完結後SS
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アバンダンス・オブ・シュガーフラワー(R18)
⚠攻めフェラ/小スカ
佐久早聖臣と言えば、オールラウンダー。潔癖症にも思われる完璧主義。短く黒い癖っ毛に、大きな黒い瞳。……それから。
「ちょっと、柊生」
「んー……んー?何?」
「何じゃねえよ、何なの?さっきっから……」
ちょっと久々の、寝室で二人きりの長い夜。布団に転がった聖臣が呆れ声とため息を同時に耳へ吹きかけてきた。くすぐったいけど、やめません。
「黒子、俺よりたくさんあってきれいだなあって思ってたら止まんなくなっちゃった」
「は……?綺麗?」
最早トレードマークと言ってもいい、おでこにふたつ、縦並びの黒子。体を起こして服に手をかけ、黒子と黒子の間に唇を寄せた。
「ほら、泣きぼくろとか素敵じゃない?特にお前のはとびっきりいいなあ、って思うんだよね」
「さっぱりわかんねえ」
聖臣はまったくもって興味がないらしい。至極どうでもよさそうな顔をしながら俺の服を脱がしてくる。
泣きぼくろがあると異性にモテるとか言うけど、黒子には縁起がいい場所なんてのもあるらしい。それはそれとして。
「ね、見えないところにキスマークつけていい?」
「いいけど……」
鎖骨の下にある黒子にキス。軽く吸えば花開く、愛の痕跡。黒子にキスマークすると、本当に花が咲いてるみたい。聖臣がくすくす笑った。
「くすぐってえ」
「もっと、いい?」
「うん。……キスマつけてるの可愛いからいいけど、ホント最近黒子好きだよな」
小さな赤い花を携える優しくて甘い、旦那さんの顔が好き。甘くてくすぐったい感情が胸いっぱいに咲きこぼれる。さながら愛の花をたくさん咲かせてみたくなっちゃうんだ。
「したっけかっこいいから、目が行くの。たくさんキスをしたくなるの。……たくさん花が咲いているみたいで、綺麗だもの」
肩に、胸に。百花繚乱となった愛を前に、素直な言葉も溢れていく。まっすぐ目を見てキスをすれば、聖臣のスイッチが入ってしまった。
「……お前は意外と少ねえよな、黒子」
「え?ひゃっ!?」
ずっと寝っ転がったままだった旦那様はあっという間に上下を入れ替えてきて、改めて俺の体をくまなく観察。
「服で隠れるとこはマジで真っ白」
「うう……」
じっとりとした熱を含む黒い瞳に俺は弱い。長い髪を指で梳き、うなじを見つめるだけでゾクゾクする。
「ん……そんな見て……」
「……生え際とかあるのかなって思ったけど、ない」
「あ、あっ」
手のひらをたどって爪の横。腕を持ち上げて脇の下。ピアスが光るへその中。いつもと違うところばかりをなぞる視線に混乱するばかり。
「は、恥ずかしいぃ……」
「俺の気持ちがわかったか……あ」
「わかったぁ…………あっ!?」
足を持ち上げ、根本をまさぐる大きな手。混乱も最高潮の中、宝物を見つけたマシュマロみたいに無邪気な声が耳に飛び込んできた。
「あった」
「~~~~~っそんっ、な、とこ、ないっ……!」
「いや、マジである」
聖臣の熱視線は俺のあそこ、裏筋の付け根。見えないし、見たことないし、そんなの。まじまじと見られてはタマがきゅんと持ち上がってて恥ずかしい。
「……キスマ、つくのかな」
「えっ、嘘、ちょっ、まっ……!!!!」
強く吸われることを意識して体を丸めたところで、股間に埋まった黒い頭からは、あ、という感嘆の言葉。
「皮ん中、ある」
「嘘!?……っあ、」
まだ半勃ちで柔らかなモノを指先で上下しながら聖臣がすげえ、と言って薄く笑った。
「これは気づかねえな」
「ひ……っ♡」
「見える?」
聖臣はほら、と性器を少し倒すとくるくると皮を下ろして、舌先でつんつんと黒子をつっついた。亀頭を包んでる皮が伸び切ったところで、カリの真下に薄く浮かぶ黒子が見えた。
