日常・黒曜・ヴァリアー編
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「リングと守護者の命をかける……?」
「そうです」
「ちょ、何言ってんの!?
ランボはケガしてるんだぞ!!?
ランボを返せ!!」
「下がってください、
状況はヴァリアー側も同じです」
「そーよ、ガタガタ言わないの!
招集がかかったらどんな姿でも集まる。
それが守護者の務めよ!」
「……あのルッスーリアっておネエさんも息が上がってる…今は従おう」
「でも姉さん…!」
「ランボを信じるんだ」
「……わかった……」
渋々…だが頷いた綱吉の頭を撫で、
チェルベッロに目配せする。
「スクアーロは………?いねーのか…?」
「雨戦の顛末はご存知のはずです。
スクアーロの生存は否定されました。」
「………」
山本の希望は抑揚のない声によって蹴落とされ
そのまま大空戦のルール説明に入った。
「では、まず守護者のリングを回収します」
「なに!?死に物狂いで取ったこのリングを返せというのか?」
「真の守護者であるならば
心配する必要はないでしょう。
ボンゴレリングは必ず持つべき主人の元へいくものです。」
「……?」
「………」
リングはチェルベッロに集められ、
綱吉側に4つ、ヴァリアー側に2つ納まっている。
「守沢朝陽様、
あなた様にはこれをお返しします。」
「風のリング……私が持つのか?」
「はい。
風の守護者の継承は風の守護者が行うので
現風の守護者が認めたのであれば私達から何かを言うことはありません。」
「…わかった」
チェルベッロは朝陽の指にリングがハマったのを確認すると、改めて大空戦のルールを説明した。
リングを完成させる事が勝利条件であり
フィールドは学校全体。
広大なフィールドでの戦いを観戦できるよう
各所に小型カメラと大型ディスプレイが設置してあり、守護者にはカメラが搭載されたモニター付きリストバンドが分けられた。
「私にはないの?」
「今回、風の守護者であるあなた様には
この戦いを最後まで見届けてもらいます。
風の守護者の役割はご存知ですよね?」
「大空を何よりも近くで守る事」
「そうです。
ですがあなた様は沢田氏側の風の守護者です。
沢田氏が有利になるよう動かないよう、私達と一緒にこの戦いを見届けてもらいます。」
「……なるほど。
守護者の誰かと交代するのはダメなのか?」
「なりません。」
「……わかった。
中断させてすまなかった、続けてくれ」
「はい。
では守護者の皆様はリストバンドを装着し次第
各守護者戦が行われたフィールドに移動してください。」
「ぬ?フィールドだと?今更どういうことだ?」
「質問は受け付けません。
従わなければ失格となります。」
「ったくムカツク女だぜ」
「見てるだけじゃなさそーじゃん、楽しみ」
「では、やるなら今しかないか…」
「え?」
「円陣だな!
朝陽さんもどうっスか?」
「円陣!最高だな!やろうやろう!」
一通り説明が終わり、守護者戦でもやっていたという円陣に朝陽は目を輝かせ輪の中に入った。
「お前達はそこにいればよいからな、
10mルールに改訂したからよいんだ!」
「10mルール?」
「10m以内の者は円陣に入ったとみなす極限ルールだ」
「わはは!面白いルールだな!
