ファイル島編
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「スパイラル……」
アンドロモンが構えると同時に
太一が動き出し、近くにあるクレーン車に乗り移る。
「見てろよ…!!」
それを操作すると、そのクレーン車に付いていたフックがアンドロモンに引っ掛かり、持ち上げられる。
「ナイス太一!!律、今の内に」
「……うん……」
橋の上に降ろされると、
また太一と手を繋ぎ走り出す。
「逃げろ!!」
「この街は危険だ!!」
「みんなに知らせなきゃ!!」
ーーーーーーーーーー
合流場所になっていた屋上には既にヤマトたちもおり、太一は慌てて叫んだ。
「おーーーい!!」
「何か見つかったか!?」
「逃げろ!!アンドロモンが!!」
「アンドロモン…?」
すると突然床が抉れ、
下からアンドロモンが現れた。
「「「うわぁあ!?」」」
「シンニュウシャ…ホソク…」
「……また……」
「ガトリングミサイル!!」
アンドロモンはそう叫ぶと
胸にある装置が開いてミサイルが発射される。
みんなは慌てて逃げるも、
タケルだけ逃げ遅れてしまい
ミサイルが近付いてくる。
「やだーーー!!」
「タケル!!」
「オレに任せて!!」
ガブモンが身を乗り出すと、
ヤマトが持つ機械が光だし、
ガブモンが光に包まれる。
「ガブモン進化…ガルルモン!!」
ガルルモンによってタケルは守られるも
ミサイルは壊れず、太一たちを標的に銃弾を発射された。
「「「うわぁああ!?」」」
身を乗り出したアグモンの体が光だし
同時に太一が持っている機械も光る。
「アグモン進化…グレイモン!!」
グレイモンが尻尾を動かし、ミサイルを壊す。そしてアンドロモンと対峙するも、圧倒されてしまった。
「なるほど!確かに進化している…!」
「パワー、スピード…
どれを取っても私たちのデジモンより
レベルが上だわ!」
「どうやったら勝てるんだよ…! !律!何か聞こえないか!?弱点になる音!!」
「……音……」
太一に言われ、律は耳を澄ませるも聞こえるのはグレイモンとガルルモン、アンドロモンが戦う音のみ。
「……」
だが不意に後ろからキーボードを叩く音が聞こえ、振り向くと、光子郎がパソコンを開いていた。
「……テントモン……」
「テントモン?」
すると光子郎の持つ機械が光だし
テントモンの体も光り出す。
「うおおお!?
なんや!?力がみなぎってくるー!!」
「大丈夫か!?」
「テントモン進化…カブテリモン!!」
テントモンは硬そうな鎧を纏った大きな昆虫となり、アンドロモンの元へ行く。
カブテリモンが加勢してもアンドロモンは強く、圧倒されてしまう。
「……弱点……音……」
そんな中、ずっと音を辿っていた律の耳にバチバチ…という音が入ってきた。
「…バチ、バチ…」
「律?何か聞こえたの?」
律の視線の先にはアンドロモンがいて、ルーチェモンは目を凝らすとアンドロモンの右足に違和感を感じた。
「律、アンドロモンの右足、何か聞こえない?」
「……右…… 聞こえる……バチバチ……」
「右足……!!カブテリモン!!
右足だ!!アンドロモンの右足を狙え!!」
光子郎の声を聞いて、 カブテリモンは大きく旋回し アンドロモンの右足に狙いを定める。
「メガブラスター!!」
強烈な電気を纏った攻撃が
アンドロモンの右足に直撃し
そこから黒い歯車が出てきた。
「あれは…」
歯車は空中に浮いてそのまま消えるように粉々に砕ける。するとアンドロモンは膝をついて動きが止まった。
「邪心ガ落チタ…」
ーーーーーーーーーー
「機械ニ紛レ込ンダ黒イ歯車ヲ取ロウトシテ、アンナ事ニナッテシマッタ」
正気に戻ったアンドロモンは
先程とは打って変わり優しい声で
事情を説明してくれた。
「黒い歯車?」
「また?」
「助ケテ貰ッタノニ、
本当ニ申シ訳ナイ事ヲシタ」
「気にすんなって!故障なんだから!」
「君タチノ疑問ニ答エテアゲタイガ、
私モ答エヲ知ラナイ…
ソノ代ワリ、ココカラ出ル方法ヲ
アドバイス出来ル」
アンドロモンは壁にある大きな穴を指し
地下水道への入口を教えてくれた。
「ありがとう、アンドロモン」
「君タチノ幸運ヲ祈ル。
無事、元ノ世界ニ帰レルヨウ…」
アンドロモンに別れを告げ、
みんなは地下水道の中に入る。
「よいっしょっと…」
「よーっし! これで全員出て来たな!」
「なんか、ジメジメして気持ちの悪い所だな」
「あぁ…」
「ねぇ、光子郎さん!
