未来編
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「おせーぞ」
部屋の中に入ると同時に聞こえてきた
今や懐かしくなった声。
“ちゃおっス”といつもの調子であいさつをするリボーンに綱吉は涙目になって近づく……が、
「だきしめて〜♡こっちよ!!」
「ふげーーーー!」
後ろからタイツのようなものを身に着けたリボーンによって蹴飛ばされ、その場に蹲ってしまった。
「あなや〜」
「後頭部に土ふまずがフィットしたぞ」
「な!!なんなんだよ!!このふざけた再会は!!
こっちは死ぬ思いでおまえを探してたんだぞ……!!」
「しょーがねーだろ?
このスーツを着てねーと体調最悪なんだ。
外のバリアもオレのために作ってもらったんだからな。」
「!?どういうことだよ」
「オレにはキビしい世の中ってことだ。」
「?
そ…そーだ!おかしいんだよ!
過去に戻れないんだ!」
「それくらいわかってるぞ、それだけじゃねーしな。
10年バズーカなのにこの時代は撃たれてから9年と10カ月ちょっとしか経ってねーんだ」
「え…!?」
「なんでこんなことになっちまってんのか
オレにもさっぱりだ。」
リボーンにもわからない状況に、顔を青褪めるものの、“知らない土地に飛ばされなかっただけマシ”という彼に?を飛ばした。
「ここってどこなんだよ!?」
「ん?そんなこともわかってねーのか?」
「だからいろいろ大変だったの!!」
「モニターに映るか?」
時雨がリモコンを取り出して、
部屋の壁にかけてある大きなモニターの電源を点ける。
「これが地上。
暗くてわかりづらいと思うけれど
この学校は見覚えがあるんじゃないかしら〜?」
ピッと映し出されたのは並盛中学校と書かれた校門と、見覚えのありすぎる校舎だった。
「なっ、並中ー!!?
ってことはここ並盛なの!?」
「日本だったんスかー!?」
「そーだぞ、それに過去に戻れない以上…
ここで起こっていることはおまえ達の問題だぞ」
「現在、全世界のボンゴレ側の重要拠点が同時に攻撃を受けている。もちろんここでも、ボンゴレ狩りは進行中だ。」
「ボンゴレ…」
「狩り…?」
聞き慣れない不穏な言葉。
山本に続いてリボーンが、綱吉がここに来た時に入っていた、ボンゴレの紋章が刻まれた棺について話す。
その真意がわかった獄寺は山本を殴ろうと拳を握るが、首筋に冷たい刃が当てられた事で動きを止めた。
「時雨…!!」
「あなや〜、乱暴はいけないわ〜
沢田君が亡くなった事についてはあなたにも非があるのよ〜?」
「っ!(この女さっきまでモニターの前にいたはず…!!いつの間にこっちへ…)」
「やめろ時雨、いくらおまえでも獄寺を傷つけるのは許さないぞ」
「……そうね〜、でもあなた?
無作法者にはちゃーんとお仕置きしないとダメよ〜?いくら仲間とは言え、その仲間に噛み付く子猫ちゃんはちゃーんと躾けなきゃ〜」
「こ…!!?」
ほけほけと笑いながら刀を鞘に納めると
目を吊り上げている獄寺と目が合ってまた吹き出してしまった。
「おまえなぁ…」
「(笑顔でスゴい事言ってるし、山本の威圧感にも動じないって……時雨さんも結構ヤバい人なんじゃ…)」
そう思っていると時雨と目が合って優しく微笑まれる。
それを曖昧に笑って返していると、黙ってみていたリボーンが口を開いた。
「敵であるミルフィオーレファミリーの恐ろしいところはもちろん戦闘力の高さだが、それよりもやべーのは目的がただ指輪を得るための勝利や制圧じゃないことだ。」
「!?」
「本部が陥落した時点でミルフィオーレは交渉の席を用意してボンゴレ側のある男を呼び出した。
だが奴らはその席で一切交渉などせず
男の命を奪ったんだ。
それからもこちらの呼びかけにも一切応じず
次々とこちらの人間を消し続けている…
奴らの目的は、ボンゴレ側の人間を一人遺らず殲滅することだ。」
山本の口から語られたミルフィオーレの目的。
それはボンゴレだけでなくその周りの人間をも巻き込んだ、大規模な殺戮。
幸い、各地に散っているとは言え、
守護者の死亡は確認されていない。
「ならやることは一つだ。
ちりぢりになった7人の守護者を集めるんだ。」
部屋の中に入ると同時に聞こえてきた
今や懐かしくなった声。
“ちゃおっス”といつもの調子であいさつをするリボーンに綱吉は涙目になって近づく……が、
「だきしめて〜♡こっちよ!!」
「ふげーーーー!」
後ろからタイツのようなものを身に着けたリボーンによって蹴飛ばされ、その場に蹲ってしまった。
「あなや〜」
「後頭部に土ふまずがフィットしたぞ」
「な!!なんなんだよ!!このふざけた再会は!!
