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「はじめまして
私はこんのすけと申します!」
病室で数日過ごし、ケガも治ってきた頃、
改めて審神者として『本丸』を持つことになった時雨。
天乃に見送られ、山姥切と共に
その本丸へと転送されると
周りの景色を見る暇もなく、目の前に赤い隈取が施されたキツネのようなものが現れた。
「こんの、すけ…?」
「案内人を務めさせて頂きますので
以後お見知り置きを!」
こんのすけと名乗ったキツネは
大きな尻尾を振って山姥切の背後に隠れている時雨に微笑んだ。
「そら、主」
「…ぁ……ぇっと……
蒼、です……」
「よろしくお願いします!主様!
早速ですが、遡行軍が暴れているとの情報があります!
山姥切国広様!出陣の準備を!」
「あぁ、主、こんのすけとここにいろ」
こんのすけの言葉に頷いた山姥切は
時雨をこんのすけに託し踵を返すが
布をクイッと引っ張られて足を止める。
「……どこ、行くの…?」
「遡行軍を倒しに行くんだ」
「……おけが、しないでね…」
「あぁ、ここにいるんだぞ」
“こんのすけ、頼んだ”と
改めて転送装置と呼ばれる台に立った山姥切が消え、時雨はギュッと天乃によって着せられた着物の裾を握った。
「ささっ!主様はこちらへ!
このこんのすけが主様のさぽぉとします故、安心してくだされ!」
尻尾を揺らし、屈託のない笑顔を浮かべたこんのすけに肩に入った力が抜ける。
そしてこんのすけに案内された広い和室の中心にある机の前に座らされると、目の前に大きな画面が表示された。
「……すごい……」
「ここから戦闘の様子が伺えます!
あ、さすがは山姥切国広様!
動きが流麗でいらっしゃる!」
映し出された画面にはあの化け物…時間遡行軍と戦っている山姥切が映っており
その鋭い刃で遡行軍を斬っていた。
「……」
だが敵の数が多く、山姥切も傷を負っていき
時雨の目には涙が溜まっていた。
「っ……うぅ……こんちゃん……
くーくん…しなない、よね…?」
「だ、大丈夫です!何かあれば強制的に帰還させる事も可能ですから!」
『俺を写しと侮ったこと、後悔させてやる、
死を持ってな!』
すると山姥切の凛々しい声が響き
彼の雰囲気が変わる。
そして遡行軍を勢いよく斬りつけた。
「……くーくん……」
「おおお!真剣必殺が発動しました!
真剣必殺に突入すると、戦闘終了まで打撃力……攻撃力が大幅にあっぷするんです!」
「うぅ…!くーくん、くーくん…!」
「と、とりあえず帰還命令を!
ここのぼたんを押せば命令が発信されます!」
こんのすけに促されて、
“帰還”と書かれたボタンを少し力を入れて押すと
外にある転送装置が光り、そこから傷ついた山姥切が出てきた。
「傷ついた刀剣は“手入”をする事で回復できます!
こちらへ!!」
「うっ……うぅ……くーくん…!!
うぇええええん…!」
「俺は大丈夫だから泣くな。
そら、早く手入部屋に行くぞ」
泣き続ける時雨の手を引いて
傷ついた身体を治すべく、
少し離れた部屋へと向かう。
「手入は資材消費と時間経過が必要になりますが、今回はこれを!」
その部屋には職人のような格好をした小人が数人いて、泣いている時雨をおろおろと慰めるように小さな手を動かしていた。
その間にこんのすけがどこからか
手伝い札と書かれた札を取り出し
小人たちに手渡した。
「これは手伝い札と言って
使用すればすぐに手入が完了するんです!
またわからなくなったらこのこんのすけがお教えします故、安心してくだされ!」
話している間に、小人たちによって
綺麗にされた山姥切が戻って来て
まだ泣き止まない時雨と向き合う。
「もう泣くな」
「ひぐっ……えぐっ…!
