日常・黒曜・ヴァリアー編
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出店を楽しんでいる時に耳にした、
売上をひったくる泥棒。
1人で店番をしていた綱吉は油断していた隙を突かれて、お金が入った金庫を盗まれてしまった。
追いかけた先にいたひったくり犯と
大勢の不良に囲まれて、綱吉は胸倉を掴まれてしまうが……
「私の可愛い弟分に何してくれてるんだ?」
バキッ!!
嫌な音と共に胸倉を掴まれていた手が離れ
代わりに優しい細腕が肩に回る。
「!!姉さんっ!!」
目を開ければ、先程離れた姉貴分が
無表情で男達を見つめており
吹き飛ばされたであろうひったくり犯はただでさえガーゼが貼られていた頬を手で押さえて、朝陽を睨みつけていた。
「なんだテメェ!」
「あぁ、急にすまない、
私の弟分が世話になったみたいでな。そのお礼だ。
良かったなぁ、女の膝に蹴られて、最高だったろ?」
「んだと!?」
“男は女に蹴られると嬉しいんだろ?”と嘲笑えば、ひったくり犯の顔がみるみると赤くなり、目を吊り上がらせる。
「ね、姉さん…!」
「うれしくて身震いするよ」
「「!」」
睨み合う2人に身震いしていると、
どこから聞きつけたのかトンファーを構えた雲雀いて、襲いかかろうとしていた男を殴り飛ばしていた。
「うまそうな群れをみつけたと思ったら
追跡中のひったくり集団を大量捕獲」
「ヒバリさん!!!」
「委員長君、私の獲物取らないでくれるか」
「集金の手間がはぶけるよ、
君達がひったくってくれた金は風紀が全部いただく、ついでに君の獲物は僕がもらう」
「ああっ!?
ムカツクアホがもう一人、ちょうどいい
中坊と女をしとめるために柄の悪い後輩を呼び過ぎちまってな。
やつら力もてあましてんだわ、
よく見りゃ女の方はいい体してるし
そのまま襲っちまえ」
「っ!姉さんっ!!」
「下劣過ぎて反吐が出る。
そのままブタバコにぶち込んで生涯終えればいいよ」
ぞろぞろと武器を持った不良に囲まれて
朝陽と雲雀は背中を合わせる。
「加減はいらねぇ!!
そのイカれたガキもしめてやれ!!」
「ヒバリさんと姉さんでもこの数はヤバいんじゃ…!」
「だったらお前も戦え」
「!!」
ズガン
強烈な音と共に何かが綱吉に撃たれ、
なぜかパンツ一丁になった。
「復活!!!
死ぬ気で姉さんを守るー!!」
「え…綱吉…!?」
初めて見るそれに戸惑いを隠せないが、
身体を張って自分を守ろうとしてくれる弟分に頬が緩んでいくのを感じる。
「綱吉、私の事は気にしなくていい。
思いっきりやっていいぞ」
綱吉の背中を押せば、不良達に突っ込んで倒していく。それを温かく見守っていると不良が背後に迫っていて、容赦なく蹴り上げた。
「私の…目に入れても痛くない程可愛くてカッコいい綱吉に手を上げたんだ。
その落とし前をつけてやる。」
低い声でそう言えば不良達は一瞬ビクッと肩を跳ね上がらせ、武器を構え直す。
そこへ騒ぎを聞きつけた獄寺と山本も駆けつけた。
「気にくわねーガキどもがゾロゾロと」
「ヒバリや朝陽と初の共同戦線だな」
「冗談じゃない、ひったくった金は僕がもらう」
「なぁ?」
「やらん!」
「当然っス」
「さぁて、暴れるとしよう」
ーーーーーーーーーー
5人は無事勝利を治め、ひったくり犯達は風紀委員によって連れて行かれた。
そしてひったくられたお金も(雲雀と一悶着あったが)戻ってきて、4人はその場に座り込んだ。
「綱吉、カッコよかったよ」
「え!?あ、ありがと姉さん…」
「あの姿、“あの子”にも見せたかったな」
「?“あの子”?」
「ううん、何でもない」
綱吉を抱き締めたまま、座っていると
浴衣姿の京子とハルが合流した。
どうやらリボーンが呼んだらしい。
「花火の隠れスポットだったのか」
ドーン!と暗くなった空を照らす花火。
周りには友達、隣には大好きな姉貴分。
綱吉は嬉しそうに笑って、朝陽の手を握った。
売上をひったくる泥棒。
1人で店番をしていた綱吉は油断していた隙を突かれて、お金が入った金庫を盗まれてしまった。
追いかけた先にいたひったくり犯と
大勢の不良に囲まれて、綱吉は胸倉を掴まれてしまうが……
「私の可愛い弟分に何してくれてるんだ?」
バキッ!!