…君も入らないのか?」
「!…朝陽様が、よければ……」
朝陽が目を向けたのは復讐者の牢獄にいる骸の代理であるクロームであり、彼女は頬を赤らめながら朝陽の横に立った。
「(そういやこの子…どこかで……)
私は守沢朝陽、よろしくな」
「!はい、クローム…クローム髑髏です…!」
「よしっ!それじゃあやるか!」
クロームと共に綱吉と笹川の間に挟まって肩を組む。
「沢田ファイッ!!」
「「「オー!!!」」」
円陣を組んで、みんな一言ずつ綱吉に言葉をかけ、フィールドへと足を進める。
朝陽も綱吉の所へ行き、手袋越しだが少し逞しくなった手を両手で握る。
「姉さん…
オレは、逃げないよ。」
「……生きて帰って来い。
もし、終わったら…また遊ぼうな、
ゲームでも、お喋りでも、姉さん、何でも付き合うから」
「!!うん!」
ニコッと笑った綱吉の背中を押すと、
後ろから肩を組まれ、反射的にそれを殴ってしまう。
「ふげっ!?」
「あ…誰だか知らないけどごめん…」
「いい拳だな」
殴ったものは白衣を着た男であり隣にはバンダナを巻いた、青いおしゃぶりを持つ赤ん坊が鳥に掴まれて飛んでいた。
「リボーンの知り合い?」
「同じアルコバレーノのコロネロと
並盛の養護教諭のDr.シャマルだ」
「私は守沢朝陽、よろしく」
「コロネロだ、よろしくな、コラ!」
「いつの間にこんなきゃーんわいー女の子が入ったの?良ければおじさんとチューを……」
「コロネロも応援に来たのか?」
「あれ、無視…?」
「野次とばしに来たんだ」
「おーい」
「鬼教官か何か?」
「朝陽ちゅわーん?」
「似たようなもんだな!コラ!」
声をかけても振り向く様子は無く、
シャマルは隅に座ってスンスンと泣き始め
最終的にリボーンに蹴り飛ばされていた。
その間に守護者全員、位置に着いたらしく
ディスプレイには各フィールドと共に、
最初には無かったポールが映された。
「各フィールドに設けられたポールの頂上には
フィールドと同じ種類のリングが置いてあります。」
『ん…!?リング…
まさかまた奪い合えってのか……?』
『ってことはさー
オレ達も戦えちゃうわけ?』
「どうぞご自由に」
「え!?」
「ただし、できればの話ですが」
その言葉と共に小さな悲鳴が色んな方面から聞こえ、朝陽はまさか…!とディスプレイを見れば、そこには倒れているみんながいた。
「そうです」
「ちょ、何言ってんの!?
ランボはケガしてるんだぞ!!?
ランボを返せ!!」
「下がってください、
状況はヴァリアー側も同じです」
「そーよ、ガタガタ言わないの!
招集がかかったらどんな姿でも集まる。
それが守護者の務めよ!」
「……あのルッスーリアっておネエさんも息が上がってる…今は従おう」
「でも姉さん…!」
「ランボを信じるんだ」
「……わかった……」
渋々…だが頷いた綱吉の頭を撫で、
チェルベッロに目配せする。
「スクアーロは………?いねーのか…?」
「雨戦の顛末はご存知のはずです。
スクアーロの生存は否定されました。」
「………」
山本の希望は抑揚のない声によって蹴落とされ
そのまま大空戦のルール説明に入った。
「では、まず守護者のリングを回収します」
「なに!?死に物狂いで取ったこのリングを返せというのか?」
「真の守護者であるならば
心配する必要はないでしょう。
ボンゴレリングは必ず持つべき主人の元へいくものです。」
「……?」
「………」
リングはチェルベッロに集められ、
綱吉側に4つ、ヴァリアー側に2つ納まっている。
「守沢朝陽様、
あなた様にはこれをお返しします。」
「風のリング……私が持つのか?」
「はい。
風の守護者の継承は風の守護者が行うので
現風の守護者が認めたのであれば私達から何かを言うことはありません。」
「…わかった」
チェルベッロは朝陽の指にリングがハマったのを確認すると、改めて大空戦のルールを説明した。
リングを完成させる事が勝利条件であり
フィールドは学校全体。
広大なフィールドでの戦いを観戦できるよう
各所に小型カメラと大型ディスプレイが設置してあり、守護者にはカメラが搭載されたモニター付きリストバンドが分けられた。
「私にはないの?」
「今回、風の守護者であるあなた様には
この戦いを最後まで見届けてもらいます。
風の守護者の役割はご存知ですよね?」
「大空を何よりも近くで守る事」
「そうです。
ですがあなた様は沢田氏側の風の守護者です。
沢田氏が有利になるよう動かないよう、私達と一緒にこの戦いを見届けてもらいます。」
「……なるほど。
守護者の誰かと交代するのはダメなのか?」
「なりません。」
「……わかった。
中断させてすまなかった、続けてくれ」
「はい。
では守護者の皆様はリストバンドを装着し次第
各守護者戦が行われたフィールドに移動してください。」
「ぬ?フィールドだと?今更どういうことだ?」
「質問は受け付けません。
従わなければ失格となります。」
「ったくムカツク女だぜ」
「見てるだけじゃなさそーじゃん、楽しみ」
「では、やるなら今しかないか…」
「え?」
「円陣だな!
