クロスウォーズ
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話は終わりだと言うようにアヤメが目を瞑ったことで、タイキは改めて辺りを見渡しバアルモンとの戦いで出てきた大きな女神像を見つけた。
「ぁ、さっきの…
………一緒に落ちちゃったのか」
「おや、女神像だね。
遥か昔、戦士たちはこの女神像に手を翳しお祈りをしていたそうだよ」
「手を…?こうか?」
タイキはそっと女神像に向けて手を翳すと
女神像が神々しく光り、タイキも光り出した。
すると“戦士の光…”と誰かが呟き3人は振り向く。
そこにはバアルモンが立っていた。
「……テメェも落ちてきたのかバアルモン」
「ローグのジェネラル…久方振りだな…」
バアルモンは女神像に向けて頭を下げると
アヤメからタイキへと目を移し“お前は女神に認められた”と言う。
「女神の戦士となったのだ。
このサンドゾーンは昔、女神の戦士と呼ばれる者に治められていた」
「女神の戦士?」
「選ばれるのは勇気と正義の心を持った者、
それはエンジェモンを師と仰ぐ選ばれし戦士だ。
彼らは固い友情と信頼で結ばれた、最高の戦士だ。
まさか、新たな戦士が生まれるとはな」
「オレが、選ばれた…?」
タイキが戸惑っていると、地響きが起こり、
上から小さな石が何個か落ちてきた。
「ここにいては危険だね、移動しようか」
「………来い」
ノーブルパンプモンとバアルモンに促され、タイキとアヤメは2匹について行く。
そこは崩れた岩によって塞がって、女神像も姿を消した。
ーーーーーーーーーー
「水だ…」
「ここはかつてサンドゾーンの繁栄を支えた地下水路」
「ここのこと、やけに詳しいんだな」
「それはそうさ。
何せバアルモンはかつてここの_____」
「黙れノーブルパンプモン。
俺のことをペラペラと語るな」
「ふぅむ…手厳しいね、そうとは思わないかいハニー?」
「ノーブルパンプモン、少し黙れ。
テメェの声が響いてうるせぇ」
「ノン!!酷いよハニー!!
あぁ、でもそんなハニーもステキだよ」
「黙れ」
その会話を最後に4人の間に沈黙が走る。
入り組んだ場所をバアルモンが先頭になって歩いているからか、不意にタイキが“よく迷わず歩けるね”とバアルモンに語りかける。
「地下にこんなでっかい町があるなんて面白い所だな」
「ここはかつてサンドリアと呼ばれた
サンドゾーンで1番栄えた都だよ、タイキくん。
あの悲劇が、起こるまではね」
「悲劇?」
「そうさ、その悲劇が切っ掛けとなり、町は滅んで、砂に飲まれてしまったのさ」
「………ノーブルパンプモン、いい加減にしろ」
“撃たれたいのか”
そう言うようにバアルモンが銃口を向ける。
ノーブルパンプモンは帽子を深く被り頭を振った。
「事実だろう?」
「…………」
バアルモンは踵を返し、また進む。
しばらく歩いていると行き止まりに当たってしまった。
「ぶち破るぞ」
「ちょっと待った!
ここで銃を撃ったらこの水路自体崩れるかもしれないぞ。
アヤメ、穴を掘れるデジモンはいないか?」
「あいにくだが、俺の所にはいない。
テメェが持つデジメモリを使えばいいだろ」
タイキはポケットからデジメモリを取り出すと
その一枚を取ってクロスローダーに差し込んだ。
「伝説のデジモンよ、力を貸してくれ!
ギルモン!ロックンロールブレイカー!発動!」
「ほう」
「ブラボー!!
