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二人の休日

「……ん。よし。準備オッケー」

 荷物を確認し、愛用の刀とともに持つ。
 普通はダンジョン探索用アイテムだが、今日は最低限の物しかない。

「……時間は……よし」

 きっちり30分前。
 早過ぎるだろうが、相手を待たせる失礼なことはしたくない。

「さて……行きますか」

 今日は休日。
 学生にとっては大切な時間。
 ……それはもちろん、俺と“アイツ”にとってもそうだ。

「ちゃーんと来てくれますかね……」

 多少不安も混じりながら、待ち合わせ先である校門へ向かった。

 ――――

 本日もプリシアナは晴天なり。
 抜けるような青空は実に美しいものである。

「雨でも降らしやがったら叩きのめすか。今頃神は死に晒しているけど、ね」

『森羅万象の理』にいる金ぴかの神←
 最終的には意地と根性で叩きつぶしたものだ←

「マジ死ぬかと思ったな……」

 もう二度と関わるものか。
 そう改めて決意すると、見慣れた姿が目に映った。
 今日、俺と出かけることを約束した“アイツ”。

「来た来た――」

 来たのは……。

・ブロッサム→2ページ
・セルシア→3ページ
・フリージア→4ページ
・バロータ→5ページ
・アマリリス→6ページ
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