さっきパソコンでテントモンを進化させたんでしょ?」
「そうだよ」
「僕のパタモンも進化させられるの?」
「できるかもしれないな!」
「ほんと!?」
光子郎は早速パソコンを取り出して
キーボードを叩くも途中で画面が消えてしまった。
「あれ?おかしいな…」
「なんです?壊れましたん?」
「じゃないと思うんだけど…」
「そういう時は叩くに限る!」
「太一!!またそうやってアンドロモンの時みたいになったらどうすんのよ!
律が危険な目に遭っていいわけ!?」
「ただのパソコンだぜ?
それに律の事ならまた俺が助けるさ!」
「なんですって!?
律を守るのはこの私よ!!
叩き直すのはあんたのこんじょーってヤツじゃないの!?」
「んだとー!?」
「………」
言い合う2人を見守っていると
クイクイと手を引っ張られ アグモンの手に繋がれる。
「律の事ならボクも守れるよ」
「……アグモン……」
「「抜け駆け禁止!!」」
「うわー!酷いよ2人共ー!!」
えへへと笑うアグモンに目を吊り上げた太一とルーチェモンが詰め寄ると、ドッと笑いが起きて地下水道に響き渡る。
相変わらず無表情の律だが
アグモンに繋がれた手をジッと見ていた事は誰も知らない。
「……」
『その気持ち、忘れないでね』
「……」
アンドロモンが構えると同時に
太一が動き出し、近くにあるクレーン車に乗り移る。
「見てろよ…!!」
それを操作すると、そのクレーン車に付いていたフックがアンドロモンに引っ掛かり、持ち上げられる。
「ナイス太一!!律、今の内に」
「……うん……」
橋の上に降ろされると、
また太一と手を繋ぎ走り出す。
「逃げろ!!」
「この街は危険だ!!」
「みんなに知らせなきゃ!!」
ーーーーーーーーーー
合流場所になっていた屋上には既にヤマトたちもおり、太一は慌てて叫んだ。
「おーーーい!!」
「何か見つかったか!?」
「逃げろ!!アンドロモンが!!」
「アンドロモン…?」
すると突然床が抉れ、
下からアンドロモンが現れた。
「「「うわぁあ!?」」」
「シンニュウシャ…ホソク…」
「……また……」
「ガトリングミサイル!!」
アンドロモンはそう叫ぶと
胸にある装置が開いてミサイルが発射される。
みんなは慌てて逃げるも、
タケルだけ逃げ遅れてしまい
ミサイルが近付いてくる。
「やだーーー!!」
「タケル!!」
「オレに任せて!!」
ガブモンが身を乗り出すと、
ヤマトが持つ機械が光だし、
ガブモンが光に包まれる。
「ガブモン進化…ガルルモン!!」
ガルルモンによってタケルは守られるも
ミサイルは壊れず、太一たちを標的に銃弾を発射された。
「「「うわぁああ!?」」」
身を乗り出したアグモンの体が光だし
同時に太一が持っている機械も光る。
「アグモン進化…グレイモン!!」
グレイモンが尻尾を動かし、ミサイルを壊す。そしてアンドロモンと対峙するも、圧倒されてしまった。
「なるほど!確かに進化している…!」
「パワー、スピード…
どれを取っても私たちのデジモンより
レベルが上だわ!」
「どうやったら勝てるんだよ…! !律!何か聞こえないか!?弱点になる音!!」
「……音……」
太一に言われ、律は耳を澄ませるも聞こえるのはグレイモンとガルルモン、アンドロモンが戦う音のみ。
「……」
だが不意に後ろからキーボードを叩く音が聞こえ、振り向くと、光子郎がパソコンを開いていた。
「……テントモン……」
「テントモン?」
すると光子郎の持つ機械が光だし
テントモンの体も光り出す。
「うおおお!?