これで先に進めるね!」
赤い竜のようなデジモンによって道を塞いでいた岩に穴が空き、4人は先へと進む。
その先には悍ましい空気が蔓延っていて
よく見ると争った後がそのまま残っていた。
「これは、戦いの後なのか…!?」
「女神の戦士たちの悲劇…」
「!…ぇ…?」
「ここが、その悲劇が起こった場所だ。
女神の戦士たちはここで、全滅した。
………やったのは………俺だ」
「!?」
「………」
バアルモンは語る。
デジタルワールドのあちこちに戦乱が巻き起こり
サンドゾーンもその脅威に脅かされていた頃、
サンドリアは女神の戦士団というデジモンたちに平和を守られ、栄えていた。
バアルモンもまたエンジェモンを師と仰ぐ者の1人だったがバアルモンは女神に認められなかった。エンジェモンの次に強いと自負していた…だが女神が微笑むことは一度もなかった。
「赤いクロスローダーの少年、お前に女神は微笑みかけた、それはお前を殺すなというメッセージかもしれない。
あの時、始めて女神が俺に話しかけてきた気がした」
「バアルモン…」
「俺は仲間たちを…女神の戦士団を滅ぼした…
それは恐ろしい、悪夢のような出来事だった。
額に付けられた呪いの印と不気味な音によって
何者かが戦士団を互いに殺し合うようにした…
仲間だったはずの戦士が襲いかかってくる恐怖…
俺の体は勝手に動き、気が付くと戦士団は全滅していた…」
「それは、誰かが罠を仕掛けたってことか」
「そうだ。
今俺はバグラ軍に協力してはいるが
それはその罠を仕掛けた奴を探すためにしていることだ…」
先に進むと地上の光が差し込んでいる場所に着き、アヤメはその眩しさに目を細める。
「地上か…ノーブルパンプモン…………
さすがにバアルモンは持てねぇな」
地上へ上がるには空を飛ぶしかない…
なら…とアヤメはクロスローダーを掲げた。
「リロード、メガドラモン」
クロスローダーから出てきたオレンジ色の体に紫色の羽を持つ大きなドラゴンで腕には銃のようなものが着けられている。
「お、大きい…
アヤメの仲間なのか?」
「メガドラモン、ただの運び屋だ」
「そこは仲間って言ってくれやボス
俺ァ、メガドラモン、よろしく頼むぜ」
ほら乗りなとメガドラモンの背中に乗って4人は地上へと出た………のだが……
「!タイキ!」
「うわ!?」
出てきた先には額に不思議な印を着けたシャウトモンがおり、他にも同じような印を着けたクロスハートのデジモンたちが立っていた…
「ぁ、さっきの…
………一緒に落ちちゃったのか」
「おや、女神像だね。
遥か昔、戦士たちはこの女神像に手を翳しお祈りをしていたそうだよ」
「手を…?こうか?」
タイキはそっと女神像に向けて手を翳すと
女神像が神々しく光り、タイキも光り出した。
すると“戦士の光…”と誰かが呟き3人は振り向く。
そこにはバアルモンが立っていた。
「……テメェも落ちてきたのかバアルモン」
「ローグのジェネラル…久方振りだな…」
バアルモンは女神像に向けて頭を下げると
アヤメからタイキへと目を移し“お前は女神に認められた”と言う。
「女神の戦士となったのだ。
このサンドゾーンは昔、女神の戦士と呼ばれる者に治められていた」
「女神の戦士?」
「選ばれるのは勇気と正義の心を持った者、
それはエンジェモンを師と仰ぐ選ばれし戦士だ。
彼らは固い友情と信頼で結ばれた、最高の戦士だ。
まさか、新たな戦士が生まれるとはな」
「オレが、選ばれた…?」
タイキが戸惑っていると、地響きが起こり、
上から小さな石が何個か落ちてきた。
「ここにいては危険だね、移動しようか」
「………来い」
ノーブルパンプモンとバアルモンに促され、タイキとアヤメは2匹について行く。
そこは崩れた岩によって塞がって、女神像も姿を消した。
ーーーーーーーーーー
「水だ…」
「ここはかつてサンドゾーンの繁栄を支えた地下水路」
「ここのこと、やけに詳しいんだな」
「それはそうさ。
何せバアルモンはかつてここの_____」
「黙れノーブルパンプモン。
俺のことをペラペラと語るな」
「ふぅむ…手厳しいね、そうとは思わないかいハニー?」
「ノーブルパンプモン、少し黙れ。
テメェの声が響いてうるせぇ」
「ノン!!酷いよハニー!!
