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ぐー…ぎゅるる…
「……」
「「………」」
人間である時雨、
そして人の身体を手に入れた山姥切と乱は出陣後、緊張が解けたのか腹を空かせていた。
本丸開設1日目なのだから盛大にお祝いしよう!という乱の提案に乗っかり、こんのすけの案内の元、厨へとやって来た……のだが……
「……おこめ…」
厨には米しかまともな材料が無かったのだ。
最新の炊飯器や冷蔵庫、IH…電化製品は揃っているというのに。
「こんちゃん…」
「本来であれば内番というものを熟し、
畑仕事を行うのですが……
……申し訳ありません…そこまで手が回らず…」
「……とりあえず、米を炊こう。
炊飯器の説明書は…これか。」
しゅん…と落ち込んでしまったこんのすけを他所に、山姥切は炊飯器の説明書を読みながら米の袋を開ける。
「これって洗米?」
「無洗米だな、乱、研いでくれるか」
「任せてー!」
計量カップに米を入れて洗米用の器に移す。
その行為を横から見ていた時雨に乱は笑いかけ、水道水でザカザカと米を洗いながら研いでいく。
「ご飯いっぱい食べて大きくなろうね、あるじさん!」
「…うん…」
何度か水を変え、洗った米とペットボトルの水を炊飯器へと入れスイッチを入れる。
ピーッという音と共に炊飯器が動き、3人と1匹は厨にある椅子へと座る。
「とりあえず炊けるまで色々と用意をしないとな」
「それならこれを!」
山姥切の言葉にこんのすけはどこから出したのか、板のようなものを取り出して時雨へと渡す。
「それは必要なものを注文するための通信機です!まだ安定しておりませんから必要なものがあればそれで揃えましょう!」
「……くーくん…」
「そら、見せてみろ」
「今はお米と非常食だよねー
ボクらにはまだお金もそんなに無いわけでしょ?」
通信機を山姥切に渡し、乱と共に画面を覗き込む。
山姥切の操作によって貯蓄用の米と缶詰等の非常食を注文していく。
「とりあえずこんなもんか…
ご馳走は無理そうだな」
「…みんなとごはん…うれしい」
「ボクもだよ!
せっかくだからたくさんの握り飯作って
握り飯ぱーてぃーにしようよ!」
「にぎりめし…おにぎり…?」
「…そうだな、握り飯なら主でも作れるだろ。
……それにしても……」
ぐー…ぎゅるる…
「「「「………」」」」
「おなか、すいた」
「すいたねぇ…」
「しばらく待て、あと10分程だ」
炊飯器には高速炊き、10と表示されていて
3人と1匹はまだかまだかと炊飯器を見つめる。
「ていうかこんのすけは式神で狐でしょ?
ご飯食べられるのー?」
「何を言いますか!
わたくしめだって蒼様のお力によって顕現された存在!腹も空けば眠くもなります!」
尻尾をブンブン揺らすこんのすけはそっぽを向いて時雨の膝の上に乗る。
もふもふとしている毛並みは柔らかく、思わず撫でてしまう。
「きゅーん…しあわせでしゅ〜」
「うーわ…だらしない顔。
あるじさん、ボクも後でなでなでしてね♡」
「…うん…」
ぐー…ぐー…とお腹を鳴らしながらも
穏やかな時間を送る。
すると炊飯器がピーッピーッ!と音を立てて米が炊けた事を知らせる。
「待ってましたー!!」
「主、塩の用意をするぞ」
「…うん」
乱とこんのすけが炊飯器に飛びついてる間に山姥切と共に棚から食塩を取り出す。
すると時雨は横の戸棚からある物を見つけ、それを手にとって持って行く。
「?あるじさん、それお茶碗だよね?」
「…えと…ごはん、あついから…これでつくる」
母がまだ生きていた時、一緒に作っていた事を話すと、乱はそっか!と笑って炊飯器をテーブルの上に置く。
「さぁて!やりますか!!」
いつの間に持ったのか乱は杓文字を構えて
炊き立てのご飯を優しくかき混ぜる。
途中から時雨も混じってご飯を解し
茶碗の中に入れて優しく振る。
「(おいしくなぁれ、おいしくなぁれ)」
重ねた2つの茶碗を振り続け、様子を見て開ける。
湯気を立たせている茶碗の中には綺麗な三角になったおにぎりがあった。
「美味しそー!ほら、まんばちゃんも握った握った!」
「なんだその呼び名は……
まぁいい…そら、主、できたやつは皿の上に乗っけろ」
「うん」
こうして3人でおにぎりを作って行き
(こんのすけの手では難しく、時雨と共に茶碗を振っていた。)
様々な形、大きさのおにぎりが大量にできた。
「まんばちゃんの作ったおにぎりでっか!!
あるじさんの顔隠れちゃうよ!?」
「握り飯はでかいに限る。
主、たくさん食べろよ」
「はい、あるじさんはボクの作ったおにぎり食べようねー♡」
「…かわいい…」
「でしょでしょー?
