日常・黒曜・ヴァリアー編
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「よく言ったぞ、ツナ」
意志の強い瞳と声で言い切った綱吉。
XANXUSはそれに嘲笑い、火花を散らす。
「ボンゴレの歴史に刻んでやる。
XANXUSに楯突いた愚かなチビが一人いたとな」
「一人じゃないぞ」
「10代目の意志はオレ達の意志だ!!」
「個人的に」
武器を構える獄寺達とヴァリアー。
“反逆者どもを根絶やせ”と鋭利な殺意を向けるXANXUSにチェルベッロは焦った様子で口を開いた。
「お待ちください!
9代目の弔い合戦は我々が仕切ります」
「我々にはボンゴレリングの行方を見届ける義務があります」
「何言ってやがる、XANXUSの犬が!!」
「口を慎んで下さい、
我々は9代目の勅命を受けています。
我々の認証なくしてはリングの移動は認められません」
「……よく言う。
その死炎印は9代目に無理矢理押させたものだろうに」
「我々は勝利者が次期ボンゴレボスとなるこの戦いを、大空のリング戦と位置づけます。
すなわち今まで行ってきた
7つのリング争奪戦の最終戦です。
いかがでしょうか?XANXUS様」
「悪くねぇ」
「それでは明晩、並中にみなさんお集まりください、風の守護者・守沢朝陽様も同様です」
「承知した、風のリングはお前達に預ける。」
朝陽の言葉を聞いた
チェルベッロは頷いて姿を消す。
それを見届けてから朝陽はXANXUSに背を向け、9代目の容態を確認し始めた。
「あーらら、モドキに執行猶予あげちゃったよ」
「なに!」
「てんめー!!」
「挑発だ、乗るな」
「ですが姉君!!」
「どうせ、明日には勝敗が決まるんだ。
怒りは明日ぶつければいい。
今はその傷付いた身体を少しでも癒すことが先決だ、いいな」
「朝陽さん…」
「(いけすかねぇ…あんな女が…)」
『坊主』
「……明日が喜劇の最終章だ、せいぜいあがけ」
XANXUSは大空のリングを2つにして綱吉に投げ渡すと眩い光を放ってその場から去った。
「朝陽殿!9代目は…!!」
「気絶してるだけだ。
だが気は抜けない、すぐに医療班を……」
「遅かったか!!」
そこへ部下を連れたディーノが現れ、
9代目は運ばれて行く。
他にも怪我人は…と目を向けると最近まで見なかった赤を見つけ、ディーノの顔が驚愕に染まった。
「えぇ!?朝陽じゃねぇか!!
なんでここに……」
「うるさい、出遅れた自称兄貴分がぶつくさ文句言うな」
「ひでぇ!!
って…もしかして朝陽もボンゴレ…?
一般人なはずじゃ……」
「私は今も昔も綱吉の姉貴分であり兄貴分であり父であり第二の母だが??」
「もういいよそのノリ!!
真顔で言うんじゃねぇ!!」
“ムシャクシャしたから1回蹴らせてくれ”
“暴力はよくない!!”
“女の蹴りだぞ、喜べよ”
“あいにくオレはMじゃねぇんだ!”
“それでもキャバッローネのボスか、
ヒールで踏まれて喜ぶタイプであれよ”
“もうやだこの女ー!!”
敵がいないとは言え戦場にも関わらず呑気に口喧嘩している綱吉の姉貴分と兄貴分を横目に、覚悟を決めた教え子に蹴りを入れる。
「帰るぞ、
明日の勝負までにしっかり充電しねーとな」
「なんでいちいち蹴るんだ」
「なんかムシャクシャしたんだ」
「どんな理由だ!!」
「……なぁ、朝陽」
「ん?」
「朝陽は何も思わないのか…
ツナが…あれだけ可愛がってる弟分がマフィアのボスって事に」
「私は綱吉が決めた事なら何も言わない。
逃げたいなら手を貸す、マフィアのボスになったら守護者として手を貸す。
私の役割は…何も変わらない。
あと兄貴分の座も渡さないからな跳ね馬ディーノ」
「それはもういいよ!!」
“いつまで引き摺る気だ!!”とギャーギャー騒ぐディーノを無視して朝陽も帰ろうと踵を返す。
「(希望は潰えてない、きっと、大丈夫だ)」
意志の強い瞳と声で言い切った綱吉。
XANXUSはそれに嘲笑い、火花を散らす。
「ボンゴレの歴史に刻んでやる。
XANXUSに楯突いた愚かなチビが一人いたとな」
「一人じゃないぞ」
「10代目の意志はオレ達の意志だ!!」
「個人的に」
武器を構える獄寺達とヴァリアー。
“反逆者どもを根絶やせ”と鋭利な殺意を向けるXANXUSにチェルベッロは焦った様子で口を開いた。
「お待ちください!
