ファイル島編
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「どうだ? 美味いかアグモン」
「うん!」
律の視線の先には、アグモンと共に非常食を食べている太一がおり、丈は直ぐ様目を吊り上げた。
「だからそれは人間用!!」
「いいじゃないか、ケチだなぁ…
律も腹減ったら食うんだぞ」
「……平気……」
「ダメだ!
お前は放って置くと何も食べないだろ?
ほら、食べろ」
「ダメ!!」
ほらっと渡されたクッキーは丈により没収され、律の所には行かなかった。
それをボーっと見ていると
慌ただしくなった波の音を広い
そっちに目を向ける。
「?律〜?どうかしたの?」
「……来る」
「「「え?」」」
不意に、砂浜から水が吹き出し
電話ボックスが吹き飛ばされる。
慌てて逃げると砂浜から
ヤドカリのような貝を背負ったピンクのデジモンが現れた。
「シェルモンや!!」
「シェルモン!?」
「この辺はあいつの縄張りやったんか!」
「シェルルルルル!!」
「みんな!こっちへ!!」
丈に促され崖の上に登ろうとすると
シェルモンの攻撃で防がれてしまい
逃げられないと悟った。
「行くぞみんな!」
「「「うん!」」」
「頼んだぞアグモン!」
「ベビーフレイム!!」
「プチファイヤー……あれ?」
「マジカルファイヤー…あら?」
「プチサンダー……あ?」
「グランドクロス……ん?」
アグモンの攻撃は上手く行くも、
他のデジモンは上手く攻撃が出せず不発に終わる。
「どうしたんです!?」
「技が全然出てない!」
シェルモンには攻撃が届かず
逆にシェルモンのハイドロプレッシャーによってやられてしまう。
「「「うわっ!?」」」
「アグモン!!」
「クソッ!!」
「エアショット…?うわっ!?」
「ポイズンアイビー…あら?きゃっ!!」
「ベビーフレイム!!」
「シェルル!!」
だがアグモンだけは立ち上がり
シェルモンに対抗しようと技を繰り出す。
「いいぞアグモン!!」
「なぜアグモンだけが…!?」
「すんまへん…腹が減って…」
「え?」
「ガブモン!」
「力が出ないよぉ…」
「ごめんね律…
いい所見せてあげれなくて…」
「……ルーチェモン…」
「そっか!アグモンはさっきご飯食べたから!」
「なるほど!」
「じゃあ他のデジモンに戦う力はないってことか!」
「アグモン! 俺たちだけで何とかするぞ!」
「わかった太一!」
太一は動けないみんなから気を逸らす為、自ら飛び出してシェルモンの気を引く。
「!…太一…危ない…」
「律…危ないわ…!
ここにいて…!」
律も飛び出そうとするも、
ルーチェモンに止められそのまま立ち止まる。
その間にも太一は壊れた電話ボックスのパイプを手に取り、攻撃を試みる。
「どうだ!このっ!!うわっ!?」
「太一…」
だがそれに気付いたシェルモンは
頭に生えた触手で太一を捕らえて絞め上げる。
「太一!!」
アグモンもシェルモンの大きな手に踏みつけられ、身動きが取れなくなってしまう。
さらにシェルモンのハイドロプレッシャーにより他の子供も身動きが取れなくなる。
「クソッこのままじゃみんなが…!!
何とかならないのか!?うわぁあああっ!!」
「太一っ!!」
「アグモンっ!!」
「太一ーーーーっ!!」
その時だった、
あの機械が光だしアグモンが光に包まれる。
みんなはその光景に驚き、呆然とそれを見つめる。
「な、なんだ!?」
「アグモン進化…グレイモン!」
アグモンはオレンジ色の大きな恐竜になり、シェルモンを投げ飛ばす。
それによって触手に捕まっていた太一も解放され砂浜に叩き落された。
「…太一…」
「大丈夫だ…
それよりまた進化…?グレイモンだって!?」
律はすぐに駆け寄って太一を支える。
太一は律に笑いかけるも
すぐに進化したアグモンに目を向けた。
「……大きく、なった…」
「がんばれ!グレイモン!!」
シェルモンの体当たりも、
グレイモンは容易く受け止め
水と炎がぶつかり合う。
そしてグレイモンはシェルモンを投げ飛ばし大きな炎を吐き出した。
「メガフレイム!!」
「シェルルルルル!!」
シェルモンは吹き飛ばされ、海に沈んでいく。
それを見たグレイモンは光に包まれアグモンに戻った。
「アグモン!!
