俺のマドンナ
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丸「げ…」
侑「あれ?丸井やん」
本屋に入ると、氷帝の制服を見つけた
なんとなく避けるように通路を変えたのに、見つかってしまった
侑「珍しいなぁ、丸井が本屋て」
丸「本屋くらい用がありゃ来るだろ」
普段はリリがいるから、こいつと2人はなんか気まづい
侑「あ、丸井」
丸「なんだよ」
侑「今から時間あるか?」
丸「は?なんで⁇」
侑「お前とは一回ゆっくり話してみたいと思とったんや」
いやな予感がする…
侑「でも、まぁそれはまた、今度でえぇやんけど」
丸「?」
侑「今から謙也が白石と氷帝来んねん」
丸「大阪から?」
侑「そや。正式に来るわけやないんやけど、観光ついでにな」
丸「へぇ…で?」
侑「お前が来たら、ジローがやる気出しよるしな」
あぁ、なるほどな
丸「わりぃけど、ウチは野試合禁止なんだよ」
侑「遊びくらい大丈夫やろ。ほな…ちょっと待っとって」
そういうと携帯を取り出し電話を始める
丸「…」
待ってる間に自分の目的を終えると自動ドアが開いた
謙「あれ?丸井やん!」
蔵「ん?ほんまや!久しぶりやな!」
入って来たのは大阪の忍足と白石
謙「奇遇やなぁ!侑士見んかった?」
丸「忍足なら」
侑「丸井、待たせてすまんかった。なんや、合流しとったんか」
謙「合流?」
蔵「え?丸井君も氷帝来てくれるん?」
丸「いや、俺は」
そう言いかけた時、携帯が鳴った
-遊びだとしても、負けは許さん‼-
これは…
侑「許可でたか?」
丸「真田に連絡してたのかよぃ」
侑「跡部に頼んでもらったんや」
謙「そーか!そーか!ほな、丸井‼浪速のスピードスターの実力、見せたるわ‼お前とは一度試合したかったんや!」
うわぁ…
だる。
蔵「丸井君も一緒に行けるんや!楽しみやわぁ!」
丸「いや、俺は」
侑「リリとられてみんなお前には一回ギャフンと言わせたいからな」
丸「なっ」
謙「そーや!逃がさへんで!」
マジかよ…
何でこうなるんだよ!
蔵「丸井君もせっかくやし一緒に行こうや」
丸「わかったよ」
謙「ほっほんまか‼」
なぜか嬉しそうにいう大阪の忍足
蔵「手合わせしたって、ごめんな?」
丸「俺の天才的プレー見せてやるよ」
なんて言ったものの…
大阪の忍足、ジロー君、日吉の相手をする羽目になり
普段の練習より疲れる事になった
侑「俺とも試合して欲しかったわ」
謙「丸井!俺に勝ったからってリリの事許したわけやないからな!」
丸「はいはい」
蔵「丸井君、次は俺ともしよな!」
日「丸井さん、次は絶対に負けませんよ!」
下剋上だ!とかなんとか言う日吉
跡「ライバルが多くて大変だな」
丸「ライバル?」
跡「俺にも勝てるように、練習しておくんだな」
丸「お前は真田としときゃいいだろ」
俺なんか眼中ねぇだろうが
跡「フン、リリの話となれば別だ」
丸「どーいう意味だよ?」
跡「敵は外にもいるって事を忘れんじゃねぇ」
丸「前から薄々思ってたけど…まさか…」
跡「アーン?気づいてなかったのか?俺は欲しいものは手に入れる」
いやいやいや‼
跡「必ずな」
丸「マジかよ…」
立海の奴らだけでも面倒なのに…
丸「おい!」
先を歩く、忍足、白石、跡部、日吉、ジロー君、向日、宍戸、鳳、樺地が一斉に振り返る
丸「リリはぜってぇ渡さねぇからな!」
跡「言うじゃねぇか」
侑「俺かてお前らなんかに渡す気ないわ」
謙「俺もじゃ!」
宍「バカじゃねぇの?」
鳳「リリさんは素敵な女性ですからね、俺も好きですよ!丸井さん!」
丸「は?え?」
向「何だよ!長太郎もリリが好きなのかよ!」
日「リリさんを手に入れたら、一気に下剋上か…」
蔵「丸井君、俺ももう逃げんとくわ」
跡部以外の氷帝の奴らの発言だけでもダメージがでかかったのに、白石に爽やかに宣言され…
その夜は眠れなかった
正直、白石はマズイ…
次の日、テニスで勝負!とか言い出された時のために、柳に練習メニューを強化してもらう事になった
桑「なんで俺まで…」
もちろん、ジャッカルも一緒に
とんでもない彼女をもったな
と、思いつつも譲る気はさらさらない
丸「ジャッカル!ぜってー負けねぇからな‼」
桑「俺にか?」
丸「誰にもだよ!」
幸「いい心構えだね。ブン太、楽しみにしているよ」
微笑む幸村君
氷帝だろーが、四天宝寺だろーが、負けるわけにはいかない
神の子だろうが、絶対にあいつは守ってみせる
空を見上げると、秋の澄んだ空気が肌寒く感じた
ライバル