あぁ、でもそんなハニーもステキだよ」
「黙れ」
その会話を最後に4人の間に沈黙が走る。
入り組んだ場所をバアルモンが先頭になって歩いているからか、不意にタイキが“よく迷わず歩けるね”とバアルモンに語りかける。
「地下にこんなでっかい町があるなんて面白い所だな」
「ここはかつてサンドリアと呼ばれた
サンドゾーンで1番栄えた都だよ、タイキくん。
あの悲劇が、起こるまではね」
「悲劇?」
「そうさ、その悲劇が切っ掛けとなり、町は滅んで、砂に飲まれてしまったのさ」
「………ノーブルパンプモン、いい加減にしろ」
“撃たれたいのか”
そう言うようにバアルモンが銃口を向ける。
ノーブルパンプモンは帽子を深く被り頭を振った。
「事実だろう?」
「…………」
バアルモンは踵を返し、また進む。
しばらく歩いていると行き止まりに当たってしまった。
「ぶち破るぞ」
「ちょっと待った!
ここで銃を撃ったらこの水路自体崩れるかもしれないぞ。
アヤメ、穴を掘れるデジモンはいないか?」
「あいにくだが、俺の所にはいない。
テメェが持つデジメモリを使えばいいだろ」
タイキはポケットからデジメモリを取り出すと
その一枚を取ってクロスローダーに差し込んだ。
「伝説のデジモンよ、力を貸してくれ!
ギルモン!ロックンロールブレイカー!発動!」
「ほう」
「ブラボー!!
これで先に進めるね!」
赤い竜のようなデジモンによって道を塞いでいた岩に穴が空き、4人は先へと進む。
その先には悍ましい空気が蔓延っていて
よく見ると争った後がそのまま残っていた。
「これは、戦いの後なのか…!?」
「女神の戦士たちの悲劇…」
「!…ぇ…?」
「ここが、その悲劇が起こった場所だ。
女神の戦士たちはここで、全滅した。
………やったのは………俺だ」
「!?」
「………」
バアルモンは語る。
デジタルワールドのあちこちに戦乱が巻き起こり
サンドゾーンもその脅威に脅かされていた頃、
サンドリアは女神の戦士団というデジモンたちに平和を守られ、栄えていた。
バアルモンもまたエンジェモンを師と仰ぐ者の1人だったがバアルモンは女神に認められなかった。エンジェモンの次に強いと自負していた…だが女神が微笑むことは一度もなかった。
「赤いクロスローダーの少年、お前に女神は微笑みかけた、それはお前を殺すなというメッセージかもしれない。
あの時、始めて女神が俺に話しかけてきた気がした」
「バアルモン…」
「俺は仲間たちを…女神の戦士団を滅ぼした…
それは恐ろしい、悪夢のような出来事だった。
額に付けられた呪いの印と不気味な音によって
何者かが戦士団を互いに殺し合うようにした…
仲間だったはずの戦士が襲いかかってくる恐怖…
俺の体は勝手に動き、気が付くと戦士団は全滅していた…」
「それは、誰かが罠を仕掛けたってことか」
「そうだ。
今俺はバグラ軍に協力してはいるが
それはその罠を仕掛けた奴を探すためにしていることだ…」
先に進むと地上の光が差し込んでいる場所に着き、アヤメはその眩しさに目を細める。
「地上か…ノーブルパンプモン…………
さすがにバアルモンは持てねぇな」
地上へ上がるには空を飛ぶしかない…
なら…とアヤメはクロスローダーを掲げた。
「リロード、メガドラモン」
クロスローダーから出てきたオレンジ色の体に紫色の羽を持つ大きなドラゴンで腕には銃のようなものが着けられている。
「お、大きい…
アヤメの仲間なのか?」
「メガドラモン、ただの運び屋だ」
「そこは仲間って言ってくれやボス
俺ァ、メガドラモン、よろしく頼むぜ」
ほら乗りなとメガドラモンの背中に乗って4人は地上へと出た………のだが……
「!タイキ!」
「うわ!?」
出てきた先には額に不思議な印を着けたシャウトモンがおり、他にも同じような印を着けたクロスハートのデジモンたちが立っていた…
