私が大人になるまでの独り言
この世の中は大概片寄っている。簡単に分けるならできる人とできない人。非常にシンプルでひどい不公平。
私がその最たる例。
私が生きている社会は超人社会と言う。言葉にしたらとても陳腐なものになるが、平々凡々な高校生の語彙なのでどうか目を瞑って欲しい。そう、言葉にすれば超能力者がこれでもかってくらい溢れているとんでも社会。
全くみんな人間やめていやがる。
超能力は一般的に個性と呼ばれる。火を吹いたり、水を出したり、風を起こしたり、体を硬くしたりと。その種類は千差万別、十人十色。
いや改めて考えてみるとあれだ、本当に凄いな。中にはパッと見て、人間ですか? と聞きたくなるような異形系の方々もいる。失礼だが人間をやめているな。
でも、私はそんなやつらが羨ましい。生まれ持った才能ほどこの時代、大切なものはないと思う。才能で地位が決まる。才能で将来が決まる。才能で人格が決まる。超人社会、いわゆる個性重視の社会。
無論、生まれながら残念な人間も存在する。その最たる下が無個性と呼ばれるもの達だ。私、田中想はその位置に属している。
そんな私の日常をつらつらと残していこうと思う。その日あったこと、話したこと。誰かが見るわけないかもしれない。でも、何もない私はそれでも残していこうと思うのだ。
これはそんな最下層の人間が、酸いも甘いも噛み締めて、大人になるまでの話だ。
私がその最たる例。
私が生きている社会は超人社会と言う。言葉にしたらとても陳腐なものになるが、平々凡々な高校生の語彙なのでどうか目を瞑って欲しい。そう、言葉にすれば超能力者がこれでもかってくらい溢れているとんでも社会。
全くみんな人間やめていやがる。
超能力は一般的に個性と呼ばれる。火を吹いたり、水を出したり、風を起こしたり、体を硬くしたりと。その種類は千差万別、十人十色。
いや改めて考えてみるとあれだ、本当に凄いな。中にはパッと見て、人間ですか? と聞きたくなるような異形系の方々もいる。失礼だが人間をやめているな。
でも、私はそんなやつらが羨ましい。生まれ持った才能ほどこの時代、大切なものはないと思う。才能で地位が決まる。才能で将来が決まる。才能で人格が決まる。超人社会、いわゆる個性重視の社会。
無論、生まれながら残念な人間も存在する。その最たる下が無個性と呼ばれるもの達だ。私、田中想はその位置に属している。
そんな私の日常をつらつらと残していこうと思う。その日あったこと、話したこと。誰かが見るわけないかもしれない。でも、何もない私はそれでも残していこうと思うのだ。
これはそんな最下層の人間が、酸いも甘いも噛み締めて、大人になるまでの話だ。
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