もし、先にたけみっちに話していたら
「花垣……オレはお前を黒龍11代目総長に指名したい!」
「お前の諦めない姿に初代黒龍総長の面影を見たんだ……!頼む…11代目総長となって黒龍を引っ張っていって欲しい!」
イヌピーこと乾青宗に呼び出され、柴大寿の仇討ちも覚悟しながら、武道はイヌピー、そしてココ、こと九井一と相見えていた
殴り合いに発展するかもしれないという覚悟を決めた早々に冒頭の重大発表をされ困惑していた
「(???えっ????なん、なんで!?オレ結局大寿君倒せてないし、なんならボコボコにやられたよな???結局マイキーくんが倒しちゃったし俺ホントに何もしてなくない???)あの……俺は大寿君を倒しきれなかった。決着はマイキーくんがつけたんですよ?中途半端な俺では総長なんて座、務まりません!!」
「もちろん、東卍を抜けろと言っている訳では無い。壱番隊と兼任で構わない、東卍を優先してくれたっていいんだ。ただ、俺は黒龍の総長の器がお前にあると思うし、お前という総長に付き従っていきたいんだ……!頼む……!!」
意を決して主張を述べるもそれに対して直ぐに言葉を返されてしまう。それに加えて昨日は敵対していたチームの幹部から真剣にお願いされてしまっている。
どう答えればいいのか判断つかずに狼狽えているとそれまで黙って見守っていたココが真剣な顔をしながら口を挟む
「お前はあの
イヌピーだけでなく、ココにまで真剣に頼まれてしまってはなす術はない。
勿論、自分が総長なんて務まりはしない、そう思うもののここまで真剣に頼んでくる2人を無碍には出来ない。そして、なにより、黒龍は元々自身が付き従うマイキーの兄が作ったチーム、このまま終わらせたくない
「……ッ分かりました!俺では至らない点ばかりかとしれませんが、そのお話引き受けます!ですが、まずはマイキーくんに相談……というか、話をしてからでもいいですか?」
腹をくくれ。自分の望んだ幸せな未来の為には必要なことかもしれない。やらずに後悔するよりはやって後悔したほうがきっといいのだから
「ッあぁ!もちろんだ!」
「感謝するぜ♡
「まだ確定じゃないですからね!???」
1/2ページ