日常・黒曜・ヴァリアー編
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「じゅ……銃だって……!?」
「多種多様な武器を使っていた歴代のボンゴレボスの中でも銃をメインにしたのは7代目だけ。
射撃の腕も確か、実力も申し分ない。
だが…7代目には重大な欠点があった」
「欠点?」
「炎の強さが歴代の中でも弱かった事」
「!?」
風のリングを受け取ったと同時に
歴代の風の守護者の記憶を受け継いだ。
膨大な量の記憶は朝陽を苦しめたが
その記憶のおかげで綱吉の役に立てるのなら喜んで使わせてもらおう。
「7代目風の守護者はその性質を利用し、
7代目用に銃を改良すればと勧めていた。」
“どうやらその記憶を頼りに9代目風の守護者はXANXUSに銃を使ったらと進言したらしい”と続ければリボーンから怪訝な視線を送られた。
「あれ、リボーンは知らなかったのか?
9代目風の守護者がXANXUSを気にかけていた事」
「それもリングの記憶か?」
「あぁ。
実際に会ったけれど…ずいぶんと寡黙で何を考えているのかわからない男だったが」
「話してみると案外そうでもないぞ、
やる時はやる男だ。
9代目もアサヒの先見の明は自分より勝るものだと言っていた。」
「……ならXANXUSに銃の使い方を教えないでほしかったなぁ…」
「その銃と憤怒の炎がなんの繋がりがあるんだ?」
コロネロの問に朝陽とリボーンはディスプレイを見てXANXUSの銃と手に注目するよう言う。
XANXUSの銃には憤怒の炎が吸収されていて
見るからに危険な空気を醸し出していた。
「死ぬ気の炎を一時的に圧縮し吸収する死ぬ気弾と同じ性質に、7代目と風の守護者も注目していた。
その威力は凄まじく、
攻撃力で言えば歴代でも名が挙がる程だったらしいな。」
「…………!!
待ってください、XANXUSの炎は7代目と違い
破壊力抜群の憤怒の炎です。
そんな炎を蓄積して一点に集中させたら…」
「とてつもない破壊力と貫通力を誇るだろう。
綱吉じゃなくても…当たれば最後だ。」
綱吉がスピード勝負に持ち込んで行くも
銃弾を推進力にしたXANXUSにより無になってしまう。
XANXUSの無遠慮で殺意の高い攻撃は
守護者が倒れ苦しんでいるフィールドにも被害をもたらしていた。
『オレは部下が死のうがどーでもいいが、見ろ』
『お願いボス!助けて!!
な…何だってしちゃう!!』
『もう…負けないよ!!
一生ついてくよ!ハァ…ハァ…
財産も半分あげるから!』
『リング…集めんの……手伝うからさ〜…』
『お助けを…そして何なりと…ご命令を!!』
『ふははは!これこそが大空だ!!
施しだ!!』
XANXUSの銃撃によって嵐と雷のポールが倒れ
リングがベルフェゴールとレヴィの方へと落ちる。
『ふっはっは
どーしたもどき、このやり方は想定外だったか?』
「……綱吉、思いっきりやっていいからな」
『あぁ、ありがとう、姉さん』
『あ?
!!おいカス、テメェ、一体いつから…!!』
「「「!!」」」
なぜ気付かなかったのだろう。
綱吉と朝陽の耳には小さな通信機。
イヤホンサイズのそれはよく見ないとわからない物であり、チェルベッロはハッと朝陽の元へ駆け寄ってくる。
「ルール違反じゃないだろう?
私はボンゴレの風の守護者。
そもそも部外者じゃないからな!
あ、そうそう!委員長君と山本!
