日常・黒曜・ヴァリアー編
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「ただ今、守護者全員にリストバンドに内蔵された毒が注入されました。」
「「「!!」」」
「なんだって!?」
「デスヒーターと呼ばれるこの毒は瞬時に神経をマヒさせ、立つことすら困難にします。
そして、全身を貫く燃えるような痛みは徐々に増してゆき、30分で……絶命します。」
「そ、そんな!」
「ど、どーゆーことだよ!!
大空戦なのになんでみんながこんな目に!!」
大空とは晴・雷・嵐・雨・霧・雲・風
すべてに染まりつつすべてを飲み込み包容する。
守護者全員の命がボスに委ねられる、それが大空戦なのだと、チェルベッロは語る。
「解毒方法は」
「守護者のしているリストバンドに
同種類のリングを差し込む事です。
リストバンドの凹みにリングを差し込めば
内蔵されたデスヒーターの解毒剤が投与される仕組みになっております。」
「この戦いでは大空のリングだけでなく、
守護者のリングも重要な要素になってくるんだな」
「その通りです。
そして大空戦の勝利条件はただ一つ
ボンゴレリング全てを手に入れることです。」
チェルベッロからリングを通す事のできるチェーンを受け取った綱吉に朝陽は少し考えると、彼の手を掴んだ。
「綱吉、呑まれるな」
「!」
「守護者は守護者の戦いがある。
お前はお前を信じてくれる人を信じろ。
それがお前の覚悟になるのだから。」
「姉さん…
……わかった、みんなを、信じるよ。」
「最後に一つだけ。
勝負開始後は部外者の外部からの干渉を禁止します。特殊弾もしかりです。」
「了解したぞ」
チェルベッロの言葉に頷くと同時に
何も撃たれていないはずの綱吉の額に炎が燃え盛る。
毛糸の手袋もグローブに変化し、
XANXUSは眉を顰めた。
「特殊弾を撃ったのか?」
「……オレは何もしてない…
朝陽…おまえがやったのか?」
これにはリボーンも戸惑いを見せており、
朝陽に目を向ければ、
彼女はただ綱吉を見て微笑んでいた。
「綱吉、やるべき事はわかっているな」
「あぁ。
こいつを片付けてみんなを助ける。」
「よく言った」
「……おい、女、何をした」
「綱吉の背中を押しただけだぞ、
私にできるのは可愛い弟分の背中を押す事しかできないからな。
……あぁ、そういえば言い忘れていた事があった」
「あ?」
「綱吉を殺すと言うことは、
私に殺される覚悟があるということだ。
忘れるなよ、綱吉のバックには私がいる事を」
朝陽はXANXUSを一瞥すると
チェルベッロに向き合って観覧席の場所を聞いた。
案内されたのは校舎裏の一面。
赤外線センサーで仕切られていて出ることはできない所だった。
「それでは大空のリング
XANXUS VS 沢田綱吉
勝負 開始!!」
小柄で炎によってスピードが上がっている綱吉だが、XANXUSはすぐに対応して、放出する炎も拳も捌き反撃していた。
「なんつースピードだ…」
「XANXUSもボンゴレのボス候補、
ヴァリアーも率いているんじゃああれ位はできるだろうさ」
「ずいぶんと余裕だな、
ツナが傷つくたびに怒るかと思ったぞ」
「いくら私でも場は弁えるつもり。
もし私が怒るなら…その時は綱吉が殺された時だ」
殴りかかって来た綱吉の手首を掴むと
XANXUSの右手が光り輝く。
炎の遠心力を使って良ければ、校舎の一部が風化した。
「おい…鉄筋の校舎だぜ…」
「あれが憤怒の炎か」
「憤怒の…炎?」
「朝陽も知ってたか。
死ぬ気の炎は指紋や声紋と同じで一人一人個体によって形や性質が異なるんだ。
そしてXANXUSのは極めて珍しい光球の炎だ。
歴代ボンゴレのボスでは唯一武器も持たず素手で戦った2代目だけがこの炎だったという。
この炎の特徴は全てを灰に帰す圧倒的な破壊力、
そして2代目が激昂した時のみこの炎を見せたことから今では死ぬ気の炎とは別の憤怒の炎という。」
『なぜお前と同じグローブをつけた初代ボンゴレが日本へ逃げるようにして隠居した?
2代目との勝負を恐れてだ。』
「……」
『軟弱な死ぬ気の炎が憤怒の炎に焼かれたとあっちゃ、最強の名がすたるからな。
この炎にビビったんだ』
『試してみるか?
貴様の炎とオレの炎、どちらが強いかを』
綱吉はそう言うと大量の炎を放出し、
XANXUSへと突っ込んでいく。
真っ向勝負に嗤うXANXUSの憤怒と
綱吉の死ぬ気がぶつかり合い、
凄まじい熱風が広がった。
「……憤怒の炎は確かに強い。
けどな、綱吉の死ぬ気の炎は…その上なんだ」
熱風の中で綱吉がXANXUSを殴り飛ばした事で
XANXUSは壁にぶつかる。
綱吉はさらに追撃を試みるが、
先程よりも強烈な…レーザーのような憤怒の炎が綱吉を襲った。
「「「!」」」
「炎の盾を突き抜けたぜ!!」
『…………
カスごときに武器をとるとはな…』
「!あれはXANXUSの武器か」
煙の中から脱出した彼の手には対になった拳銃。
記憶によれば7代目が銃を使っており、
XANXUSが使う銃と同じタイプ。
「2代目の炎に7代目の銃…
こいつは凶悪な組み合わせだぞ……」
「……」
「「「!!」」」
「なんだって!?」
「デスヒーターと呼ばれるこの毒は瞬時に神経をマヒさせ、立つことすら困難にします。
そして、全身を貫く燃えるような痛みは徐々に増してゆき、30分で……絶命します。」
「そ、そんな!」
「ど、どーゆーことだよ!!
