未来編
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「あなた」
「ツナ達は?」
「“言霊”で強制的に眠らせてしまったから
朝までぐっすり眠られるはずよ。
……夢見は…悪いと思うけれど……」
話の後、綱吉と獄寺を空いている部屋に案内して、時雨の力で強制的にベッドへと押し込んだ。
眉を顰めた時雨を抱き締めて、背中を撫でれば、自身の背中に小さな手が回った。
「……ありがとな…」
〜数分前〜
「歴代ボスもずっとそうしてきたんだ。
ボンゴレに危機が訪れる時、必ず大空は7人の守護者を集めどんな困難もぶち破る。」
「だ…だけどたった8人集まったところで…
!そうだ姉さん…!姉さんなら…!」
「朝陽さんなら雲雀と一緒にいるはずだぜ」
「ヒバリさんと?」
「今の朝陽さんはヒバリの嫁さんだからな、きっと一緒に行動してるはずだ。」
「よっ!!?
えぇ!?姉さん、ヒバリさんと結婚してるの!?」
「そうよ〜、とっても仲良しな夫婦で、
守護者会議で朝陽さんが雲雀君の首根っこを掴んで引き摺ってるのをよく見たわ〜」
「(何してんの姉さん!!!!)」
「(てか、それって仲良しって言うのか…?)」
最恐の不良と呼ばれる雲雀を引き摺る姉貴分という、信じられない構図が脳裏に過るけどウソであってくれ!と頭を振る。
「それと、笹川京子さん、三浦ハルさんについてなんだけれど…」
「「!」」
「私と武君がラル・ミルチさんを迎えに行くと同時に、イーピンちゃんとランボ君が探しに行ったわ。あの子達も強いから大丈夫なはずよ〜」
「!あいつらが?」
「そうか!イーピン達、こっちじゃチビじゃないんだ!!」
「今はまだ連絡待ちだけれど、信じてあげて。
あの子達だって、戦うことのできる立派な戦士なのだから。
それと、沢田奈々さんに関してだけれど…
沢田家光さんと5日前からイタリア旅行に行っていて、現在の状況は不明。」
「!イタリアって…!まさか…母さん…?」
「ビアンキとフゥ太は情報収集に出ている。
他の仲間だが……この2日間でほとんどが行方不明、10年間にできた知人のほとんども消された……」
「「!!!」」
「山本の親父もな…」
「そ…そんな…
!時雨さんのご家族は……」
「私は天涯孤独の身だから気にしなくていいわ〜
私にはこの刀 達と武君しかいないから。
心配してくれて、ありがとう。」
ーーーーーーーーーー
部屋にあるシャワールームで汗ばんだ身体を洗い流し、時雨と付き合った時から着るようになった着流しに袖を通す。
「なんだ、まだ起きてたのか?」
先にシャワーを浴びさせてベッドで寝るよう言いつけたはずだが、時雨はまだ起きていて、ベッドの縁に腰を掛け、刀の手入れをしていた。
「何だか眠れなくて」
「なら抱き締めてやるからさ、一緒に寝ようぜ?」
「あなや、それはいつもでしょう?」
「ん?ハハハ!そりゃそうだ!」
磨き終えた刀を鞘に納め、
ギュッと抱き締めると、大きな手が時雨の肩を抱いた。
「なんだなんだ、オレがいるのに浮気かー?」
「あなや、酷いわ。
普段からあんなに愛を囁いているのに疑うのね〜、ねぇ、聞いた?武君ってば酷いと思わない?私なき……むぐ!!」
「あ!ストップストップ!
それ言うとオレが殺されるからダメだって!」
肩を抱いていた手で口を塞ぐと
はぐはぐと小さな力で指を噛まれる。
その内に刀を奪い取って、自分の使う刀の横に立て掛ける。
「ほら寝るぞー!」
「ばーかばーか、武君のあんぽんたん、
明日の朝食は自分で作ってくださーい、
私特製のお料理は沢田君達にあげます〜」
「えぇ!?そりゃないぜ時雨〜!
結局、今日時雨の飯食べれなかったのによー!」
「知りません、
はい、今日はもう寝るんでしょう?
おやすみなさ〜い」
「えっちょっ!時雨さーん!?」
ボフンッと勢いよく寝転がり、2人でかけるはずだった掛け布団を頭までかぶる。
布団の上から“おーい時雨さーん”と声をかけられながら揺すられるけど全て無視して眠ろうと目を瞑る。
「………
(10年前の綱吉君と獄寺君が来た…って事は…
もしかしたら……)」
「なぁ、時雨、」
「…………」
不意にずっと明るく呼びかけていた声が不意に低くなり、思わず身体が跳ねる。
布団を握っていた手が、大きな拳に包まれる。
きっと覆い被さっているのだろう、山本の気配がグッと近くなって、時雨はもぞもぞと布団から顔を出した。
「ん…」
すると待ち構えていたかのように、
顔を近付けられ、唇が重なった。
温かなぬくもりに身を委ねると、頬を撫でられ離れていく。
「愛してる」
「……えぇ、私もよ…」
額同士を合わせ、愛を囁き合う。
2人で布団を掛け直して再度小さな身体を抱き締めて、艶やかな黒髪を撫でた。
「時雨、必ず戻ってくるからな」
「……裏切りは嫌いですよ…」
「知ってる。
明日も頑張ろうな、おやすみ、時雨」
「ツナ達は?」
「“言霊”で強制的に眠らせてしまったから
朝までぐっすり眠られるはずよ。
……夢見は…悪いと思うけれど……」
話の後、綱吉と獄寺を空いている部屋に案内して、時雨の力で強制的にベッドへと押し込んだ。
眉を顰めた時雨を抱き締めて、背中を撫でれば、自身の背中に小さな手が回った。
「……ありがとな…」
〜数分前〜
「歴代ボスもずっとそうしてきたんだ。
ボンゴレに危機が訪れる時、必ず大空は7人の守護者を集めどんな困難もぶち破る。」
「だ…だけどたった8人集まったところで…
!そうだ姉さん…!姉さんなら…!」
「朝陽さんなら雲雀と一緒にいるはずだぜ」
「ヒバリさんと?」
「今の朝陽さんはヒバリの嫁さんだからな、きっと一緒に行動してるはずだ。」
「よっ!!?
