日常・黒曜・ヴァリアー編
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クリスマス、年末年始は特番が多く、多忙を極めた朝陽。
思えば弟分の誕生日もまともに祝えず、一緒に過ごせない日々が続いている。
聞けば、綱吉の家には子供や自分と同い年位の女性の居候が増えたらしく、電話してももっぱら“ランボがー”や“イーピンがー”など聞き慣れない名前が飛び交っていた。
私の弟分に何があった…?
私がバタバタとしてる間に、可愛いおチビさんや美人なお姉さんが綱吉の傍にいる…?ズルすぎないか…??
「顔すごいぞ朝陽」
「…綱吉 不足の為、旅に出る」
「沢田家に行くことを旅って言うなよ…
雪積もってるから気をつけろよー」
源内に見送られ、外へと出れば一面銀世界で
冷たい風が頬を掠める。
「うう…寒い…」
綱吉達風邪ひいてないといいけど…とマフラーを巻き直して沢田家に向かっていた時。
「あれ、姉さん?」
「!!綱吉ーーー!!」
どこかへ向かう途中なのか厚着姿の弟分と出会し朝陽の目がこれでもかと輝く。
そのまま抱き着けばクイクイと小さい何かにズボンを引っ張られた。
「だれー?」
「〜〜〜?」
「おや、こんにちは、おチビさん達!」
「〜〜〜!!」
下を向けばアフロに牛柄のタイツ?を纏った子とチャイナ服を着た小さな子、そして色素の薄い髪を持つ男の子がいて、朝陽は人当たりの良い笑みを浮かべながら子供たちに視線を合わせる。
「あ、姉さん、その子達は…」
「前に電話で話してくれた
ランボとイーピン、フゥ太だろう?
こんにちは、私は守沢朝陽、よろしく!」
「ランボさんはランボさんだもんね!」
「〜〜〜!!」
「こんにちは!フゥ太だよ!
わぁ!あなたが守沢朝陽さん!!
人気アイドルランキング、人気女優ランキング、演技派女優ランキング全部1位の!!
僕、朝陽姉のファンなんだ!」
1人ずつ握手を交わして行くと
フゥ太のキラキラした目と合って
思わず目を細めてしまう。
「ありがとう!!
にしてもどこかへ行く途中か?」
「あー…うん…」
「今から並中で雪遊びだぞ」
「おっと?」
「あ!こら!リボーン!」
トンッと肩に何かが乗っかり、視線を向ければ
ボルサリーノを被った赤ん坊がいて
細めていた目を開いて瞬きしてしまう。
「こんにちは、そのカッコいいボルサリーノと可愛いカメレオン…君がリボーンだな!」
「そうだぞ、こうして会うのは初めてだな、
よろしくな朝陽」
「あぁ!よろしく!
本当に赤ん坊が家庭教師やってるのか!
スゴイなぁ!綱吉の事、頼むぞ、リボーン!」
「あぁ、任せておけ。
ツナには立派なボンゴ……
「ね、姉さん!!
もしよければ姉さんも来ない!?
ほら最近遊べなかったしさ!!」
チッ」
リボーンの言葉を遮り朝陽に迫った綱吉。
何やら舌打ちが聞こえたが姉貴分をマフィアなんかに巻き込むわけには行かないと朝陽の腕を掴む。
「え、いいの?」
「う、うん!姉さんが良ければ!」
「もちろん!並中だったな!行こう行こう!」
突然の誘いだが朝陽は笑顔で応えて
リボーンを肩に乗せたままフゥ太と手を繋ぐ。
足下にランボとイーピンがいるが、それも微笑ましそうに見ていて邪険にすることはない。
「ほら綱吉はこっちの手」
それを見つめていれば空いている手を差し出され、何も疑うことなくその手を繋ぐ。
斜め上から生暖かい視線を感じるけど別にいい、姉さんに甘えさせろ。
〜並盛中学校〜
「10代目!こっちっス!」
並盛中に着けば、獄寺と山本、先輩である笹川
そして兄弟子のディーノが待ち構えていた。
「あ!朝陽さんちわっす!」
「おぉ!綱吉のお友達!!
