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英雄VS魔女

「んー、平和だな……」

「……あのさアユミ。引っ付くなよ……恥ずかしいだろ」

 本日も平和のプリシアナ学院。
 いつも通りツンデレるブロッサムの背中に引っ付き、こいつの部屋でひなたぼっこを楽しんでいた。

「だーって。ブロッサムの傍にいる方が、俺は最高に幸せなんだしさ」

「な……ッ!!? は、恥ずかしいことを言うな、バカッ!!」

「……ふ。かーわいーっ♪」

「ちょ……!!? 押し倒すな! まだ昼間だろうが!!」

 おーぅ、いつもながら可愛い抵抗♪ やっぱり平和な日にはブロッサムを愛ででいたい――。

 ガチャ。

「アユミちゃーん、ブロッサムー。お客様だよー」

「二人に用事……人気者は辛い……?」

「アユミ。ちょっと用事が……」

「アユミ先輩ー! こんにちはー!」

「すみません、失礼しま……」

 ……と、ここでシルフィーとライラ。そしてモーディアル学園の生徒、ミラとツヅカ、ライトがやってきた。
 ミラとツヅカとライトの三人はにこやかに入って、だが今の俺らを見て目を丸くする。

「ちょ……真っ昼間から何しようとしてんのよ!? アユミ!」

「せ、先輩方! ここは学校ですよ!?」

「キャーッ! まさかブロッサム先輩と愛の確認を……」

「違う違う違う!! 違うからね!? 明らかに俺襲われてるから!!」

「空気読めよ、おまえら~。……俺のブロッサムの恥ずかしい姿を公開しろと?」

「キャーーーーッ♪♪♪」

「悪化させるなあああッ!!!」

 ツヅカの歓声に重ねるように、ブロッサムの悲鳴のようなツッコミが炸裂した。
 いやあ……楽しいなあ、アハハン♪←

「取り込み中悪いんだけど~。アユミちゃん、話があるんだけど、いい?」

「話が先……というか、聞け?」

 ここでサラっとシルフィーとライラが話をすり替えた。
 ……うん。強くなったな、おまえら。いや、マジで。

「はいはい、悪かったって。……で、何の用?」

「いえ……実は用があるのは、あたしたちじゃなくて……」

 何故か歯切れ悪そうに言うミラ。
 なんだ? と思った、その時だった。

 バーンッ!!!

「プリシアナの英雄ども! 私と勝負するのだーーーっ!!」

 扉をぶっ壊しそうな――というかぶっ壊した勢いで部屋に入ってきたのは……。

「ざ……ザッハトルテ!?」

「つーか俺の部屋のドアがああああああッ!!!」

「む……少々強すぎたか?」

 ブロッサムの叫び声に、壊れたドアのノブを握りながらザッハトルテはキョトンとしている。

「まあ良い。それよりおまえたち! 私と勝負なのだ!」

「良くねぇよ! 何回壊れるんだよ、俺の部屋のドア!!」

 俺の下でブロッサムは「直したばかりなのに……」とマイナスオーラを出している。
 そういやこないだ壊れたばっかりだったな。俺がエデンをドアごと蹴っ飛ばしたからだけど←

「……というか、いきなり勝負ってなんだよ。薮から棒に」

「あー……アユミたちってさ。ザッハトルテと直接戦ったことないでしょ?」

「? ああ……そうだけど」

 ザッハトルテや異世界のお姉さん方は、主にミラとやり合ってたからな。
 俺らはあくまでサポートだったっけ。

「……それで。英雄と呼ばれてる先輩たちの強さはどれくらいだとザッハトルテが聞いたんです……ツヅカに」

「そしたらその娘が大袈裟なくらいに話しちゃってね……」

「……大袈裟?」

 俺が首を傾げると「大袈裟じゃないってば!!」とツヅカが両手をぶんぶんと振る。

「アユミ先輩は魔王も恐れる断罪の処刑女王とか、ブロッサム先輩は神様の運を手に入れた超絶ラッキーボーイとか、シルフィー先輩は魔法の頂点に立つ破滅の妖精賢者とか、ライラ先輩は全身凶器の心なき精霊とか! みんなの噂話のことしか話してないもん!」

「「明らかにそれが原因だろーが!!!」」

 ブロッサムとツッコミがハモった。
 というかどんな噂だよ!? いったい何を話しているんだ、モーディアル学園!