朝陽さんもどうっスか?」
「円陣!最高だな!やろうやろう!」
一通り説明が終わり、守護者戦でもやっていたという円陣に朝陽は目を輝かせ輪の中に入った。
「お前達はそこにいればよいからな、
10mルールに改訂したからよいんだ!」
「10mルール?」
「10m以内の者は円陣に入ったとみなす極限ルールだ」
「わはは!面白いルールだな!
…君も入らないのか?」
「!…朝陽様が、よければ……」
朝陽が目を向けたのは復讐者の牢獄にいる骸の代理であるクロームであり、彼女は頬を赤らめながら朝陽の横に立った。
「(そういやこの子…どこかで……)
私は守沢朝陽、よろしくな」
「!はい、クローム…クローム髑髏です…!」
「よしっ!それじゃあやるか!」
クロームと共に綱吉と笹川の間に挟まって肩を組む。
「沢田ファイッ!!」
「「「オー!!!」」」
円陣を組んで、みんな一言ずつ綱吉に言葉をかけ、フィールドへと足を進める。
朝陽も綱吉の所へ行き、手袋越しだが少し逞しくなった手を両手で握る。
「姉さん…
オレは、逃げないよ。」
「……生きて帰って来い。
もし、終わったら…また遊ぼうな、
ゲームでも、お喋りでも、姉さん、何でも付き合うから」
「!!うん!」
ニコッと笑った綱吉の背中を押すと、
後ろから肩を組まれ、反射的にそれを殴ってしまう。
「ふげっ!?」
「あ…誰だか知らないけどごめん…」
「いい拳だな」
殴ったものは白衣を着た男であり隣にはバンダナを巻いた、青いおしゃぶりを持つ赤ん坊が鳥に掴まれて飛んでいた。
「リボーンの知り合い?」
「同じアルコバレーノのコロネロと
並盛の養護教諭のDr.シャマルだ」
「私は守沢朝陽、よろしく」
「コロネロだ、よろしくな、コラ!」
「いつの間にこんなきゃーんわいー女の子が入ったの?良ければおじさんとチューを……」
「コロネロも応援に来たのか?」
「あれ、無視…?」
「野次とばしに来たんだ」
「おーい」
「鬼教官か何か?」
「朝陽ちゅわーん?」
「似たようなもんだな!コラ!」
声をかけても振り向く様子は無く、
シャマルは隅に座ってスンスンと泣き始め
最終的にリボーンに蹴り飛ばされていた。
その間に守護者全員、位置に着いたらしく
ディスプレイには各フィールドと共に、
最初には無かったポールが映された。
「各フィールドに設けられたポールの頂上には
フィールドと同じ種類のリングが置いてあります。」
『ん…!?リング…
まさかまた奪い合えってのか……?』
『ってことはさー
オレ達も戦えちゃうわけ?』
「どうぞご自由に」
「え!?」
「ただし、できればの話ですが」
その言葉と共に小さな悲鳴が色んな方面から聞こえ、朝陽はまさか…!とディスプレイを見れば、そこには倒れているみんながいた。