えぇ!?姉さん、ヒバリさんと結婚してるの!?」
「そうよ〜、とっても仲良しな夫婦で、
守護者会議で朝陽さんが雲雀君の首根っこを掴んで引き摺ってるのをよく見たわ〜」
「(何してんの姉さん!!!!)」
「(てか、それって仲良しって言うのか…?)」
最恐の不良と呼ばれる雲雀を引き摺る姉貴分という、信じられない構図が脳裏に過るけどウソであってくれ!と頭を振る。
「それと、笹川京子さん、三浦ハルさんについてなんだけれど…」
「「!」」
「私と武君がラル・ミルチさんを迎えに行くと同時に、イーピンちゃんとランボ君が探しに行ったわ。あの子達も強いから大丈夫なはずよ〜」
「!あいつらが?」
「そうか!イーピン達、こっちじゃチビじゃないんだ!!」
「今はまだ連絡待ちだけれど、信じてあげて。
あの子達だって、戦うことのできる立派な戦士なのだから。
それと、沢田奈々さんに関してだけれど…
沢田家光さんと5日前からイタリア旅行に行っていて、現在の状況は不明。」
「!イタリアって…!まさか…母さん…?」
「ビアンキとフゥ太は情報収集に出ている。
他の仲間だが……この2日間でほとんどが行方不明、10年間にできた知人のほとんども消された……」
「「!!!」」
「山本の親父もな…」
「そ…そんな…
!時雨さんのご家族は……」
「私は天涯孤独の身だから気にしなくていいわ〜
私にはこの
心配してくれて、ありがとう。」
ーーーーーーーーーー
部屋にあるシャワールームで汗ばんだ身体を洗い流し、時雨と付き合った時から着るようになった着流しに袖を通す。
「なんだ、まだ起きてたのか?」
先にシャワーを浴びさせてベッドで寝るよう言いつけたはずだが、時雨はまだ起きていて、ベッドの縁に腰を掛け、刀の手入れをしていた。
「何だか眠れなくて」
「なら抱き締めてやるからさ、一緒に寝ようぜ?」
「あなや、それはいつもでしょう?」
「ん?ハハハ!そりゃそうだ!」
磨き終えた刀を鞘に納め、
ギュッと抱き締めると、大きな手が時雨の肩を抱いた。
「なんだなんだ、オレがいるのに浮気かー?」
「あなや、酷いわ。
普段からあんなに愛を囁いているのに疑うのね〜、ねぇ、聞いた?武君ってば酷いと思わない?私なき……むぐ!!」
「あ!ストップストップ!
それ言うとオレが殺されるからダメだって!」
肩を抱いていた手で口を塞ぐと
はぐはぐと小さな力で指を噛まれる。
その内に刀を奪い取って、自分の使う刀の横に立て掛ける。
「ほら寝るぞー!」
「ばーかばーか、武君のあんぽんたん、
明日の朝食は自分で作ってくださーい、
私特製のお料理は沢田君達にあげます〜」
「えぇ!?そりゃないぜ時雨〜!
結局、今日時雨の飯食べれなかったのによー!」
「知りません、
はい、今日はもう寝るんでしょう?
おやすみなさ〜い」
「えっちょっ!時雨さーん!?」
ボフンッと勢いよく寝転がり、2人でかけるはずだった掛け布団を頭までかぶる。
布団の上から“おーい時雨さーん”と声をかけられながら揺すられるけど全て無視して眠ろうと目を瞑る。
「………
(10年前の綱吉君と獄寺君が来た…って事は…
もしかしたら……)」
「なぁ、時雨、」
「…………」
不意にずっと明るく呼びかけていた声が不意に低くなり、思わず身体が跳ねる。
布団を握っていた手が、大きな拳に包まれる。
きっと覆い被さっているのだろう、山本の気配がグッと近くなって、時雨はもぞもぞと布団から顔を出した。
「ん…」
すると待ち構えていたかのように、
顔を近付けられ、唇が重なった。
温かなぬくもりに身を委ねると、頬を撫でられ離れていく。
「愛してる」
「……えぇ、私もよ…」
額同士を合わせ、愛を囁き合う。
2人で布団を掛け直して再度小さな身体を抱き締めて、艶やかな黒髪を撫でた。
「時雨、必ず戻ってくるからな」
「……裏切りは嫌いですよ…」
「知ってる。
明日も頑張ろうな、おやすみ、時雨」