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片吟日誌

字数にとらわれすぎている

2020/12/02 00:00
思考整理
※過去ログ(日付不明)


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追記
タイトルの通り ~完~

……とはいかない。
どうしても強迫観念がある。文字数だけが全てじゃない。それは知っている。心の奥底から理解出来ていないのだろう。飲み込めていないのだろう。だからこうして文字数というチンケなものに囚われている〝私〟に対して呆れ返りやれやれまたか、学びがないなとグチグチとインナーチャイルドに罵倒を浴びせる記事を書いている。

その脅迫観念とは至極簡単なものだ。


「最低限この字数でなければ投稿してはならない。必要がない」
「そもそも読まれない。読ませたくない」


そんな見栄と自己顕示欲と陳腐で憐れなまでに高いプライドと承認欲求が折り混ざる醜い強迫観念だ。
もちろん、これを他人から自身に言われたらぽっきり折れる軟弱さを持っているし、他人が自信喪失気味に言っていたら「そんなわけ無いだろ?!文字数なんて関係無いわ!一文字でも発してくれたら喜ぶ読者は此処に居ますが?!」と高層ビルの屋上まで己のことを投げ飛ばしのたまうだろう。それを自分に? 出来ていたら今こんな記事は書いていない。
通院している医師からも「自分のことを貶す、否定することはプロ級だけども、褒めることの練習はしてこなかったじゃない」と言われてなるほどその通りである。

もしこれを読んでいるような酔狂な君がいれば、似たような言葉を投げかけてくれるのだろうか。事実、知り合い・Twitterでのフォロワーは優しい方々が多いおかげで、このような甘い蜜を与えられている。それに関しては感謝しかない。五体投地、では足りないからマントルまで埋まるか穢れを祓うように善行を積み出直して……などとしている間に感謝を伝えられず更に自己嫌悪しそうだ。感謝は別の形で還元させて頂きたいので、手始めに感謝を。

閑話休題。
ブログの記事でも使うとは思わなかった。

そしてこのブログでも、同じ現象が起こっている。
おかげで今、文字数がこれでいいのか悩んでしまって筆が止まっていた。
字数など関係なく投稿するといいのだろうが、どうも〝ある程度の文量〟といったものが脳内を支配している。

字数にとらわれないためにどうすればいいのだろう。そう思う時点で囚われているというのは言わないで欲しい。

試しに自分が好きな小説たちの字数を見る。
5,000字前後~1万字前後が目立つ。だが、2,000~3,000字の作品も多い。
「え、この作品こんなに字数少ないの?」
それも多く見つかった。
まぁ、確かにそうだ。ついこの間僕と同じく字数に囚われた人のお便りに対するツイートを見た。
文豪作品を振り返れ。字数が1,000字以下でも2,000程度でも名作はあるぞ、と。

「雨ニモマケズ」は500字程度だし、「満願」だって2,000字にも満たない。
字数で良し悪しが決まるならば極論俳句や短歌、詩歌は論外とされるのか。違うだろう?

詩歌に関しては論点がずれてしまったが、感覚としてはそうなのだ。
字数だけにとらわれるな。

作品を作るための焦点がどこにあるのか、忘れてしまっていないだろうか。字数に囚われるな。字数を増やすために書くのか。そんな無意味な読書感想文のような作品を書きたいのか。お前が書きたいのは「物語」じゃあないのか。

字数に囚われるな。物語を観ろ。それに尽きる。

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