戻ったんだ!大丈夫か!?アグモン!」
「太一…」
「?」
「腹減った…」
「……あ…はは…」
ーーーーーーーーーー
「もしもし!?もしもし!!」
シェルモンの脅威に打ち勝ち
丈はまた壊れた電話に耳を傾ける。
その間に子供たちは次の行き先を考え始めた。
「ここにいる理由はなくなったな」
「あぁ」
デジモンたちには非常食を分け与え
何かあった時のために体力をためてもらう。
「さぁ!どんどん食べてね!」
「律も!一緒に食べよ!」
「……うん…」
シェルモンも完全に倒した訳ではなく
またいつ襲ってくるかわからない状況故
みんなは早くここから離れた方がいいという考えになる。
「だったらやっぱりあの森に戻ろうよ!
僕らが最初にやって来た森だよ!
あそこで助けを持とう!」
「前にも言ったけど、私たちは崖から落ちて川を下ったのよ!?そう簡単には戻れないわ!」
「……クワガーモン…」
「っ!クワガーモンはいや!!」
「ここに電話があったということは
誰か設置した人間がいるはずです!
その人間を探した方がいいかもしれません!」
「なるほど…」
「私もその意見に賛成」
「よしっ!それで行こう!」
「ボクは太一の行く所ならどこにでも行くよ!」
「ありがとよアグモン!!」
「じゃ、それで決まりだな!」
「……じゃ、みんな自分の荷物を確認してくれ!」
「よしっ!出発だー!」
「「「おー!!」」」
こうして…8人と8匹は歩き始める。
誰も知らない冒険の世界へ。
『よかったね』
「………」
「律?どうしたの?」
「……なんでも、ない……」
「うん!」
律の視線の先には、アグモンと共に非常食を食べている太一がおり、丈は直ぐ様目を吊り上げた。
「だからそれは人間用!!」
「いいじゃないか、ケチだなぁ…
律も腹減ったら食うんだぞ」
「……平気……」
「ダメだ!
お前は放って置くと何も食べないだろ?
ほら、食べろ」
「ダメ!!」
ほらっと渡されたクッキーは丈により没収され、律の所には行かなかった。
それをボーっと見ていると
慌ただしくなった波の音を広い
そっちに目を向ける。
「?律〜?どうかしたの?」
「……来る」
「「「え?」」」
不意に、砂浜から水が吹き出し
電話ボックスが吹き飛ばされる。
慌てて逃げると砂浜から
ヤドカリのような貝を背負ったピンクのデジモンが現れた。
「シェルモンや!!」
「シェルモン!?」
「この辺はあいつの縄張りやったんか!」
「シェルルルルル!!」
「みんな!こっちへ!!」
丈に促され崖の上に登ろうとすると
シェルモンの攻撃で防がれてしまい
逃げられないと悟った。
「行くぞみんな!」
「「「うん!」」」
「頼んだぞアグモン!」
「ベビーフレイム!!」
「プチファイヤー……あれ?」
「マジカルファイヤー…あら?」
「プチサンダー……あ?」
「グランドクロス……ん?」
アグモンの攻撃は上手く行くも、
他のデジモンは上手く攻撃が出せず不発に終わる。
「どうしたんです!?」
「技が全然出てない!」
シェルモンには攻撃が届かず
逆にシェルモンのハイドロプレッシャーによってやられてしまう。
「「「うわっ!?」」」
「アグモン!!」
「クソッ!!」
「エアショット…?うわっ!?」
「ポイズンアイビー…あら?きゃっ!!」
「ベビーフレイム!!」
「シェルル!!」
だがアグモンだけは立ち上がり
シェルモンに対抗しようと技を繰り出す。
「いいぞアグモン!!」
「なぜアグモンだけが…!?」
「すんまへん…腹が減って…」
「え?」
「ガブモン!」
「力が出ないよぉ…」
「ごめんね律…
いい所見せてあげれなくて…」
「……ルーチェモン…」
「そっか!アグモンはさっきご飯食べたから!」
「なるほど!」
「じゃあ他のデジモンに戦う力はないってことか!」
「アグモン! 俺たちだけで何とかするぞ!」
「わかった太一!」
太一は動けないみんなから気を逸らす為、自ら飛び出してシェルモンの気を引く。
「!…太一…危ない…」
「律…危ないわ…!
