ファイル島編
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ピョコモンの村から出た子供たちは
行く宛もなく道なき道を歩いて行く。
だが結構な距離を歩いたのか
ミミとパルモン、ゴマモン、タケルは疲れ果て座り込んでしまった。
「もうダメぇ…」
「一歩も…」
「歩けないよぉ…」
「限界かな」
「ずーっと歩きっぱなしだもん…」
「よしここで休憩しよう!
律、座ろうぜ
近くの木陰に腰を下ろすと、
光子郎はパソコンを開き
カタカタ…とキーボードを叩く。
「はぁ…やっぱり動かないよな…」
「そういう時は叩けば直るんじゃないか?」
「精密機械なんですから無理ですよ」
光子郎の言葉にふーん…と興味なさげに反応すると、クイッと小さな力だが服を引っ張られる。
その手は律のものであり、
律はジッとある場所を見つめていた。
「律?どうかしたのか?」
「……音……」
「音?……あ!」
視線の先には黒い煙のようなものがあり
太一は律の手を握り走る。
「あー!太一待ってー!」
「ちょっとー!!
律も連れて行かないでよー!!」
「どうしたんだろう、太一」
「トイレだろ?」
「律くんも?」
「あ…」
丈とヤマトが話していると
〝おーい!みんなー!!〟と太一の呼ぶ声が響く。
急いで太一と律の方に行くと
工場のような建物があった。
「律が気付いたんだ」
「律すごい!
こんなに離れてるのに!」
「……」
律は何も反応しないが
太一の手を握ったまま工場を見つめていた。
「……」
中へと入り、探索を始めるも
そこには誰もいないようで機械だけが動いていた。
「ねぇ、何を作ってるの?」
「何だろう…
調べてみないとわからないな…」
「調べるなら人がいるかどうかも調べようよ!これだけの工場なら絶対誰かいるはずだ!」
丈の言葉で人を探す班と
何を作っているのか調べる班に分かれる。
律は太一、丈、空と共に人を探す班に入った。
「誰かー!」
「誰かーいませんかー!?」
「誰かー!」
「……」
「律、どうだ?」
「……機械の音……」
「誰もいないのかしら」
「そんな事はない!
機械を動かしている人間がどこかにいるはずだ!律くん!他に何か聞こえないかい!?」
「……何か……声、聞こえます」
「「「え!?」」」
律の言葉にみんなも耳を澄ませると、うめき声のようなものが聞こえた。
「人の声かな!?」
律の耳を頼りに声のする方へと向かう。
中にある通路を通るとロボットのようなものが寝かされていた。
「何かしら…
機械の歯車に巻き込まれているみたいね」
「ろ、ロボット!?」
「ロボットじゃない!アンドロモン!」
「え!?これもデジモンなのか!?」
「そう!しかもいいデジモン!」
「それにすごく進化したデジモン!」
「とっても強いのよ!
グレイモンより強いんだから!」
「どっちにしろ人間じゃなかったってことか…」
デジモンだった事に落胆するも、
大きな歯車に巻き込まれているアンドロモンを助けようと引っ張る。
「「「よーいっしょ!
よーいっしょ!よーいっしょ!」」」
だが子供たちの力では引っ張り出す事は難しく、バランスを崩してしまった太一は近くにあったレバーを倒してしまう。
「いて!!」
「…太一……」
それによりアンドロモンが巻き込まれていた歯車が動き出し、無事アンドロモンを引っ張り出す事ができた。
「「「やったー!!」」」
なんとか引きずり出し、喜ぶみんなだがアンドロモンはピクリともせず?を浮かべる。
「こういう時は叩けば…」
太一が手を振り上げたのを見て
空と丈が慌てて止めるも、アグモンがそれを真似してアンドロモンを叩く。
「「「あ……」」」
ジジジ……
「……」
「ダメだよ!機械は叩くもんじゃない!」
「そうよ!叩いたから余計壊れちゃったかも…」
「……動いてる…」
「!!律!!」
アンドロモンをジーッと見つめていると、
律の足がアンドロモンに掴まれ逆さまに持ち上げられる。
「……動いた……」
「律!!このっ!