「魔王すらも恐れるなんてすごいのだ! ……というわけで、ぜひ私と戦ってほしいのだ!」

「何が、というわけ、だよ……」

 マジかよ……。こいつ、性格はどっか抜けてるけど、呪いや魔法の腕前は確かだからな……。
 ……というか、勝負っつっても、サシでやり合うのか?。

「先輩。心配しなくても、ザッハトルテと物理的戦闘しろって言うわけではありませんから」

 俺の心を読んだのか、ライトが横からそう言ってきた。

「あ……そうか……じゃあ、何の勝負?」

「うむ。ここは学生らしく……」

 ザッハトルテはうんうんと頷いてしばらく考えて。

「知力、体力、時の運で勝負するのだ!!」

「いや、運は無理だろ、運は」

 ドーン! とドヤ顔して言いきったザッハトルテに、しごく冷静にブロッサムがツッコミを入れた。
 そうだ、運は無理だ。何故ならここに超絶ラッキーボーイ・ブロッサム=ウィンターコスモスがいるからな!
 ラック勝負では端から勝負にならん!←

「で。具体的にどんなバトルするの~?」

 ここでさらりとシルフィーが軌道修正した。
 たしかにそろそろ戻さないと、延々とボケ続ける可能性大だからな。俺らの場合←

「……どうすれば良いのだ?」

「俺に聞くのかよ……しょうがねぇな。ブロッサム、ライト! 考えろ!」

「「俺かよ/私ですか!?」」

「だってノーマル・イズ・ユニゾンツッコミーズしかまとも案でないし」

「一ミリもうれしくねーよ、そのコンビ名!!」

「あー、でもアユミの言う通りかもね」

「ミラも!?」

 俺とミラの言葉に男二人はがっくり肩を落とした。
 いやだって、事実だし?←

「……知力、に関しては、単純にテストでしょうか?」

「体力……は競技とか?」

「普通……というか、地味?」

「地味! 捻りがない! もう少し考えろ!!」

「人に丸投げしておいて言うセリフがそれか!?」

 キレかけるブロッサムを無視し、シルフィーに「どう?」と聞いてみる。

「いいんじゃないかな~? 下手に複雑なものにしても、わけわからなくなるし」

「……それも一理あるか。でもなんか単純でつまらないんだよな……」

 どうせなら面白い奴がいいんだよな……俺が!←

「……あ! それなら……」

『ん?』

 ここでツヅカが名案と言わんばかりに声を上げた。
 それに俺たち全員が声を揃えて振り向く。

「……こんなのはどうかな?」

 ――――

 翌日。プリシアナ学院。

『……それではただいまより、ザッハトルテチームVSアユミチームによる、校内借り物競争を開始したいと思います』

『うぉおおおおおおッ!!!』

 校長の校内放送により、学院内のあちこちから生徒の歓声が響いてきた。

「って! なんでこんなことになってんだよ!!?」

 ワンテンポ遅れてブロッサムがツッコミを入れた。

「なんだよ。知力と体力と運が一緒くたになって良いじゃないか」

「いや、べつにそれはいいんだけど!! なんで学院全域が競争地帯なんだよ!」

「だってせっかくの対抗戦なのに校庭だけじゃつまらないし。大丈夫、今のプリシアナ学院は教員含めて全員お祭り騒ぎにノってくれるから。あ、あと今日は校長&生徒会長権限で行事化したから出席日数も問題無いし」

