日常・黒曜・ヴァリアー編
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『これごときで!!』
手を覆う氷を砕こうと膝に打ち付けるが、
その氷は砕かれること無く、逆にXANXUSの膝を傷つける。
『無駄だ、XANXUS。
これ以上やるなら…9代目につけられたその傷ではすまないぞ。』
「なに!」
「9代目!?」
「!!綱吉…まさか…記憶を見て……!!」
「で…では…
XANXUSは9代目に零地点突破を………!?」
『だまれ!!
オレは名にⅩ の称号を二つ持つ男XANXUS!!!
てめーごときに屈すると思うか!!
勝つのはオレだ!!
ボンゴレの10代目は!!このオレだ!!!』
身一つで走ってくるXANXUSの腹に拳を喰らわせて、蹲った彼に手を伸ばす。
『いくぞ、
零地点突破初代 エディション』
その顔は普段の綱吉の物であり、
覚悟を決めた表情の中に少し悲しみが滲み出ていた。
そんな彼の手から氷が広がり、
XANXUSを覆い、包んでいく。
『ぐおぉ!!』
「やめろぉ!!!」
『………なぜだ…なんでお前は…』
『うるせぇ!!!!
老いぼれと同じことをほざくな!!』
その言葉と共にXANXUSは氷漬けとなり、
綱吉は大空のリングを完成させた。
「……」
『もうこれが溶けることはない』
「「!」」
「そんなことが………」
「あの技は死ぬ気の炎とは真逆の力を圧縮した超エネルギー、それ相応の力がない限り溶けることも無ければ、XANXUSが抜け出す事もできない。」
「ではこの勝負…」
「ああ、ツナの勝ちだ」
リボーンの言葉にバジルとシャマルは顔を明るくさせ、朝陽も安堵の息を吐く。
そしてチラッと俯いているスクアーロを見つめた。
「XANXUSは…冷凍仮死状態か…」
「ああおそらく……
“揺りかご”の後、
8年間眠っていたのと同じようにな。」
「「「!」」」
「………なるほど、これで話がつながるな。」
「……揺りかご事件について当時の風の守護者は一切関与せず、干渉もしていない。
だから今この場で8年前の事件を知っているのはスクアーロ、お前だけだ。」
暗に“話せ”と圧をかければ
スクアーロは苦々しく口を開いた。
「おまえらの想像通りだ、
9代目に奴は凍らされた…それだけだぁ」
9代目風の守護者であるアサヒは9代目の息子と言われたXANXUSを気にかけ、彼自身も無口で多くは語らない風の守護者に懐いていたという。
銃を教え、炎の扱い方を教えたアサヒもまた、XANXUSを本当の息子のように思っていたのだろう。
リングに宿った9代目の記憶は温かな物で
それが何よりの証拠だと、考える。
「風の守護者ぁ゙!!
あの人は!!アサヒはどこにいやがんだ!!」
「………私が受け継ぐのはリングと歴代風の守護者の記憶のみ、現状はわからない。」
「っ!!
ゔお゙ぉい!!オレをここから出せぇ!!」
「行った所でお前の身体が悲鳴を上げて死ぬだけだ、やめておけ。」
「うるせぇ!!」
「やめろスクアーロ!」
スクアーロが暴れている中、
綱吉は気力の限界が来て膝を折る。
そこへレヴィとルッスーリアが現れるが
幻覚と見破り攻撃される前に消えた。
『ムム、よく見破ったな。
でももう這う力すら残ってないようだね。』
倒れる綱吉の前にマーモンが現れ、
いつの間に奪ったのか、リングを6つ揃えていた。
『ボスは再び復活する。』
「あれは!」
「守護者のリング!!」
「!!よお゙ぉし!!」
『なぜリングを半分ずつ保管するのか…
そしてボンゴレの正統後継者にしか授与されないのかわかるか?
それはリング自身にも
秘められた力があるからさ。』
「秘められた…力……?」
「風のボンゴレリングに記憶を共有する力があるように、他のリングにもそんな力が…?」
『ボスがかけられた9代目の零地点突破が溶かされた床には7つの小さな焦げ跡が残されていたという…
誰がやったかはさだかではないが、
この形跡は一つの仮説を立てるに充分だ。』
マーモンがそう言うと同時に7つのリングから炎が燃え盛り、XANXUSを覆う氷が溶ける。
「……チェルベッロ、
私をあそこに向かわせる許可をくれ。」
「「「!」」」
「8つのボンゴレリングが継承されし時、
リングは大いなる力をブラッド・オブ・ボンゴレに授ける…風のリングが無ければ…いや、風のリングを継承した私がいなければ意味がないだろう。」
「……わかりました。
ただし、私達が勝敗を決するまで、
手出しは無用とさせていただきます。」
「了解した」
チェルベッロの許可が降り、
朝陽は急いで綱吉のいる場所へ向かう。
到着すれば既にXANXUSは復活していて、
ベルフェゴールにより大空のリングを奪われていた。
「綱吉!!」
「!姉さん…!」
マーモンがXANXUSの腰に着けてあるチェーンに守護者のボンゴレリングを引っ掛けて行き、ベルフェゴールがXANXUSの手を持ち上げる。
「どいつもこいつも
新ボス誕生のための立会いごくろーさん」
倒れた綱吉の元へ行き、抱き上げる。
なんとか意識を保っている状況なのか、
その体は酷く重かった。
「よく頑張った」
「姉さん…でも…!」
「……見守ろう」
「っ……」
手を覆う氷を砕こうと膝に打ち付けるが、
その氷は砕かれること無く、逆にXANXUSの膝を傷つける。
『無駄だ、XANXUS。
これ以上やるなら…9代目につけられたその傷ではすまないぞ。』
「なに!」
「9代目!?」
「!!綱吉…まさか…記憶を見て……!!」
「で…では…
XANXUSは9代目に零地点突破を………!?」
『だまれ!!
