俺のマドンナ
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※俺のマドンナの
マドンナの研究ⅠとⅡを先に
お読みください。
ここがU-17合宿所
よし!!行くぞ!
ユキ「えーっと…」
真「む?見慣れない顔だな」
ユキ「?!」
合宿所に入ってすぐ、キョロキョロしてたら帽子を被った人に出会った
ジャージにJAPANの文字
ユキ「コーチの方ですか?」
真「コーチだと?!」
その人は目を見開いた
その顔が凄く怖い…
幸「フフ、相変わらずだね。真田」
その人の後ろから現れた、美少年
とてつもない美少年
真「ゆ、幸村」
帽子の人がその美少年をユキムラと呼んだ
ユキムラ…幸村?!
由貴「りっ立海の幸村精市さん?!」
幸村「そうだけど。キミは…四天宝寺の生徒かな?」
ユキ「ハ、ハイ!」
思わず、姿勢を正した
謙也曰く、幸村さんはバケモンらしいけど
全然そんな事ないやん
むしろ!むしろ!めっちゃ美少年やん!
綺麗すぎるやろ?幸村さんの周りだけ時間がゆっくり流れてるかのよう!
しかも、いい匂いする…
な、なんやろう?この匂い?
幸「何か俺から匂いでもするの?」
ユキ「へ?はっ!?」
思わず、幸村さんに近づいて匂いを嗅いでた…
幸「汗かな?」
幸村さんは自分のジャージを嗅いだ
ユキ「い、いや!その…凄くいい香りが!」
幸「本当に?」
真「俺は特に何も匂わんがな」
あ、忘れてた
この人もいたんやった
幸「それで、キミは?どうしてここへ?」
真「四天宝寺の連中に用か?」
ユキ「あ、いえ。忍足リリさんにお会いする約束をしていて…」
真「リリに?」
ユキ「あ!もしかして!真田弦一郎?!」
真「ん?」
そうや!そうやわ!この人真田弦一郎や!
真「如何にも、俺は真田弦一郎だが。人に指を指すのは感心せんな」
ユキ「ご、ごめんなさい」
幸村 「それより、リリと約束って…リリの友達なの?」
ユキ「いえ…全国大会の時に1度お会いしただけです」
真「ならば何用でこのような所まで?」
「弦一郎!何してんの?!」
?!
来た!
「えっと…四天宝寺のユキさんやっけ?大丈夫やった?何もされてない?」
忍足リリはあたしの体をチェックする
幸「リリ、俺たちは何もしてないよ」
幸村さんが穏やかな口調で言う
「そ、そっか」
幸「心外だな」
苦笑いする幸村さんの目は凄く優しい
真「そうだ。彼女が不審な行動をしていたから声をかけたまでだ」
不審?!
幸「弦一郎、それは言い過ぎだよ。見慣れない子だったから、声をかけたんだ」
「そう…」
ユキ「は、はい」
幸「彼女はリリに会いに来たようだけど」
「そうそう!取材すんねん!」
真「取材?」
ユキ「はい。忍足リリさんと言えば、強豪立海大附属の敏腕美人マネージャー!我々四天宝寺でも有名ですので!」
「有名?」
真「リリが?」
幸「そう。だったら俺も協力しようか?ちょうど空き時間だし」
ユキ「へ?」
幸「リリの魅力を伝えるなら、本人からよりも部長の俺や真田の方がいいんじゃないかな?」
ユキ「いや…でも」
「いいから!ほら、ユキさん行こう!」
忍足リリはあたしの手を引っ張ると歩き出した
「ごめんな?確か新聞の特集やんな?」
ユキ「はい」
「面白いな!新聞で他校のマネージャー特集するなんて」
ユキ「立海のテニス部は我が校でも人気ありますし、校内でもテニス部はやはり注目されていて、今回は合宿所にいる選手の動向の取材も兼ねてます」
「なるほど。カフェでいいかな?」
ユキ「はい」
ほんま、可愛いな
まつ毛は長いし、目は大きいし
身長はあたしより低いけど…
足はあたしより長い
「ん?」
ユキ「あ、すみません!以前お会いした時より、ふっくらされました?」
「?!」
え…
な、何?
「や…やっぱり…やっぱり…うっ…」
突然泣き出した?!
ユキ「あの…」
「そうです…そうですよ。留学中に自炊にハマり、そのご飯が美味しすぎるが故に食べ過ぎましたよ!そして5kgも太りましたよ!」
ユキ「5kg?!」
あ…やば…
「ただのマネージャー特集じゃだめですか?!」
忍足リリがあたしの両手を掴む
ユキ「いや、大丈夫。うん。充分可愛いから…その、何かごめん」
いいんです!いいんです!
お世辞はいいんです!
と、忍足リリは頭をかかえてる
「ハッ!写真はナシで!うん!それで行こう!あ、何飲む?」
ユキ「え?あの、写真ないのは困るんですけど」
「やっぱカフェモカやんな!いや、今太った言われたとこやし、やはりカフェオレ?それじゃあんま変わらん?と、なるとストレートティー?うーん」
聞いてへんし…
「ユキさん何にする?」
ユキ「あたしは…メニュー豊富!」
「そやねん!そやねん!悩むやろ?」
え?何で?ここ合宿所やんな?
ユキ「えーっと…うーん」
「あ!梅昆布茶で!」
渋!
「え?ない?そっか。じゃあソイラテ下さい」
ユキ「あ、あたしも同じもので」
やっとこさ、席について一息
が…
ユキ「それ…何ですか?」
「え?これ?砂糖未使用のフルーツケーキやで!」
凄いキラキラした笑顔で言われて、何も言えへん…
「じゃ!インタビュー始めて下さい!何でも答えるよ!」
ユキ「ありがとうございます。それじゃあ…」
マドンナの研究Ⅲ
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