関連短文(過去拍手文より)
《「コイスルオトメの赤い糸」小々ネタ~告白より先に手を繋いじゃった二人の二年後~》
「一護、そろそろ井上さんと付き合いだして2年…さすがに『愛してる』の一言ぐらい言えたかな?」
「う…。それが…その…。」
「はあぁっ?!一護、アンタまさかまだ織姫に告白してないのっ?!ふざけてんじゃないわよっ!」
「い、イッテェなたつき!水色も哀れんだ目で見るんじゃねぇよ!」
「いや、だってさ…。」
「…い、言っとくけどな、これでも俺は井上のこと本気で大事にしてんだよ!ただ、面と向かって『好きだ』って言えねぇだけだ!」
「だから、そこが重大な問題なんでしょ!」
「…一護、さすがにヘタレ歴も2年になると開き直りが上手くなるんだね…。」
「そ、それにちゃんとこの間伝えたぞ?」「何を?」
「その…『心配しなくていいから、もうちょっとだけ待ってくれ』って…。」
「いや、だからもう既に2年待たせてるんじゃん…。」
「それで織姫、何て返事したの?」
「…井上、すっげぇ嬉しそうに笑って『うん、待ってるね』って…。」
「あの娘…。」
「…井上さんもまた気が長いって言うか、おっとりしてるって言うか…。」
「アンタね、これで告白しないまま子供が出来て、『じゃあ結婚でもするか』なんて適当に結婚したりしたら、本気で半殺しだからね!」
「ば、ばぁか!俺だってその辺の順序ぐらい分かってるっつーの!」
「…一護、エラそうに言ってるけどさ、まずいちばん最初に『告白して付き合う』って基本的な順序をすっ飛ばしたままと思うんだけど?」
「……(←返す言葉がない)。」
一護のヘタレ、ここに極まれり(笑)。
まだ続きます…。
(2013.12.08)