これ一つ貸しだからさ、綱吉の為に守護者全員の解毒頼むぞ!それで貸し借り無しで!」
朝陽がそう言うや否や、解毒が完了したベルフェゴールの元へ雲雀と山本が到着し嵐のリングを取り返した。
それによって獄寺が復活し、ランボを殺そうとしたレヴィに向けてダイナマイトを放り投げる。
「な、何を…!!」
「風の守護者の使命は
大空を何よりも近くで守ること。
大空を手っ取り早く守るには
周りの天候を呼び寄せるのが一番!
ってことで予め、
雲と雨のフィールドに時限爆弾を設置したんだ、
今日のこの時間にポールが倒れるような時限爆弾を」
「バカな!そんな暇は無かったはずです!
それにそんな反応どこにも……」
「こういう時、幻術って役に立つよな!」
「!!まさか、小さな幻術を…!」
「風の守護者だけが記憶を共有する理由、
それはなるべく早くマフィアの戦い方を学び、
自分の物にして、大空を守る為だ。
いやー!早めに幻術を学んで良かった!
私の場合弱い幻術しかできなかったけど
お前らを騙すことができたのなら御の字だろ!」
わはは!と楽しげに笑う彼女に
チェルベッロは冷や汗が止まらない。
その横でリボーンはニヤリと笑った。
「風は天候を呼び寄せる力を持つ。
雲と雨を呼んで嵐を呼び寄せたか、
中々の手腕だぞ朝陽。」
「しかしなんで雲と雨だけだったんだ?コラ」
「雲と雨はヴァリアー関係者がいない。
だからスムーズに事が進むだろうと決めたんだ。」
「と、とんでもねー可愛い子チャンだな…
おじさん身震いが止まらないんだけど……
あっためてくれない?」
「ねぇ見ておじさん!
ここに余った時限爆弾があるの!
これをおじさんを向けて投げれば温かくなるはず!」
「わー!すごーい!
無邪気な顔と可愛い声でとんでもねーもん出すんじゃない!!」
没収!!と小型の時限爆弾を回収されるが
処分に迷っていたからちょうどいい…と考えを切り替えて通信機に手を当てる。
「守護者の事は守護者が片を付ければいい、
私からのお膳立てはここまでだ。」
「多種多様な武器を使っていた歴代のボンゴレボスの中でも銃をメインにしたのは7代目だけ。
射撃の腕も確か、実力も申し分ない。
だが…7代目には重大な欠点があった」
「欠点?」
「炎の強さが歴代の中でも弱かった事」
「!?」
風のリングを受け取ったと同時に
歴代の風の守護者の記憶を受け継いだ。
膨大な量の記憶は朝陽を苦しめたが
その記憶のおかげで綱吉の役に立てるのなら喜んで使わせてもらおう。
「7代目風の守護者はその性質を利用し、
7代目用に銃を改良すればと勧めていた。」
“どうやらその記憶を頼りに9代目風の守護者はXANXUSに銃を使ったらと進言したらしい”と続ければリボーンから怪訝な視線を送られた。
「あれ、リボーンは知らなかったのか?
9代目風の守護者がXANXUSを気にかけていた事」
「それもリングの記憶か?」
「あぁ。
実際に会ったけれど…ずいぶんと寡黙で何を考えているのかわからない男だったが」
「話してみると案外そうでもないぞ、
やる時はやる男だ。
9代目もアサヒの先見の明は自分より勝るものだと言っていた。」
「……ならXANXUSに銃の使い方を教えないでほしかったなぁ…」
「その銃と憤怒の炎がなんの繋がりがあるんだ?」
コロネロの問に朝陽とリボーンはディスプレイを見てXANXUSの銃と手に注目するよう言う。
XANXUSの銃には憤怒の炎が吸収されていて
見るからに危険な空気を醸し出していた。
「死ぬ気の炎を一時的に圧縮し吸収する死ぬ気弾と同じ性質に、7代目と風の守護者も注目していた。
その威力は凄まじく、
攻撃力で言えば歴代でも名が挙がる程だったらしいな。」
「…………!!