マジであるんだな。この体とは一番長い付き合いである俺も知らなかったよ。好奇心でいっぱいの黒い瞳に釘を刺しておくとしよう。
「……そこは、吸われたら、死んじゃう……♡」
「はは、死ぬ?イキすぎで死んじゃう?」
「ひあっ…………あぁああっ♡」
じゅるる、ちゅぽん。釘を刺したところでやらしい水音がお返事。聖臣はことさら激しく先っぽを吸い上げ、あっという間に俺のモノは完勃ち。
「……あれ、つかない。難しいな」
角度的につけにくいとは、思う。多分。それに、聖臣は痛くならないようにする気配りも忘れない。刺激的な愛情の裏にはいつだって優しさが根付いている。だからやっぱり、これしか言えない。
「しんじゃうからぁ……」
「それ言うの早くね?」
まだまだ試したい場所は残ってる。聖臣の頭が深く沈んで、裏筋を舐めた。釘を刺す場所を間違えたやつだ、これ。
「うー……♡」
「あんま吸いすぎると痛いよな」
「あ……♡」
キスマークをつけるのが目的だけど、それだけじゃない。タマにもキスしてくるし、勃ったモノを扱いてくれる。優しく舐める仕草が愛おしくて、熱い視線は騒がしくて、なされるがまま。
「……っ!?」
「あった」
聖臣の指が不意に後ろへ伸びた。おしりの肉をぱっくり割って、人差し指の腹で抑えるのは穴のそば。
「嘘」
「嘘じゃねえ。……鏡で見てみる?」
「ひゃ……ぁっ、あっ、あんっ」
……何してそんな変なとこばっかりあるの。自分の体へ呆れたのも一瞬、両足を抱え込んで押し倒され、でんぐり返しみたいに思い切り腰を持ち上げられた。
「足、抱えててね」
「ん……ぅうっ♡」
熱いため息がおしりを撫でていく。ちろちろと舌先が黒子の周りをくすぐっていく。
「ぁっ、あ♡それ、あっ、そんなとこ、に、」
「ん。……あるよ、ちゃんと」
あられもないところに収まる聖臣の熱い頭。ちう、と可愛いリップ音と共に赤い花がいくつも咲き乱れる。裏腿をくすぐる癖っ毛に背筋がぞわぞわ戦慄いた。
「たくさん、あった」
うっとりと細められる黒い瞳。舌なめずりしてほころぶ赤い唇。ひくひく蠢くアナルにも、優しいキス。
黒子がそこにあるのか、本当か嘘か、もうどうでもいい。
「~~~~~~~~~っっ♡♡♡聖臣♡はやく♡もう♡して♡♡♡」
ありったけのつぼみを全部あげるから、もっとたくさん咲かせて見せて。
「あっ♡あぁああっ♡♡んん♡んー♡」
我慢できなくなっちゃった俺をたくさん可愛がってくれる。庭の桜の木を手入れするみたいに、丁寧に。
「ねえ♡あっ♡んっ♡もっとつけてい?」
「いいよ」
目の前にさらされた首筋に点々と散らばる黒子が揺れる。ガンガン突いてくるからうまくかぶりつけない。
「ふ、必死。かわいい。……ほら、」
「んー……♡んぅ♡んー♡」
俺の足を大きく開いて、そのまま首を支えてくれる。必死になって黒子に吸い付く様は我ながら赤ちゃんみたい。
「っ……♡」
必死になって花を咲かせていると、耳元に触れる熱いため息。白い歯で頬を優しい甘噛み。
「ん……柊生。」
「あっ♡ああ♡あ♡それ♡あっ♡かむの♡きもちい♡」
赤い花を貰うだけでは物足りなくて、聖臣の腰に両足を巻き付ける。背中にしがみついて自ら腰を振れば、汗塗れになった聖臣の喉が鳴った。
「柊生、そのまま……っ」
「ぁあぁあああっ♡あーっ♡ひゃぁん♡あっ♡っくぅ♡いっ♡」
突き出された喉仏。快感に開いたままの唇。滑り落ちる汗。おでこの黒子は濡れた花の種のよう。激しく揺さぶり合うことで目の前には俺が贈った赤い花がゆらゆら揺れる。
目の前で咲き乱れる赤い花に煽られて、興奮も最高潮。
「は……あ……っ、柊生……!!」
「い、っく……ぅああああぁあぁあん♡♡♡♡♡♡」
ベッドの上はいつだって愛に溢れた花畑みたいなもの。したっけ、花のありかに、たっぷりと水を振りまくのも致し方ないよね?
