝陽とその周りの人間のみ。
だからなのか、あいつらは白蘭に狙われている。」
「「「!」」」
「そ、そんな!!」
「ツナ、まずはその匣を開けてみろ。
朝陽と早く合流する為にもまずはここでの戦い方を学ぶべきだ。」
「う、うん…!
(姉さん、大丈夫だよね…)」
綱吉は炎を灯してその匣に嵌める。
するとその匣は輝き、ヒビが入ったと思ったら小さく破裂した。
「え!?」
「「!!」」
残ったのは鎖が巻き付き、石のようになったおしゃぶりだけ。ラルはそれを見ると綱吉から奪い取って“今日はここまでだ”と去っていってしまった。
「おい!……んだありゃ?」
「きっとラルさんにとって大切なものなのね〜」
「大切?
あれってアルコバレーノのおしゃぶりじゃ…」
「そうねぇ、でも…大切なものに違いないわ〜
あれだけ思われて…蓄積されたものなら
例え石でも時を経た先で……」
「「「?」」」
「さっ、お話はここまでにしてお昼にしましょ〜?
笹川さんと三浦さんが待ちくたびれてしまうわ〜」
「……そうだな、オレもハラへったぞ」
ーーーーーーーーーー
「あの、時雨さん」
昼食を食べ終え食器を片付けていると
京子に声をかけられた。
その声色が固い事からただ事じゃないものだろう、時雨は手を止めて彼女と向き合った。
「この時代のお兄ちゃんって…」
「お兄ちゃん……笹川くんのことかしら〜?」
「はい!どこにいるのか知ってますか!?
リボーン君から行方不明だって言われて…」
「……そうね〜…
私も全てを知っているわけでもないから
一概に大丈夫っとは言えないわ〜」
「っ……」
「でも同時にね死亡の確認もされてないの〜」
「え…」
顔を上げた京子に微笑み、時雨はまた食器と向き合って片付けを再開する。
「笹川くんはあなたのお兄さん、
あなたが信じなくて誰があの人を信じるのです〜?」
「!!
…そ、う…ですよね…!私が、お兄ちゃんを信じなきゃ!ありがとうございます!時雨さん!」
「いいのよ〜
それじゃ、お夕飯も気合い入れて作りましょうね〜」
「はい!」
京子はいつもの笑顔を浮かべて
時雨の手伝いをしようとパタパタと動く。
元気よく動く彼女を見つめていると懐が震えた。
『あの嬢ちゃん…』
「……強く忠告した方がよかったかしら〜」
『いーや、あの手の奴は忠告しても聞きやしねぇだろうよ、勝手に動かしとけばいい。』
「あなや、案外冷たいのね〜
みんなの兄貴が聞いて呆れちゃうわ〜」
『おっと、俺っちは大将だけの兄貴なんだがなぁ』
「あら嬉しい。
……でもこれは、早く朝陽さんとの合流を急がないとダメそうね…一体どこにいるのやら…」
『朝陽の姐さんなら沢田の旦那の危機を駆け付けてすぐ来るだろーよ』
「……そうね〜…
でもそれは……雲雀くんが、朝陽さんを囲ってなければの、お話だけれど」
ボンゴレリングと同じ
大空・嵐・晴・雲・霧・雷・雨・風に分類される。
匣もそれに合わせて8種類の属性に分類され
リングと匣の属性が合わなければ開匣できない。
「なんか鍵みてーだな」
「おい、ちょっとまてよ、
10年後の山本はそんなこと言ってなかったぜ。
奴は波動がどうこうって…」
「人の体に流れる波動とは、
リングが炎を出すために必要はエネルギーだ。
波動もリングや匣と同じ8種類に分類され、
人に流れる波動の大きさとバランスは
生まれながらに潜在的に決まっている。
大抵の人間には複数の波動が流れているが
1つのリングが炎にできるのは1種類だけだ。」
ラルの説明に?を飛ばす綱吉と山本だが、
波動とリングと匣の3つの属性を揃えればいいと説明されれば何となく理解した。
「ってことはその匣は
嵐の属性でも雨の属性でもないってこと?」
「オレの霧の属性のリングでも開かなかった」
「え!?」
「結局あてずっぽじゃねーか!」
「それにその匣が大空の属性でもなかったら?」
「8種の属性の中で大空は唯一、
風以外の匣を開匣できる。
それが大空の長所だ。
大空の波動を有する者はごく僅かしかいない。」
「風以外って…」
「風は大空より希少だ。
現状、風の属性の波動を持つ者は
ボンゴレファミリーの風の守護者・守沢朝陽とその周りの人間のみ。
だからなのか、あいつらは白蘭に狙われている。」
「「「!」」」
「そ、そんな!!」
「ツナ、まずはその匣を開けてみろ。
朝陽と早く合流する為にもまずはここでの戦い方を学ぶべきだ。」
「う、うん…!