えーっと、山本と獄寺!久しぶり!」
「お久しぶりです姉君!覚えてくださって光栄です!」
数ヶ月ぶりの再会にも関わらず覚えてくれた2人に朝陽はにこにこと笑うが、獄寺の反応に?を浮かべる。
「あれ?なんか雰囲気変わった?」
「あぁ…姉さんの事、色々話したら…こうなった」
「以前は不躾に申し訳ありません!!
改めて獄寺隼人と言います!よろしくお願いします姉君!!」
「うん、よろしく。
それで…そっちのお兄さん達は…」
「む!沢田の知り合いか!?」
「姉貴分の守沢朝陽、よろしく」
「沢田の姉貴分か!
オレは笹川了平!ボクシング部の部長だ!!」
拳を突き出してきた笹川に驚きながらも
笑って拳を合わせれば明るい笑顔が返って来た。
「おお!お前がツナの姉貴分か!」
「あ゙っ!!ディーノさ…!!」
「オレはディーノ!ツナの兄貴分だ!」
“よろしくな!”という言葉が出る前に何かが頬を掠め、“へ?”と気の抜けた声がディーノから漏れる。
瞬間、殺意に似た何かを向けられるのを感じる。
綱吉と共に恐る恐る顔を上げれば、凄い顔をした朝陽がおり、思わず肩を揺らした。
「お前が…!!」
「え、え!?な、何!?」
「綱吉、私の後ろへ!!
こいつに近付くな!!ケガをするぞ!!」
猫の威嚇よろしく、シャーッ!!と目を吊り上げる朝陽にディーノは戸惑いを隠せず、綱吉に助けを求める視線を向けた。
だがその願いは届かず、
弟分は遠い目をして両手を挙げている。
「綱吉に怪我させて入院させた挙句、
兄貴分だと…?
ふざけんな!!綱吉の兄貴分は俺だ!!」
「「えええええ!!」」
「姉さん何言ってるのーーーー!?」
思えば弟分の誕生日もまともに祝えず、一緒に過ごせない日々が続いている。
聞けば、綱吉の家には子供や自分と同い年位の女性の居候が増えたらしく、電話してももっぱら“ランボがー”や“イーピンがー”など聞き慣れない名前が飛び交っていた。
私の弟分に何があった…?
私がバタバタとしてる間に、可愛いおチビさんや美人なお姉さんが綱吉の傍にいる…?ズルすぎないか…??
「顔すごいぞ朝陽」
「…
「沢田家に行くことを旅って言うなよ…
雪積もってるから気をつけろよー」
源内に見送られ、外へと出れば一面銀世界で
冷たい風が頬を掠める。
「うう…寒い…」
綱吉達風邪ひいてないといいけど…とマフラーを巻き直して沢田家に向かっていた時。
「あれ、姉さん?」
「!!綱吉ーーー!!」
どこかへ向かう途中なのか厚着姿の弟分と出会し朝陽の目がこれでもかと輝く。
そのまま抱き着けばクイクイと小さい何かにズボンを引っ張られた。
「だれー?」
「〜〜〜?」
「おや、こんにちは、おチビさん達!」
「〜〜〜!!」
下を向けばアフロに牛柄のタイツ?を纏った子とチャイナ服を着た小さな子、そして色素の薄い髪を持つ男の子がいて、朝陽は人当たりの良い笑みを浮かべながら子供たちに視線を合わせる。
「あ、姉さん、その子達は…」
「前に電話で話してくれた
ランボとイーピン、フゥ太だろう?
こんにちは、私は守沢朝陽、よろしく!」
「ランボさんはランボさんだもんね!」
「〜〜〜!!」
「こんにちは!フゥ太だよ!
わぁ!あなたが守沢朝陽さん!!
人気アイドルランキング、人気女優ランキング、演技派女優ランキング全部1位の!!
