未来編
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「姉さんって今どこに…」
「それがよくわかんねーんだ」
「!」
「オレもここをしばらく離れてて、
今守護者の皆がどこにいるのかわからねぇんだ。
朝陽さんの手がかりはこいつらだけだ。」
懐から出した写真には黄色いひよこのような鳥と遊ぶ白い垂れ耳の子兎とスラリとした黒い猫。
兎と猫は見覚えがないものの、
その鳥には綱吉と獄寺も見覚えがあった。
「なぁ!?
これってバーズの鳥じゃなかった!?」
「今はヒバリが飼っていてヒバードっていうらしいぞ。
ちなみにこの兎と猫は朝陽の友達みたいだ」
時雨から聞いたと続ければ
テーブルの上に湯気が立ったご飯やおかずが置かれた。
「お話もいいけれど、ちゃんとご飯を食べましょうね〜、腹が減っては戦はできぬ、よ」
「よっしゃ!時雨の飯!!
ツナと獄寺も食べようぜ、時雨が作った飯は世界一なんだ!」
“美味いぞー!”と山本は席に座って手を合わせる。
戸惑っていた2人も時雨に促され、席に座って手を合わせると箸を持って味噌汁や卵焼きに手を付けた。
「ぁ…美味しい…」
「だろ!?オレの嫁はすげーだろー!」
「あなた、お行儀が悪いわ〜卵焼き没収。」
「あ!!」
横から綺麗に切られた卵焼きを奪い取って
ラル用に作った卵焼きの上に乗せる。
その様子を見て綱吉は時雨の持つトレイに目を向けた。トレイの上に乗るご飯とおかずには綺麗にラップがかけられていた。
「それは……」
「これはラルさんの分よ、
食べ終わったら食器はそのままでいいから
お話を続けてて〜」
トレイを持ったまま笑顔で出ていく時雨を見送ってリボーンは“まずは食え”と箸を進めていった。
「うぅ…オレの卵焼き…」
「(自業自得だろーが…)」
ーーーーーーーーーー
ラルの部屋の扉をノックして声をかけるが
彼女が出てくる気配はない。
「ラルさん、お食事を扉の前に置いときますから気が向いたら食べてくださいね〜」
扉の前にトレイを置いて、
一旦、山本と共に過ごしている部屋へと戻る。
ベッドの端に立て掛けてある刀に触れ、そっと目を瞑る。
「……今日も戦闘があるかもしれない。
行きましょう。」
少し息を吐いて立ち上がると同時に
部屋の扉が開かれて山本が入ってきた。
「ごちそーさん、美味かったぜ」
「お粗末様でした〜
それで、どうなったの?」
「ああ、朝陽さんを探しにまずは5丁目に出る。
時雨、お前も飯食って準備しておけ。」
「わかったわ〜
私はもう食べたから大丈夫、いつでもいけるわ」
「本当か?」
「もちろんよ〜」
山本は怪訝そうな顔をしているが、
時雨は笑って彼の背中を押す。
もちろんその手には彼の刀を持って。
「(あなた、ごめんなさい…でも、私は……)」
ーーーーーーーーーー
4人で外に出るとそこは廃れた工場のような所だった。
「5丁目の工場跡だ…
6つある入口1つはここに出るんだ。」
「おい……!
ボンゴレリングはどーなってんだよ!!」
「とりあえず並中行くか」
「コラ!聞いてんのか!?」
噛み付くように怒鳴る獄寺に、時雨は少し目を見開いて山本の手を取った。
すると山本は振り返って彼女を見下ろす。
「ボンゴレリングのこと、話してないの?」
「あー、その話な。
だいぶ前にリングを砕いて捨てちまったんだ。」
「「なーーーー!?捨てたー!!?」」
「あんなに苦労して手に入れといて!?」
「だれがそんなことしたんだよ!!」
「うちのボスだよ。」
「それって!!もしかして…!!」
「じゅ……10代目が!!?」
「守護者には反対する奴もいたんだが、
そりゃーもーツナの奴、譲らなくてな。」
サラッと言いのける山本に言葉が出ない。
綱吉はなんでそんなことを…と聞くが、
山本はおまえにもわかんねーかと笑った。
「戦いの火種になるぐらいなら、
ない方がいいと思ったんじゃねーか?
おまえはそういう男だ……
ボンゴレの存在自体にすら首をかしげていた程だからな。」
「……」
「つっても今じゃオレ達も
リングに頼ってる部分がでかいんだけどな、
おまえ達にも教えてやる、野球と同じで特訓あるのみだ」
「……そういえば山本、野球は…」
綱吉がそう言いかけた時、
近くの建物が大きく爆発し
そこから見覚えのある背中が見えた。
「あ……あれは!!ランボにイーピン!!」
「誰かを連れてるな」
「あなた!」
「時雨!ランボ達の誘導するぞ!」
「はい!
沢田君達は上にご注意を!