大空戦なのになんでみんながこんな目に!!」
大空とは晴・雷・嵐・雨・霧・雲・風
すべてに染まりつつすべてを飲み込み包容する。
守護者全員の命がボスに委ねられる、それが大空戦なのだと、チェルベッロは語る。
「解毒方法は」
「守護者のしているリストバンドに
同種類のリングを差し込む事です。
リストバンドの凹みにリングを差し込めば
内蔵されたデスヒーターの解毒剤が投与される仕組みになっております。」
「この戦いでは大空のリングだけでなく、
守護者のリングも重要な要素になってくるんだな」
「その通りです。
そして大空戦の勝利条件はただ一つ
ボンゴレリング全てを手に入れることです。」
チェルベッロからリングを通す事のできるチェーンを受け取った綱吉に朝陽は少し考えると、彼の手を掴んだ。
「綱吉、呑まれるな」
「!」
「守護者は守護者の戦いがある。
お前はお前を信じてくれる人を信じろ。
それがお前の覚悟になるのだから。」
「姉さん…
……わかった、みんなを、信じるよ。」
「最後に一つだけ。
勝負開始後は部外者の外部からの干渉を禁止します。特殊弾もしかりです。」
「了解したぞ」
チェルベッロの言葉に頷くと同時に
何も撃たれていないはずの綱吉の額に炎が燃え盛る。
毛糸の手袋もグローブに変化し、
XANXUSは眉を顰めた。
「特殊弾を撃ったのか?」
「……オレは何もしてない…
朝陽…おまえがやったのか?」
これにはリボーンも戸惑いを見せており、
朝陽に目を向ければ、
彼女はただ綱吉を見て微笑んでいた。
「綱吉、やるべき事はわかっているな」
「あぁ。
こいつを片付けてみんなを助ける。」
「よく言った」
「……おい、女、何をした」
「綱吉の背中を押しただけだぞ、
私にできるのは可愛い弟分の背中を押す事しかできないからな。
……あぁ、そういえば言い忘れていた事があった」
「あ?」
「綱吉を殺すと言うことは、
私に殺される覚悟があるということだ。
忘れるなよ、綱吉のバックには私がいる事を」
朝陽はXANXUSを一瞥すると
チェルベッロに向き合って観覧席の場所を聞いた。
案内されたのは校舎裏の一面。
赤外線センサーで仕切られていて出ることはできない所だった。
「それでは大空のリング
XANXUS VS 沢田綱吉
小柄で炎によってスピードが上がっている綱吉だが、XANXUSはすぐに対応して、放出する炎も拳も捌き反撃していた。
「なんつースピードだ…」
「XANXUSもボンゴレのボス候補、
ヴァリアーも率いているんじゃああれ位はできるだろうさ」
「ずいぶんと余裕だな、
ツナが傷つくたびに怒るかと思ったぞ」
「いくら私でも場は弁えるつもり。
もし私が怒るなら…その時は綱吉が殺された時だ」
殴りかかって来た綱吉の手首を掴むと
XANXUSの右手が光り輝く。
炎の遠心力を使って良ければ、校舎の一部が風化した。
「おい…鉄筋の校舎だぜ…」
「あれが憤怒の炎か」
「憤怒の…炎?」
「朝陽も知ってたか。
死ぬ気の炎は指紋や声紋と同じで一人一人個体によって形や性質が異なるんだ。
そしてXANXUSのは極めて珍しい光球の炎だ。
歴代ボンゴレのボスでは唯一武器も持たず素手で戦った2代目だけがこの炎だったという。
この炎の特徴は全てを灰に帰す圧倒的な破壊力、
そして2代目が激昂した時のみこの炎を見せたことから今では死ぬ気の炎とは別の憤怒の炎という。」
『なぜお前と同じグローブをつけた初代ボンゴレが日本へ逃げるようにして隠居した?
2代目との勝負を恐れてだ。』
「……」
『軟弱な死ぬ気の炎が憤怒の炎に焼かれたとあっちゃ、最強の名がすたるからな。
この炎にビビったんだ』
『試してみるか?
貴様の炎とオレの炎、どちらが強いかを』
綱吉はそう言うと大量の炎を放出し、
XANXUSへと突っ込んでいく。
真っ向勝負に嗤うXANXUSの憤怒と
綱吉の死ぬ気がぶつかり合い、
凄まじい熱風が広がった。
「……憤怒の炎は確かに強い。
けどな、綱吉の死ぬ気の炎は…その上なんだ」
熱風の中で綱吉がXANXUSを殴り飛ばした事で
XANXUSは壁にぶつかる。
綱吉はさらに追撃を試みるが、
先程よりも強烈な…レーザーのような憤怒の炎が綱吉を襲った。
「「「!」」」
「炎の盾を突き抜けたぜ!!」
『…………
カスごときに武器をとるとはな…』
「!あれはXANXUSの武器か」
煙の中から脱出した彼の手には対になった拳銃。
記憶によれば7代目が銃を使っており、
XANXUSが使う銃と同じタイプ。
「2代目の炎に7代目の銃…
こいつは凶悪な組み合わせだぞ……」
「……」