9代目の弔い合戦は我々が仕切ります」
「我々にはボンゴレリングの行方を見届ける義務があります」
「何言ってやがる、XANXUSの犬が!!」
「口を慎んで下さい、
我々は9代目の勅命を受けています。
我々の認証なくしてはリングの移動は認められません」
「……よく言う。
その死炎印は9代目に無理矢理押させたものだろうに」
「我々は勝利者が次期ボンゴレボスとなるこの戦いを、大空のリング戦と位置づけます。
すなわち今まで行ってきた
7つのリング争奪戦の最終戦です。
いかがでしょうか?XANXUS様」
「悪くねぇ」
「それでは明晩、並中にみなさんお集まりください、風の守護者・守沢朝陽様も同様です」
「承知した、風のリングはお前達に預ける。」
朝陽の言葉を聞いた
チェルベッロは頷いて姿を消す。
それを見届けてから朝陽はXANXUSに背を向け、9代目の容態を確認し始めた。
「あーらら、モドキに執行猶予あげちゃったよ」
「なに!」
「てんめー!!」
「挑発だ、乗るな」
「ですが姉君!!」
「どうせ、明日には勝敗が決まるんだ。
怒りは明日ぶつければいい。
今はその傷付いた身体を少しでも癒すことが先決だ、いいな」
「朝陽さん…」
「(いけすかねぇ…あんな女が…)」
『坊主』
「……明日が喜劇の最終章だ、せいぜいあがけ」
XANXUSは大空のリングを2つにして綱吉に投げ渡すと眩い光を放ってその場から去った。
「朝陽殿!9代目は…!!」
「気絶してるだけだ。
だが気は抜けない、すぐに医療班を……」
「遅かったか!!」
そこへ部下を連れたディーノが現れ、
9代目は運ばれて行く。
他にも怪我人は…と目を向けると最近まで見なかった赤を見つけ、ディーノの顔が驚愕に染まった。
「えぇ!?朝陽じゃねぇか!!
なんでここに……」
「うるさい、出遅れた自称兄貴分がぶつくさ文句言うな」
「ひでぇ!!
って…もしかして朝陽もボンゴレ…?
一般人なはずじゃ……」
「私は今も昔も綱吉の姉貴分であり兄貴分であり父であり第二の母だが??」
「もういいよそのノリ!!
真顔で言うんじゃねぇ!!」
“ムシャクシャしたから1回蹴らせてくれ”
“暴力はよくない!!”
“女の蹴りだぞ、喜べよ”
“あいにくオレはMじゃねぇんだ!”
“それでもキャバッローネのボスか、
ヒールで踏まれて喜ぶタイプであれよ”
“もうやだこの女ー!!”
敵がいないとは言え戦場にも関わらず呑気に口喧嘩している綱吉の姉貴分と兄貴分を横目に、覚悟を決めた教え子に蹴りを入れる。
「帰るぞ、
明日の勝負までにしっかり充電しねーとな」
「なんでいちいち蹴るんだ」
「なんかムシャクシャしたんだ」
「どんな理由だ!!」
「……なぁ、朝陽」
「ん?」
「朝陽は何も思わないのか…
ツナが…あれだけ可愛がってる弟分がマフィアのボスって事に」
「私は綱吉が決めた事なら何も言わない。
逃げたいなら手を貸す、マフィアのボスになったら守護者として手を貸す。
私の役割は…何も変わらない。
あと兄貴分の座も渡さないからな跳ね馬ディーノ」
「それはもういいよ!!」
“いつまで引き摺る気だ!!”とギャーギャー騒ぐディーノを無視して朝陽も帰ろうと踵を返す。
「(希望は潰えてない、きっと、大丈夫だ)」