放課後のお姫様
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「ふぁ~」
眠い…
しゅぱしゅぱする目を擦りながらパソコンの画面をつけるとすぐさま反応が
『リリちゃ~ん』
「小春ちゃん…よっ」
『いや~ん、寝癖も可愛いやんかっ』
「うっ」
ドアップになるおっさんを受け入れられへんのはあたしだけじゃないはずや!
『それより、男前おらへんのぉ』
「クネクネすな」
『小春!浮気か!』
「あれ、ユウ君もいたんや」
画面の端にユウ君が映る
『一氏!!引っ付くなや!!』
「小春、素になってるから…」
ゲシゲシとユウ君を蹴る小春ちゃん
『イタイ~小春~イタイ~』
「小春ちゃん…切ってもいいですか?」
『じっとしとけよ!!…お待たせっ』
声色が違い過ぎて寒気するわ
「はぁ…あ、ちょっと待って」
『焦らすつもりぃ~?』
ウザい…このハゲまじウザい
『何?誰かと話てんの?』
「小春ちゃんと話てた」
画面にいるブン太!!
自然と頬が緩む
『小春って…大阪の?』
『丸井君!?リリ、丸井君なん!?』
ブン太の声をかき消す程の発狂に近い声
『あぁ~はは…』
ブン太が苦笑いした
『リリ~、丸井君見せて~!!場所替わって~!!』
「ごめん、ブン太」
『丸井くぅぅぅん!!』
「うっさい!」
怒鳴ると、どっから出してきたのかハンカチを咬みながら涙する小春ちゃん
『リリ、小春泣かすなや!』
小春ちゃんを庇うように画面に現れたユウ君にあたしは頭痛が…
「いやいや、おかしくない?…てかユウ君!!格好いい!!」
変なマスクをしてへんユウ君を初めて見た
『は?』
「え?何?ユウ君めっちゃ格好いいやん!!」
身を乗り出して画面に近づく
「え~、全然そっちのがいい!男前やぁ!!」
『なっ何言うてんねん』
照れた…
俯くユウ君もまた格好いい
「ユウ君いつもそうしぃや!絶対モテる!」
『べっ別にモテんでえぇねん!!小春がいたらそれで…』
「はいはい…でもほんま、もったいないなぁ~マスクない方が好き」
頭さえまともならモテたやろうに…
『リリ…』
「ん?」
『ほんま?』
「何が?」
『こっちの方が…すっ好きなん?』
真っ赤なユウ君…激萌え!!
「うん!!大好き!」
『人のもん誘惑すんな!!』
「誘惑て?!」
『リリなんか絶交や~』
小春ちゃんがユウ君を抱きしめるとプツンと切れた
「疲れた…」
『お疲れ…』
「……ブンちゃん」
画面に映るブン太の頬を指でなぞる
『何?』
「すぐそこにいんのに…」
寂しい
『何言ってんだよ』
ユウ君を抱きしめてた小春ちゃんが羨ましい
「ブンちゃんに触りたい」
『…』
「ごめっ」
『泣くなよ』
そう呟いたブン太の声は震えてた
「ブン太…」
『涙拭いてやれねぇし…抱きしめてやれねぇし…すっげぇ苦しくなんだよ』
「あたし…ごめん…」
『ワリィ…』
そう言って切れた
自分で留学するって決めたのに
寂しくて泣くのも弱音吐くのもあたし
その度にブン太は励ましてくれる
あたしを責めたり文句言ったりしんと、笑顔で頑張れって言ってくれてた…
あたしは暗くなった画面
にすがるように泣いた
眠い…
しゅぱしゅぱする目を擦りながらパソコンの画面をつけるとすぐさま反応が
『リリちゃ~ん』
「小春ちゃん…よっ」
『いや~ん、寝癖も可愛いやんかっ』
「うっ」
ドアップになるおっさんを受け入れられへんのはあたしだけじゃないはずや!
『それより、男前おらへんのぉ』
「クネクネすな」
『小春!浮気か!』
「あれ、ユウ君もいたんや」
画面の端にユウ君が映る
『一氏!!引っ付くなや!!』
「小春、素になってるから…」
ゲシゲシとユウ君を蹴る小春ちゃん
『イタイ~小春~イタイ~』
「小春ちゃん…切ってもいいですか?」
『じっとしとけよ!!…お待たせっ』
声色が違い過ぎて寒気するわ
「はぁ…あ、ちょっと待って」
『焦らすつもりぃ~?』
ウザい…このハゲまじウザい
『何?誰かと話てんの?』
「小春ちゃんと話てた」
画面にいるブン太!!
自然と頬が緩む
『小春って…大阪の?』
『丸井君!?リリ、丸井君なん!?』
ブン太の声をかき消す程の発狂に近い声
『あぁ~はは…』
ブン太が苦笑いした
『リリ~、丸井君見せて~!!場所替わって~!!』
「ごめん、ブン太」
『丸井くぅぅぅん!!』
「うっさい!」
怒鳴ると、どっから出してきたのかハンカチを咬みながら涙する小春ちゃん
『リリ、小春泣かすなや!』
小春ちゃんを庇うように画面に現れたユウ君にあたしは頭痛が…
「いやいや、おかしくない?…てかユウ君!!格好いい!!」
変なマスクをしてへんユウ君を初めて見た
『は?』
「え?何?ユウ君めっちゃ格好いいやん!!」
身を乗り出して画面に近づく
「え~、全然そっちのがいい!男前やぁ!!」
『なっ何言うてんねん』
照れた…
俯くユウ君もまた格好いい
「ユウ君いつもそうしぃや!絶対モテる!」
『べっ別にモテんでえぇねん!!小春がいたらそれで…』
「はいはい…でもほんま、もったいないなぁ~マスクない方が好き」
頭さえまともならモテたやろうに…
『リリ…』
「ん?」
『ほんま?』
「何が?」
『こっちの方が…すっ好きなん?』
真っ赤なユウ君…激萌え!!
「うん!!大好き!」
『人のもん誘惑すんな!!』
「誘惑て?!」
『リリなんか絶交や~』
小春ちゃんがユウ君を抱きしめるとプツンと切れた
「疲れた…」
『お疲れ…』
「……ブンちゃん」
画面に映るブン太の頬を指でなぞる
『何?』
「すぐそこにいんのに…」
寂しい
『何言ってんだよ』
ユウ君を抱きしめてた小春ちゃんが羨ましい
「ブンちゃんに触りたい」
『…』
「ごめっ」
『泣くなよ』
そう呟いたブン太の声は震えてた
「ブン太…」
『涙拭いてやれねぇし…抱きしめてやれねぇし…すっげぇ苦しくなんだよ』
「あたし…ごめん…」
『ワリィ…』
そう言って切れた
自分で留学するって決めたのに
寂しくて泣くのも弱音吐くのもあたし
その度にブン太は励ましてくれる
あたしを責めたり文句言ったりしんと、笑顔で頑張れって言ってくれてた…
あたしは暗くなった画面
にすがるように泣いた
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