不思議な時計と赤帽子(人物)

ノア・ペンバートン
Noah Pemberton
アリーが森のはずれの小屋の向こうで出会った人物。二十歳。隣国デルンガン王国に住んでいるため、アリーとは少し異なるアクセントで話す。裕福な家できちんとした身なりをしているが、妙に庶民的な態度をとる、不思議な人物。クロックの存在やレイのことも知っている。
約二百年の歴史を持つ名家、ペンバートン家の長男。八歳のときにレイと出会い、「クロック」の存在を知る。レイとは同い年。
しがらみの多い実家をよく思っておらず、庶民の子供と一緒になっていたずらをするような奔放な少年だった。
実はレイとは遠い親戚。レイのほかに「クロック」へ通じる扉の存在を知る数少ない人物。十三歳のとき、全寮制の学校へ入れられてしまい、そのままレイとは音信不通になっていた。
レイのことは昔から好きだったが、彼女自身の幸せを最優先してほしいと考え、レイには何も告げていない。
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