既に敵は近くにいます!」
「それがよくわかんねーんだ」
「!」
「オレもここをしばらく離れてて、
今守護者の皆がどこにいるのかわからねぇんだ。
朝陽さんの手がかりはこいつらだけだ。」
懐から出した写真には黄色いひよこのような鳥と遊ぶ白い垂れ耳の子兎とスラリとした黒い猫。
兎と猫は見覚えがないものの、
その鳥には綱吉と獄寺も見覚えがあった。
「なぁ!?
これってバーズの鳥じゃなかった!?」
「今はヒバリが飼っていてヒバードっていうらしいぞ。
ちなみにこの兎と猫は朝陽の友達みたいだ」
時雨から聞いたと続ければ
テーブルの上に湯気が立ったご飯やおかずが置かれた。
「お話もいいけれど、ちゃんとご飯を食べましょうね〜、腹が減っては戦はできぬ、よ」
「よっしゃ!時雨の飯!!
ツナと獄寺も食べようぜ、時雨が作った飯は世界一なんだ!」
“美味いぞー!”と山本は席に座って手を合わせる。
戸惑っていた2人も時雨に促され、席に座って手を合わせると箸を持って味噌汁や卵焼きに手を付けた。
「ぁ…美味しい…」
「だろ!?オレの嫁はすげーだろー!」
「あなた、お行儀が悪いわ〜卵焼き没収。」
「あ!!」
横から綺麗に切られた卵焼きを奪い取って
ラル用に作った卵焼きの上に乗せる。
その様子を見て綱吉は時雨の持つトレイに目を向けた。トレイの上に乗るご飯とおかずには綺麗にラップがかけられていた。
「それは……」
「これはラルさんの分よ、
食べ終わったら食器はそのままでいいから
お話を続けてて〜」
トレイを持ったまま笑顔で出ていく時雨を見送ってリボーンは“まずは食え”と箸を進めていった。
「うぅ…オレの卵焼き…」
「(自業自得だろーが…)」
ーーーーーーーーーー
ラルの部屋の扉をノックして声をかけるが
彼女が出てくる気配はない。
「ラルさん、お食事を扉の前に置いときますから気が向いたら食べてくださいね〜」
扉の前にトレイを置いて、
一旦、山本と共に過ごしている部屋へと戻る。
ベッドの端に立て掛けてある刀に触れ、そっと目を瞑る。
「……今日も戦闘があるかもしれない。
行きましょう。」
少し息を吐いて立ち上がると同時に
部屋の扉が開かれて山本が入ってきた。
「ごちそーさん、美味かったぜ」
「お粗末様でした〜
それで、どうなったの?」
「ああ、朝陽さんを探しにまずは5丁目に出る。
時雨、お前も飯食って準備しておけ。」
「わかったわ〜
私はもう食べたから大丈夫、いつでもいけるわ」
「本当か?」
「もちろんよ〜」
山本は怪訝そうな顔をしているが、
時雨は笑って彼の背中を押す。
もちろんその手には彼の刀を持って。
「(あなた、ごめんなさい…でも、私は……)」
ーーーーーーーーーー
4人で外に出るとそこは廃れた工場のような所だった。
「5丁目の工場跡だ…
6つある入口1つはここに出るんだ。」
「おい……!
ボンゴレリングはどーなってんだよ!!」
「とりあえず並中行くか」
「コラ!聞いてんのか!?」
噛み付くように怒鳴る獄寺に、時雨は少し目を見開いて山本の手を取った。
すると山本は振り返って彼女を見下ろす。
「ボンゴレリングのこと、話してないの?」
「あー、その話な。
だいぶ前にリングを砕いて捨てちまったんだ。」
「「なーーーー!?捨てたー!!?」」
「あんなに苦労して手に入れといて!?」
「だれがそんなことしたんだよ!!」
「うちのボスだよ。」
「それって!!もしかして…!!」
「じゅ……10代目が!!?」
「守護者には反対する奴もいたんだが、
そりゃーもーツナの奴、譲らなくてな。」
サラッと言いのける山本に言葉が出ない。
綱吉はなんでそんなことを…と聞くが、
山本はおまえにもわかんねーかと笑った。
「戦いの火種になるぐらいなら、
ない方がいいと思ったんじゃねーか?
おまえはそういう男だ……
ボンゴレの存在自体にすら首をかしげていた程だからな。」
「……」
「つっても今じゃオレ達も
リングに頼ってる部分がでかいんだけどな、
おまえ達にも教えてやる、野球と同じで特訓あるのみだ」
「……そういえば山本、野球は…」
綱吉がそう言いかけた時、
近くの建物が大きく爆発し
そこから見覚えのある背中が見えた。
「あ……あれは!!ランボにイーピン!!」
「誰かを連れてるな」
「あなた!」
「時雨!ランボ達の誘導するぞ!」
「はい!
沢田君達は上にご注意を!
既に敵は近くにいます!」