くーくん…ズビッ…いたい、ない…?」
「あぁ、もう大丈夫だ。」
「……よかった……グスッ…」
私はこんのすけと申します!」
病室で数日過ごし、ケガも治ってきた頃、
改めて審神者として『本丸』を持つことになった時雨。
天乃に見送られ、山姥切と共に
その本丸へと転送されると
周りの景色を見る暇もなく、目の前に赤い隈取が施されたキツネのようなものが現れた。
「こんの、すけ…?」
「案内人を務めさせて頂きますので
以後お見知り置きを!」
こんのすけと名乗ったキツネは
大きな尻尾を振って山姥切の背後に隠れている時雨に微笑んだ。
「そら、主」
「…ぁ……ぇっと……
蒼、です……」
「よろしくお願いします!主様!
早速ですが、遡行軍が暴れているとの情報があります!
山姥切国広様!出陣の準備を!」
「あぁ、主、こんのすけとここにいろ」
こんのすけの言葉に頷いた山姥切は
時雨をこんのすけに託し踵を返すが
布をクイッと引っ張られて足を止める。
「……どこ、行くの…?」
「遡行軍を倒しに行くんだ」
「……おけが、しないでね…」
「あぁ、ここにいるんだぞ」
“こんのすけ、頼んだ”と
改めて転送装置と呼ばれる台に立った山姥切が消え、時雨はギュッと天乃によって着せられた着物の裾を握った。
「ささっ!主様はこちらへ!
このこんのすけが主様のさぽぉとします故、安心してくだされ!」
尻尾を揺らし、屈託のない笑顔を浮かべたこんのすけに肩に入った力が抜ける。
そしてこんのすけに案内された広い和室の中心にある机の前に座らされると、目の前に大きな画面が表示された。
「……すごい……」
「ここから戦闘の様子が伺えます!
あ、さすがは山姥切国広様!
動きが流麗でいらっしゃる!」
映し出された画面にはあの化け物…時間遡行軍と戦っている山姥切が映っており
その鋭い刃で遡行軍を斬っていた。
「……」
だが敵の数が多く、山姥切も傷を負っていき
時雨の目には涙が溜まっていた。
「っ……うぅ……こんちゃん……
くーくん…しなない、よね…?」
「だ、大丈夫です!何かあれば強制的に帰還させる事も可能ですから!」
『俺を写しと侮ったこと、後悔させてやる、
死を持ってな!』
すると山姥切の凛々しい声が響き
彼の雰囲気が変わる。
そして遡行軍を勢いよく斬りつけた。
「……くーくん……」
「おおお!真剣必殺が発動しました!
真剣必殺に突入すると、戦闘終了まで打撃力……攻撃力が大幅にあっぷするんです!」
「うぅ…!くーくん、くーくん…!」
「と、とりあえず帰還命令を!
ここのぼたんを押せば命令が発信されます!」
こんのすけに促されて、
“帰還”と書かれたボタンを少し力を入れて押すと
外にある転送装置が光り、そこから傷ついた山姥切が出てきた。
「傷ついた刀剣は“手入”をする事で回復できます!
こちらへ!!」
「うっ……うぅ……くーくん…!!
うぇええええん…!」
「俺は大丈夫だから泣くな。
そら、早く手入部屋に行くぞ」
泣き続ける時雨の手を引いて
傷ついた身体を治すべく、
少し離れた部屋へと向かう。
「手入は資材消費と時間経過が必要になりますが、今回はこれを!」
その部屋には職人のような格好をした小人が数人いて、泣いている時雨をおろおろと慰めるように小さな手を動かしていた。
その間にこんのすけがどこからか
手伝い札と書かれた札を取り出し
小人たちに手渡した。
「これは手伝い札と言って
使用すればすぐに手入が完了するんです!
またわからなくなったらこのこんのすけがお教えします故、安心してくだされ!」
話している間に、小人たちによって
綺麗にされた山姥切が戻って来て
まだ泣き止まない時雨と向き合う。
「もう泣くな」
「ひぐっ……えぐっ…!
くーくん…ズビッ…いたい、ない…?」
「あぁ、もう大丈夫だ。」
「……よかった……グスッ…」