(姉さん、大丈夫だよね…)」
綱吉は炎を灯してその匣に嵌める。
するとその匣は輝き、ヒビが入ったと思ったら小さく破裂した。
「え!?」
「「!!」」
残ったのは鎖が巻き付き、石のようになったおしゃぶりだけ。ラルはそれを見ると綱吉から奪い取って“今日はここまでだ”と去っていってしまった。
「おい!……んだありゃ?」
「きっとラルさんにとって大切なものなのね〜」
「大切?
あれってアルコバレーノのおしゃぶりじゃ…」
「そうねぇ、でも…大切なものに違いないわ〜
あれだけ思われて…蓄積されたものなら
例え石でも時を経た先で……」
「「「?」」」
「さっ、お話はここまでにしてお昼にしましょ〜?
笹川さんと三浦さんが待ちくたびれてしまうわ〜」
「……そうだな、オレもハラへったぞ」
ーーーーーーーーーー
「あの、時雨さん」
昼食を食べ終え食器を片付けていると
京子に声をかけられた。
その声色が固い事からただ事じゃないものだろう、時雨は手を止めて彼女と向き合った。
「この時代のお兄ちゃんって…」
「お兄ちゃん……笹川くんのことかしら〜?」
「はい!どこにいるのか知ってますか!?
リボーン君から行方不明だって言われて…」
「……そうね〜…
私も全てを知っているわけでもないから
一概に大丈夫っとは言えないわ〜」
「っ……」
「でも同時にね死亡の確認もされてないの〜」
「え…」
顔を上げた京子に微笑み、時雨はまた食器と向き合って片付けを再開する。
「笹川くんはあなたのお兄さん、
あなたが信じなくて誰があの人を信じるのです〜?」
「!!
…そ、う…ですよね…!私が、お兄ちゃんを信じなきゃ!ありがとうございます!時雨さん!」
「いいのよ〜
それじゃ、お夕飯も気合い入れて作りましょうね〜」
「はい!」
京子はいつもの笑顔を浮かべて
時雨の手伝いをしようとパタパタと動く。
元気よく動く彼女を見つめていると懐が震えた。
『あの嬢ちゃん…』
「……強く忠告した方がよかったかしら〜」
『いーや、あの手の奴は忠告しても聞きやしねぇだろうよ、勝手に動かしとけばいい。』
「あなや、案外冷たいのね〜
みんなの兄貴が聞いて呆れちゃうわ〜」
『おっと、俺っちは大将だけの兄貴なんだがなぁ』
「あら嬉しい。
……でもこれは、早く朝陽さんとの合流を急がないとダメそうね…一体どこにいるのやら…」
『朝陽の姐さんなら沢田の旦那の危機を駆け付けてすぐ来るだろーよ』
「……そうね〜…
でもそれは……雲雀くんが、朝陽さんを囲ってなければの、お話だけれど」