俺のマドンナ
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たく、何の連絡もなしに帰ってきて
突然合宿所に現れて
何がただいまだ!
しかも!幸村くんは知ってたとか…
俺はなんだってゆーんだよ!
丸「だぁ!もうっ!」
桑「な、何だよ」
リリをベッドに寝かせたジャッカルがビビりながら俺をみた
丸「ムカつくんだよ」
桑「んぁ?あ、あぁ…リリか?」
たく、呑気に寝やがって
丸「帰ってくるなら教えるだろ?ふつー」
桑「そんな暇もなかったんじゃねぇか?幸村も知ったのはリリ本人からじゃなく、榊監督からだって言ってたし」
丸「へ?」
桑「確か、こいつのデータを送るように連絡が来て知ったみたいだからな」
データ?
丸「何のデータだよ?」
桑「柳のデータだよ」
何でんなもん…
桑「忍足も帰国する2日前に榊監督から家に連絡が来て知ったって」
丸「忍足もかよ?」
桑「まぁ、元々マネージャーは呼ばれてねぇみてぇだからな。榊監督が話を強引に通したって言ってたけど」
丸「ふーん」
机にある写真立てを手に取る
丸「ま、じゃあしゃーねぇか」
桑「はっ!」
丸「ん?」
ジャッカルがリリを見て涙ぐんだ
丸「どーしたよぃ?」
桑「こいつ…俺のあげたお守りを…」
は?
覗くと、留学前にジャッカルが渡したブラジルのお守りを首に下げてるのが見えた
丸「よかったな」
桑「おぉ…なんだかんだ言ってこいつ、俺の事…ちゃんと…」
丸「どんなけ嬉しいんだよ」
まぁ、あいつのジャッカルの扱いは下僕みてぇなとこがあっから、しゃーねぇ…のか?
桑「ん?」
ジャッカルが俺が手にしてる写真立てを取り上げた
丸「何だよ?」
桑「こ、こいつ…」
丸「あ、その写真な。お前が撮ってたんだよな?よかったな。ちゃんと写ってて」
桑「何でだよ!」
写真立てに入っていたのは全国大会でリリが他の学校の奴らにも声をかけて並んで撮った写真だ
ここに来てる他校のやつらもほとんど写ってる
残念ながら、ジャッカルはシャッター係を頼まれ、入れなかったんだけど
リリが不憫に思ったのか、ジャッカルの生徒手帳の証明写真が丸く切られて右下の方に貼られていた
桑「普通上だろ!何で下なんだよ!」
「ん~、うるさい…ハゲ…」
丸「だってよ」
桑「くそ!」
ジャッカルは写真を剥がすと右上に貼り替えた
丸「ほら、俺らも部屋戻るぞ」
桑「お、おぉ…覚えてろよ」
捨て台詞を言いながら、部屋を出るジャッカルに笑いながら、俺も部屋を後にした
丸「また、明日な。リリ」
マドンナと下僕