放課後のお姫様
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僕らのマドンナ番外編
~Go to the top~
ーライバルは新人記者?!ー
「小春ちゃーん!」
小「なんやのぉ~、アタシ忙しいんやけど」
「いや、暇やろ?弦一郎見てただけやろ?」
小「な、何でバレたん?!」
いや、わかるやろ…
思いっきり、小春の前方で弦一郎筋トレしてるやん
「小春…」
小「はぁ~、あの逞しい腕!あの凛々しい横顔!」
「小春、小春」
小「だから!なんやの!邪魔せんとって!」
「…弦一郎~」
小「?!」
真「何だ、お前か」
「何してるん?」
真「見てわからんのか?」
「わかる。ほら、これ」
弦一郎にドリンクを渡す
真「すまん」
「どういたしまして。でも、それ小春からやけどな」
真「小春?…金色か。すまんな。礼を言う」
弦一郎はドリンクを受け取った
小「あ、いや…別に…ちょっとリリちゃん、来て!」
「え?あ、ちょう!」
小春ちゃんに引っ張られ、部屋から出された
小「もう!さっきのなんやの!」
「え?別に。小春ちゃんにドリンク渡そうと思ったけど、無視するから」
小「アタシにドリンク?」
「うん。語ろうと思ってん。跡部に聞いたんやけど、雑誌の記事でこの合宿の中学生の選手の人気投票するんやって」
小「それ、ホンマなん?!」
「みたいやで。アホみたいな企画やろ?しかも、すでに候補が決まってるとか」
小「候補?!ど、どないしよ!アタシ、まだ心の準備がっ」
「いや、心配せんでも小春選ばれてへんし」
小「何でやの!」
「知らん。でさ、何か記者の人が来るらしいんやけど、全員女の人なんやって」
小「女?!」
「らしい!どう思う?」
小「信じられへんわ!」
さすが小春ちゃん!
「せやろ!せやろ!」
小「……リリちゃんもヤキモチやくんやね」
「え?ヤキモチ?」
小「ヤキモチやないの?」
「違うよ!」
何でヤキモチ?
小「ほな、なんやの?」
「だって!あたしより先にイケメン図鑑完成させられるよーなもんやん!」
小「…何やの?それ…」
自慢気に携帯電話を差し出した
「ジャジャーンッ!イケメン図鑑!私好みのイケメンの写真とプロフィール!あれやこれやのデータ付!」
小「あれや…これや…なっなんやの!そのあれやこれやって!」
「それは秘密や」
小春の手の中の携帯電話を取り上げた
小「あ!ちょっと!まだ見てへん!」
「これはあたしの図鑑なんやから!そうやすやすと中身は見せへん!」
小「なんやの!ケチケチせんでもええやん!」
「だーめ!でな、この図鑑を作るのに私は苦労してるわけ!それを!それを!仕事と言う名目でやすやすと情報引き出せるなんてズルい!みんな女の人ならあたしが参加してもいいやん?」
小「アンタ、記者ちゃうやん」
「ちゃうけど!ちゃうけどさ!女性の方があいつらだって話やすいだろ、アーン?とかゆーてるから!ほなあたしでもいいっちゅー話や!」
小「謙也君みたいな台詞やな…」
「イトコやからな!」
小「なんや…アタシはてっきりヤキモチか思たわ」
「何でヤキモチやかなあかんの?」
意味わからん
小「そりゃ、だーい好きな丸井きゅんがぁー、大人の色気にコロっとなってとられるんが心配とかぁ」
「…大人の色気」
小「そう!大人の色気!」
「大人の色気か…確かにあたしには色気がないような…小春!どうしたらいいの?大人の色気ってどうしたらでるん?!」
小「そうやねぇ~…………うーん」
あたしを品定めするかのように見つめる小春
「…」
小「無理とちゃう?」
「な、何でよ!そ、そや!真っ赤なルージュつけるとか!Tバックはくとかしたらええんかな!」
小「口紅はともかく、Tバックって…」
目を点にする小春
「だって!映画とかで色気ムンムンの女優さんはだいたいTバックやん!」
小「どんな映画観てるんよ」
「よし!そうと決まれば買いに行かねば!」
小「自分、この間蔵リンやらにブラジャー見られて死にたがってたのに、そんなパンツはいてるとこ見られたらどないするん?」
「忘れたい過去を!いや、でも…確かに。万が一見られたらもう二度と立ち直れへんわ」
小「やめとき。リリちゃんは、今のままで充分やわ」
小春…
「初めて優しい言葉を!小春!ラブ!」
小「ちょ、ちょっと!やめてよ!気色悪い!」
抱き着いたら本気で嫌がられた…
「何でユウ君よくてあたしがあかんねん!」
ショックやわ