放課後のお姫様
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桜「ここ…かな??」
「あ!きたきたー‼‼」
遠慮がちに扉が開き、青学の竜崎桜乃ちゃんが入ってきた
桜「こ、こんにちは‼」
「いらっしゃーい‼座って座って‼」
椅子をひいてあげると、桜乃ちゃんは戸惑いながらも座ってくれた
杏「あの、今日は一体…」
先に来てた橘君の妹の杏ちゃん
「ごめんなー!呼び出して‼」
2人の前に座る
「今日は‼ガールズ座談会‼」
お菓子を差し出してにっこりする
桜「座談会?」
「あ、恋バナとか…ガールズトークをしよかと思って‼」
杏「恋バナ?」
「そうそう!2人は彼氏おらへんのー⁇」
桜「えっ」
杏「いっいないですよ‼」
あたふたする2人
かっわいぃー‼
「えー、またまた!ほら、お姉さんに相談してみな!」
桜「あ、あの…」
「ん?」
桜「リリさんは、丸井さんとお付き合いされてるですよね?」
「え?うん!」
桜「どちらから告白されたんですか?」
「告白は…私から…あれ?ブン太やっけ?」
杏「何て言われてんですか?」
がっついてくる2人
「えーっと、ブン太が好きって言って、お前は俺のだとかなんとか…ちょっと待って‼‼」
勢いよく立ち上がったあたしに2人が驚いた
「付き合おう!とか話してない‼」
桜「え…それって」
杏「じゃあ、付き合おうって言われてないのに、彼氏なんですか?」
「あたし…ブン太の彼女じゃなかったん?!」
杏「リリさん、だめですよ!」
桜「そうですよ!やっぱり告白はきちんとしないと…」
「そ、そやんな!どっどうしよう!ちょっとブン太んとこ行って来る‼‼」
杏「頑張って下さい‼」
桜「応援してます!」
「よし!善は急げや!行こう‼」
杏「え?私たちも?」
「だって!1人は心細いもん!」
顔を見合わせる2人を引っ張り、ブン太がいるであろうコートに走る
「あ!いた!」
ブン太が見えて駆け寄ると、まさかの他校の選手達
蔵「リリちゃん!どないしたん?」
笑顔の白石君、かっこいい!
越「何?珍しい組み合わせだね」
桜「リョッリョーマ君‼」
丸「あれ?今日はガールズトークするー!って言ってなかったっけ?」
桃「ガールズトーク?なんっすか?それ??」
周「女の子だけで集まって恋愛トークとかするんだよ」
海「くだらねぇ」
「薫ちゃん!くだらなくないよ!」
桃「薫ちゃん(笑」
海「なんだ!てめぇ!!」
桃「あーん!やんのか??」
「喧嘩しない!」
2人の頭を叩くと白石君に笑われた
幸「それで、リリ」
「ん?」
幸「どうしたの?」
「あっ、そやった!」
桜「リリさん!頑張って下さい‼」
杏「大丈夫ですよ‼」
「2人とも…ありがとう!あたし!頑張る‼」
2人の友情に泣きそうになりなが、ブン太の、前に立つ
丸「何?」
「ブン太!重大な事があってん!」
丸「重大?」
侑「なんや?やっと別れるんか?」
ニヤニヤしながら言う侑士をどつくと、ブン太を見る
丸「な、なんだよ…」
若干、ビビってるブン太
「あたし達、付き合ってない」
丸「は?」
蔵「え?どーいう事?」
「だって!付き合おう!とか言われてないやん!」
切「えぇ?!丸井先輩!マジっすか?!」
「ブン太‼告白らしい告白もなく!気づいたら恋人きどりやったけど!あたし!ブン太の彼女じゃなかったん⁉」
丸「いや…」
幸「へぇ、そうだったんだ」
跡「おもしれぇ」
手「なるほどな。丸井、残念だったな」
丸「え?」
佐「そうか、彼女フリーだったんだ」
丸「いやいやいや!ちょっと!」
越「丸井さんもまだまだだね」
仁「ブンちゃんもそそっかしいのう」
神「あっ杏ちゃん!」
「ん?誰?」
神「え?俺は不動峰中の」
小「神尾くぅぅぅ~ん‼」
神「うっうわぁぁぁぁ‼‼」
杏「あっ…」
凄い速さで逃げていく神尾君を追いかける小春ちゃん
あ、今日小春ちゃん呼ばへんかったん怒られそーやな…
なんて事を考えてたらブン太があたしの肩に手を置いた
「なっ何?」
丸「リリ、俺はお前の事」
ブン太が何か言ってるけど、何言ってるか全くわからへん
幸「ブン太、無駄だよ」
丸「へ?」
幸「彼女には何も聞こえない」
ニッコリするゆっきーに引っ張られ、ゆっきーの腕の中へ
丸「えぇー?!」
蔵「さすが幸村君や」
周「何もしなくても五感を奪えるんだね」
跡「丸井」
丸「なっなんだよ!」
跡「お前も、俺たちと立場は同じって事だ」
丸「はぁ?」
切「リリ先輩の彼氏じゃないですもんね!」
丸「なっ」
幸「面白くなってきたね。リリ、行こうか」
丸「あ!ちょっと‼︎」
「え?何?何やったん?ブン太??」
仁「気にしなさんな、お前さんの気持ちは届いてるナリ」
「は?」
こうして、私の初のガールズ座談会は幕を閉じた
その夜、ブン太からなぜかお説教を食らった
桜「リリさんって、やっぱりモテるんですね…」
杏「あんな人とお兄ちゃんも付き合って欲しいなぁ」
桜「え?」
杏「桜乃ちゃん‼︎リリさんみたいになればいいのよ!」
桜「リリさんみたいに?」
杏「そうすればきっと、越前君も振り向いてくれるわよ!じゃあ、私はお兄ちゃんにリリさん勧めてくるわ!」
そう言ってウィンクすると、杏さんは行ってしまった
リリさんみたいに…か
桜「よし!私も頑張るぞ!」