「っ柊生」
「……っ♡もっと、もっと、したい……♡」
緩やかに飛び出す黄色い水。聖臣の鎖骨や胸元に向けて水やりのつもりでおもらし。そうすればさ。
「……お前の誘い方いつも思うけど、エロすぎ……」
「あん♡」
ぱちゅん、と音を立ててピストン再開。俺の一番大好きな方法でおしりを叩いてくれるから、おもらし癖になっちゃいそう。
「マーキング好きな、柊生」
「ひゃん♡あっ♡あぁあっ♡それ、わやあ♡」
悪い子、って言いながら俺の性器をつまんで向きを変える。自分に向かって飛び出るおしっこに慌てたところで、旦那様の言葉責めは止まらない。
「恥ずかしがったり、見せつけたり……っほんと、ドスケベ」
「んっ♡あっ♡あぁぁっ♡♡んー♡んう♡」
女装と同じで、おもらしも気持ちよくなるためのスパイス。だからその時の気分でわざと見せつけることもあるし、本当に恥ずかしくなることもある。
キスをしながら揺さぶられると、肌と肌の間から漏らしたものが匂い立つのが今もちょっと、恥ずかしい。
(きたないって言わないの、ずるい……♡)
ドスケベって囁かれてはまた漏らしちゃった。体中あちこちびしょ濡れで、絶対嫌って言われてもおかしくないプレイだけど、聖臣はいつもエロいと言っては可愛がってくれる。
俺のどんな欲望も、いつだって受け止めてくれちゃうお前の方こそ。
「き、よおみ、のほう、がっ……えっち♡」
「はあ?お前だろ……っほら、また中、キツくなってきた」
「ぅうう♡ら、ってぇっ♡あっ♡おっき♡またおっきくな、っあああああっ♡♡♡♡♡」
さっきよりまた大きくなってる気がする。固くて、熱くて、いよいよもう鳴くしかできなくなって。
「ぁあぁ♡あーっ♡んあぁぁっ♡ひぅ♡い、ぅぅっ♡」
「っいけよ、いちばん、やらしいとこ見せろよ……っ!」
舌っ足らずに限界を訴えたら聖臣がたまらないとばかりに激しく腰を打ち付けてきた。回らない舌を出し、ぷっくり膨らんだ乳首を差し出すように背中を反らす。揺れる赤い花が視界の端でパチパチ弾けた。
「~~~~~~~~~ッッッ♡♡♡♡♡」
潮なのかおしっこなのかもはやわからないシャワーを聖臣の胸板に撒き散らす。快感に体中が波打つ。いちばんきもちいいときの、あられもない俺の姿でイって。
「っは…………柊生」
耳まで赤くして、聖臣が笑う。呆れの滲む愛おしい声。射精の快感で震える吐息が、ふ、と耳元をくすぐる。
「……ほんと、かわい」
無防備な感想こそ、とびきりの殺し文句。息もできないほど愛し合ったばかりなのに、また呼吸ができなくなっちゃう。
「ばか……♡聖臣……」
「何?」
お前の名前を呼ぶだけで、ドキドキして止まらない。甘いものを一気に流し込んだみたいに、愛が焼け付いた喉。俺が贈った不器用な赤い花を改めて指先でなぞってみる。
「ふふ、花束丸ごともらったみたい」
「なにそれ」
ベッドの上で甘い愛が咲き乱れて、百花繚乱。
「大好き!ってこと」
世界でいちばん甘くて赤い花をめいっぱい抱きしめた。
⚠攻めフェラ/小スカ
佐久早聖臣と言えば、オールラウンダー。潔癖症にも思われる完璧主義。短く黒い癖っ毛に、大きな黒い瞳。……それから。
「ちょっと、柊生」
「んー……んー?何?」
「何じゃねえよ、何なの?さっきっから……」
ちょっと久々の、寝室で二人きりの長い夜。布団に転がった聖臣が呆れ声とため息を同時に耳へ吹きかけてきた。くすぐったいけど、やめません。
「黒子、俺よりたくさんあってきれいだなあって思ってたら止まんなくなっちゃった」