「そういう問題じゃなくて! というか何やってんの、本家の二人!!」

 俺の肩を掴んでぐらぐらと揺らしながらブロッサムのツッコミが響く。
 ……まあたしかに、あの兄弟の性格もいかがなものかな。
 あいつら、俺がお願いしたら否定どころか一発OK出すことはわかっている。わかっているから奴らに頼んだ。
 ……ここまで理解している俺も、なんか悲しいな←

「先輩ー! 今日は負けませんからねー!」

「英雄ども! 勝利はこの私がちょうだいするぞ!」

「ライトー。お腹空いたからおにぎりちょうだーい」

「もうやめなよ、ミラ……」

「む……無いならクレーエから貰うからいーもーん」

「ええ!? ちょ……ミラ? ミラー!?」

 ツヅカとザッハトルテは超やる気満々みたいだ。
 ……ミラとライトはそんなにやる気はあるわけじゃないが。

「……というか校内借り物競争って……ルールとかどうなってんだ?」

「えーっと、それは……」

 行事委員会本家の二人から渡された本日の借り物競争についてのパンフレットを見ようとした、その時。

『それに関しては私が説明しますよ。ブロッサム』

 言ったのはセントウレア校長だった。校内放送越しで。

「いや、なんで答えられんだよ!?」

『それは気にしないでください』

「だから放送室から普通に返事を返すなよ! めちゃくちゃ怖いんだけど!」

 ブロッサムのツッコミもあっさりスルー(絶対満面の笑顔で)する校長。
 ……たしかにどうやって返事を返しているか、俺も疑問なんだけど。

『……さて、本日の校内借り物競争ですが……一枚メモを取り、それに書かれたものをこの学院内全域の誰かから借り、それを持ってゴールする。と、やり方自体は普通の借り物競争です』

「やり方“自体は”……?」

 不思議そうにつぶやくライトに『はい』と校長が続ける。

『もちろん普通の借り物競争ではありません。いくつか追加事項があります』

「追加事項……やっぱり、アブノーマル?」

『はい、ライラさん。まず一つ。メモ入りの箱と2チームがいる大聖堂を本拠地とし、手に入れた品は大聖堂にいる審判に渡してください』

「審判?」

「「俺たちだ/私たちです」」

 俺がつぶやくと、突如背後から声が上がった。
 慌てて見ると、そこにはモーディアル学園の2パーティとプリシアナ&タカチホの一年生。

「クシナたちにアネモネ!?」

「クレーエにウリョウ! 食べ物ちょうだい!」

「え。出合い頭にそれ!?」

「相変わらず、ですね。ミラ殿は……」

 俺らの背後にはクシナとカルテ、タンポポが、ミラたちの背後にはクレーエ、イヅナ、シスル。
 そしてその間にウリョウとアネモネがいた。
 ……さっきまで気配なかったのに、いつ現れたんだ?←

「おまえらが審判って……」

「私はツヅカが、こっちの二人とウリョウはミラが関わってるって聞いたからです。この三人、こうでもないとミラと接点作りもできないですし」

 グサァッ!!!

 シスルの言葉がクレーエとイヅナ、ウリョウに突き刺さった瞬間だった。

「シ……ス、ル~~~……っ!」

「だから……その心にグッサリ刺す言葉はツンデレじゃないって……」

「ぐっ……な、何故かダメージが……」

「え? いや、私……普通に喋ってたのに……」

 ……相変わらずツンデレの成績はよろしくないらしいな。シスル。

「やれやれ……クシナたちはなんでここに?」

「はい。セントウレア校長先生とセルシア先輩に直々に頼まれまして……」

「そうか……模範解答感謝する」

 まあクシナたちならそうだろうな……うん。

『よろしいですか? 二つ目に、品を取ってきたら審判に渡し、合格をいただきましたら再びメモを取って品物を探してきてください。制限時間内により多くの品を借りてきたチームが勝利となります』

