悪のデスジェネラルと七つの王国
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長い回想を終え、アヤメはハッと目が覚めた。
白く何も無い場所にアヤメだけがいた。
ケラモンたちはどこにもおらず
アヤメだけがそこに佇んでいた。
「…………ここは………」
真っ白な部屋なのか空間なのかわからない。
影もできないそこは気を抜くと上下左右全てが狂いそうになる。
「ケラモン…クラモン…ノーブルパンプモン…
みんな、どこだ…」
いや、まず自分は死んだはずだ。
グラビモンの攻撃からみんなを助けようとして…
ディアボロモンたちと一緒に…………
「……………」
一緒、だと思っていた。
なのに周りには誰もいなかった。
真っ白な空間に影ができた。
靄のような黒いものがやって来た。
それがマズイものだと直感でわかった。
のに体が自由に動かない。
呑まれる…そう思っていた時だった。
不意に手を握られ引っ張られる。
「!!」
「いやはや間一髪!
まさかここに迷い込む人がいるとは思わなんだ!」
“大丈夫か?”と声をかけられて上を見る。
キラキラと輝く真っ赤な瞳と目が合って体を起こした。
「!体が…動いた…」
「ふむふむ…どうやら君は人間ではないようだな。
魂だけの存在…というわけでもなさそうだ」
「魂…?何を言っている…」
アヤメは改めて声の主を見た。
真っ白なワンピースに身を包みその上から少しボロボロの真っ赤なマントを纏った幼い少女だった。
赤茶の長い髪と子供らしいパッチリとした目は
赤く、宝石のように輝いていた。
「ここは色んな世界の間 、
生死も世界線も関係ない、どことも取れない不思議な所だよ」
「色んな世界…の間…?テメェは一体…」
「私はデジタルワールドと人間界を見守る者」
明らかにアヤメより小さく幼い少女は人当たりの良い笑みを浮かべてアヤメの手を小さな手で掴んだ。
「お前はまだここに来ちゃ行けない、元の場所に帰るんだ」
「帰るって……俺は死んだ身だぞ、帰る場所なんざ」
「あるさ」
少女は笑う。
屈託のない笑顔でアヤメの紫色に光る目を覗き込んだ。
「誰かが望めばまだ戻れる」
「は、はぁ?」
「どうやらお前のいる世界は少し特殊みたいだからな、誰かがお前を望んでいれば戻れるさ」
信用していいのか、警戒するべきか
アヤメは悩んだ。
「信じるも信じないもお前次第だよ。
まっ、私は本当のことしか言わないがな!!」
その心を読んだのか少女は“わはは!”と笑った。
思わずムカついてしまった。
「腹立つなテメェ」
「何とでも!
______あぁ!そういえば自己紹介がまだだった!
私の名はアサヒ!!よろしく頼む!!」
暑苦しい奴だと思った。
小さくて頼りない体の癖に、声は大きく、態度もデカい。太陽のような奴だと思った。
するとアサヒと名乗った少女は何かに気付きアヤメの手を引いて飛び上がった。
後ろを見れば先ほど見た靄が広がっている。
「あれに捕まれば二度と戻ることができなくなる、注意しろ!」
「さっきもいたが、ありゃ一体…」
「あれは汎ゆる世界に生きるモノの負の感情だ。
人間や動物、デジモンの怒りや悲しみ、憎しみが集まった最悪なヤツだぞ」
「!闇の力か」
「その通り。
私はそのままお前を出口まで連れて行く。
だから戻るんだ、お前を待っている仲間の元へ」
「テメェ…」
アサヒは笑ってアヤメの背中を押した。
目の前に広がる眩い光に目を細めていると背後からよく通る声が聞こえてきた。
「成らず者のアヤメ!
お前はこれから生まれ変わる!!
過去は決して変えられない!
だが未来は、運命は何度だって変えられるんだ!
生きろ!今度はクロスハートのアヤメとして!」
「___________」
なぜ俺の名前を……そう聞く暇もなく、
アヤメは光に包まれた。
だが、不思議と悪い気はしない。
タイキは、みんなは自分をクロスハートの一員だと認めてくれた。
本当に生まれ変われるのならば、今度はマシな……
ニンゲンでも、デジモンでも何でもいい、
ケラモンたちとマシな道を進めればそれで_____
『人間もデジモンも自由な心を持った生き物だ!!
人間だけじゃない!!花も鳥も魚も、生き物全てが自由に生きる権利を持っている!!