あるじさんの為に握ったの!」
「主様、こんのすけにもわけてくださいませ!」
「そら、食べる前に挨拶だ。
手を合わせて、いただきます」
「「いただきまーす!!」」
「………ます…」
大きいものから小さいものまで
三角になっているのもあれば歪なものまで
様々なおにぎりができて、時雨は頬を緩ませながらみんなと食べる。
「………」
少し塩っぽいと感じるのは、
塩が多すぎたのだと思いたい。
「たくさん食べて、明日も頑張るぞ」
「…うん…!」
「……」
「「………」」
人間である時雨、
そして人の身体を手に入れた山姥切と乱は出陣後、緊張が解けたのか腹を空かせていた。
本丸開設1日目なのだから盛大にお祝いしよう!という乱の提案に乗っかり、こんのすけの案内の元、厨へとやって来た……のだが……
「……おこめ…」
厨には米しかまともな材料が無かったのだ。
最新の炊飯器や冷蔵庫、IH…電化製品は揃っているというのに。
「こんちゃん…」
「本来であれば内番というものを熟し、
畑仕事を行うのですが……
……申し訳ありません…そこまで手が回らず…」
「……とりあえず、米を炊こう。
炊飯器の説明書は…これか。」
しゅん…と落ち込んでしまったこんのすけを他所に、山姥切は炊飯器の説明書を読みながら米の袋を開ける。
「これって洗米?」
「無洗米だな、乱、研いでくれるか」
「任せてー!」
計量カップに米を入れて洗米用の器に移す。
その行為を横から見ていた時雨に乱は笑いかけ、水道水でザカザカと米を洗いながら研いでいく。
「ご飯いっぱい食べて大きくなろうね、あるじさん!」
「…うん…」
何度か水を変え、洗った米とペットボトルの水を炊飯器へと入れスイッチを入れる。
ピーッという音と共に炊飯器が動き、3人と1匹は厨にある椅子へと座る。
「とりあえず炊けるまで色々と用意をしないとな」
「それならこれを!」
山姥切の言葉にこんのすけはどこから出したのか、板のようなものを取り出して時雨へと渡す。
「それは必要なものを注文するための通信機です!まだ安定しておりませんから必要なものがあればそれで揃えましょう!」
「……くーくん…」
「そら、見せてみろ」
「今はお米と非常食だよねー
ボクらにはまだお金もそんなに無いわけでしょ?」
通信機を山姥切に渡し、乱と共に画面を覗き込む。
山姥切の操作によって貯蓄用の米と缶詰等の非常食を注文していく。
「とりあえずこんなもんか…
ご馳走は無理そうだな」
「…みんなとごはん…うれしい」
「ボクもだよ!
せっかくだからたくさんの握り飯作って
握り飯ぱーてぃーにしようよ!」
「にぎりめし…おにぎり…?」
「…そうだな、握り飯なら主でも作れるだろ。
……それにしても……」
ぐー…ぎゅるる…
「「「「………」」」」
「おなか、すいた」
「すいたねぇ…」
「しばらく待て、あと10分程だ」
炊飯器には高速炊き、10と表示されていて
3人と1匹はまだかまだかと炊飯器を見つめる。
「ていうかこんのすけは式神で狐でしょ?
ご飯食べられるのー?」
「何を言いますか!
わたくしめだって蒼様のお力によって顕現された存在!腹も空けば眠くもなります!」
尻尾をブンブン揺らすこんのすけはそっぽを向いて時雨の膝の上に乗る。
もふもふとしている毛並みは柔らかく、思わず撫でてしまう。
「きゅーん…しあわせでしゅ〜」
「うーわ…だらしない顔。
あるじさん、ボクも後でなでなでしてね♡」
「…うん…」
ぐー…ぐー…とお腹を鳴らしながらも
穏やかな時間を送る。
すると炊飯器がピーッピーッ!と音を立てて米が炊けた事を知らせる。
「待ってましたー!!」
「主、塩の用意をするぞ」
「…うん」
乱とこんのすけが炊飯器に飛びついてる間に山姥切と共に棚から食塩を取り出す。
すると時雨は横の戸棚からある物を見つけ、それを手にとって持って行く。
「?あるじさん、それお茶碗だよね?」
「…えと…ごはん、あついから…これでつくる」
母がまだ生きていた時、一緒に作っていた事を話すと、乱はそっか!と笑って炊飯器をテーブルの上に置く。
「さぁて!やりますか!!」
いつの間に持ったのか乱は杓文字を構えて
炊き立てのご飯を優しくかき混ぜる。
途中から時雨も混じってご飯を解し
茶碗の中に入れて優しく振る。
「(おいしくなぁれ、おいしくなぁれ)」
重ねた2つの茶碗を振り続け、様子を見て開ける。
湯気を立たせている茶碗の中には綺麗な三角になったおにぎりがあった。
「美味しそー!ほら、まんばちゃんも握った握った!」
「なんだその呼び名は……
まぁいい…そら、主、できたやつは皿の上に乗っけろ」
「うん」
こうして3人でおにぎりを作って行き
(こんのすけの手では難しく、時雨と共に茶碗を振っていた。)
様々な形、大きさのおにぎりが大量にできた。
「まんばちゃんの作ったおにぎりでっか!!
あるじさんの顔隠れちゃうよ!?」
「握り飯はでかいに限る。
主、たくさん食べろよ」
「はい、あるじさんはボクの作ったおにぎり食べようねー♡」
「…かわいい…」
「でしょでしょー?
あるじさんの為に握ったの!」
「主様、こんのすけにもわけてくださいませ!」
「そら、食べる前に挨拶だ。
手を合わせて、いただきます」
「「いただきまーす!!」」
「………ます…」
大きいものから小さいものまで
三角になっているのもあれば歪なものまで
様々なおにぎりができて、時雨は頬を緩ませながらみんなと食べる。
「………」
少し塩っぽいと感じるのは、
塩が多すぎたのだと思いたい。
「たくさん食べて、明日も頑張るぞ」
「…うん…!」