「は……?綺麗?」
最早トレードマークと言ってもいい、おでこにふたつ、縦並びの黒子。体を起こして服に手をかけ、黒子と黒子の間に唇を寄せた。
「ほら、泣きぼくろとか素敵じゃない?特にお前のはとびっきりいいなあ、って思うんだよね」
「さっぱりわかんねえ」
聖臣はまったくもって興味がないらしい。至極どうでもよさそうな顔をしながら俺の服を脱がしてくる。
泣きぼくろがあると異性にモテるとか言うけど、黒子には縁起がいい場所なんてのもあるらしい。それはそれとして。
「ね、見えないところにキスマークつけていい?」
「いいけど……」
鎖骨の下にある黒子にキス。軽く吸えば花開く、愛の痕跡。黒子にキスマークすると、本当に花が咲いてるみたい。聖臣がくすくす笑った。
「くすぐってえ」
「もっと、いい?」
「うん。……キスマつけてるの可愛いからいいけど、ホント最近黒子好きだよな」
小さな赤い花を携える優しくて甘い、旦那さんの顔が好き。甘くてくすぐったい感情が胸いっぱいに咲きこぼれる。さながら愛の花をたくさん咲かせてみたくなっちゃうんだ。
「したっけかっこいいから、目が行くの。たくさんキスをしたくなるの。……たくさん花が咲いているみたいで、綺麗だもの」
肩に、胸に。百花繚乱となった愛を前に、素直な言葉も溢れていく。まっすぐ目を見てキスをすれば、聖臣のスイッチが入ってしまった。
「……お前は意外と少ねえよな、黒子」
「え?ひゃっ!?」
ずっと寝っ転がったままだった旦那様はあっという間に上下を入れ替えてきて、改めて俺の体をくまなく観察。
「服で隠れるとこはマジで真っ白」
「うう……」
じっとりとした熱を含む黒い瞳に俺は弱い。長い髪を指で梳き、うなじを見つめるだけでゾクゾクする。
「ん……そんな見て……」
「……生え際とかあるのかなって思ったけど、ない」
「あ、あっ」
手のひらをたどって爪の横。腕を持ち上げて脇の下。ピアスが光るへその中。いつもと違うところばかりをなぞる視線に混乱するばかり。
「は、恥ずかしいぃ……」
「俺の気持ちがわかったか……あ」
「わかったぁ…………あっ!?」
足を持ち上げ、根本をまさぐる大きな手。混乱も最高潮の中、宝物を見つけたマシュマロみたいに無邪気な声が耳に飛び込んできた。
「あった」
「~~~~~っそんっ、な、とこ、ないっ……!」
「いや、マジである」
聖臣の熱視線は俺のあそこ、裏筋の付け根。見えないし、見たことないし、そんなの。まじまじと見られてはタマがきゅんと持ち上がってて恥ずかしい。
「……キスマ、つくのかな」
「えっ、嘘、ちょっ、まっ……!!!!」
強く吸われることを意識して体を丸めたところで、股間に埋まった黒い頭からは、あ、という感嘆の言葉。
「皮ん中、ある」
「嘘!?……っあ、」
まだ半勃ちで柔らかなモノを指先で上下しながら聖臣がすげえ、と言って薄く笑った。
「これは気づかねえな」
「ひ……っ♡」
「見える?」
聖臣はほら、と性器を少し倒すとくるくると皮を下ろして、舌先でつんつんと黒子をつっついた。亀頭を包んでる皮が伸び切ったところで、カリの真下に薄く浮かぶ黒子が見えた。
マジであるんだな。この体とは一番長い付き合いである俺も知らなかったよ。好奇心でいっぱいの黒い瞳に釘を刺しておくとしよう。
「……そこは、吸われたら、死んじゃう……♡」
「はは、死ぬ?イキすぎで死んじゃう?」
「ひあっ…………あぁああっ♡」