お前が好きにしていいはずがない!!』
白く何も無い場所にアヤメだけがいた。
ケラモンたちはどこにもおらず
アヤメだけがそこに佇んでいた。
「…………ここは………」
真っ白な部屋なのか空間なのかわからない。
影もできないそこは気を抜くと上下左右全てが狂いそうになる。
「ケラモン…クラモン…ノーブルパンプモン…
みんな、どこだ…」
いや、まず自分は死んだはずだ。
グラビモンの攻撃からみんなを助けようとして…
ディアボロモンたちと一緒に…………
「……………」
一緒、だと思っていた。
なのに周りには誰もいなかった。
真っ白な空間に影ができた。
靄のような黒いものがやって来た。
それがマズイものだと直感でわかった。
のに体が自由に動かない。
呑まれる…そう思っていた時だった。
不意に手を握られ引っ張られる。
「!!」
「いやはや間一髪!
まさかここに迷い込む人がいるとは思わなんだ!」
“大丈夫か?”と声をかけられて上を見る。
キラキラと輝く真っ赤な瞳と目が合って体を起こした。
「!体が…動いた…」
「ふむふむ…どうやら君は人間ではないようだな。
魂だけの存在…というわけでもなさそうだ」
「魂…?何を言っている…」
アヤメは改めて声の主を見た。
真っ白なワンピースに身を包みその上から少しボロボロの真っ赤なマントを纏った幼い少女だった。
赤茶の長い髪と子供らしいパッチリとした目は
赤く、宝石のように輝いていた。
「ここは色んな世界の
生死も世界線も関係ない、どことも取れない不思議な所だよ」
「色んな世界…の間…?テメェは一体…」
「私はデジタルワールドと人間界を見守る者」
明らかにアヤメより小さく幼い少女は人当たりの良い笑みを浮かべてアヤメの手を小さな手で掴んだ。
「お前はまだここに来ちゃ行けない、元の場所に帰るんだ」
「帰るって……俺は死んだ身だぞ、帰る場所なんざ」
「あるさ」
少女は笑う。
屈託のない笑顔でアヤメの紫色に光る目を覗き込んだ。
「誰かが望めばまだ戻れる」
「は、はぁ?」
「どうやらお前のいる世界は少し特殊みたいだからな、誰かがお前を望んでいれば戻れるさ」
信用していいのか、警戒するべきか
アヤメは悩んだ。
「信じるも信じないもお前次第だよ。
まっ、私は本当のことしか言わないがな!!」
その心を読んだのか少女は“わはは!”と笑った。
思わずムカついてしまった。
「腹立つなテメェ」
「何とでも!
______あぁ!そういえば自己紹介がまだだった!
私の名はアサヒ!!よろしく頼む!!」
暑苦しい奴だと思った。
小さくて頼りない体の癖に、声は大きく、態度もデカい。太陽のような奴だと思った。
するとアサヒと名乗った少女は何かに気付きアヤメの手を引いて飛び上がった。
後ろを見れば先ほど見た靄が広がっている。
「あれに捕まれば二度と戻ることができなくなる、注意しろ!」
「さっきもいたが、ありゃ一体…」
「あれは汎ゆる世界に生きるモノの負の感情だ。
人間や動物、デジモンの怒りや悲しみ、憎しみが集まった最悪なヤツだぞ」
「!闇の力か」
「その通り。
私はそのままお前を出口まで連れて行く。
だから戻るんだ、お前を待っている仲間の元へ」
「テメェ…」
アサヒは笑ってアヤメの背中を押した。
目の前に広がる眩い光に目を細めていると背後からよく通る声が聞こえてきた。
「成らず者のアヤメ!
お前はこれから生まれ変わる!!
過去は決して変えられない!
だが未来は、運命は何度だって変えられるんだ!
生きろ!今度はクロスハートのアヤメとして!」
「___________」
なぜ俺の名前を……そう聞く暇もなく、
アヤメは光に包まれた。
だが、不思議と悪い気はしない。
タイキは、みんなは自分をクロスハートの一員だと認めてくれた。
本当に生まれ変われるのならば、今度はマシな……
ニンゲンでも、デジモンでも何でもいい、
ケラモンたちとマシな道を進めればそれで_____
『人間もデジモンも自由な心を持った生き物だ!!
人間だけじゃない!!花も鳥も魚も、生き物全てが自由に生きる権利を持っている!!
お前が好きにしていいはずがない!!』