待ってください、XANXUSの炎は7代目と違い
破壊力抜群の憤怒の炎です。
そんな炎を蓄積して一点に集中させたら…」
「とてつもない破壊力と貫通力を誇るだろう。
綱吉じゃなくても…当たれば最後だ。」
綱吉がスピード勝負に持ち込んで行くも
銃弾を推進力にしたXANXUSにより無になってしまう。
XANXUSの無遠慮で殺意の高い攻撃は
守護者が倒れ苦しんでいるフィールドにも被害をもたらしていた。
『オレは部下が死のうがどーでもいいが、見ろ』
『お願いボス!助けて!!
な…何だってしちゃう!!』
『もう…負けないよ!!
一生ついてくよ!ハァ…ハァ…
財産も半分あげるから!』
『リング…集めんの……手伝うからさ〜…』
『お助けを…そして何なりと…ご命令を!!』
『ふははは!これこそが大空だ!!
施しだ!!』
XANXUSの銃撃によって嵐と雷のポールが倒れ
リングがベルフェゴールとレヴィの方へと落ちる。
『ふっはっは
どーしたもどき、このやり方は想定外だったか?』
「……綱吉、思いっきりやっていいからな」
『あぁ、ありがとう、姉さん』
『あ?
!!おいカス、テメェ、一体いつから…!!』
「「「!!」」」
なぜ気付かなかったのだろう。
綱吉と朝陽の耳には小さな通信機。
イヤホンサイズのそれはよく見ないとわからない物であり、チェルベッロはハッと朝陽の元へ駆け寄ってくる。
「ルール違反じゃないだろう?
私はボンゴレの風の守護者。
そもそも部外者じゃないからな!
あ、そうそう!委員長君と山本!
これ一つ貸しだからさ、綱吉の為に守護者全員の解毒頼むぞ!それで貸し借り無しで!」
朝陽がそう言うや否や、解毒が完了したベルフェゴールの元へ雲雀と山本が到着し嵐のリングを取り返した。
それによって獄寺が復活し、ランボを殺そうとしたレヴィに向けてダイナマイトを放り投げる。
「な、何を…!!」
「風の守護者の使命は
大空を何よりも近くで守ること。
大空を手っ取り早く守るには
周りの天候を呼び寄せるのが一番!
ってことで予め、
雲と雨のフィールドに時限爆弾を設置したんだ、
今日のこの時間にポールが倒れるような時限爆弾を」
「バカな!そんな暇は無かったはずです!
それにそんな反応どこにも……」
「こういう時、幻術って役に立つよな!」
「!!まさか、小さな幻術を…!」
「風の守護者だけが記憶を共有する理由、
それはなるべく早くマフィアの戦い方を学び、
自分の物にして、大空を守る為だ。
いやー!早めに幻術を学んで良かった!
私の場合弱い幻術しかできなかったけど
お前らを騙すことができたのなら御の字だろ!」
わはは!と楽しげに笑う彼女に
チェルベッロは冷や汗が止まらない。
その横でリボーンはニヤリと笑った。
「風は天候を呼び寄せる力を持つ。
雲と雨を呼んで嵐を呼び寄せたか、
中々の手腕だぞ朝陽。」
「しかしなんで雲と雨だけだったんだ?コラ」
「雲と雨はヴァリアー関係者がいない。
だからスムーズに事が進むだろうと決めたんだ。」
「と、とんでもねー可愛い子チャンだな…
おじさん身震いが止まらないんだけど……
あっためてくれない?」
「ねぇ見ておじさん!
ここに余った時限爆弾があるの!
これをおじさんを向けて投げれば温かくなるはず!」
「わー!すごーい!
無邪気な顔と可愛い声でとんでもねーもん出すんじゃない!!」
没収!!と小型の時限爆弾を回収されるが
処分に迷っていたからちょうどいい…と考えを切り替えて通信機に手を当てる。
「守護者の事は守護者が片を付ければいい、
私からのお膳立てはここまでだ。」