オレは名に
てめーごときに屈すると思うか!!
勝つのはオレだ!!
ボンゴレの10代目は!!このオレだ!!!』
身一つで走ってくるXANXUSの腹に拳を喰らわせて、蹲った彼に手を伸ばす。
『いくぞ、
零地点突破
その顔は普段の綱吉の物であり、
覚悟を決めた表情の中に少し悲しみが滲み出ていた。
そんな彼の手から氷が広がり、
XANXUSを覆い、包んでいく。
『ぐおぉ!!』
「やめろぉ!!!」
『………なぜだ…なんでお前は…』
『うるせぇ!!!!
老いぼれと同じことをほざくな!!』
その言葉と共にXANXUSは氷漬けとなり、
綱吉は大空のリングを完成させた。
「……」
『もうこれが溶けることはない』
「「!」」
「そんなことが………」
「あの技は死ぬ気の炎とは真逆の力を圧縮した超エネルギー、それ相応の力がない限り溶けることも無ければ、XANXUSが抜け出す事もできない。」
「ではこの勝負…」
「ああ、ツナの勝ちだ」
リボーンの言葉にバジルとシャマルは顔を明るくさせ、朝陽も安堵の息を吐く。
そしてチラッと俯いているスクアーロを見つめた。
「XANXUSは…冷凍仮死状態か…」
「ああおそらく……
“揺りかご”の後、
8年間眠っていたのと同じようにな。」
「「「!」」」
「………なるほど、これで話がつながるな。」
「……揺りかご事件について当時の風の守護者は一切関与せず、干渉もしていない。
だから今この場で8年前の事件を知っているのはスクアーロ、お前だけだ。」
暗に“話せ”と圧をかければ
スクアーロは苦々しく口を開いた。
「おまえらの想像通りだ、
9代目に奴は凍らされた…それだけだぁ」
9代目風の守護者であるアサヒは9代目の息子と言われたXANXUSを気にかけ、彼自身も無口で多くは語らない風の守護者に懐いていたという。
銃を教え、炎の扱い方を教えたアサヒもまた、XANXUSを本当の息子のように思っていたのだろう。
リングに宿った9代目の記憶は温かな物で
それが何よりの証拠だと、考える。
「風の守護者ぁ゙!!
あの人は!!アサヒはどこにいやがんだ!!」
「………私が受け継ぐのはリングと歴代風の守護者の記憶のみ、現状はわからない。」
「っ!!
ゔお゙ぉい!!オレをここから出せぇ!!」
「行った所でお前の身体が悲鳴を上げて死ぬだけだ、やめておけ。」
「うるせぇ!!」
「やめろスクアーロ!」
スクアーロが暴れている中、
綱吉は気力の限界が来て膝を折る。
そこへレヴィとルッスーリアが現れるが
幻覚と見破り攻撃される前に消えた。
『ムム、よく見破ったな。
でももう這う力すら残ってないようだね。』
倒れる綱吉の前にマーモンが現れ、
いつの間に奪ったのか、リングを6つ揃えていた。
『ボスは再び復活する。』
「あれは!」
「守護者のリング!!」
「!!よお゙ぉし!!」
『なぜリングを半分ずつ保管するのか…
そしてボンゴレの正統後継者にしか授与されないのかわかるか?
それはリング自身にも
秘められた力があるからさ。』
「秘められた…力……?」
「風のボンゴレリングに記憶を共有する力があるように、他のリングにもそんな力が…?」
『ボスがかけられた9代目の零地点突破が溶かされた床には7つの小さな焦げ跡が残されていたという…
誰がやったかはさだかではないが、
この形跡は一つの仮説を立てるに充分だ。』
マーモンがそう言うと同時に7つのリングから炎が燃え盛り、XANXUSを覆う氷が溶ける。
「……チェルベッロ、
私をあそこに向かわせる許可をくれ。」
「「「!」」」
「8つのボンゴレリングが継承されし時、
リングは大いなる力をブラッド・オブ・ボンゴレに授ける…風のリングが無ければ…いや、風のリングを継承した私がいなければ意味がないだろう。」
「……わかりました。
ただし、私達が勝敗を決するまで、
手出しは無用とさせていただきます。」
「了解した」
チェルベッロの許可が降り、
朝陽は急いで綱吉のいる場所へ向かう。
到着すれば既にXANXUSは復活していて、
ベルフェゴールにより大空のリングを奪われていた。
「綱吉!!」
「!姉さん…!」
マーモンがXANXUSの腰に着けてあるチェーンに守護者のボンゴレリングを引っ掛けて行き、ベルフェゴールがXANXUSの手を持ち上げる。
「どいつもこいつも
新ボス誕生のための立会いごくろーさん」
倒れた綱吉の元へ行き、抱き上げる。
なんとか意識を保っている状況なのか、
その体は酷く重かった。
「よく頑張った」
「姉さん…でも…!」
「……見守ろう」
「っ……」