律を離せ!!」
「シンニュウシャ…ホカク…」
「……しんにゅうしゃ……」
「律ー!!グランドクロス!!」
「あ…」
ルーチェモンの一撃によって
アンドロモンは律を掴んでいた手を離す。
律は勢いよく投げ飛ばされるも
傍にいた太一に抱き抱えられた。
「大丈夫か!?」
「……うん…」
「あいつは良いデジモンじゃなかったのか!?」
「そのはずなんだけど…」
「じゃあなんで!?」
「……太一……来る…」
「!」
太一は律を抱き締めて
アンドロモンから隠す。
そんな2人の前にアグモンとルーチェモンが立ち塞がるも立ち上がったアンドロモンは大きく、恐怖心が煽られる。
「!アグモン、天井を狙うんだ!」
「うん!ベビーフレイム!」
太一の指示でぶら下がっていた鉄骨が アグモンの技によって落ち、アンドロモンは下敷きになる。
「よしっ、今の内に逃げるぞ!」
「「うん!」」
アンドロモンが動けない内にと、
慌てて逃げるも、途中で電気が消える。
「「「!?」」」
「こ、今度は何!?」
「ブレーカーが落ちたのか!?」
「……アンドロモン……」
「「「!!」」」
ガシャン…ガシャン…とアンドロモンの足音が響き、奥からアンドロモンの目が怪しく光っているのが見えた。
「どうしよ…」
「暗いから、あいつにも俺たちの姿は見えないよ!」
「そ、そうかぁ?」
「息を殺して、静かに移動しよう」
そう言って静かに移動するも、
律の耳にはアンドロモンがちゃんとこちらを見えていて、こちらを狙っている音が届いていた。
「シンニュウシャ…ハッケン…」
「太一…アンドロモン…」
「え?」
「スパイラルソード!!」
振り返ると構えているアンドロモンが見え、みんなは慌てて身を伏せる。
するとまた電気が点いて、辺りが明るくなった。
「……来る…」
「走るぞ!!」
「だから助けなきゃ良かったんだよー!!」
「それに叩いたりするからー!!」
「あのなぁ!
今ものすごく立て込んでるんだから
そういう話は後にしてくれよ!」
「……また、来る…」
「またぁ!?」
「スパイラルソード!!」
「「「うわぁあああ!!?」」」
橋の上で攻撃され、
太一たちは手すりの部分を掴み
なんとか避ける。
律もルーチェモンに抱えられ 空へと逃げるも、アンドロモンは律とルーチェモンの方を向いていた。
「!##NAME1!!ルーチェモン!!」
行く宛もなく道なき道を歩いて行く。
だが結構な距離を歩いたのか
ミミとパルモン、ゴマモン、タケルは疲れ果て座り込んでしまった。
「もうダメぇ…」
「一歩も…」
「歩けないよぉ…」
「限界かな」
「ずーっと歩きっぱなしだもん…」
「よしここで休憩しよう!
律、座ろうぜ
近くの木陰に腰を下ろすと、
光子郎はパソコンを開き
カタカタ…とキーボードを叩く。
「はぁ…やっぱり動かないよな…」
「そういう時は叩けば直るんじゃないか?」
「精密機械なんですから無理ですよ」
光子郎の言葉にふーん…と興味なさげに反応すると、クイッと小さな力だが服を引っ張られる。
その手は律のものであり、
律はジッとある場所を見つめていた。
「律?どうかしたのか?」
「……音……」
「音?……あ!」
視線の先には黒い煙のようなものがあり
太一は律の手を握り走る。
「あー!太一待ってー!」
「ちょっとー!!
律も連れて行かないでよー!!」
「どうしたんだろう、太一」
「トイレだろ?」
「律くんも?」
「あ…」
丈とヤマトが話していると
〝おーい!みんなー!!〟と太一の呼ぶ声が響く。
急いで太一と律の方に行くと
工場のような建物があった。
「律が気付いたんだ」
「律すごい!
こんなに離れてるのに!」
「……」
律は何も反応しないが
太一の手を握ったまま工場を見つめていた。
「……」
中へと入り、探索を始めるも
そこには誰もいないようで機械だけが動いていた。
「ねぇ、何を作ってるの?」
「何だろう…
調べてみないとわからないな…」
「調べるなら人がいるかどうかも調べようよ!これだけの工場なら絶対誰かいるはずだ!」
丈の言葉で人を探す班と
何を作っているのか調べる班に分かれる。
律は太一、丈、空と共に人を探す班に入った。
「誰かー!」
「誰かーいませんかー!?」
「誰かー!」
「……」
「律、どうだ?」
「……機械の音……」
「誰もいないのかしら」
「そんな事はない!