ここにいて…!」
律も飛び出そうとするも、
ルーチェモンに止められそのまま立ち止まる。
その間にも太一は壊れた電話ボックスのパイプを手に取り、攻撃を試みる。
「どうだ!このっ!!うわっ!?」
「太一…」
だがそれに気付いたシェルモンは
頭に生えた触手で太一を捕らえて絞め上げる。
「太一!!」
アグモンもシェルモンの大きな手に踏みつけられ、身動きが取れなくなってしまう。
さらにシェルモンのハイドロプレッシャーにより他の子供も身動きが取れなくなる。
「クソッこのままじゃみんなが…!!
何とかならないのか!?うわぁあああっ!!」
「太一っ!!」
「アグモンっ!!」
「太一ーーーーっ!!」
その時だった、
あの機械が光だしアグモンが光に包まれる。
みんなはその光景に驚き、呆然とそれを見つめる。
「な、なんだ!?」
「アグモン進化…グレイモン!」
アグモンはオレンジ色の大きな恐竜になり、シェルモンを投げ飛ばす。
それによって触手に捕まっていた太一も解放され砂浜に叩き落された。
「…太一…」
「大丈夫だ…
それよりまた進化…?グレイモンだって!?」
律はすぐに駆け寄って太一を支える。
太一は律に笑いかけるも
すぐに進化したアグモンに目を向けた。
「……大きく、なった…」
「がんばれ!グレイモン!!」
シェルモンの体当たりも、
グレイモンは容易く受け止め
水と炎がぶつかり合う。
そしてグレイモンはシェルモンを投げ飛ばし大きな炎を吐き出した。
「メガフレイム!!」
「シェルルルルル!!」
シェルモンは吹き飛ばされ、海に沈んでいく。
それを見たグレイモンは光に包まれアグモンに戻った。
「アグモン!!
戻ったんだ!大丈夫か!?アグモン!」
「太一…」
「?」
「腹減った…」
「……あ…はは…」
ーーーーーーーーーー
「もしもし!?もしもし!!」
シェルモンの脅威に打ち勝ち
丈はまた壊れた電話に耳を傾ける。
その間に子供たちは次の行き先を考え始めた。
「ここにいる理由はなくなったな」
「あぁ」
デジモンたちには非常食を分け与え
何かあった時のために体力をためてもらう。
「さぁ!どんどん食べてね!」
「律も!一緒に食べよ!」
「……うん…」
シェルモンも完全に倒した訳ではなく
またいつ襲ってくるかわからない状況故
みんなは早くここから離れた方がいいという考えになる。
「だったらやっぱりあの森に戻ろうよ!
僕らが最初にやって来た森だよ!
あそこで助けを持とう!」
「前にも言ったけど、私たちは崖から落ちて川を下ったのよ!?そう簡単には戻れないわ!」
「……クワガーモン…」
「っ!クワガーモンはいや!!」
「ここに電話があったということは
誰か設置した人間がいるはずです!
その人間を探した方がいいかもしれません!」
「なるほど…」
「私もその意見に賛成」
「よしっ!それで行こう!」
「ボクは太一の行く所ならどこにでも行くよ!」
「ありがとよアグモン!!」
「じゃ、それで決まりだな!」
「……じゃ、みんな自分の荷物を確認してくれ!」
「よしっ!出発だー!」
「「「おー!!」」」
こうして…8人と8匹は歩き始める。
誰も知らない冒険の世界へ。
『よかったね』
「………」
「律?どうしたの?」
「……なんでも、ない……」