じゅるる、ちゅぽん。釘を刺したところでやらしい水音がお返事。聖臣はことさら激しく先っぽを吸い上げ、あっという間に俺のモノは完勃ち。
「……あれ、つかない。難しいな」
角度的につけにくいとは、思う。多分。それに、聖臣は痛くならないようにする気配りも忘れない。刺激的な愛情の裏にはいつだって優しさが根付いている。だからやっぱり、これしか言えない。
「しんじゃうからぁ……」
「それ言うの早くね?」
まだまだ試したい場所は残ってる。聖臣の頭が深く沈んで、裏筋を舐めた。釘を刺す場所を間違えたやつだ、これ。
「うー……♡」
「あんま吸いすぎると痛いよな」
「あ……♡」
キスマークをつけるのが目的だけど、それだけじゃない。タマにもキスしてくるし、勃ったモノを扱いてくれる。優しく舐める仕草が愛おしくて、熱い視線は騒がしくて、なされるがまま。
「……っ!?」
「あった」
聖臣の指が不意に後ろへ伸びた。おしりの肉をぱっくり割って、人差し指の腹で抑えるのは穴のそば。
「嘘」
「嘘じゃねえ。……鏡で見てみる?」
「ひゃ……ぁっ、あっ、あんっ」
……何してそんな変なとこばっかりあるの。自分の体へ呆れたのも一瞬、両足を抱え込んで押し倒され、でんぐり返しみたいに思い切り腰を持ち上げられた。
「足、抱えててね」
「ん……ぅうっ♡」
熱いため息がおしりを撫でていく。ちろちろと舌先が黒子の周りをくすぐっていく。
「ぁっ、あ♡それ、あっ、そんなとこ、に、」
「ん。……あるよ、ちゃんと」
あられもないところに収まる聖臣の熱い頭。ちう、と可愛いリップ音と共に赤い花がいくつも咲き乱れる。裏腿をくすぐる癖っ毛に背筋がぞわぞわ戦慄いた。
「たくさん、あった」
うっとりと細められる黒い瞳。舌なめずりしてほころぶ赤い唇。ひくひく蠢くアナルにも、優しいキス。
黒子がそこにあるのか、本当か嘘か、もうどうでもいい。
「~~~~~~~~~っっ♡♡♡聖臣♡はやく♡もう♡して♡♡♡」
ありったけのつぼみを全部あげるから、もっとたくさん咲かせて見せて。
「あっ♡あぁああっ♡♡んん♡んー♡」
我慢できなくなっちゃった俺をたくさん可愛がってくれる。庭の桜の木を手入れするみたいに、丁寧に。
「ねえ♡あっ♡んっ♡もっとつけてい?」
「いいよ」
目の前にさらされた首筋に点々と散らばる黒子が揺れる。ガンガン突いてくるからうまくかぶりつけない。
「ふ、必死。かわいい。……ほら、」
「んー……♡んぅ♡んー♡」
俺の足を大きく開いて、そのまま首を支えてくれる。必死になって黒子に吸い付く様は我ながら赤ちゃんみたい。
「っ……♡」
必死になって花を咲かせていると、耳元に触れる熱いため息。白い歯で頬を優しい甘噛み。
「ん……柊生。」
「あっ♡ああ♡あ♡それ♡あっ♡かむの♡きもちい♡」
赤い花を貰うだけでは物足りなくて、聖臣の腰に両足を巻き付ける。背中にしがみついて自ら腰を振れば、汗塗れになった聖臣の喉が鳴った。
「柊生、そのまま……っ」
「ぁあぁあああっ♡あーっ♡ひゃぁん♡あっ♡っくぅ♡いっ♡」
突き出された喉仏。快感に開いたままの唇。滑り落ちる汗。おでこの黒子は濡れた花の種のよう。激しく揺さぶり合うことで目の前には俺が贈った赤い花がゆらゆら揺れる。
目の前で咲き乱れる赤い花に煽られて、興奮も最高潮。
「は……あ……っ、柊生……!!」
「い、っく……ぅああああぁあぁあん♡♡♡♡♡♡」
ベッドの上はいつだって愛に溢れた花畑みたいなもの。したっけ、花のありかに、たっぷりと水を振りまくのも致し方ないよね?