嫌な音と共に胸倉を掴まれていた手が離れ
代わりに優しい細腕が肩に回る。
「!!姉さんっ!!」
目を開ければ、先程離れた姉貴分が
無表情で男達を見つめており
吹き飛ばされたであろうひったくり犯はただでさえガーゼが貼られていた頬を手で押さえて、朝陽を睨みつけていた。
「なんだテメェ!」
「あぁ、急にすまない、
私の弟分が世話になったみたいでな。そのお礼だ。
良かったなぁ、女の膝に蹴られて、最高だったろ?」
「んだと!?」
“男は女に蹴られると嬉しいんだろ?”と嘲笑えば、ひったくり犯の顔がみるみると赤くなり、目を吊り上がらせる。
「ね、姉さん…!」
「うれしくて身震いするよ」
「「!」」
睨み合う2人に身震いしていると、
どこから聞きつけたのかトンファーを構えた雲雀いて、襲いかかろうとしていた男を殴り飛ばしていた。
「うまそうな群れをみつけたと思ったら
追跡中のひったくり集団を大量捕獲」
「ヒバリさん!!!」
「委員長君、私の獲物取らないでくれるか」
「集金の手間がはぶけるよ、
君達がひったくってくれた金は風紀が全部いただく、ついでに君の獲物は僕がもらう」
「ああっ!?
ムカツクアホがもう一人、ちょうどいい
中坊と女をしとめるために柄の悪い後輩を呼び過ぎちまってな。
やつら力もてあましてんだわ、
よく見りゃ女の方はいい体してるし
そのまま襲っちまえ」
「っ!姉さんっ!!」
「下劣過ぎて反吐が出る。
そのままブタバコにぶち込んで生涯終えればいいよ」
ぞろぞろと武器を持った不良に囲まれて
朝陽と雲雀は背中を合わせる。
「加減はいらねぇ!!
そのイカれたガキもしめてやれ!!」
「ヒバリさんと姉さんでもこの数はヤバいんじゃ…!」
「だったらお前も戦え」
「!!」
ズガン
強烈な音と共に何かが綱吉に撃たれ、
なぜかパンツ一丁になった。
「復活!!!
死ぬ気で姉さんを守るー!!」
「え…綱吉…!?」
初めて見るそれに戸惑いを隠せないが、
身体を張って自分を守ろうとしてくれる弟分に頬が緩んでいくのを感じる。
「綱吉、私の事は気にしなくていい。
思いっきりやっていいぞ」
綱吉の背中を押せば、不良達に突っ込んで倒していく。それを温かく見守っていると不良が背後に迫っていて、容赦なく蹴り上げた。
「私の…目に入れても痛くない程可愛くてカッコいい綱吉に手を上げたんだ。
その落とし前をつけてやる。」
低い声でそう言えば不良達は一瞬ビクッと肩を跳ね上がらせ、武器を構え直す。
そこへ騒ぎを聞きつけた獄寺と山本も駆けつけた。
「気にくわねーガキどもがゾロゾロと」
「ヒバリや朝陽と初の共同戦線だな」
「冗談じゃない、ひったくった金は僕がもらう」
「なぁ?」
「やらん!」
「当然っス」
「さぁて、暴れるとしよう」
ーーーーーーーーーー
5人は無事勝利を治め、ひったくり犯達は風紀委員によって連れて行かれた。
そしてひったくられたお金も(雲雀と一悶着あったが)戻ってきて、4人はその場に座り込んだ。
「綱吉、カッコよかったよ」
「え!?あ、ありがと姉さん…」
「あの姿、“あの子”にも見せたかったな」
「?“あの子”?」
「ううん、何でもない」
綱吉を抱き締めたまま、座っていると
浴衣姿の京子とハルが合流した。
どうやらリボーンが呼んだらしい。
「花火の隠れスポットだったのか」
ドーン!と暗くなった空を照らす花火。
周りには友達、隣には大好きな姉貴分。
綱吉は嬉しそうに笑って、朝陽の手を握った。