未来編
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「おっ獄寺!!何してんだこんな所で!!」
「あ!!獄寺さん!探したんですよ!!」
呆然としている獄寺と彼を問い詰めている2人を他所に、時雨は下ろしていた刀を構え直し、長髪の男を見つめながら口を開いた。
「獄寺君、彼らをお願いします。」
「!何言ってやがんだ!?」
「いた仕方ありませんが、
ここからは私がお相手致します。
私達の真価、とくと味わってください。
あなたの死をもって。」
「女が粋がるな!!」
キラリと光る刃と鎌がぶつかり合い、火花が散る。
そんな中でも時雨はほけほけと笑い、男を見つめるが…その瞳はとてつもないほど冷たい物だった。
「あなや、お元気ですね〜
先程まで私の夫に圧倒されていたと言うのに」
「黙れ!!」
刀を弾いて赤い斬撃を放つが、
時雨の花時雨によってまた消滅する。
その剣捌きは舞と見違える程美しいもので
男だけでなく獄寺達も見惚れていた。
だが次の瞬間、その刃が鋭いものに変わり
長時間、水の中にいるような息苦しさが襲う。
「時雨蒼燕流 攻式一の型」
「時雨…蒼燕流…?
なんであの人が…!!」
「鉄砲雨!!」
「ぎゃ!!」
弾丸の如き鋭い突きが男を襲い
近くの建物まで吹っ飛ぶ。
その間に時雨を呆然とこちらを見ている山本を見たあと、獄寺へと顔を向けた。
「獄寺君、先程のあの人の言葉を覚えていますか」
「!覚悟を炎に変えるイメージ…」
「覚悟ならとっくにできているんでしょう?
あなたならそのリングに炎を灯せる。
その力量なら備わっているはずですよ」
獄寺はもう一度、ボンゴレリングを見る。
そして口角を上げ、戻ってきた男を見上げる。
その目には一切の迷いは無く、時雨は満足そうに笑った。
「オレぁいつだって…
ギンギンに覚悟はできてんだ!!
(覚悟を……炎に!!!炎に!!!!)」
ボウッと赤い炎が溢れ、ゆらゆらと揺れている。
獄寺は匣を取り出してリングと匣を近付けた。
「…………
へっまるでパンドラの匣だな、
だがやるしかねぇ!
鬼が出るか!!蛇が出るか!!」
カチッとリングを嵌めると、その匣が開き
獄寺の腕に何かが装着される。
それは髑髏が模された不思議な武器だった。
「あいつぅ〜
匣持ってやがったのか
妙なことされちゃまずい!!速攻!!」
「!させないっ」
「どわっ!?」
匣を開けられたはいいものの、
使い方がわからず戸惑う獄寺。
つかさず時雨が強力な斬撃を飛ばし距離を取らせた。
「んなっ!?弾を食わせろだー!?
たっ、弾ーーーーーーーー!!?
オレは銃は使わねーんだ!!
弾丸なんて持ってねーよ!!
お、おい!ボロ布女!
何か持ってねーのか!?」
「銃は剣よりも強しって言うけれど
あいにく今は持ってないわ〜」
「クソッ」
「でもね、使い方ならこの子に聞けばいいのよ?」
「?この子?」
男がまだ起き上がる気配は無い。
それを確認して時雨はその武器に触れた。
「……なるほどね」
「お、おい何を…」
「獄寺君、ダイナマイト持ってるかしら〜?」
「ダイナマイトなら持ってるけど…」
「それを髑髏のお口の中に入れればセット完了、自動的に発射されるらしいわ〜」
「はぁ!?」
説明しろ!!と食いつけば、時雨はその髑髏を撫でながら、謳うように口を開いた。
「大口開ければ拡散し、小口開けば一点集中。
頭のいいあなたならわかるでしょう?」
そこまで言うと男が傷口を押さえながら立ち上がり、また鎌を構えて突っ込んで来た。
獄寺はダイナマイトを口に咥えさせ引き絞りながらその男に向ける。
すると強烈な赤い炎が男を襲った。
「ギャアアア!!!」
獄寺の攻撃によって倒れた男。
同時に別の所から建物を突き破って
もう一人の大男が吹き飛んで来た。
「沢田君も頑張ったみたいね〜」
「さすが10代目!!」
時雨はまだ呆然としている4人を見て
一つ溜息を吐いた。
「……捜索は中止。
綱吉君と笹川さんと合流して一旦アジトに戻りましょう」
「あ!!獄寺さん!探したんですよ!!」
呆然としている獄寺と彼を問い詰めている2人を他所に、時雨は下ろしていた刀を構え直し、長髪の男を見つめながら口を開いた。
「獄寺君、彼らをお願いします。」
「!何言ってやがんだ!?」
「いた仕方ありませんが、
ここからは私がお相手致します。
私達の真価、とくと味わってください。
あなたの死をもって。」
「女が粋がるな!!」
キラリと光る刃と鎌がぶつかり合い、火花が散る。
そんな中でも時雨はほけほけと笑い、男を見つめるが…その瞳はとてつもないほど冷たい物だった。
「あなや、お元気ですね〜
先程まで私の夫に圧倒されていたと言うのに」
「黙れ!!」
刀を弾いて赤い斬撃を放つが、
時雨の花時雨によってまた消滅する。
その剣捌きは舞と見違える程美しいもので
男だけでなく獄寺達も見惚れていた。
だが次の瞬間、その刃が鋭いものに変わり
長時間、水の中にいるような息苦しさが襲う。
「時雨蒼燕流 攻式一の型」
「時雨…蒼燕流…?