「何故ベストタイミングで会話してきたかはともかく……制限時間はいつまでだ」

 天井(どこから見てるか知らんが)に向かって叫ぶと『夕方の6時です』と返事が返ってきた。

「つまり~……夕方の6時までにいっぱい借りてくればいいんですか~?」

「いっぱい借りる……要するに、早い者勝ち?」

『はい。ただし中には素直に渡してくれない生徒もいるでしょう。その時は問答無用で戦って強奪しても構いませんよ』

 ……今。サラっと校長らしからぬ黒発言が投下されたんですが……?

『なお、探して借りるアイテムは特定のアイテムだったり「片手剣」など指定の物だったりします。特定の一つのアイテムの場合、2ポイント稼げますので、諦めずに探した方がいいですよ』

「ポイント制だったのかよ……」

 投げやり気味なブロッサムのツッコミは、ほとんど条件反射みたいなものになっているな。
 えーっと……ご苦労様?←

「要するに、だ。夕方6時までにたくさん借りてくりゃいいんだな?」

『はい』

「ふっふっふっ……私たちの勝利に揺るぎは無いのだ!」

 すでに勝った気でいるな、ザッハトルテの奴は。
 だがこいつは足の早さは基より、誰が持ってそうか。そしていかに早く借りて来られるかが重要だからな。
 その気になれば亀でも一位を取れる。

「ま、ザッハトルテが納得するならそれでいいか」

 後でまたごねられても困るし。

『説明に関しては以上です。……それでは開始宣言を行います。両者ともに頑張ってください』

 校長の言葉に、俺たち八人、それぞれ戦闘(いや、競技的な意味な←)体制に入る。

『それでは第一回校内借り物競争。開始です!』

 ――――

 ブロッサムSide

 校長の声を合図に、俺たちは箱にあるメモを取った。
 七人はメモを開けつつ、一斉に大聖堂を飛び出して行く。

「早過ぎるです……」

「まあ……それがあいつらだから……」

「ブロッサム先輩も、急いだ方が良いのでは?」

「わかってるよ。えーっと俺のは……」

 クシナに促され、俺もその場でメモを見る。

『神の剣』

「いや、無理だろ!!」

 書かれた内容に早速ツッコミを入れた。
 初っ端から何!? この無理難題!

「これ錬金素材自体がレア過ぎるし! つーか持ってる奴、ホントに学院にいんのか!?」

 メモにツッコミを入れ、ぎょっとしている後輩たちの視線を背中に受けながら、とりあえず俺も大聖堂を出る。

「あいつらは……いないか」

 アユミたちはすでに散策中だ。
 ……ということは、探せば一応見つかりそうな物がメモにあった、ということか?