僕、朝陽姉のファンなんだ!」
1人ずつ握手を交わして行くと
フゥ太のキラキラした目と合って
思わず目を細めてしまう。
「ありがとう!!
にしてもどこかへ行く途中か?」
「あー…うん…」
「今から並中で雪遊びだぞ」
「おっと?」
「あ!こら!リボーン!」
トンッと肩に何かが乗っかり、視線を向ければ
ボルサリーノを被った赤ん坊がいて
細めていた目を開いて瞬きしてしまう。
「こんにちは、そのカッコいいボルサリーノと可愛いカメレオン…君がリボーンだな!」
「そうだぞ、こうして会うのは初めてだな、
よろしくな朝陽」
「あぁ!よろしく!
本当に赤ん坊が家庭教師やってるのか!
スゴイなぁ!綱吉の事、頼むぞ、リボーン!」
「あぁ、任せておけ。
ツナには立派なボンゴ……
「ね、姉さん!!
もしよければ姉さんも来ない!?
ほら最近遊べなかったしさ!!」
チッ」
リボーンの言葉を遮り朝陽に迫った綱吉。
何やら舌打ちが聞こえたが姉貴分をマフィアなんかに巻き込むわけには行かないと朝陽の腕を掴む。
「え、いいの?」
「う、うん!姉さんが良ければ!」
「もちろん!並中だったな!行こう行こう!」
突然の誘いだが朝陽は笑顔で応えて
リボーンを肩に乗せたままフゥ太と手を繋ぐ。
足下にランボとイーピンがいるが、それも微笑ましそうに見ていて邪険にすることはない。
「ほら綱吉はこっちの手」
それを見つめていれば空いている手を差し出され、何も疑うことなくその手を繋ぐ。
斜め上から生暖かい視線を感じるけど別にいい、姉さんに甘えさせろ。
〜並盛中学校〜
「10代目!こっちっス!」
並盛中に着けば、獄寺と山本、先輩である笹川
そして兄弟子のディーノが待ち構えていた。
「あ!朝陽さんちわっす!」
「おぉ!綱吉のお友達!!
えーっと、山本と獄寺!久しぶり!」
「お久しぶりです姉君!覚えてくださって光栄です!」
数ヶ月ぶりの再会にも関わらず覚えてくれた2人に朝陽はにこにこと笑うが、獄寺の反応に?を浮かべる。
「あれ?なんか雰囲気変わった?」
「あぁ…姉さんの事、色々話したら…こうなった」
「以前は不躾に申し訳ありません!!
改めて獄寺隼人と言います!よろしくお願いします姉君!!」
「うん、よろしく。
それで…そっちのお兄さん達は…」
「む!沢田の知り合いか!?」
「姉貴分の守沢朝陽、よろしく」
「沢田の姉貴分か!
オレは笹川了平!ボクシング部の部長だ!!」
拳を突き出してきた笹川に驚きながらも
笑って拳を合わせれば明るい笑顔が返って来た。
「おお!お前がツナの姉貴分か!」
「あ゙っ!!ディーノさ…!!」
「オレはディーノ!ツナの兄貴分だ!」
“よろしくな!”という言葉が出る前に何かが頬を掠め、“へ?”と気の抜けた声がディーノから漏れる。
瞬間、殺意に似た何かを向けられるのを感じる。
綱吉と共に恐る恐る顔を上げれば、凄い顔をした朝陽がおり、思わず肩を揺らした。
「お前が…!!」
「え、え!?な、何!?」
「綱吉、私の後ろへ!!
こいつに近付くな!!ケガをするぞ!!」
猫の威嚇よろしく、シャーッ!!と目を吊り上げる朝陽にディーノは戸惑いを隠せず、綱吉に助けを求める視線を向けた。
だがその願いは届かず、
弟分は遠い目をして両手を挙げている。
「綱吉に怪我させて入院させた挙句、
兄貴分だと…?
ふざけんな!!綱吉の兄貴分は俺だ!!」
「「えええええ!!」」
「姉さん何言ってるのーーーー!?」