機械を動かしている人間がどこかにいるはずだ!律くん!他に何か聞こえないかい!?」
「……何か……声、聞こえます」
「「「え!?」」」
律の言葉にみんなも耳を澄ませると、うめき声のようなものが聞こえた。
「人の声かな!?」
律の耳を頼りに声のする方へと向かう。
中にある通路を通るとロボットのようなものが寝かされていた。
「何かしら…
機械の歯車に巻き込まれているみたいね」
「ろ、ロボット!?」
「ロボットじゃない!アンドロモン!」
「え!?これもデジモンなのか!?」
「そう!しかもいいデジモン!」
「それにすごく進化したデジモン!」
「とっても強いのよ!
グレイモンより強いんだから!」
「どっちにしろ人間じゃなかったってことか…」
デジモンだった事に落胆するも、
大きな歯車に巻き込まれているアンドロモンを助けようと引っ張る。
「「「よーいっしょ!
よーいっしょ!よーいっしょ!」」」
だが子供たちの力では引っ張り出す事は難しく、バランスを崩してしまった太一は近くにあったレバーを倒してしまう。
「いて!!」
「…太一……」
それによりアンドロモンが巻き込まれていた歯車が動き出し、無事アンドロモンを引っ張り出す事ができた。
「「「やったー!!」」」
なんとか引きずり出し、喜ぶみんなだがアンドロモンはピクリともせず?を浮かべる。
「こういう時は叩けば…」
太一が手を振り上げたのを見て
空と丈が慌てて止めるも、アグモンがそれを真似してアンドロモンを叩く。
「「「あ……」」」
ジジジ……
「……」
「ダメだよ!機械は叩くもんじゃない!」
「そうよ!叩いたから余計壊れちゃったかも…」
「……動いてる…」
「!!律!!」
アンドロモンをジーッと見つめていると、
律の足がアンドロモンに掴まれ逆さまに持ち上げられる。
「……動いた……」
「律!!このっ!
律を離せ!!」
「シンニュウシャ…ホカク…」
「……しんにゅうしゃ……」
「律ー!!グランドクロス!!」
「あ…」
ルーチェモンの一撃によって
アンドロモンは律を掴んでいた手を離す。
律は勢いよく投げ飛ばされるも
傍にいた太一に抱き抱えられた。
「大丈夫か!?」
「……うん…」
「あいつは良いデジモンじゃなかったのか!?」
「そのはずなんだけど…」
「じゃあなんで!?」
「……太一……来る…」
「!」
太一は律を抱き締めて
アンドロモンから隠す。
そんな2人の前にアグモンとルーチェモンが立ち塞がるも立ち上がったアンドロモンは大きく、恐怖心が煽られる。
「!アグモン、天井を狙うんだ!」
「うん!ベビーフレイム!」
太一の指示でぶら下がっていた鉄骨が アグモンの技によって落ち、アンドロモンは下敷きになる。
「よしっ、今の内に逃げるぞ!」
「「うん!」」
アンドロモンが動けない内にと、
慌てて逃げるも、途中で電気が消える。
「「「!?」」」
「こ、今度は何!?」
「ブレーカーが落ちたのか!?」
「……アンドロモン……」
「「「!!」」」
ガシャン…ガシャン…とアンドロモンの足音が響き、奥からアンドロモンの目が怪しく光っているのが見えた。
「どうしよ…」
「暗いから、あいつにも俺たちの姿は見えないよ!」
「そ、そうかぁ?」
「息を殺して、静かに移動しよう」
そう言って静かに移動するも、
律の耳にはアンドロモンがちゃんとこちらを見えていて、こちらを狙っている音が届いていた。
「シンニュウシャ…ハッケン…」
「太一…アンドロモン…」
「え?」
「スパイラルソード!!」
振り返ると構えているアンドロモンが見え、みんなは慌てて身を伏せる。
するとまた電気が点いて、辺りが明るくなった。
「……来る…」
「走るぞ!!」
「だから助けなきゃ良かったんだよー!!」
「それに叩いたりするからー!!」
「あのなぁ!
今ものすごく立て込んでるんだから
そういう話は後にしてくれよ!」
「……また、来る…」
「またぁ!?」
「スパイラルソード!!」
「「「うわぁあああ!!?」」」
橋の上で攻撃され、
太一たちは手すりの部分を掴み
なんとか避ける。
律もルーチェモンに抱えられ 空へと逃げるも、アンドロモンは律とルーチェモンの方を向いていた。
「!##NAME1!!ルーチェモン!!」