「持ってる奴いるのかよ……」

 神の剣はすでにロアに返却している。
 範囲はプリシアナ学院だけだから、タカチホ義塾にスポットで行くこともできない。

「どうすりゃいいんだ……」

 万事休す、か……。
 と思っていると、「あれ? ブロッサム?」と、ある奴に声をかけられた。

「おまえは……カエデ?」

「おう! 久しぶりだな!」

 タカチホ義塾の同級生、カエデだった。

「おまえ、なんでここに?」

「いやあ、今日急遽、借り物競争やるって聞いたからよ。各学校も休みで、一部の生徒もプリシアナ学院に来てんだ。俺もそれ」

 ああ……なるほど。理解できたわ、うん。

「……で、おまえも参加者だろ? さっきガンガンツッコミ入れてたけど、いったい何が書かれてたんだ?」

 うげっ、見られてたのか……。
 少し恥ずかしくなりつつ、「これ」とメモを見せる。

「…………。たしかに無茶あるな、これは」

「だろ?」

 がっくり肩を落としながらため息をつく。
 ホントどうしよう、と三度目の脳内会議を開いていると、「帰ってこーい」とカエデに頬をつねられた。

「とりあえず行けって」

「行けって、行っても簡単に借りられ……」

「いや、俺が持ってるんだって」

 そう言ってカエデが差し出したのは神の剣。

「って、ええええええっ?」

 あっさり見つかったァァァ!!!
 なんでっ? と、目を見開いていると、察したか、カエデが説明してくれた。

「いや、なんかロアの奴、メモの内容全部知ってるらしくてよ。それで、「ブロッサムが一番目に引き当てるから」って渡されたんだよ」

「なんでそこまで確信してんの!?」

 預言通りだし、怖ェよ! 何なの、ホントに!!

「気持ちはわかるけど……とりあえず持ってけって」

「ああ……ありがとう……」

 まあいいや……とりあえず、借りられたことには変わりはないから……。

「借りてきました」

『早ッ!!!?』

 再び大聖堂に戻り、審判役のクシナたちにメモと物を渡す。
 やっぱ驚くよな……←

「あー……うん。たしかに神の剣ッスね」

「ああ……だから、合格でいいよな?」

 念のため確かめながら言えば、「はい」と許可をいただく。

「じゃあ特定の、それも超レアアイテム手に入れたので、アユミ先輩チームに3ポイント贈呈するです」

「一気に上がったなー……」

 まあべつにいいけど。
 そう思い直しながら次のメモを見る。

『カボチャパンツ履いたヤギ(生物)』

「(生物)って生き物!!?」

 なんで二回連続で無茶ぶり!?
 何コレ? 新手の嫌がらせ!?

「無理無理無理無理!! 借りるって誰から!?」

 おかしいだろ、内容が!
 というかコレはアイテムじゃなくてペットだよな!?

「ああ、もう! 探せばいいんだろ! 探せば!」

 半ばキレながらメモを握り潰した。
 まあアレだ。冷静に考えればペットならまだ探しやすい、はず。
 当たれば誰かしら一人は貸してくれると思うし……。

「自分のペットは無理だから、探すしかないか……」

 もうヤダ、この借り物競争……。
 ツッコミどころがあり過ぎる……。

「あー……ドンマイ、ブロッサム」

「うぅ……」

 カエデもさすがに哀れんだか、ポンッ、と俺の肩に手を置く。
 やっぱもうやるしかないのな……。

「誰から当たろうか……」

 こういうのって、なんか恥ずかしいんだよなー……。
 誰か、こう……片手にヤギ抱えた奴とかうろついて――。

「あ、ブロッサム……」

 大聖堂の入口から今度はドラッケン学園のリンツェ登場。
 ハイ・クッキーを食べてるリンツェのペット、デビちゃんを抱えて。

「っていたァァァァァァ!!!」

 またあっさり見つかったんだけどォォォ!!!
 幸先良すぎて逆に怖ェし!!

「リンツェ!!」

「ふぇ……!? な、何……っ?」

「デビを貸してくれ!!」

「へっ?」

「メッ?」

 肩をガッシと掴んで直球に伝えた。
 それに驚く一人と一匹。

「借り物競争にペットも対象なんだよ……で、今はそれが対象」

「え……デビちゃんたちが?」

 カエデが横から説明してくれた。
 それでリンツェが納得したか、怖ず怖ずとデビを前に。

「いいのか?」

「た、対象ならしょうがない、ですし……」

「リンツェ……ありがとう」

 ああ、なんて優しいんだ、この子は……。
 そう思いながらデビに触れた、時だった。

「ギッ」

 プスッ。

「いッ――」

 鈍い痛みが腕に来た。
 見ればデビが俺の腕に槍を突き刺して拒否していて……。

「ギーッ」

 ドスッ。

「い――ッッッでェェェェェェッ!!!!!」

「で、デビちゃん、ダメだよ……!!」

 またァァァッ!!!
 なんでこーなるんだよォォォ!!!
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