不思議な時計と赤帽子(人物)

バート(アルバート・ペンバートン)(シーザー八世)
Bert (Albert Pemberton)(Caesar VIII)
時計売りの浮浪者。アリーの帽子に興味を示す。食堂に赤い目覚まし時計を忘れていってしまう。
彫りが深く、土気色の汚い顔をしている。また、髪はボサボサで泥汚れのついた汚い服を着ている。本人は自分が不潔だと自覚していない。
持ち物は麻袋ひとつだけ。その中に不思議な形の時計を多数所持している。森の奥にある不思議な土地についても詳しいが、フルネームを教えてくれない等謎が多い。
お調子者の豪傑で、目的の為なら他人を刃物で脅すこともできてしまう怖い一面も。
時の精霊フローとは知り合い。彼女には「シーザー」と呼ばれている。
ある事件がきっかけで倒れ、アリーに「アルバート・ペンバートン」という名を告げて別れる。アリーが逃亡先で調べたところ、アルバート・ペンバートンはバートにそっくりな人物であったが、彼は百年以上前に失踪しており、現在は生きているはずのない人物だということが発覚する。

その正体は、約二百年前に国王の地位を捨てて逃げた、クロック王国の王太子シーザー八世。ペンバートン家の開祖でもある。
きちんとした手続きを踏まずに祖国を捨てたことで時の魔法がかかり、死ねない身体になっていた。アリーとギルを巻きこんでクロック王国を調べていたのは、その魔法を解くため。魔法が解けてからは残された時間を有効に使いたいとふたたび旅にでている。
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