こっちは死ぬ思いでおまえを探してたんだぞ……!!」
「しょーがねーだろ?
このスーツを着てねーと体調最悪なんだ。
外のバリアもオレのために作ってもらったんだからな。」
「!?どういうことだよ」
「オレにはキビしい世の中ってことだ。」
「?
そ…そーだ!おかしいんだよ!
過去に戻れないんだ!」
「それくらいわかってるぞ、それだけじゃねーしな。
10年バズーカなのにこの時代は撃たれてから9年と10カ月ちょっとしか経ってねーんだ」
「え…!?」
「なんでこんなことになっちまってんのか
オレにもさっぱりだ。」
リボーンにもわからない状況に、顔を青褪めるものの、“知らない土地に飛ばされなかっただけマシ”という彼に?を飛ばした。
「ここってどこなんだよ!?」
「ん?そんなこともわかってねーのか?」
「だからいろいろ大変だったの!!」
「モニターに映るか?」
時雨がリモコンを取り出して、
部屋の壁にかけてある大きなモニターの電源を点ける。
「これが地上。
暗くてわかりづらいと思うけれど
この学校は見覚えがあるんじゃないかしら〜?」
ピッと映し出されたのは並盛中学校と書かれた校門と、見覚えのありすぎる校舎だった。
「なっ、並中ー!!?
ってことはここ並盛なの!?」
「日本だったんスかー!?」
「そーだぞ、それに過去に戻れない以上…
ここで起こっていることはおまえ達の問題だぞ」
「現在、全世界のボンゴレ側の重要拠点が同時に攻撃を受けている。もちろんここでも、ボンゴレ狩りは進行中だ。」
「ボンゴレ…」
「狩り…?」
聞き慣れない不穏な言葉。
山本に続いてリボーンが、綱吉がここに来た時に入っていた、ボンゴレの紋章が刻まれた棺について話す。
その真意がわかった獄寺は山本を殴ろうと拳を握るが、首筋に冷たい刃が当てられた事で動きを止めた。
「時雨…!!」
「あなや〜、乱暴はいけないわ〜
沢田君が亡くなった事についてはあなたにも非があるのよ〜?」
「っ!(この女さっきまでモニターの前にいたはず…!!いつの間にこっちへ…)」
「やめろ時雨、いくらおまえでも獄寺を傷つけるのは許さないぞ」
「……そうね〜、でもあなた?
無作法者にはちゃーんとお仕置きしないとダメよ〜?いくら仲間とは言え、その仲間に噛み付く子猫ちゃんはちゃーんと躾けなきゃ〜」
「こ…!!?」
ほけほけと笑いながら刀を鞘に納めると
目を吊り上げている獄寺と目が合ってまた吹き出してしまった。
「おまえなぁ…」
「(笑顔でスゴい事言ってるし、山本の威圧感にも動じないって……時雨さんも結構ヤバい人なんじゃ…)」
そう思っていると時雨と目が合って優しく微笑まれる。
それを曖昧に笑って返していると、黙ってみていたリボーンが口を開いた。
「敵であるミルフィオーレファミリーの恐ろしいところはもちろん戦闘力の高さだが、それよりもやべーのは目的がただ指輪を得るための勝利や制圧じゃないことだ。」
「!?」
「本部が陥落した時点でミルフィオーレは交渉の席を用意してボンゴレ側のある男を呼び出した。
だが奴らはその席で一切交渉などせず
男の命を奪ったんだ。
それからもこちらの呼びかけにも一切応じず
次々とこちらの人間を消し続けている…
奴らの目的は、ボンゴレ側の人間を一人遺らず殲滅することだ。」
山本の口から語られたミルフィオーレの目的。
それはボンゴレだけでなくその周りの人間をも巻き込んだ、大規模な殺戮。
幸い、各地に散っているとは言え、
守護者の死亡は確認されていない。
「ならやることは一つだ。
ちりぢりになった7人の守護者を集めるんだ。」