なんや!?力がみなぎってくるー!!」
「大丈夫か!?」
「テントモン進化…カブテリモン!!」
テントモンは硬そうな鎧を纏った大きな昆虫となり、アンドロモンの元へ行く。
カブテリモンが加勢してもアンドロモンは強く、圧倒されてしまう。
「……弱点……音……」
そんな中、ずっと音を辿っていた律の耳にバチバチ…という音が入ってきた。
「…バチ、バチ…」
「律?何か聞こえたの?」
律の視線の先にはアンドロモンがいて、ルーチェモンは目を凝らすとアンドロモンの右足に違和感を感じた。
「律、アンドロモンの右足、何か聞こえない?」
「……右…… 聞こえる……バチバチ……」
「右足……!!カブテリモン!!
右足だ!!アンドロモンの右足を狙え!!」
光子郎の声を聞いて、 カブテリモンは大きく旋回し アンドロモンの右足に狙いを定める。
「メガブラスター!!」
強烈な電気を纏った攻撃が
アンドロモンの右足に直撃し
そこから黒い歯車が出てきた。
「あれは…」
歯車は空中に浮いてそのまま消えるように粉々に砕ける。するとアンドロモンは膝をついて動きが止まった。
「邪心ガ落チタ…」
ーーーーーーーーーー
「機械ニ紛レ込ンダ黒イ歯車ヲ取ロウトシテ、アンナ事ニナッテシマッタ」
正気に戻ったアンドロモンは
先程とは打って変わり優しい声で
事情を説明してくれた。
「黒い歯車?」
「また?」
「助ケテ貰ッタノニ、
本当ニ申シ訳ナイ事ヲシタ」
「気にすんなって!故障なんだから!」
「君タチノ疑問ニ答エテアゲタイガ、
私モ答エヲ知ラナイ…
ソノ代ワリ、ココカラ出ル方法ヲ
アドバイス出来ル」
アンドロモンは壁にある大きな穴を指し
地下水道への入口を教えてくれた。
「ありがとう、アンドロモン」
「君タチノ幸運ヲ祈ル。
無事、元ノ世界ニ帰レルヨウ…」
アンドロモンに別れを告げ、
みんなは地下水道の中に入る。
「よいっしょっと…」
「よーっし! これで全員出て来たな!」
「なんか、ジメジメして気持ちの悪い所だな」
「あぁ…」
「ねぇ、光子郎さん!
さっきパソコンでテントモンを進化させたんでしょ?」
「そうだよ」
「僕のパタモンも進化させられるの?」
「できるかもしれないな!」
「ほんと!?」
光子郎は早速パソコンを取り出して
キーボードを叩くも途中で画面が消えてしまった。
「あれ?おかしいな…」
「なんです?壊れましたん?」
「じゃないと思うんだけど…」
「そういう時は叩くに限る!」
「太一!!またそうやってアンドロモンの時みたいになったらどうすんのよ!
律が危険な目に遭っていいわけ!?」
「ただのパソコンだぜ?
それに律の事ならまた俺が助けるさ!」
「なんですって!?
律を守るのはこの私よ!!
叩き直すのはあんたのこんじょーってヤツじゃないの!?」
「んだとー!?」
「………」
言い合う2人を見守っていると
クイクイと手を引っ張られ アグモンの手に繋がれる。
「律の事ならボクも守れるよ」
「……アグモン……」
「「抜け駆け禁止!!」」
「うわー!酷いよ2人共ー!!」
えへへと笑うアグモンに目を吊り上げた太一とルーチェモンが詰め寄ると、ドッと笑いが起きて地下水道に響き渡る。
相変わらず無表情の律だが
アグモンに繋がれた手をジッと見ていた事は誰も知らない。
「……」
『その気持ち、忘れないでね』
「……」