なんであの人が…!!」
「鉄砲雨!!」
「ぎゃ!!」
弾丸の如き鋭い突きが男を襲い
近くの建物まで吹っ飛ぶ。
その間に時雨を呆然とこちらを見ている山本を見たあと、獄寺へと顔を向けた。
「獄寺君、先程のあの人の言葉を覚えていますか」
「!覚悟を炎に変えるイメージ…」
「覚悟ならとっくにできているんでしょう?
あなたならそのリングに炎を灯せる。
その力量なら備わっているはずですよ」
獄寺はもう一度、ボンゴレリングを見る。
そして口角を上げ、戻ってきた男を見上げる。
その目には一切の迷いは無く、時雨は満足そうに笑った。
「オレぁいつだって…
ギンギンに覚悟はできてんだ!!
(覚悟を……炎に!!!炎に!!!!)」
ボウッと赤い炎が溢れ、ゆらゆらと揺れている。
獄寺は匣を取り出してリングと匣を近付けた。
「…………
へっまるでパンドラの匣だな、
だがやるしかねぇ!
鬼が出るか!!蛇が出るか!!」
カチッとリングを嵌めると、その匣が開き
獄寺の腕に何かが装着される。
それは髑髏が模された不思議な武器だった。
「あいつぅ〜
匣持ってやがったのか
妙なことされちゃまずい!!速攻!!」
「!させないっ」
「どわっ!?」
匣を開けられたはいいものの、
使い方がわからず戸惑う獄寺。
つかさず時雨が強力な斬撃を飛ばし距離を取らせた。
「んなっ!?弾を食わせろだー!?
たっ、弾ーーーーーーーー!!?
オレは銃は使わねーんだ!!
弾丸なんて持ってねーよ!!
お、おい!ボロ布女!
何か持ってねーのか!?」
「銃は剣よりも強しって言うけれど
あいにく今は持ってないわ〜」
「クソッ」
「でもね、使い方ならこの子に聞けばいいのよ?」
「?この子?」
男がまだ起き上がる気配は無い。
それを確認して時雨はその武器に触れた。
「……なるほどね」
「お、おい何を…」
「獄寺君、ダイナマイト持ってるかしら〜?」
「ダイナマイトなら持ってるけど…」
「それを髑髏のお口の中に入れればセット完了、自動的に発射されるらしいわ〜」
「はぁ!?」
説明しろ!!と食いつけば、時雨はその髑髏を撫でながら、謳うように口を開いた。
「大口開ければ拡散し、小口開けば一点集中。
頭のいいあなたならわかるでしょう?」
そこまで言うと男が傷口を押さえながら立ち上がり、また鎌を構えて突っ込んで来た。
獄寺はダイナマイトを口に咥えさせ引き絞りながらその男に向ける。
すると強烈な赤い炎が男を襲った。
「ギャアアア!!!」
獄寺の攻撃によって倒れた男。
同時に別の所から建物を突き破って
もう一人の大男が吹き飛んで来た。
「沢田君も頑張ったみたいね〜」
「さすが10代目!!」
時雨はまだ呆然としている4人を見て
一つ溜息を吐いた。
「……捜索は中止。
綱吉君と笹川さんと合流して一旦アジトに戻りましょう」