「っ柊生」
「……っ♡もっと、もっと、したい……♡」
緩やかに飛び出す黄色い水。聖臣の鎖骨や胸元に向けて水やりのつもりでおもらし。そうすればさ。
「……お前の誘い方いつも思うけど、エロすぎ……」
「あん♡」
ぱちゅん、と音を立ててピストン再開。俺の一番大好きな方法でおしりを叩いてくれるから、おもらし癖になっちゃいそう。
「マーキング好きな、柊生」
「ひゃん♡あっ♡あぁあっ♡それ、わやあ♡」
悪い子、って言いながら俺の性器をつまんで向きを変える。自分に向かって飛び出るおしっこに慌てたところで、旦那様の言葉責めは止まらない。
「恥ずかしがったり、見せつけたり……っほんと、ドスケベ」
「んっ♡あっ♡あぁぁっ♡♡んー♡んう♡」
女装と同じで、おもらしも気持ちよくなるためのスパイス。だからその時の気分でわざと見せつけることもあるし、本当に恥ずかしくなることもある。
キスをしながら揺さぶられると、肌と肌の間から漏らしたものが匂い立つのが今もちょっと、恥ずかしい。
(きたないって言わないの、ずるい……♡)
ドスケベって囁かれてはまた漏らしちゃった。体中あちこちびしょ濡れで、絶対嫌って言われてもおかしくないプレイだけど、聖臣はいつもエロいと言っては可愛がってくれる。
俺のどんな欲望も、いつだって受け止めてくれちゃうお前の方こそ。
「き、よおみ、のほう、がっ……えっち♡」
「はあ?お前だろ……っほら、また中、キツくなってきた」
「ぅうう♡ら、ってぇっ♡あっ♡おっき♡またおっきくな、っあああああっ♡♡♡♡♡」
さっきよりまた大きくなってる気がする。固くて、熱くて、いよいよもう鳴くしかできなくなって。
「ぁあぁ♡あーっ♡んあぁぁっ♡ひぅ♡い、ぅぅっ♡」
「っいけよ、いちばん、やらしいとこ見せろよ……っ!」
舌っ足らずに限界を訴えたら聖臣がたまらないとばかりに激しく腰を打ち付けてきた。回らない舌を出し、ぷっくり膨らんだ乳首を差し出すように背中を反らす。揺れる赤い花が視界の端でパチパチ弾けた。
「~~~~~~~~~ッッッ♡♡♡♡♡」
潮なのかおしっこなのかもはやわからないシャワーを聖臣の胸板に撒き散らす。快感に体中が波打つ。いちばんきもちいいときの、あられもない俺の姿でイって。
「っは…………柊生」
耳まで赤くして、聖臣が笑う。呆れの滲む愛おしい声。射精の快感で震える吐息が、ふ、と耳元をくすぐる。
「……ほんと、かわい」
無防備な感想こそ、とびきりの殺し文句。息もできないほど愛し合ったばかりなのに、また呼吸ができなくなっちゃう。
「ばか……♡聖臣……」
「何?」
お前の名前を呼ぶだけで、ドキドキして止まらない。甘いものを一気に流し込んだみたいに、愛が焼け付いた喉。俺が贈った不器用な赤い花を改めて指先でなぞってみる。
「ふふ、花束丸ごともらったみたい」
「なにそれ」
ベッドの上で甘い愛が咲き乱れて、百花繚乱。
「大好き!ってこと」
世界でいちばん甘くて赤い花をめいっぱい抱きしめた。